最近、「自分らしく生きる」という言葉をよく耳にしますが、その本当の意味を理解している人は意外に少ないのが現実です。
多くの人は「自分らしく生きる」と聞くと、好きなことをして自由に生きることだと考えがちですが、それだけでは本当の意味で「自分らしさ」にたどり着くことはできません。
私が2000人以上のキャリア支援を通じて見てきたのは、真に自分らしく生きている人々の共通点です。それは単なる表面的なものではなく、心の深い部分で確固たる軸を持っている人たちに共通する特徴でした。
例えば、
・自分の判断基準がしっかりしている
・高い自己肯定感を持っている
など、成功を収めた人たちに共通する特徴が見えてきたのです。
この記事では、実際に自分らしく生きている人たちから浮かび上がった10の共通点を紹介し、さらにその実践法をお伝えします。また、同時に多くの人が陥りがちな落とし穴についても触れます。
「このままで本当にいいのか?」という漠然とした不安を抱えている方にとって、この記事が自分らしい生き方を見つけるためのきっかけになることでしょう。最後までじっくりお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
10年以上2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
自分らしく生きる人の10の特徴
自分らしく生きるとは、自分が大切にしていることややりたいことを大事にし、それに基づいて日々の行動や生活をすることです。
まずは、そんな「自分らしく生きる人」に共通する10の特徴を紹介します。
順に解説しますね。
1.自分の価値観を大切にしている
自分らしく生きている人の特徴の1つ目は、自分の価値観を大切にしていることです。
彼らは「これだけは譲れない」という強い想いを持っています。それは、お金や地位よりも大切なものです。
例えば、家族との時間や自分の夢の実現など、何が自分にとって本当に大切かをしっかりと理解しています。
たとえ周りから反対されても、その価値観を貫きます。自分の心に従い、他人の期待に振り回されることはありません。
ときには反対の声を受けることもありますが、彼らは迷うことなく、自分の道を進んでいきます。それが、本当に自分らしい生き方だと知っているからですね。
2.自分の判断軸をきちんと持っている
自分らしく生きている人の特徴の2つ目は、自分の判断軸をきちんと持っていることです。
「これをやるべきか、やめるべきか」と迷う場面があっても、彼らにはその選択を導く基準があります。それは長年の経験や、自分自身の価値観から培った「自分だけのものさし」です。
人の意見も大事にしながらも、最終的に決断を下すのは自分です。ただ、これは“頑固”とは違います。素直に良い意見を受け入れて学び、ベストな判断ができるよう努力している特徴があります。
3.自己肯定感が高い
自分らしく生きている人の特徴の3つ目は、自己肯定感が高いことです。
彼らは「完璧な自分」を目指すのではなく、むしろ「不完全な自分」をそのまま受け入れている。得意なことも苦手なことも、すべて含めて自分だと認め、肯定しています。
失敗しても自分を責めません。むしろ、次にどうすればより良くなるかを考えて前を向きます。
他人と自分を比べて落ち込むこともなく、「自分は自分、人は人」としっかり理解しています。
4.自分の強みと弱みを理解している
自分らしく生きている人の特徴の4つ目は、自分の強みと弱みを理解していることです。
「ここは得意だ」「ここは苦手だ」としっかり認識しており、それを活かす方法を知っています。得意な分野は積極的に活かし、苦手なことについては素直に受け入れて他の人に助けを求めることもあります。
自分の強みと弱みを理解しているからこそ、無理をせず自分のやり方で進むことができるのです。また、チームでの仕事でも、他の人の良さを引き出して、協力することができます。
5.やりたいことを実行する行動力がある
自分らしく生きている人の特徴の5つ目は、やりたいことを実行する行動力があることです。
「いつかやりたい」とは言いません。まずは一歩を踏み出します。やらなかった後悔よりも、やってみた結果を大事にしているのです。
もちろん、無計画で突っ走るわけではありません。むしろ、しっかりと計画を立て、準備を整えた上で、着実に進んでいきます。
6.自他の意見をバランスよく取り入れる
自分らしく生きている人の特徴の6つ目は、自分と他人の意見をバランスよく取り入れることです。
自分の考えを持ちながらも、他の人の意見にも耳を傾けます。「自分と違う考え方」を否定するのではなく、それを新しい発見として受け入れます。
ただし、良いと思った意見は取り入れますが、違うと感じたら丁寧にお断りします。自分にとって必要な情報を選び取る力を持っているということです。
7.他人の行動に左右されない軸がある
自分らしく生きている人の特徴の7つ目は、他人の行動に左右されない軸があることです。
「みんながやっているから」とか、「あの人が成功したから」という理由では動きません。流行や周りの意見に流されることなく、自分が納得できる選択をします。
ただし、これは世間と反対の道を行くという意味ではありません。「みんながやっているから」という理由で動くのではなく、「自分がそうしたいから」という納得の上で行動するのです。
8.仕事に対して主体的に取り組む
自分らしく生きている人の特徴の8つ目は、仕事に対して主体的に取り組むことです。
ただ仕事をこなすのではなく、もっと良くするためにどうすればいいかを考えます。自分なりの工夫や改善を加え、仕事を自分らしくしていきます。
どんなに辛い仕事でも「やらされている」とは考えません。自分が選んだ仕事として、責任を持って取り組みます。
9.心と体の若さを保っている
自分らしく生きている人の特徴の9つ目は、心と体の若さを保っていることです。年齢に関係なく、新しいことへの興味を失いません。
「もう歳だから」と諦めることなく、やりたいことに積極的に挑戦します。
毎日を楽しみながら過ごし、自然と表情が明るく、エネルギッシュな印象を与えることができるのです。
10.継続的な自己更新を行っている
自分らしく生きている人の特徴の10つ目は、常に自己更新を行っていることです。
昨日の自分よりも、今日の自分が少しでも成長できるように、学び続けます。新しい経験を積極的に求め、それから学びを得ています。
無理に自己啓発をするわけではなく、自分のペースで少しずつ成長していることが特徴です。
2000人の指導から見えた成功パターン
10年以上にわたり2000人を超える方々と向き合ってきた中で、「自分らしく生きる」ことに成功している人には、はっきりとしたパターンがありました。
ここからは、その具体的な成功パターンをお伝えします。
自分らしく生きることの真の意味
「好きなことをする」これは、自分らしく生きることの一部でしかありません。
本当の自分らしさとは、日々の小さな選択の積み重ねの中にあります。朝起きてから夜寝るまで、私たちは実に多くの選択をしています。
その一つ一つの選択で「これは自分の価値観に合っているか」と問いかけ、自分の心に正直に従う。それが自分らしく生きることの本質です。
たとえば、仕事で重要な判断を迫られたとき。周りの意見に流されるのではなく、自分の信念に基づいて決断を下す。その選択に責任を持つ。これが自分らしく生きるということです。
なぜ人は自分らしさを失うのか
多くの人が「このままでいいのか」という漠然とした不安を抱えています。なぜ、こうなってしまうのでしょうか。
- 主な理由は3つあります。
1つ目は「周りの期待」です。家族や会社、社会からの期待に応えようとするあまり、自分の本当の想いを脇に置いてしまいます。
2つ目は「成功の思い込み」です。社会が描く成功像(高収入、出世、結婚など)を自分の目標と思い込んでしまい、本当にやりたいことが見えなくなります。
3つ目は「失敗への恐れ」です。新しいことに挑戦する勇気を失い、現状維持を選んでしまいます。それが次第に「これが自分らしさ」という思い込みになっていきます。
自分らしさを失う理由 | 改善のポイント |
---|---|
周りの期待に応えようとする | 自分の価値観を明確にし、優先順位をつける |
社会的な成功像にとらわれる | 自分なりの成功の定義を持つ |
失敗への恐れから挑戦しない | 小さな一歩から始める習慣をつける |
自分らしく生きる人の思考プロセス
では、実際に自分らしく生きている人は、どのように考え、決断しているのでしょうか。特徴的なのは「問いかけ」の習慣です。
重要な決断の前には必ず「これは本当に自分のやりたいことか」と自問します。単に損得だけでなく、自分の心が喜ぶかどうかを基準にするのです。
また、行動を起こす前に「今の自分にできることは何か」と考えます。理想と現実のギャップを認識した上で、着実に一歩を踏み出していきます。
さらに、結果が出た後も「これで良かったのか」と振り返ります。たとえ失敗しても、その経験を次につなげる思考習慣があるのです。
このような思考プロセスは、一朝一夕には身につきません。しかし、意識して続けることで、徐々に「自分らしい判断」ができるようになっていきます。
私が出会ってきた多くの方々も、最初から完璧だったわけではありません。日々の小さな選択から、少しずつ自分らしい生き方を築いていったのです。
自分らしく生きているか?診断チェック
では、ご自身は現時点でどのくらい自分らしく生きられているでしょうか。以下の診断で、現在の状態を確認してみましょう。
1. 大切にしている価値観があり、それを日々の選択に活かしている
2. 重要な決断の際、自分なりの判断基準を持っている
3. 失敗しても、それを次への学びとして前向きに捉えられる
4. 自分の得意なことと苦手なことを明確に理解している
5. やりたいと思ったことは、小さなことでも行動に移している
6. 他人の意見も聞きつつ、最終的な判断は自分で下している
7. 周りの流行や評価に流されず、自分の価値観で選択している
8. 仕事で自分なりの工夫や改善を加えることができる
9. 年齢に関係なく、新しいことに興味を持って挑戦している
10. 昨日の自分より今日の自分が少しでも成長できるよう意識している
11. 他人の評価に一喜一憂せず、自分の基準で物事を判断できる
12. 周りと違う選択をしても、自分の決断を信じることができる
この診断結果に一喜一憂する必要はありません。大切なのは、現在の立ち位置を知り、これからどう変化していくかという部分です。では、自分らしく生きるための具体的な方法を見ていきましょう。
自分らしく生きるための10の実践法
いよいよ、「自分らしく生きる方法」をお伝えします。これは、より豊かで満足感のある人生を手に入れるための具体的なアプローチです。
「変わりたいけど、何から始めたらいいのかわからない…」
そんな方でも、ひとつずつ取り入れていけば、少しずつ自分らしい生き方ができるようになります。では、順番に見ていきましょう。
価値観を深掘りする
自分らしく生きるための実践法の1つ目は、価値観を深掘りすることです。 要は、何を大事にしたいか考えること。
私たちは日々、多くの選択をしています。どんな仕事をするか、誰と付き合うか、どんな生活を送るか…。この選択が「なんとなく」になってしまうと、気づけば他人の価値観に流され、自分らしさを失ってしまうことがあります。
だからこそ、自分の価値観をはっきりさせることが大切です。「自分が何を大切に思い、どう生きたいのか?」がはっきりしていれば、迷いが少なくなり、自然と自分らしい選択ができるようになります。
まずは、紙に「絶対に譲れないこと」を書き出してみましょう。家族との時間、挑戦すること、自由な働き方… 何でも構いません。書き出していくと、「あ、自分はこういう生き方を大切にしたいんだ」と気づくことができます。
さらに深く掘り下げたい方は、以下の記事で12の質問を使ったワークを試してみてくださいね。
▶ 価値観の見つけ方完全ガイド|プロ直伝70の質問と実践ワーク
自己肯定感を高める
自分らしく生きるための実践法の2つ目は、自己肯定感を高めることです。自己肯定感とは、簡単に言えば今の自分をそのまま受け入れる感覚のことです。
「こんな自分じゃダメだ…」「どうせ私なんて…」と思うことはありませんか?
もしそうなら、自己肯定感を高めることで、もっと自信を持って生きられるようになります。
自己肯定感が高い人は、失敗しても「ダメだった」と落ち込むのではなく、「この経験から何を学べるだろう?」と考えます。そのおかげで、新しいことにどんどん挑戦でき、結果的に成功のチャンスが増えるのです。
では、どうすれば自己肯定感を高められるのでしょうか?
まずは、「できなかったことや失敗したこと」は意識的にスルーし、「自分ができたこと」に意識を向ける習慣をつけるのがおすすめです。
1日の終わりに「今日うまくいったこと」を3つ書き出すだけでも、少しずつ「自分は意外と頑張っている」と感じられるようになります。
ただ、実践するのは意外にむずかしいものです。なぜなら、失敗などの辛い経験が記憶に残るネガティブ・バイアスという本能的な心理作用が働くから。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。
長所や短所を理解する
自分らしく生きるための実践法の3つ目は、長所や短所を理解することです。
自分の強みを活かし、苦手なことは無理せず対処する。この意識を持つだけで、ストレスが減り、無理なく成長できます。
わかりやすく例えると、人と話すのが得意な人は、営業や接客の仕事が向いているかもしれません。一方で、一人でじっくり考えるのが好きな人は、研究やクリエイティブな仕事が合うかもしれません。
自分の強みを知っていれば、「自分に合った選択」ができるようになります。
「でも、自分の長所がよくわからない…」という方のために、長所の見つけ方をまとめた記事があります。よかったら参考にしてみてください。
▶長所が思いつかないときの見つけ方【短所に目が向き過ぎです】
自分らしさを活かす仕事をする
自分らしく生きるための実践法の4つ目は、自分らしさを活かす仕事をすることです。
仕事は人生の大きな割合を占めるものだからこそ、「自分に合った仕事」を選ぶことが、充実した毎日を送るカギになります。
なぜなら、自分の価値観や得意なことに合った仕事をしている人は、仕事そのものに意義を感じ、モチベーションを保ちやすいからです。
逆に、興味が持てない仕事や、自分の特性と合わない仕事を続けていると、どれだけ努力してもストレスが溜まり、エネルギーが削られてしまいます。
「でも、自分らしさを活かせる仕事ってどうやって見つければいいの?」と悩む方もいるかもしれません。
そんなときは、「どんな仕事をしたいか?」ではなく、「どんな働き方をしたいか?」から考えてみるのがおすすめです。
例えば…
- 人と話すのが好きなら → 接客業や営業
- コツコツ作業するのが得意なら → データ分析やライティング
- 自由な時間がほしいなら → フリーランスやリモートワーク
このように、自分の価値観や特性に合う働き方を知ることで、「自分らしく働ける仕事」が見えてきます。
また、今の仕事の中で「自分らしさ」を発揮する工夫をするのもひとつの方法です。
例えば、「自分の強みを活かせる業務に関わる」「自分らしい働き方ができる環境に異動願いを出す」など、少しずつ仕事を調整していくのも良いでしょう。
「自分に合った仕事を見つけたい」と思った方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ 自分らしく生きる仕事の見つけ方|プロが教える7つの選び方
新しい経験を重ねる
自分らしく生きるための実践法の5つ目は、新しい経験を重ねることです。
私たちは過去の経験や環境によって、ものの見方や価値観が決まっています。しかし、新しい経験をすることで、その枠を超え、今まで気づかなかった自分の可能性に出会うことができます。
「これは自分には向いていない」と思い込んでいたことが、実は楽しく感じられたり、「こういう世界もあるんだ!」と視野が広がったりすることもあります。
特におすすめなのは、有料のセミナーや講座に参加すること。なぜなら、こうした場には、自ら学びを求め、行動する意欲のある人たちが集まっているからです。
彼らと話すことで、今まで考えたことのなかった視点に触れたり、新しいアイデアを得たりすることができます。そうした刺激が、自分自身の価値観を広げるきっかけになるでしょう。
大切なのは、「完璧な選択をしよう」と慎重になりすぎず、「まずはやってみる」という気持ちを持つこと。実際に経験してみないと、本当に自分に合うかどうかはわかりません。
最初は小さなチャレンジで構いません。行動を起こすことで、人生の選択肢はどんどん広がっていきます。
▶未経験で怖いと思うことに挑戦する秘訣|臆病な人も安心!未経験仕事に転職を成功させたい人へ
自分で決める経験を重ねる
自分らしく生きるための実践法の6つ目は、自分で決める経験を重ねることです。
「どうしよう…」と悩んだとき、つい誰かに答えを求めたくなることってありますよね。もちろん、他人の意見を参考にするのは大切ですが、最終的な決断は自分でする習慣をつけることが、自分らしい人生を歩む第一歩です。
なぜなら、自分で決めたことには納得感があり、後悔しにくいから。反対に、誰かの意見に流されて決めたことは、「本当にこれでよかったのかな…」と後悔しやすくなります。
「でも、自分で決めるのは怖い…」と思う人もいるかもしれませんね。そんなときは、小さな決断から練習するのがおすすめです。
たとえば、「次の旅行はどこに行こうか」「週末の過ごし方を決める」など、難易度は関係ありません。少しずつ「自分で決める」習慣をつけることで、大きな決断も怖くなくなっていきます。
「決断するのが苦手…」という方へ、決断力を鍛える方法をまとめた記事があります。
やらないことを決める
自分らしく生きるための実践法の7つ目は、やらないことを決めることです。
「もっと自分らしく生きたい!」と思ったとき、多くの人は「何をするべきか?」に意識を向けがちですが、実は「何をやらないか?」を決めることも同じくらい重要です。
なぜなら、時間やエネルギーには限りがあるから。やりたくないことに時間を奪われてしまうと、大切なことに集中できません。
たとえば、こんな「やらないことリスト」を作るのもおすすめです。
- 興味のない飲み会には参加しない
- 心がざわつくSNSを見ない
- 苦手なことを克服しようとしない
「やらないことを決める」と、本当にやりたいことがクリアになり、より充実した毎日を過ごせるようになりますよ。
他人からの好評価を受け入れる
自分らしく生きるための実践法の8つ目は、他人からの好評価を素直に受け入れることです。
「すごいね!」「よく頑張ったね!」と言われたとき、つい「いやいや、そんなことないですよ」と謙遜してしまうこと、ありませんか?
もちろん、謙虚な姿勢は大切ですが、人からの評価を素直に受け入れることも、自分を大切にすることのひとつです。なぜなら、他人の視点から見た「強み」に気づくチャンスだから。自分では「普通」と思っていたことが、実は大きな才能だった…ということもよくあります。
次に誰かに褒められたら、「ありがとう!」と笑顔で受け止めてみましょう。*それだけで、少しずつ自己肯定感も高まっていきますよ。
▶ 自分の評価は他人が決める件【他人と比べてしまう人に朗報】
自分の更新を続ける
自分らしく生きるための実践法の9つ目は、自分の更新を続けることです。
「これが自分らしさだから」と決めつけてしまうと、成長のチャンスを逃してしまうことがあります。私たちは環境や経験によって変わっていくもの。だからこそ、「今の自分」に合ったアップデートを続けることが大切です。
例えば…
- 新しいことに挑戦してみる(興味のある資格を取る、趣味を増やす)
- 自分の価値観を定期的に見直す(昔好きだったことが、今も好きとは限らない)
- いろいろな人と話し、異なる視点を取り入れる
自分の変化を楽しみながら、柔軟に「自分らしさ」を更新していきましょう。
▶ 自分をアップデートする15の方法 |意味と実践テクニック
第三の大人に伴走してもらう
自分らしく生きるための実践法の10つ目は、第三の大人に伴走してもらうことです。「第三の大人」とは、家族や友人、職場の同僚とは違う、客観的な立場でアドバイスをくれる存在のこと。
なぜ大切なのか?
身近な人の意見だけでは、どうしても偏りが出てしまうからです。
たとえば、家族や友人はあなたを心配するあまり、「そんなの無理だよ」「やめたほうがいい」とブレーキをかけることがあります。
しかし、第三の大人はフラットな視点で自分を見てくれるので、時には思いがけない視点を与えてくれることも。
誰を頼るかで、人生の選択肢は大きく変わります。身近に第三の大人が見当たらない場合は、こちらに参加すると専門家から客観的な評価を得られます。
自分らしい生き方を阻む5つの要因
「自分らしく生きたい」と思っていても、思うように行動できないことがあります。それは、自分の中にある「無意識のブレーキ」が原因かもしれません。
このブレーキに気づき、手放すことで、より自然体で生きられるようになります。ここでは、自分らしい生き方を妨げる5つの要因を紹介します。当てはまるものがないか、チェックしながら読んでみてください。
1. 過度な自己否定
自分らしい生き方を阻む要因の1つ目は、過度な自己否定です。
「自分なんて…」「どうせ私には無理」といった言葉を、無意識のうちに繰り返していませんか? こうした自己否定が習慣になると、自分の価値を低く見積もり、本来の力を発揮できなくなります。
特に、「自分の意見を持つより、周りに合わせたほうがいい」と思い込んでいると、自分の感情や考えを抑え込むことが増えます。これが続くと、自分が何をしたいのか分からなくなり、「誰かのために生きている」状態に陥ってしまいます。
でも、失敗や欠点があることと、自分の価値が低いことは別の話。まずは、「できなかったこと」ではなく、「できたこと」に目を向ける習慣をつけましょう。
詳しい改善方法はこちらで解説しています。
▶ 成長を促す自己否定とダメにする自己否定の違い|原因と改善法も徹底解説
2. 完璧主義への執着
自分らしい生き方を阻む要因の2つ目は、完璧主義への執着です。
「100点じゃないと意味がない」「ミスをしてはいけない」と思い込んでしまうと、どんな行動にもプレッシャーがかかり、自由に動けなくなります。
たとえば、「もっと準備してから始めよう」と考えすぎて、結局何もできないまま時間が過ぎてしまう。これは、完璧を求めるあまり、行動するチャンスを失っている状態。
大切なのは、「完璧じゃなくても大丈夫」と自分に許可を出すこと(最初は無理やりにでも)。 80%の出来でもOKと思えるようになると、気持ちが軽くなり、行動のハードルが下がります。
「完璧主義を手放したい」と思った方は、こちらの記事を参考にしてください。
3. 他者依存の思考パターン
自分らしい生き方を阻む要因の3つ目は、他者依存の思考パターンです。
「みんながこうしているから」「周りが反対するから」と、自分の気持ちよりも他人の意見を優先しすぎていませんか?
もちろん、他人の意見を参考にすることは大切です。でも、それが習慣になると、自分で考え、決断する力が鈍ってしまいます。そして、いつの間にか「本当は自分がどうしたいのか」が分からなくなってしまうのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
先ほど書いたことの繰り返しになりますが、小さなことでも「自分の意志で決める練習」をしてみましょう。どうしても他人に「流されやすい」と感じる方は、こちらの記事を参考にしてください。
▶ 周りに流されないための7つの特徴と10の方法【決断力を高める秘訣】
4. 失敗を過度に恐れる心理
自分らしい生き方を阻む要因の4つ目は、失敗を過度に恐れる心理です。
「失敗したらどうしよう…」と考えすぎて、挑戦できないことはありませんか? でも、実は、失敗を恐れることこそが、自分の成長を止めてしまう原因になっているのです。
たとえば、新しい仕事に挑戦したいのに、「うまくできなかったら恥ずかしい」と思って一歩を踏み出せない。人間関係で「嫌われたくないから」と自分の本音を言えない…。こうした恐れが、自分らしい生き方を邪魔します。
でも、よく考えてみてください。何をするにしても誰もが最初は初心者です。失敗は成長のために必要なプロセスですよね。失敗を重ねながらスキルアップしたはずなんです。そこで、「失敗を経験したからこそ、より良い選択ができる」と考えると、気持ちが楽になります。
「失敗が怖くて動けない…」と感じる方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
▶ 失敗が怖い!動けない原因と対処法|失敗から得られるもの10選
5. 見せかけの自分を作る習慣
自分らしい生き方を阻む要因の5つ目は、見せかけの自分を作る習慣です。
「本当の自分を見せたら、嫌われるかもしれない」「弱い部分を知られたくない」 そんな思いから、必要以上に自分を大きく見せたり、強がったりしてしまうことはありませんか?
でも、それを続けていると、「本当の自分」を隠し続けることになり、結果的に苦しくなってしまいます。
周囲に合わせた自分を演じるよりも、自分らしく振る舞うほうが、心の負担が少なく、人間関係もスムーズになります。
そして、不思議なことに、本音で生きるようになると、自分と価値観の合う人が自然と周りに集まってくるのです。
「他人の目を気にせず、自分らしく生きたい」と思った方は、以下の記事を読んでみてください。
▶ ありのままの自分を受け入れる方法【自分の完璧を手放す秘訣】
自分らしく生きられる世界【体験談】
この記事を書いている私は、かつて自分らしさとは無縁の20代、30代を過ごしていました。
毎朝、目覚めるたびに感じる憂鬱な気分。仕事に行くのが嫌で、無理に自分を奮い立たせていた日々。そんな中で、日常的に感じていた妙な焦り。「このままでいいのか?」という不安と、「じゃあ、何をすれば自分らしく生きられるんだろう?」という答えの見えないモヤモヤ…。
「自分が思い描く未来」にたどり着けないそのもどかしさ。毎日がただ過ぎていくだけのように感じていました。
私が見つけた強みは、「人がどんな人生を歩んできたのかを深く知りたくて、何時間でも話を聞いていたい」ということ。 これは私の自然な好奇心と情熱から生まれた強みでした。そして、それを活かして「人生ストーリーから、その人の強みや価値を引き出すメソッド」を開発しました。
今では、このメソッドを通じて、自分をもっと成長させたいと願う女性たちに支えられ、14年もの間、途切れることなく「自分力活用講座」を続けています。
だからこそ、心から伝えたい。 自分を見つめ直し、自分にしかない強みを発見して、その価値を理解することが、どれほど大切なのか。自分らしく生きることの本当の意味を理解することで、毎日は本当に楽しくなります。
今では、朝目覚める瞬間からワクワクが広がり、毎日が心から楽しみで仕方ありません。
あなたも、もし今、そんなモヤモヤした気持ちを抱えているなら、自分を見つめ直す時間を大切にしてみてください。自分の強みを見つけ、その価値を理解することで、きっと「自分らしい生き方」が見えてくるはずです。
まとめ:自分らしく生きるためのアクションプラン
ここまで、自分らしく生きるための具体的な特徴と実践法をお伝えしてきました。多数の指導の中で分かったことは、「知識」だけでなく「実践のためのツール」が必要だということ。
自分らしく生きるための第一歩は、まず自分自身を深く理解することです。そのために、10年の歳月をかけて作り上げた「自分の見つめ直し完全マニュアル」をご用意しました。
このマニュアルには、以下の実践ツールが含まれています。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
「自分らしく生きたい」
その想いが心の中にあるからこそ、ここまで読んでくださったのだと思います。
確信していることがあります。それは、誰もが必ず「本当の自分の輝き」を持っているということ。ただ、その輝きに気づいていないだけなのです。
私自身、20代、30代は毎日が憂鬱で、朝が来るのが怖いほどでした。「このままでいいのか」という不安と、「でも何をすればいいのか分からない」というモヤモヤ。その気持ち、痛いほど分かります。
だからこそ、お伝えしたいのです。今の状況は、必ず変えられます。
心と丁寧に向き合い、小さな一歩を踏み出すこと。それが、人生を変える第一歩になるはずです。その一歩を踏み出すお手伝いができることが、何よりの喜びです。
素敵な人生を歩めることを、心から願っています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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