失敗恐怖症という言葉があるくらい、失敗を極度に怖がる人も少なくないです。
失敗は必ずしも恥ずかしいものや不安を感じるものではないのですよ。実際、失敗にはさまざまな価値が隠されています。
「ウソでしょ?」と思うかもしれませんが本当です。この記事を書いている私も、失敗から得られるものを痛感し、行動する勇気を持てるようになりました。
ちなみに、失敗の恐怖をまったく感じないのはリスクです。
命を失う危険もあります。これは大げさな話ではありません。適切に失敗に向き合い、学び取ることでより安全かつ前向きな生活を実現できます。
このような視点による情報があまり知られていないので、私がこの記事で詳しく紹介します。
多くの人が持つ、失敗に対する誤った認識。この記事を読めばその認識が変わることでしょう。
読み終えるころには、失敗の怖さもスッと和らぐと思います。
また文末には、お役立ちツールや耳寄りな情報も紹介しています。仕事に役立つ情報も満載なので、最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちの悩みに10年以上向き合ってきました。
失敗が怖かった人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
失敗が怖くて動けなくなる5つの原因
失敗が怖くて動けなくなる原因について解説します。「失敗は悪いもの」という思い込みを消すために大切な予備知識ですよ。
次のとおりです。
- 失敗が怖くて動けなくなる5つの原因
- 危険予知能力が働くから
- 他人の目が気になるから
- 損すると思っているから
- 辛い思いを引きずっているから
- 完璧主義の性格だから
順に解説しますね。
原因1:危険予知能力が働くから
失敗が怖くて動けなくなる原因の1つ目は、私たちが持つ危険を察知する防衛本能の働きによるものです。
たとえば、目の前に崖があれば、自然と身を守るために近寄らないでしょう。
この感覚は、失敗のあとの状況を想像して、危険を感じるスイッチがONになるため。この反応は、危険を避けるための本能的なものです。
危険から身を守る防衛本能です。安全に生きるために必要なのですよ。
原因2:他人の目が気になるから
失敗が怖くて動けなくなる原因の2つ目は、他人の目が気になるからです。
誰しも「失敗して笑われた」「失敗して叱られた」「失敗して恥ずかしい」などの経験があるでしょう。
これらの背後には、「他人の目」が関係しています。他人の目が突き刺さり、心の痛みをシクシク感じる瞬間です。
これらを感じる瞬間も、身を守るための本能的な反応の一部。
つまり、他人の目が気になるのも、失敗への恐れと関連しているのです。
「他人の目」も、失敗が怖くなる原因のひとつです。
原因3:損すると思っているから
失敗が怖くて動けなくなる原因の3つ目は、失敗すると損してばかりで得するものはないと思い込んでいるからです。
ところが、実際には、失敗は成長するために大切なステップです。
考えてみればわかります。
つまり、成功するまでの過程には、失敗が必ず含まれているということです。
成功への道すじには、失敗という中継地点が必ずあるということですね。
原因4:辛い思いを引きずっているから
失敗が怖くて動けなくなる原因の4つ目は、過去の辛い経験や挫折を引きずっているからです。
以前の失敗がトラウマとなり、同じ失敗を繰り返すのではないかという不安から、新しいことに挑戦するのを避けてしまいます。
これも防衛本能のひとつですね。
原因5:完璧主義の性格だから
失敗が怖くて動けなくなる原因の5つ目は、完璧主義の性格だからです。
自分の中での理想の基準に達していないと感じると、それが失敗として捉えられてしまい、行動を起こすのが怖くなってしまいます。
自分に厳しく、真面目なタイプの人に多いですね。
失敗が怖くて動けないときの対処法
失敗が怖くて動けないときの対処法を解説します。その前提として、怖いこと自体に問題はなく、行動しないことに問題がある。
そう考えたとき、お腹の底から強い力が湧いてくるはずです。
実は、物事を始めるとき、最も不安を感じるのは「始める前」です。一歩踏み出すと、その後は行動しやすくなる。
これは、坂の上からの石の転がり始めと似ています。一度動き出すと、その勢いでコロコロと自然に進むでしょう。
行動を始めることは、石を転がすようなものです。初めの一歩を踏み出すだけで、行動力や覚悟は「後から」ついてきますよ。
要点をまとめると、
- 今のままで後悔しないか考える。
- 小さく動き出してみる。
- 行動力や覚悟は「後」から。
怖くて動けないときは、以上3点を思い出してくださいね。
この考え方こそ失敗が怖くて動けないときの対処法です。
さらなるアドバイスや私の体験談を知りたい方は、下記もご参照ください。
▶失敗が怖い人の特徴と原因|乗り越える7つの方法【成功者が教える恐怖との向き合い方】
失敗から得られる10の特典【朗報】
冒頭でも触れましたが、失敗することによる特典は山ほどあります。
きちんと理解すれば、不安はぐっと和らぐはず。以下を熟読することをおすすめします。
特典1:うまくいかない方法の判明
失敗がもたらす特典の1つ目は、「このやり方では失敗する」と判明することです。
何ごとも挑戦するときは、“絶対に成功する方法”はわからないでしょう。うまくいったり失敗したりを繰り返しながら前に進み、そして目的達成に近づくもの。
つまり、失敗することで目的に向かって一歩前に進む特典を得ているのです。
失敗は「進歩」ですよ
特典2:反省するチャンスを得る
失敗がもたらす特典の2つ目は、反省するチャンスを得ることです。
失敗したら「なぜ失敗したのかしら?」と考えるようになるでしょう。一旦立ち止まって反省するじゃないですか。
もしも全く反省しなかったら、その後に致命的な失敗を犯す可能性がありますよね。
失敗すると、より大きな失敗をしないために反省を促してくれますね。
特典3:改善のポイントをつかめる
失敗がもたらす特典の3つ目は、改善のポイントをつかめることです。
子どものころにやったドリルを思い出すとわかりやすいですよ。先生から ×(バツ)をもらい、不足している知識や理解していないところをあぶり出しました。
失敗するとハッキリします。つまり、失敗は自己成長へ導く架け橋のようなものです。
特典4:自分を変えるきっかけ
失敗がもたらす特典の4つ目は、自分を変えるきっかけになることです。
失敗は痛みを伴いますよね。そこで、二度と痛い目にあわないようにと自分を変えるきっかけを得ている。
自分が変われるチャンスなのです。
痛みが強いほど、
自分が変化する振り幅は
大きいと言えますよね
特典5:経験値が増える
失敗がもたらす特典の5つ目は、経験値が増えることです。
私のカミさんはそこそこ料理が上手です。これまで作ったこともない料理を計量カップを使わず目分量で調味料を入れる。それでも美味い。
「味うすいね」「しょっぱすぎ」とか、失敗の経験値を重ねて培った技術でしょうね。
特典6:心の筋トレになる
失敗がもたらす特典の6つ目は、心の筋トレになること。繰り返し言いますが失敗すると痛みが伴います。そして落ち込む時間も続きますよね。
立ち直ったとき、私たちはひとまわり大きく成長する。
以前、パーソナルトレーナーさんから「筋トレは筋肉を破壊する作業。その後、再生して強く大きくなる」という話を聞いたことがあります。
身体の筋トレと仕組みは同じようなものですよ。
失敗するのはキツイけど、
心を強くするために必要と
解釈するといいですよ。
特典7:謙虚&素直になれる
失敗がもたらす特典の7つ目は、素直&謙虚になれることです。
失敗すると凹みますよね。「二度と失敗したくない」という気持ちが働きます。
すると、
謙虚に挑む気持ちを忘れないようにしてくれるものですからね。
さらに教えてくれる人たちへの感謝の気持ちも失敗の与えてくれる大きな副産物の1つですね。
特典8:成功の喜びが倍増する
失敗がもたらす特典の8つ目は、成功の喜びが倍増することです。
- 1回で成功する。
- 99回失敗し、100回目に成功する。
どちらの喜びが大きいでしょう?
「99回失敗し、100回目に成功する」の方ですよね。もちろん1回で成功するに越したことはないですけれど失敗したら失敗しただけ、喜びも倍増するものです。
失敗の数に比例して、成功の喜びも倍増する感じですね
特典9:ブレなくなる
失敗がもたらす特典の9つ目は、ブレなくなることです。
失敗すれば大抵の人は落ち込みます。失敗を重ねると、早く回復するよう試行錯誤を始めます。
例えばおいしいものを食べて回復させる人もいれば、人に話してスッキリする人もいるかもしれません。
次第に自分に合う回復方法がわかり、次第に失敗の痛みに慣れる。そして失敗してもブレないようになる。やがて、「失敗の怖さから動けない」なんてことはなくなりますよ。
特典10:人にやさしくなれる
失敗がもたらす特典の最後は、人にやさしくなれることです。失敗する人の痛みを理解できるようになるからですね。
失敗を重ねても、行動を続ければ人としての成長は続きます。それは「成熟」の世界です。自分の器も大きくなり、人にやさしくなれますよ。
いいえ。その性格は弱みではなく強みですよ
【朗報】失敗が怖くて動けないは強み
失敗が怖くて動けない性格を「弱み」と思っている人が多いですよね。それは誤解です。
- 準備を怠らない
- 慎重にことを進める
- 最後まで気を抜かない
以上の3つ強みが宿ります。
失敗が怖くて動けない人は慎重にことを進めるでしょう。やると決めたら準備を怠らない。
一旦動き出せば、どんなにことがうまく進んでも最後まで気を抜かない。失敗を怖がるからこそ宿る強みです。
世の中、失敗を恐れず大胆に動く人ばかりでは成り立ちません。大胆に動く人は失敗も多いですしね。
「準備を怠らない」「慎重にことを進める」「最後まで気を抜かない」そんな強みを持った人もいるからこそ、社会はうまくまわると言えます。
失敗が怖くて動けない性格は「強み」ですよ
恐れは問題なし【行動出来ないが問題】
ここまで書いてきたことでお伝えしたかったことは、失敗する不安や恐れ自体に問題はないということです。
大切なので繰り返し言います。問題なのは行動しないことですよ。つまり怖いままでいいから行動できればいい。
怖さを解消しようとムリすると心が疲れますし、身体が緊張して動けないですよ。怖い気持ちを受け入れ、緊張をほぐすことが先決ですね。
でもちょっとまだ怖いわ。自信をつけたいな。
自己肯定感を高める質問集【無料】
「失敗が怖い。動けない」状態を根本的に克服するためには、自分を肯定する力を持つことが不可欠です。
過去の成功体験を思い出すことが、その近道。しかしながら、漠然と過去を振り返るのは危険です。
特に失敗を恐れる方は、ネガティブ・バイアスという本能が作用し、ネガティブな経験ばかりが浮かびがちだからです。
そこで、ポジティブな経験を強制的に思い出す方法が求められます。
そんな考えから、自分を肯定するための100の質問集を作成しました。
この質問集は、私が提供する個人セッション(通常3万円/月)でのセッション内容の一部でもあります。
実は、この質問集は有料級の内容ですが、現在は無料で公開しています。ただし、いつまで無料で提供されるかは未定です。
突然の配布終了も考えられますので、自分に必要だと思う人は、今すぐ入手し、保存をおすすめします。
以下のリンクから入手できます。
(最後に)行動できたらクセになります
この記事を書いている私はかなり臆病ですし、今でも失敗は怖いです。グズグズした人生を送っていたという思いが心と身体を包んでいます。
そこで失敗が怖いと思ったときは、「このまま動かず歳を取ったらどうなるか?」を想像するようにしています。
私の場合は、
行動している人に嫉妬し、後悔に包まれる人生を送るなぁ
なんて考え始めるだろうとイメージできます。
最後になりますが失敗が怖いからと動けない人に言いたいことがあります。
- ハッキリ言います。
動き出さずに苦しみ続ける毎日より、動き出してからの苦労の方が断然楽です。
動けず自分を責め続けた時間が長ければ長いほど、この言葉を実感できると思います。もしも今のままが本当に嫌であるならば。1ミリの前進からスタートしてみてください。
そして1ミリ前進できた自分を褒め称えてあげてください。そこからすべてが始まります。
転職に失敗するのが怖い人に耳より情報
この記事を読んでいる人の中には、転職を検討しているけれど、失敗することへの不安を感じている人もいるかもしれませんね。
そのような方々に、有益な情報を提供したいと思います。
私自身も転職の経験があり、その不安や恐れを痛感しています。そんな経験をもとに、このステップを考えました。
ステップを一つずつ実行すると、仕事を辞める決断を下す勇気を持つことができるでしょう。
簡単なものばかりではありませんが、自分の将来に関わることなので、じっくり取り組むことをおすすめします。
この記事を最後まで読んでいただいた感謝の意を込めて、こちらも無料で提供いたします。
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以上となります。
この記事との出会いをきっかけに、少しでも失敗への恐怖が和らぐことを祈っています。
ではまた。
浅野
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