失敗するのが怖いです。怖くて行動できないなぁ。その原因や私のような人の特徴は?
克服する方法も知りたい。
そんな疑問に答えます。
「失敗が怖い」そう感じたことは、誰しも一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか?
その不安は、身の危険を知らせるサインでもあるので、誰もが持つ感情です。決して恥ずべきことではありません。
但し、過剰に怖がると新しいことに挑戦できませんよね。未経験の仕事に挑戦できないし、自分の成長も止まる。不都合なことばかりです。
失敗が怖くて行動できないときの対処法もわかる実践ガイドです。
最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性が不安な方へ
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。
失敗が怖かった人を含む、2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
「失敗が怖い」と不安になる原因
「失敗が怖い」と不安になる原因についていくつか紹介します。その不安を乗り越えるためにも大切な知識ですよ。
危機が迫る本能(リスク回避性)
「失敗が怖い」と不安になる原因の1つ目は、危機が迫る本能によるものです。
古代から私たちの心は危険を避け、生存するための機能を持っている。
- 防衛本能ですよ。
この本能が、「リスクを避ける」形で働く。
たとえば、未経験の仕事を頼まれそうになったとします。
うまくいかない可能性(リスク)を感じると、身を守るために「断ろうかな」という感情が自然に出るみたいにね。
失敗を恥ずかしいと感じる心理
「失敗が怖い」と不安になる原因の1つ目は、失敗を恥ずかしいと感じる心理
によるものです。
社会生活を営む中で、他人からどう見られるかという意識は重要な役割を果たしますよね。
それだけに失敗すると「恥ずかしい」「他人に笑われる」などと感じやすい。それが恐怖心となり行動を阻止する。
これは、他人の視線を気にするあまりに生まれる恐怖ですね。
「失敗したら恥ずかしい」と思うのは自然に生まれる感情ですよ。
他人からの評価への過度な配慮
「失敗が怖い」と不安になる原因の2つ目は、他人からの評価への過度な配慮によるものです。
他人からどう思われるか、どう評価されるかという考えにとらわれると、「失敗が怖い」という感情が強くなります。
特に仕事や人間関係の成功を、他人からの評価アップと結びつけると、一歩踏み出すのが怖くなりがちです。
成功への過度な欲求
「失敗が怖い」と不安になる原因の3つ目は、成功への過度な欲求によるもの。
成功を追求することは、目標に向かって努力する素晴らしいドライブですよね。
しかし、その欲求が強すぎると、「失敗したらどうしよう」という恐怖が大きくなり、行動を妨げる原因になります。
特に、「成功することが自己価値の証」と信じていると、失敗が恐ろしいと感じやすくなります。
過去の失敗経験
「失敗が怖い」と不安になる原因の4つ目は、過去の失敗経験によるものです。
過去に失敗の経験があると、それがトラウマとなり、新たな挑戦が怖くなることがあります。
特に、その失敗が大きな痛手となった場合に恐怖として残り、「同じことを繰り返したくない」と感じることがありますよね。
変化への恐怖
「失敗が怖い」と不安になる原因の5つ目は、変化への恐怖によるものです。
『変化』は未知の領域を意味します。未知は予測がつかず、それが不安につながるのですよ。
新しい仕事、環境、人間関係など、変化を経験するたびに、「失敗したらどうしよう」という不安が生まれ、それが「失敗が怖い」という感情になります。
「失敗が怖い」と不安になる原因をまとめました。いずれも自然に起こりうるものばかりと理解できますよ。
原因の名称 | 簡単な説明 |
危機が迫る本能による(リスク回避性) | 防衛本能が、新たな挑戦のリスクを感じると「やめておこう」という感情を生む。 |
失敗を恥ずかしいと感じる心理 | 他人の視線を気にし、失敗すると「恥ずかしい」「他人に笑われる」と感じやすい。 |
他人からの評価への過度な配慮 | 他人からどう評価されるかという考えにとらわれると、「失敗が怖い」と感じる。 |
成功への過度な欲求 | 成功への欲求が、「失敗したらどうしよう」という恐怖を増幅させ、行動を妨げる。 |
過去の失敗経験 | 過去の失敗がトラウマとなり、新たな挑戦が怖くなることがある。 |
変化への恐怖 | 変化は未知の領域であり、それが不安につながり、「失敗が怖い」と感じる。 |
失敗が怖い人によくある7つの特徴
成功や失敗という結果は、私たちの人生の中で無数に存在しますよね。
その中でいくつか特徴が組み合わさると、特定の人は「失敗が怖い」と感じ、行動を制限する。
では、具体的にどのような特徴がそれらの人々に見られるのでしょう?
以下に、その特徴を詳しく紹介します。
特徴1:完璧主義の性格
失敗が怖い人によくある特徴の1つ目は、完璧主義の性格です。
完璧主義者とは、「自分自身に対して高い基準を設け、それを満たすことを必要とする人」を指します。
彼らは自分の成果に対して厳しい目を持ち、たとえ小さなミスでも許せない傾向がある。
そのため、彼らは「完全に成功する」以外の結果、つまり「失敗」を非常に恐れますね。
特徴2:他人からの評価に敏感
「失敗が怖い人によくある特徴の2つ目は、他人からの評価に敏感です。
これらの人々は、他人の視線や意見に非常に敏感で、自己評価の大部分を他人の反応に依存しています。
そのため、自分の行動が他人から否定的に評価される可能性、すなわち「失敗」を強く恐れます。
特徴3:ネガティブな思考
失敗が怖い人によくある特徴の3つ目は、ネガティブな思考ですね。
これらの人々は、ポジティブな結果よりネガティブな結果に焦点を当てる傾向があります。
そのため新しい挑戦や未知の経験に対しては、「うまくいかないだろう」「失敗するだろう」という思考パターンが生じやすいですね。
特徴4:過去の失敗に固執する
失敗が怖い人によくある特徴の4つ目は、過去の失敗に固執することです。
これらの人々は、過去の失敗を深く心に刻み、それを未来の行動に反映させる傾向がある。
つまり、一度失敗すると、それがセルフイメージの一部になり、「また失敗するだろう」という恐怖心を増幅させます。
特徴5:自己効力感が低い
失敗が怖い人によくある特徴の5つ目は、自己効力感が低いことです。
自己効力感とは、「自分は困難な状況を乗り越える力がある」と感じる感覚を指します。
これが低いと、新たな挑戦に対して「自分にはできない」と感じやすく、結果的に失敗を恐れる感情が強くなります。
特徴6:変化や新しいことを恐れる
失敗が怖い人によくある特徴の6つ目は、変化や新しいことを恐れる傾向です。
これらの人々は、未知の状況や新たな経験に対して不安を感じます。
そのリスクが、「うまくいかないかもしれない」「失敗するかもしれない」という恐怖を引き起こしています。
特徴7:決断力の欠如
失敗が怖い人によくある特徴の7つ目は、決断力の欠如です。
これらの人々は、あらゆる物事に対して「どの行動を取るべきか」を決定することが苦手です。
その根底に、「選択が間違っていたらどうしよう」という恐怖感がありますね。
「失敗が怖い」を乗り越える7つの方法
「失敗が怖い」とき、その感情を変える方法を探すのは自然なことです。
ここでは、「失敗が怖い」感情を克服するための7つの方法を紹介しますね。
1. 自分の感情を認知し理解する
「失敗が怖い」を乗り越える方法の1つ目は、自分の感情を認知し理解すること。
自分が何を感じているか、なぜそう感じるかを理解すると、感情をコントロールしやすくなるからです。
たとえば新しい仕事を任されそうになったとき、「失敗したらどうしよう」と頭をよぎるかもしれませんね。
そんなときに「過去の仕事で失敗したからだな」と自分の感情を認知できると、「今回は別の仕事だから過去の仕事は関係ない」と感情コントロールができる。
つまり、“感情が”自分をコントロールするのではなく、”自分が”感情をコントロールする立場に立つことが大事です。
2. 失敗を学びの機会と捉える
「失敗が怖い」を乗り越える方法の2つ目は、失敗を学びの機会と捉えること。
失敗をネガティブな結果ではなく、自己改善の手段として捉えることで、失敗への恐怖が薄れ、挑戦への意欲が高まるからですね。
つまり、失敗は単なる後退ではなく、新たなステップへの前進の機会となる。
失敗から学ぼうと考えると、成長と成功に向けて前進できるようになります。
3. 目標設定と計画立案
「失敗が怖い」を乗り越える方法の3つ目は、目標設定と計画立案をすること。
明確な目標と計画があると、失敗への恐怖を前向きなエネルギーに変えられるからですね。
たとえるならば、目的地と地図があれば、どんなに道が険しくとも、前進する勇気を持てるみたいな感じです。
4. 自己肯定感を高める
「失敗が怖い」を乗り越える方法の4つ目は、自己肯定感を高めることです。
自己肯定感が高ければ、一時的な失敗が自分の価値を下げないし、逆に成長の機会と捉えられるようになるからです。
自己肯定感が高まることで、失敗への怖さは相対的に小さくなります。
自己肯定感を高めるには、過去の成功経験を棚卸しする必要があります。
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5. ポジティブな人々と時間を共有する
「失敗が怖い」を乗り越える方法の5つ目は、ポジティブな人々と時間を共有することです。
有効な理由は、周りにポジティブな人々がいると、彼らの考え方の影響を受けるからです。
自分自身もポジティブな思考になり、失敗への恐怖を軽減できる。これは”ミラーニューロン”と呼ばれる心理作用が働くためですね。
周りにポジティブな人々がいると、「失敗を怖がっている自分がおかしい」とすら思えるかもしれません。
ポジティブな人々と交流することで、希望や自信を持ち、前向きな姿勢を維持できます。
6.ポジティブなセルフトークの実践
「失敗が怖い」を乗り越える方法の6つ目は、ポジティブなセルフトーク(自己対話)の実践です。
自分自身に対してポジティブな言葉や励ましの声をかけることで、不安や恐怖を和らげ、自信を持って行動することができるようになります。
たとえば、
- 「私は自分自身に価値がある」
- 「失敗は私の成長のための一歩」
- 「私は過去の成功経験を持っている」
- 「自分の能力に自信を持っている」
- 「チャレンジは私の成長を促進する」
- 「自分の努力と頑張りを認める」
- 「困難も絶対に乗り越えられる」
- 「自分自身を信じて、前に進もう」
- 「ミスは学びの機会である」
- 「絶対に私は夢を叶えられる」
以上のような声を自分にかけるのです。
あくまで例なので、自分に最も響く言葉を予め考えた方がいいですよ。
自己対話を通じて、自分自身に対するサポートシステムを構築しましょう。
7.プロの手を借りる・相談する
「失敗が怖い」を乗り越える方法の7つ目は、プロの手を借りる・相談すること。
専門家のアドバイスやサポートを通じて、自分の感情や思考パターンを深く掘り下げ、根本的な問題にアプローチできますよ。
自己投資する価値は充分あります。
カウンセリングによって、自分自身の内面を理解し、失敗への恐怖を克服する道筋を見出すことができます。
今後のキャリア不安や人生の進路については、私の塾でも対応可能です。
失敗が怖くて行動できないときの対処法
安心してください。
失敗への怖さが行動を妨げることはよくあることですよ。
以下の対処法を活用することで、その恐怖心を克服し、行動を起こす勇気を持つことができます。
直面している問題を紙に書き出す
失敗が怖くて行動できないときの対処法その1つ目は、直面した問題を紙に書き出すこと。
それだけでも精神的に安定します。
失敗が怖くて行動できないときは、頭の中で考えている問題や不安要素を紙に書き出すのです。
それにより、問題を見える化して、客観的に分析できるようになります。
そして対策を考えるときに、最も具体的なアプローチを取れますよ。
一度に取り組むタスクを小さくする
失敗が怖くて行動できないときの対処法その2つ目は、一度に取り組むタスクを小さくすること。
特に大きな目標や課題に取り組むことが怖いと感じる場合は、その目標や課題を小さなタスクに分割することです。
少しずつ前進し、成功体験を積み重ねることができますよ。
小さな成功体験は自信を高め、次のステップに進む勇気を与えてくれます。
優先順位を決めて重要な順に開始する
失敗が怖くて行動できないときの対処法その3つ目は、優先順位を決めて重要な順に開始することです。
優先順位を決めるためには、やるべきことを整理することになる。そして優先順位をつける。
そこまで実践すればゴール(目的・目標)に辿り着く道筋が見えてくる。
そして最も重要なタスクにフォーカスし、集中すると行動に向かうエネルギーを集められます。
また、最も重要なタスクを優先することで、成果が出しやすくなり、自信をつけることにも繋がりますよ。
成功体験を思い出す
失敗が怖くて行動できないときの対処法その4つ目は、成功体験を思い出すこと。
自分が過去にどれだけ困難な状況を乗り越えて成功したかを振り返ることで、自信と勇気を取り戻せます。
成功体験を思い出すことで、自分にできるという信念を強めることができます。
「成功体験が思い出せない」という人は、人生の棚卸しを行う必要があります。以下の記事を参考にどうぞ。
▶ヌケ・モレなく人生の棚卸しをする方法【70の質問で深堀り】本当の自分を知るうまいやり方
他の人がどう対処したかを調べる
失敗が怖くて行動できないときの対処法その5つ目は、他の人が同じ状況でどのように対処したか調べることです。
成功者のインタビュー本やサイトを通じて、他の人の経験や知恵を学ぶこと。
他の人のストーリーを知ることで、勇気とヒントを得られます。
たとえば転職するのが怖い人は、転職に成功した人たちの経験や知恵が参考になりますよね。
最悪のシナリオを想像して対策を練る
失敗が怖くて行動できないときの対処法その6つ目は、最悪のシナリオを想像して対策を練ることです。
先ずは、最悪のシナリオを想像しましょう。そして、そのシナリオに対してどのように対処するかを計画する。
失敗した場合の対策を考えると恐怖心は和らぎますよ。
また、計画も立てやすくなり自信を持って行動できます。
コントロールできる部分に集中
失敗が怖くて行動できないときの対処法その7つ目は、自分がコントロールできる部分に焦点を当てることです。
私たちは自分でコントロールできないことにも悩みがちです。たとえば、他人が自分をどう思うかはコントロールできないことです。
好きな人に告白する場面を思い浮かべるとわかりやすいです。相手の気持ちをコントロールはできませんが、「映画に誘う」「プレゼントを送る」などは自分でコントロールできることですよね。
失敗への恐怖を乗り越えるためには、自分でコントロールできることに100%意識を向けること。
つまり、自分が今できることに集中すると、不安や恐怖を和らげられるということですね。
失敗する不安を乗り越えた体験談
この記事を書いている私が、失敗する不安を乗り越えた体験と言えば、家業から離れて起業した体験ですね。
臆病な性格ですし、守られた環境で育っていましたから生活できるかどうか不安でした。
しかし、もやもやした状態で生活を続けるのも非常につらい。
そして、「もしも今、身体が動かなくなったら人生後悔しないか?」と自分に問いかけました。
ずっとずっと考えたあげく・・・。
『今のままでいるのはつらい。前に進むのも不安だし怖い。どっちみち大変ならば前に進む道を選ぼう』
と思えたのです。
「起業する」というとかっこいいイメージがありますが、私の場合はまったくそんなものはなし。
現状のままでいるのがつらかったからこそできたという感じです。
人生後悔する怖さよりも、失敗したときを想像する怖さの方がまだましだったという感じですよ。
【結論】怖さや不安は最強のエネルギーです
失敗する怖さや不安を、ブレーキとして使うか、自分を突き動かすエネルギーとして使うかで人生の明暗を分けます。
「失敗が怖いから、失敗しないように努力する」そのように考えれば自分を突き動かすエネルギーに変わるはずです。
もしも、お医者さんが失敗を恐れなかったら医療ミスがばんばん起こるかもしれませんよね。
失敗しないように万全を尽くすことは、自己成長にもつながります。
仮に怠慢な性格だとしても、行動するようになるでしょう。行動すればうまくいく可能性が1%以上に上がる。
すべて失敗が怖いという感情をもとに行動を始めた人が得られるメリット。
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