行動ブレーキを外す方法を知りたいな。やる気はあるのに身体がついてこない…。
行動ブレーキの種類や原因も知りたいな。
そんな疑問に答えます。
この記事は思うように成果を出せない人や、伸び悩んでいる人に向けて書きました。
頭では『やったほうがいい』とわかっている。それなのに、なぜか身体がついてこない。まるで、心に見えないブレーキがかかっているような感覚。そのような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
その原因は、無意識の思い込みによるものがほとんどです。もしも、身動きとれない状態に陥っていたとしても、ご自身を責める必要はありません。
その証拠に、子どもは「歌手になりたい」「オリンピックに出たい」と本気で考えます。そのブレーキは、正しい知識といくつかのコツを知れば、誰でも外すことができます。
この記事では、まずご自身の行動ブレーキの傾向がわかる簡単な「行動ブレーキタイプ診断チェックシート」をご用意しました。ご自身のタイプを把握した上で、具体的なブレーキの外し方や、心の持ちようについて詳しく解説します。
最後までお読みいただければ、自分を縛るブレーキの正体と、一歩を踏み出すためのヒントが見つかるはずです。 成長を実感しながら、心満たされる日々に向けて、ぜひ読み進めてみてくださいね。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴：
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験（10年は複業）を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門：
行動ブレーキを外した人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書：
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き！自分の”強み”を活かして稼ぐ方法（大和出版）」
行動ブレーキの種類【心のブレーキ各種】
行動のブレーキとは、 何か新しいことを始めようとしたり、目標に向かって進もうとしたりするときに、ふと、自分自身の行動をためらわせたり、止めたりしてしまう、心の中で起こる抵抗のことです。
多くの場合、過去の失敗経験や、「こうしなければならない」といった、知らず知らずのうちに身についた思い込みが原因です。（のちほど詳しく解説します）
このブレーキから自由になるためには、まず、ご自身がどのような種類のブレーキに影響を受けやすいのかを知ることが大切です。
ご自身はどのタイプに当てはまるか、少し意識しながら読み進めてみてください。行動ブレーキの主な種類には、次のようなものがあります。
順に解説しますね。
失敗したらどうしようブレーキ
失敗したらどうしようと考えてしまう躊躇によるブレーキです。ちなみに子どもは、経験や知識もないのでこのブレーキありません。
アンパンマンになろうと本気で思えるし、なれなかったらどうしようと考えません
続かない不安ブレーキ
挫折の恐怖によるブレーキ。失敗よりも継続できない恐怖によるブレーキです。
「石の上にも3年」「初志貫徹」「継続は力なり」など、子どものころに叩き込まれる社会的望ましさの影響も大きいです。
「途中で止めるのは悪いこと」
と周りから刷り込まれている
正解さがしブレーキ
いくら考えても正解はないのに、始める前に正解探しばかりするブレーキです。
たとえば、起業したいと思っても「絶対に稼げる答え」を探してしまい、動けないみたいなヤツですね。
自分で決断する経験の乏しい人に多いです
このままでいいのかブレーキ
行動を始めたものの「この選択でよかったのか？」と考えて、行動が鈍るブレーキです。
たとえば、就職した会社で思うような成果を出せないときに、「この仕事でよかったのか？」「もっと自分に合う仕事があるかも？」と考えてしまい、業務に集中できなくなるパターン。
このままでいいのかブレーキ発動中という感じです
人目が気になるブレーキ
他人の目が気になり、躊躇するブレーキです。「笑われたらどうしよう」「どう思われるかな」などと考えてしまう。
また、周りと同じようにしなければという同調圧力が働いているときに起こるブレーキでもありますね。
キラキラブレーキ
知人や友人の活躍している姿を見ると、落ち込みや嫉妬心が湧き、自信を失う行動ブレーキです。
SNSなどにより、キラキラした姿を見る場面も増え、キラキラブレーキ発動機会は増えつつありますね。
選択前ブレーキ
2つ以上の選択肢があり、迷ってしまうときに起こるブレーキです。
リスクとメリットがそれぞれにある場合、躊躇感はハンパないですよね。
「Aを選ぶと●●はないし、Bを選んだら□□がないし」というような、失うもの系に目がいくと強いブレーキかかります。
考えても仕方ないのにブレーキ
自分ではコントロール不能なことに悩み、動けなくなる思考のブレーキです。
たとえば会社や上司への不満とか。解決する手段がないときに、やる気を失うブレーキです。
行動ブレーキの原因【意識の外に有り】
行動ブレーキの主たる原因は意識の外にあります。
- 子どもの頃の経験による影響が大きいです。
私の行動ブレーキです。思い込みですから外し方を覚えるまでキツかった。
そんな感じでして、「繊細だから」「人見知りだから」「心配性だから」とか性格が原因ではないのでご安心くださいね。ちなみに、行動ブレーキのかかる人に共通する能力があります。
- それは深く考えられる能力。
モノゴトを深く考えるからこそ行動ブレーキも同時にかかる。先読みする能力に不可欠であり、強みです。下記の記事も参考にどうぞ。
▶行動しない人の悲惨な末路と解決方法【口だけの人の特徴と原因】
行動ブレーキタイプ診断チェックシート
どのような行動ブレーキが自分に強く影響しているか知ることで、効果的な対策を立てることができます。以下の診断チェックシートで、自分の行動ブレーキタイプを見つけてみましょう。気軽に取り組んでみてください。
各質問に「はい」「時々」「いいえ」で答えて、自分の行動ブレーキタイプを発見しましょう。
最後に「結果を表示」ボタンをクリックすると、最も強く影響している行動ブレーキタイプがわかります。
1. 新しいことを始める前に、失敗したらどうしようと考えて躊躇することが多い
2. 何かを始めても最後まで続けられないのではという不安がある
3. 行動する前に「正解」を探してしまい、なかなか動き出せない
4. 選んだ道が正しいのか、「このままでいいのか」と悩むことがある
5. 他人からどう思われるかが気になって行動を躊躇することがある
6. SNSなどで他人の成功や活躍を見ると自信を失うことがある
7. 複数の選択肢があると、どれを選ぶべきか迷って動けなくなる
8. 自分ではコントロールできないことについて考えすぎて行動できないことがある
9. 何事も完璧にやらなければと思い、行動に移せないことがある
10. 経験や知識が不足していると感じ、新しいことに挑戦するのを躊躇する
11. 過去の失敗経験が思い出され、似たような状況で動けなくなることがある
12. 自分の能力に自信がなく、挑戦する前から諦めてしまうことがある
診断結果を参考に、自分の行動ブレーキの特徴を理解できたでしょうか。次に、それぞれのブレーキタイプに効果的な「外し方」を詳しく見ていきましょう。どのブレーキタイプであっても、正しい知識と具体的な方法を知ることで、誰でも行動ブレーキを外すことができます。
行動ブレーキの外し方7選
行動ブレーキを外すには、意識の外に自分の行動ブレーキがあると気づくことが最重要ポイントです。そして意思の強弱に頼らないように環境を整えた方がいい。
行動ブレーキを外す環境づくりと、考え方のリセットについて解説しますね。
1.行動のウズにまきこまれる
行動ブレーキの外し方1つ目は、行動のウズにまきこまれることです。
人は周りの環境、特に身近な人の行動や考え方に影響されやすいもの。既に行動している人たちの中にいれば、その「行動が当たり前」という空気に触れ、自身の考え方も自然と変わっていくでしょう。
例えば「トライアスロンに挑戦したい」と感じるなら、関連コミュニティーを探し、その輪に飛び込んでみるのです。
次第に行動しない自分に違和感を覚え、自然と行動できるようになります。これは非常に効果的な環境づくりです。
2.ブレーキ人と距離を置く
行動ブレーキの外し方2つ目は、ブレーキ人と距離を置くことです。
身近な人からの言葉や態度は、良くも悪くも私たちの行動や決断に影響を与えます。
特に、新しい挑戦をしようとするとき、「やめたほうがいい」「失敗するに決まっている」といった否定的な言葉を投げかけてくる人、いわゆる「ブレーキ人」が周りにいると、せっかくの意欲も削がれてしまいがちです。
ブレーキ人は、悪気があるとは限りません。本人の過去の経験や価値観から、心配してアドバイスをしているつもりかもしれませんね。でも、その言葉が行動へのためらいを生むのであれば、注意が必要。
彼らを説得する必要はありません。それより、心の平穏を優先し、物理的にも心理的にも、そうした言葉の影響を受けにくい距離感を保つことが賢明です。
代わりに、行動を後押ししてくれる人や、前向きな言葉をかけてくれる人との時間を大切にしましょうね。
親や家族など、距離をとるのが難しいならば「何をするか言わない」もしくは「事後報告する」のがおすすめです
3.キラキラを見ない
行動ブレーキの外し方3つ目は、他人の「キラキラした姿」から意識的に目をそらすことです。
これは、先ほど紹介した「行動のウズにまきこまれる」と反対のことを言っているように思うかもしれませんね。
もちろん、周りの人の成功から刺激を受けることも大切です。しかし、それによって行動にブレーキがかかってしまうのなら、本末転倒です。一時的にそのような状況から距離を置くことも必要です。
心が消耗し、やる気を失いそうと感じたら、無理に情報を追いかけるのはやめましょう。
まずは心を整えることを優先します。自分のペースを取り戻し、心が落ち着いてから、また前向きな刺激として他人の活躍に目を向ければよいのです。
心を整えてから、
行動のウズの中に入れば
いいですよ
4.ライザップ式でいく
行動ブレーキの外し方4つ目は、目標達成まで伴走してくれる指導者を身近に置く、いわゆる「ライザップ式」を取り入れることです。
一人で行動を続けるのが難しいと感じるなら、専門家や指導者の力を借りるのも有効な方法です。マンツーマンで進み具合を管理し、客観的なアドバイスをもらうことで、行動の軌道修正がやりやすくなります。
自分自身の行動に対して、何が不足していて、どこが上手くいっているのか。定期的にフィードバックしてもらうことで、闇雲に進む不安がなくなり、着実に成果へと近づけるでしょう。
指導者は、信頼できると感じる人であれば、どのような形でも構いません。このようなセッションを月1回程度行うだけでも、行動ブレーキは外れますので参考にどうぞ。
私のセッションで
なくてもOKです。
5.「30点」を稼ぎにいく
行動ブレーキの外し方5つ目は、最初から完璧を目指さず、「まずは30点でOK」と考えることです。
行動ブレーキは、すべて完璧にやろうと考えてしまうときにも起こりやすいもの。「100点満点でなければ意味がない」といった思い込みが、行動へのハードルを上げてしまいます。
そのようなときこそ心にあそび（すきま）をつくらなければ、身動きがとれません。そこで「最初は30点とろう」と、意識してマインドセットを変えてみましょう。
最初の一歩が軽くなり、行動を始める抵抗感が少なくなるはずです。
「絶対満点とっちゃダメ」
くらいでちょうどいい、笑
6.自己肯定感を高める
行動ブレーキの外し方6つ目は、自己肯定感を高めることです。自信のなさは、モレなく行動ブレーキもオプションでついてきますから。
とはいえ、いきなり「自信を持て」と言われてもムリな話でしょう。そこで大切なのが、過去の小さな成功体験や、その経験に裏付けされた能力を丁寧に振り返り、それを「できていること」として認識すること。
多くの場合、過去の失敗体験やネガティブな思い込みによって、これらの肯定的な側面が見えにくくなっています。
彼女のこれまでの経験を細かく棚卸ししてみると、特定の分野への強い興味と、そこで活かせる「ふんわりとした優しい雰囲気」というコミュニケーション上の強みが見つかりました。その証拠になるエピソードをピックアップしてあげたところ、自信を取り戻し、看護業界とは異なる業界へ見事に就職を果たしたのです。
このように、客観的な視点で自分を見つめ直すことで、埋もれていた自信の種が見つかります。
そこで、私が監修し作成した「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布します。ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記からどうぞ。
7.行動目的を経験値にする
行動ブレーキの外し方7つ目は、行動する目的そのものを「経験値を積み上げること」と捉え直すことです。
極端な話、「始めは失敗してもいい」と考えるのです。これは、経験すること自体に価値をもたらす思考です。この思考の狙いは、行動を促し場数を増やすことで「経験値を増やす」ことにあります。
経験値を増やせば、視野が自ずと広がり、次にとったほうがいい行動や、成果に結びつく道筋が見えるようになるでしょう。
天才でもない限り、いきなりすべてがうまくいくことは稀（まれ）ですから。まずは場数を踏み、経験値を稼ぐことで、行動ブレーキは自然と緩んでいきます。
失敗する＆行動するのが怖い人へ。不安を克服する10の方法も同時に読むと、行動したくてうずうずしますよ。
行動ブレーキは悪モノではない【朗報】
ここまで書いておいて何ですが、行動ブレーキは諸悪の根源ではありません。
- 物ごとを深く考えている
- うまくいくか真剣に考えている
- ムダなく進めたいと思っている
以上の真面目な気持ちや、より良くありたい気持ちが根底にあるからこそのものです。また、私たちを大きな失敗や危険から守ってくれるときもある。
何が言いたいかというと、行動のブレーキは無理やりなくそうと考えるのではなく、付き合い方を覚えた方がいいということです。
どうありたいかを考える【体験談】
もしも何かしら行動のブレーキを感じたなら、「自分は本当はどうありたいのだろう？」と自分に問いかけてみるといいです。
この記事を書いている私は、とにかく自由でありたいという願望が強くあります。子どものころから窮屈さを感じて生きていたからです。
何ものにも縛られず、自分の意思で人生を選び取りたいという気持ちが強いです。
しかし、
- 損することも多いです。
たとえば、上下関係が嫌いなので、目上の人にとってはかわいくない。大人しく従っていればいいだけかもしれませんよね。でもそれは私の生き方ではないのです。
自分らしさに素直に従うことにより行動のブレーキは緩まっていくものですよ。
行動のブレーキを外し自分を活かすために
行動ブレーキの外し方についてお伝えしてきましたが、長年の思考のクセや行動パターンを変えるのは、一人では難しいと感じるかもしれません。
「もっと根本的な原因を知りたい」「自分に合った具体的な一歩は何か？」そうした疑問も湧いてくるでしょう。
そこで大切なのが、ご自身の思考のクセや強み、何に心が動くのかを深く理解することです。
そのための手引書として、今回「自分の見つめ直し完全マニュアル」をご用意しました。
このマニュアルには、私が10年以上の歳月をかけ、多くの受講生の行動変容をサポートしてきた実績あるノウハウが凝縮されています。
内容は、すぐに実践できる具体的なワークシートが中心です。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート：自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート：自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う？合わないチェックリスト：現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート：モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート：自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
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こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。
私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
最後までお読みいただきありがとうございます。繰り返しになりますが、行動にブレーキがかかってしまうのは、決して特別なことではありません。
ご自身の内なる声に耳を澄ませ、そこに眠る可能性を信じてみてくださいね。 想像以上の力が湧いてくるはずです。
この記事が、ささやかな後押しとなれたなら、これに勝る喜びはありません。
もし、ここで得た気づきをさらに深め、具体的な行動計画を立てながら、自分を変えていきたいと強くお考えの方がいらっしゃいましたら、そのような方のための「自分力活用講座」もご用意しています。
この講座では、一人ひとりの個性とじっくり向き合い、その人ならではの強みを最大限に活かして、望む未来を実現するためのお手伝いをしています。 ご興味のある方は、下記より詳細をご覧になってみてください。 ▶自分力活用講座の詳細はこちら
皆さまのこれからの毎日が、より豊かで、喜びに満ちたものとなることを心から願っています。 応援しています。
ではまた。
浅野ヨシオ：
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き！自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績：日本経済新聞／日経WOMAN／PRESIDENTほか多数
◎講演実績：横浜市経済観光局／多摩大学／NPO法人Woman’sサポート／自由大学／青森商工会連合会／天狼院書店／(株)スクー／ほか多数
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