「学んだことをすぐに忘れてしまう…」
「たくさん本を読んでも実生活で活かせない…」
「情報収集に時間を費やしても成果に結びつかない…」
これらは決して特別なことではありません。心理学の研究によれば、インプットした情報の約70%は翌日には忘れてしまうと言われています。
でも、朗報があります。
正しい方法で学べば、インプットばかりの人生から脱出することができます。
5分くらいで読めます。この5分の投資が人生におけるインプット時間の無駄遣いを防げるはずです。
ぜひ最後まで読み進めて、今日から実践できる「インプットの革命」を体験してくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
インプットばかりの人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
無駄なインプットとは?その無駄の現実
無駄なインプットとは、実際に使うことのない情報収集のことです。せっかく頭に入れた知識が、活用されないまま忘れ去られてしまう状態です。
私たちは毎日、スマホやパソコン、テレビなどから膨大な情報を取り入れています。総務省の調査によれば、10年前と比較して情報量が530倍に増加。2006年時点でのデータですから、現在はどれほど膨らんでいるか想像できることでしょう。この情報過多の時代、私たちの脳は常に「情報の波」に押し流されがちです。
しかし、取り入れた情報を実際に活用できている人はわずか5%程度。これは「成功者」の比率とも一致します。繰り返し言いますがインプットした情報の約70%は翌日には忘れてしまうとも言われています。
無駄なインプットが起こる主な原因は、「なぜ学ぶのか」という目的意識の欠如と、「学んだことをどう使うか」というアウトプットの視点がないこと。底に穴の開いたバケツに水を注ぐように、知識がどんどん漏れていくのです。
この状態を改善するには、情報の入れ方そのものを見直す必要があります。まずは、無駄なインプットをする人の特徴から見ていきましょう。
無駄なインプットをする人の特徴
無駄なインプットをする人の特徴を解説します。自分に当てはまるものはないか確認しながらお読みくださいね。
次のとおり
- インプットで満足する
- 評論家になっている
- 受け身のインプットばかり
- 自分で考えない
順に補足説明しますね。
(1)インプットで満足する「勉強中毒」
無駄なインプットをする人の特徴1つ目は、インプットで満足することです。
いわゆる「お勉強好き」な人です。
学生であればまったく問題ないのですが・・・。テストで良い点数を採れば先生や親にほめられるし、いいことばかりですから。
ところが、大人になると「頭でっかちな人」という評価をくだされアウトです。
「三つ星レストランシェフ監修のハンバーグの作り方」をインプットしても、実際に自分でハンバーグを作ってみなければ、おいしいハンバーグは永遠に作れません。
無駄なインプットにつながる行動とは、おいしいハンバーグの作り方の情報ばかり集めて、いざ台所に立つことがないのと同じです。レシピをたくさん集めても、実際に料理しなければ、何も変わらないのです。
(2)実践しない評論家になっている
無駄なインプットをする人の特徴2つ目は、評論家になっていることです。
評論とは、物事のよしあし・優劣・価値について論ずることを言います。
あれが悪い、これが悪い、ああしたほうがいい、こうしたほうがいいと口は回るけれど、行動が伴わない特徴があります。
本をたくさん読んで知識を身につけたことで、周りの取り組みの問題点や改善案を次々と指摘できるようになります。
しかし、自分では実践しないため、理論と実践のギャップに気づかず、現実には役立たない提案をしがちです。「理想論を語る人」と思われてしまうのです。
(3)受け身のインプットばかり
無駄なインプットをする人の特徴3つ目は、受け身のインプットばかりしていることです。
例えばWEBニュースやYou Tubeのように流れている情報を目的もなしにダラダラと見てしまうとか。芸能人の不倫がどうのとか、事件・事故などごちゃまぜ情報を見続けるみたいな感じです。
受け身のインプットの代表例ですね。私もよくやるので自分で書いていて苦しくなります、苦笑
スマートフォンを手にすると、ついつい「おすすめ」の動画や記事を次から次へと見続けてしまう。気がつけば1時間、2時間と時間が過ぎていて、「何を見ていたっけ?」と思い出せない…。
このようなアルゴリズムに流される情報消費は、自分の目的や関心とは無関係に、ただ時間だけが過ぎていく典型的な無駄なインプットです。
(4)自分の頭で考えずに情報を鵜呑みに
無駄なインプットをする人の特徴4つ目は、自分で考えない特徴です。
- 情報を鵜呑みにするだけ。
自分の頭で考えようとしないのです。それでは正しいか間違っているのか分別する力もつきませんし、応用も効きません。
情報を受け取ったとき、「本当にそうなのか?」「なぜそうなるのか?」「自分の状況ではどう適用できるか?」と考える過程が欠けています。
ただ受動的に知識を暗記するだけでは、実際の場面で使える知恵には変わりません。結果として、新しい状況に直面するたびに誰かの指示を待つ、あるいは新たな情報を求め続ける悪循環に陥ってしまいます。
無駄なインプット度チェック
ここまで無駄なインプットをする人の特徴を見てきました。これらの特徴はどれくらい当てはまるでしょうか?
以下の自己診断テストで現状を確認してみましょう。客観的に把握することが改善の第一歩になります。
自己診断の結果はいかがでしたか?
特に点数が高かった方も、低かった方も、次のセクションで紹介する7つの改善方法を実践することで、インプットの質を大きく向上させることができます。
一つひとつ着実に取り組んでいきましょう。
インプットを無駄にしない7つの改善方法
私たちは毎日大量の情報を取り入れているのですが、せっかく時間をかけて学んだことが実を結ばなければ、もったいないですよね。
ここでは、インプットを100%活かすための7つの具体的な方法をご紹介します。どれも今日から実践できるシンプルな方法ばかりです。
①アウトプット前提でインプットする
インプットを無駄にしない改善方法の1つ目は、アウトプット前提でインプットすることです。
たとえば、キューピー3分クッキングを見るなら、放送された料理を作る前提で見ることになりますね。
ものすごく簡単な理屈ですけど、大抵の人は見るだけ(インプットして)終わり。作ろうと思っているなら真剣に見るでしょうしね。本気度が変わります。
大事なことなので繰り返し言います。インプットしたことを最大限に活かすには、アウトプット前提でインプットしましょう。
①アウトプット前提でインプットする
インプットを無駄にしない改善方法の2つ目は、良質な情報だけを選んでインプットすることです。
良質な情報に絞り込んでインプットしないと情報のウズに巻き込まれます。際限なく情報が流れてきますからね。
では良質な情報はどこで得られるのでしょう?
昔から言われているベタなものですが、「読書」が鉄板です。また、著者のような専門家による授業やセミナーも質の高い情報源です。特に質疑応答の時間は、
一方的なインプットではなく対話型の学びになるため、記憶に定着しやすくなります。
本を書いている人は、それなりの結果を出しているからこそ出版できるわけです。私も書いているので著者さんたちの苦労がわかります。
編集者さんにあれこれチェックされます。出版社のフィルターを通しているので信ぴょう性は自ずと高くなる。
良質な情報の代表的なものは、今も昔も変わらず本を読むことですね。
③音声メディアでスキマ時間を最大限活用
インプットを無駄にしない改善方法の3つ目は、音声メディアでスキマ時間を最大限活用することです。
無駄なインプット時間を減らし、スキマ時間に良質なインプットという流れを作りたいところですよね。
そこで、本を朗読してくれるサービスを使い移動・家事・運動中をインプットタイムにすることをおすすめします。
私の場合ですと、フィットネスクラブで筋トレしているときや、電車や車で移動しているときがいいインプットタイムです。
スキマ時間を活用することで、普段は「無駄」になりがちな時間を有効活用できますよ。
④一次情報を積極的に取り入れる
インプットを無駄にしない改善方法の4つ目は、一次情報を積極的に取り入れることです。
「一次情報」とは、実体験にもとづいた情報のことです。
インターネット上には転がってない貴重な情報ですよ。「現地に行く」「会って話す」というアナログな行為がどうしても必要になる。
時間もかかるしおっくうに感じる人も多いかもしれませんね。でも正確な情報を得ることができたり、「ここだけの話」も聞けます。
私は不動産投資をしていますが、優良な情報は全て対面の会話で知り得たもの。インターネットでは拾えない情報が多いです。
しかも記憶の残り方もまったく違います。肌で感じるとでも言いましょうか、感動もするし、五感をくすぐってくれる。
臨場感のある話し方や書き方ができるようになり、人を動かすアウトプットにつながりますね。
⑤インプットした情報をすぐにメモする
インプットを無駄にしない改善方法の5つ目は、インプットした情報をすぐにメモする習慣をつけることです。
良い情報を見つけたとき、「これは覚えておこう」と思っても、人間の記憶は意外と頼りになりません。くどいようですが、インプットした情報の約70%は翌日には忘れてしまうと言われていますから。
そしてアイデアが湧いたらすぐにスマホにメモするのがコツ。記憶しようとすると確実に忘れますからね。
スマホのメモアプリ、Evernote、Notion、紙のノートなど、自分に合った方法でメモを取る習慣をつけましょう。
特に感動したこと、「なるほど!」と思ったことは、その場でメモして整理することで、後で見返したときに当時の感情も一緒に思い出せることが多いです。
メモを取ることは、そのままミニアウトプットになり、記憶の定着にも役立ちます。
⑥知識を定着させる復習システムを構築
インプットを無駄にしない改善方法の6つ目は、知識を定着させる復習システムを構築することです。
一度学んだだけでは忘れてしまうのが人間の脳の仕組み。効果的に記憶に定着させるには、適切なタイミングでの復習が不可欠です。
具体的な方法としては、読書した内容を要約したメモを作り、カレンダーに復習日を設定する。あるいは、Ankiなどの間隔反復ソフトを使って自動的に復習するシステムを作るという方法もあります。
自分に合った復習システムを作ることで、インプットした情報の定着率が劇的に高まります。
⑦小さなアウトプットからの行動ファースト
インプットを無駄にしない改善方法の7つ目は、小さなアウトプットから始める「行動ファースト」の姿勢を持つことです。
「もっと勉強してから行動しよう」という考えは、無駄なインプットの罠です。完璧を求めると、いつまでも行動できません。
まずは小さな一歩からアウトプットしてみましょう。例えば:
- 学んだことを友人に説明してみる
- SNSで簡単なまとめを投稿してみる
- 学んだことを実際に試してみる
- ブログや日記に自分の言葉で書き出してみる
小さなアウトプットでも、実際に行動することで見えてくる課題や発見があります。そして、その「不足している部分」が明確になることで、次のインプットがより的確になるのです。
「行動→気づき→学習→さらなる行動」というサイクルを回すことで、インプットとアウトプットが自然に循環し、学びの無駄がなくなります。
インプットの無駄を省く7つの実践法 まとめ
方法 | 実践ポイント | 期待できる効果 |
---|---|---|
①アウトプット前提でインプット | 「どう使うか」を考えながら情報収集する | 学びの定着率向上・行動に移しやすい |
②良質な情報を選ぶ | 本などの厳選された情報源を優先する | 情報の質が上がり時間効率が良くなる |
③音声メディアの活用 | スキマ時間に音声コンテンツを聴く | 学習時間の確保・効率的な時間活用 |
④一次情報を重視する | 実体験や直接対話から学ぶ | 記憶に残りやすい・独自の視点が得られる |
⑤すぐにメモをとる | アイデアや気づきをその場でメモする | 70%の忘却を防ぐ・振り返りが容易になる |
⑥復習システムの構築 | 計画的に復習する仕組みを作る | 記憶の定着率が劇的に向上する |
⑦小さなアウトプットから始める | 不完全でも小さな行動から始める | 実践からの学びが得られ成長サイクルが回る |
無駄なインプットから脱出!改善体験ストーリー
この記事を書いている私も無駄なインプットを繰り返しているときがありました。
以前の私は事件の真相とか悲しい背景を持つ人のドキュメンタリー番組ばかり見ていましたね。
思い返せば当時の自分を肯定するためだったように思います。「自分はまだまし」と思い込みたいがために見ていたのでしょう(病んでたなぁ)
外から見た私は、不幸どころか恵まれた環境だったはずなのに…。
当時の私はアウトプットせず、悶々としているだけでした。どんなにいい情報を得ても行動に移さなければ知らないのと同じですよね。

とはいえ行動するのは怖いものです。失敗するかもしれないし、思うようにならず凹むことも多いし。でも・・・
- アウトプットしていれば健全でいられる。
何もしなければうまくいく可能性はゼロですが、アウトプットしていればうまくいく可能性が1%以上になる。
やればやるほど成功する可能性が生まれる。ほんとうは失うものなんてなにもないのです。
私が実践した最初のアウトプットは、学んだことをブログに書くという単純なことでした。
最初は誰にも読まれていないブログでしたが、書くことで自分の理解が深まり、さらに良い情報を求めるようになりました。
その積み重ねが今、多くの方に読んでいただけるコンテンツになっています。小さな一歩でいいので、今日からアウトプットを始めてみませんか?
変化は必ず訪れますよ。
下記の記事を参考にしつつ次にすすむと無理なくアウトプットできるようになりますよ。
▶インプットばかりの人は危険。アウトプット上手になれる方法7選|勉強と行動のバランスを知る
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
早速ですが、ご自身の内面をアウトプットしてみましょう。自分の特性を理解することで、インプットすべき情報をセレクトしやすくなりますよ。
「自分の見つめ直し完全マニュアル」を利用すれば、効率的且つ、効果的にアウトプットできます。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。

私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
インプットを無駄にせず、知識を実際の成果に変えること。これは誰もが望みながらも、なかなか実現できない課題です。
この記事では、インプットの無駄を省く7つの方法をご紹介しました。中でも最も重要なのは「アウトプット前提でインプットする」という考え方です。
どんなに素晴らしい情報を得ても、行動に移さなければ知らないのと同じ。そして行動こそが、新たな可能性を生み出します。
何もしなければ成功の可能性はゼロ。しかし一歩踏み出せば、その可能性は1%でも生まれるのです。失敗を恐れず、小さな一歩から始めることで、インプットとアウトプットの健全なサイクルが回り始めます。
今日からできる小さなアウトプットとして、ぜひ記事内で紹介した「自分の見つめ直し完全マニュアル」を活用してみてください。自分の特性を理解することが、効果的なインプットの第一歩になるはずです。
無駄なく学び、確実に成長していく喜びを、ともに分かち合えることを願っています。
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
コメント