私は真面目な性格です。損することが多いなぁ。その理由とか対策法を知りたいです。
そんな疑問に答えます。
「真面目な人が損をする」。そんな世の中はいたたまれないですよね。
悲しいかな日本は、真面目な人が損をしやすい傾向にあります。
例えば、努力・根性論が根づいて長時間労働を美徳としていたこれまでの文化がありますよね。真面目な人の中には、身体を壊すほど頑張ってしまう人も現れている。(自殺する人まで…)
労働時間に厳しくなった現在では、”サービス残業”なんて言葉が生まれた背景もある。日本人は真面目なんですよ…。
とはいえ、不真面目になればいいかと言えば答えは「NO」です。信頼を失い、場合によっては仕事も私生活も破綻しますからね。
結論から言うと、ある程度の要領の良さを身につける必要があるのです。
そこで本記事では、真面目な人ほど損をする理由や、真面目損しやすい人の特徴、その対策まで紹介します。
本記事をお読みになると、真面目な性格が裏目に出ることもなくなりますよ。
最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性が不安な方へ
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。
真面目な性格で損をしていた人を含め、2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。
詳しいプロフィールはこちらです
【悲報】真面目な人が損しやすい日本
冒頭でもお伝えしましたが、悲しいかな日本では努力や根性を美徳とする風潮があり、長時間労働を余儀なくされてしまう傾向がありましたよね。
真面目な人は、言われた通りひたすら我慢して働きがち。
しかも空気を読むことを求められ、上司より先に帰宅しづらいなど、真面目な人にはつらい場面も多い。
また、業務をこなすスピードや結果だけでなく、上司や同僚とのコミュニケーションを取っているかなど人間関係の要素も評価されることが多いですよね。
例えば、仕事はできてもとっつきにくい人よりも、上司に媚びて人間関係良好の人の方が、出世するなんてこともある。
日本は真面目な人が損しやすい国なのですよね
真面目な人ほど損をする理由
真面目な人ほど損をする理由をより深掘りしますね。真面目な人が損をしないための注意点として続きをお読みくださいね。
仕事的の正解と人道的な正解の不一致
真面目な人が損をする理由の1つ目は、「仕事的な正解」と「人道的な正解」が必ずしも一致しないことです。
仕事で求められる結果と、自分の中の価値観が合わない場合、真面目な人は自己矛盾に悩むことがあります。それがストレスになり、仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすこともあります
一つ例を上げます。
化粧品会社の営業職女性の例ですが、彼女は接客する際に、自分では良いと思えない商品もお客さまに売らねばならない場面が多くあったそうです。それが苦痛になり退職してしまいました。
人道的には彼女の苦痛は理解できますよね。しかし経営側からすれば、どのような商品もガンガン売ってくれる人を評価する。
「人道的な正解」と「仕事的な正解」とが必ずしも一致しない例ですね。
責任感が強い
真面目な人が損をする理由の2つ目は、責任感が強いからです。
「期待に答えねば」という気持ちが、他人からのプレッシャーとなり、自分を追い詰めてしまうことがあります。
また、責任感が強い真面目な人は、仕事で失敗したとき自己責任にしすぎる傾向があります。
一つのミスを大きくとらえすぎてしまい、それが自分自身を追い詰めてしまい、ストレスやプレッシャーにつながることがありますね。
承認欲求が強い
真面目な人が損をする理由の3つ目は、承認欲求が強いからです。
真面目な人は、周囲からの評価や承認を求めることが多い傾向がありますね。
そのため、自分が何かを成し遂げたときに、周囲からの称賛や感謝の言葉を聞くことで、達成感を得ることができる。
しかし、承認欲求が強すぎると、自分自身を犠牲にしてまで、周囲の期待に応えようとすることがあります。
仕事ができない人のフォローが増える
真面目な人が損をする理由の4つ目は、仕事ができない人のフォローが増えることです。
自分の仕事だけでなく、仕事のできない人の尻ぬぐいをさせられてしまう傾向があります。
仕事ができない人をサポートし、彼らの責任を引き受けることが増えてしまうのです。
その結果、自分の仕事量が増え、仕事が遅れたり、ストレスが溜まる可能性がありますね。
完璧主義の災い
真面目な人が損をする理由の5つ目は、完璧主義が災いしやすいことです。
真面目な人は、完璧主義の傾向がある。
完璧主義者は、自分の仕事に非常に厳しく、細部までこだわります。その結果、仕事が進まない、時間をかけすぎるという問題が生じます。
また、完璧を求めすぎるあまり、新しい挑戦や未知の領域への恐怖感が増すこともあります。
失敗を恐れてチャンスを逃す、学習機会を失う「損」をする場面が増えてしまうのです。
以下にまとめます。
- 真面目な人が損をする理由
- 仕事的の正解と人道的な正解の不一致
- 責任感が強い
- 承認欲求が強い
- 仕事ができない人のフォローが増える
- 完璧主義の災い
真面目な性格で損する人の特徴
真面目な性格で損する人の特徴を表にまとめました。自分自身にあてはまる傾向はないか、確認しながら読むといいですよ。
特徴 | 詳細 |
1. なんでも引き受ける | 他人からの依頼を断ることが難しい。自己肯定感が低いため、他人からの評価に自己価値を見出す傾向がある。 |
2. 自分の価値観を強く持つ | 自分の信念や価値観に強く固執。行き過ぎると他人の視点を理解するのが難しく、組織での協調性に欠けることもある。 |
3. 完璧主義 | 結果が出るまで仕事を手放すことができず、仕事に過度な時間を費やすことになる。全体の効率が悪くなることがある。 |
4. 自己犠牲を厭わない | 仕事を完璧にするため、または他人を助けるために、自己犠牲を厭わない傾向。自分の健康やプライベートを犠牲にする可能性がある。 |
5. 他人との距離が遠い | 自分の仕事に集中しすぎて、周囲とのコミュニケーションが不足しがち。他人から孤立することや、人間関係に摩擦を生むことがある。 |
6. 時間の管理が苦手 | 一つの業務に集中しすぎて、他の重要な業務を後回しにすることがある。完璧にやろうと時間をかけすぎて、全体効率が下がることも。 |
7. 組織の空気を読むのが苦手 | 自分の考えや価値観に固執するあまり、組織の空気を読むことが苦手。他人の意見や感情を軽視してしまう可能性がある。 |
8. 責任感が強すぎる | 自分の仕事に対する責任感が強すぎて、負担が大きくなることがある。また、自分以外の人に仕事を任せることが苦手である。 |
9. フォローが多い | 他人のミスを直すために、自分の仕事時間を割くことが多い。これにより、自分の仕事が遅れる可能性。 |
仕事とプライベートの境界が曖昧 | 仕事への取り組みが強すぎて、仕事とプライベートの境界が曖昧。リフレッシュの時間が取れず、ストレスが溜まる可能性がある。 |
真面目な人が損をしないための方法
これまでご紹介したとおり、真面目さは素晴らしい資質ですが、時にはそれが自身を追い詰める原因にもなります。
そこで、真面目な人が損をしないためのいくつかのアドバイスをご紹介します。
仕事上の正解を意識する
真面目な人が損をしないための対策1つ目は、仕事上の正解を意識することです。
自分が追求すべきは、自己満足の結果ではなく、仕事上で求められる「正解」を考えてみること。
例えば、ある企画では、全員が100%満足する結果を出すことよりも、期限内に要求された品質の仕事を完成させることが重要かもしれません。
「仕事上の正解」の視点を持つことで、自分自身の負担を軽減することも、仕事に対する割り切りの感情を得ることもできます。
要領の良さを覚える
真面目な人が損をしないための対策2つ目は、要領の良さを覚えることです。
仕事の全てを最高レベルで達成しようとすると、時間的にも労力的にもパンクする可能性がある。
そのため、必要なレベルを見極め、適切な範囲の成果に目を向けることが重要。
例えば、すべての業務を一人で終わらせようとせず、他人の力を借りることを学ぶと良い。
また、やらねばならない業務を整理・分割して、優先順位をつけて進めることも要領を良くする一つの方法です。
- 急ぎで重要なこと
- 急ぎではないけれど重要なこと
- 急ぎでも重要でもないこと
以上の順に仕分けして、順に行うといいですよ。
断ることを覚える
真面目な人が損をしないための対策3つ目は、断ることを覚えることです。
「断る」技術も必要です。全ての依頼や業務を引き受けてしまうと、自分の能力を超えて、ストレスや過労の原因になりますからね。
逆に職場や相手に迷惑をかけてしまう場合もあります。
無理な依頼には適切に断る勇気を持つことも大切です。
断るための一つの方法としては、現在抱えている仕事を相手に伝えることにより、断る理由に説得力をもたせる方法があります。
もしくは、「他の業務があるため今は難しいですが、〇〇時間後なら対応可能です」と時間を設定する方法も効果的。
断ることで、自分の時間を確保し、労力を蓄え、仕事の質と効率を向上させることができます。
以下の記事も参考になると思います。
▶期待に応えるのに疲れたときに自分を守る7つの対処法【断る勇気も必要です】
完璧を求めすぎない
真面目な人が損をしないための対策4つ目は、完璧を求めすぎないことです。
完璧を求めすぎると、適切な範囲での成果に集中することが難しくなり、時間や労力を無駄に使ってしまうことがありますからね。
例えば、報告書を書く際にも、細部のフォーマットにこだわりすぎると、本来伝えるべき内容に集中できなくなってしまうみたいな。
そのため、完璧を求めるのではなく、何が本当に重要なのか、どれだけの努力が必要なのかを見極めることが大切です。
以下の記事も参考になりますよ。
▶完璧主義をやめたい人必見!今すぐやめられる最適主義のすすめ
相談する
真面目な人が損をしないための対策5つ目は、相談することです。
これは、自身の悩みや課題を一人で抱え込まず、他人の視点や意見を取り入れることで、新たな解決策を見つけ出す重要な手段です。
例えば、新しいプロジェクトを任されたとき、真面目な人は一人で全てをこなそうとしがち。
しかし、そこで難しい課題に直面したとき、一人で解決策を探すのではなく、周りの同僚や上司に相談してみること。
彼らからは、自分では見つけられなかった視点やアドバイスを得ることができますよね。
また、自分の仕事に対する不安や疑問、自己認識についても相談することは有益ですね。
自分だけの視点では見えない部分を教えてくれたり、自分の長所を再認識させてくれることで、自信を取り戻すきっかけにもなります。
このように、相談することで、自身の視野を広げ、問題解決の糸口を見つけることができます。
相談は、自分一人で全てを解決しようとする真面目な人が、自分を過剰に追い詰めることなく、より良い結果を出すための有効な方法ですよ。
要点を以下にまとめました。
方法 | 詳細 |
---|---|
仕事上の正解を意識する | 追求すべきは自己満足の結果ではなく、仕事上で求められる「正解」 |
要領の良さを覚える | 必要なレベルを見極め、適切な範囲の成果に目を向ける |
断ることを覚える | 全ての依頼や業務を引き受けてしまうと、自分の能力を超えてストレスや過労の原因になる |
完璧を求めすぎない | 完璧を求めすぎると、適切な範囲での成果に集中することが難しくなる |
相談する | 自身の悩みや課題を一人で抱え込まず、他人の視点や意見を取り入れる |
真面目な人におすすめの記事
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【体験談】真面目損している女性たち
この記事を書いている私は、働く女性のみを対象にした講座を10年以上続けています。
自分を卑下するあまり、評価を下げてしまったり、いいように使われてしまったりする。
ときには、安価な給料で何年も働き続けて歳をとり、転職もむずかしくなっているみたいな人もいました。
真面目なことはとても素晴らしいことなのですが、真面目であれば報われるかといえばそうとも言えません。
真面目であることは前提として、自らチャンスをつかみとっていく、良い意味でのしたたかさを求められます。
本記事との出会いをきっかけに、ご自身をもう一度見つめ直すことをおすすめします。
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真面目な人こそ損どころか、不真面目な人の何倍もの恩恵を受けるべきと私は思います。
そのためには自分を知る作業が不可欠。自分の強み。大切にしているもの、行動のクセなどをつかめば、自分の価値を高めるときに使える武器がわかります。
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