「ダメ元」とは、失敗しても構わないから挑戦してみようと、行動をほどこす意味があります。聞こえの悪い表現ですが、実はさまざまな価値(メリット)を私たちに与えてくれるもの。
私たちは生活していると、やってみなければわからない場面に幾度となく出会うもの。そこで失敗するのは誰だってイヤなものですが、行動しなければ何も始まりません。
そんなときに、私たちの背中を押してくれるのが「ダメ元」の精神です。
ざっくばらんな話、この精神を身につけないと大きなチャンスを逃すことになるかもしれません。
実際に私自身、ダメ元の精神で40歳から講師の仕事を始め、天職と呼べる道を見つけることができました。
この記事では、ダメ元で行動できる人の心理や、それがもたらす多くのメリットを解説します。
さらに、単なる精神論ではない「成功を収めるための3つの秘訣」も、具体的にお伝えしていきます。
実践すれば失敗する恐れが軽くなり、新しい一歩を踏み出したくなっているはずです。他では読めない貴重な情報満載なので、最後までお読みくださいね。3分ほどで読めます。
追伸：本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴：
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験（10年は複業）を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門：
ダメ元で挑戦経験のある人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書：
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き！自分の”強み”を活かして稼ぐ方法（大和出版）」
ダメ元の意味
ダメ元でやってみるとは、失敗しても構わないから、とりあえず挑戦してみることを指します。うまくいく保証はないけれど、やってみて結果を見ようという前向きな精神です。
ダメ元は「ダメでもともと」の略語で、最初から失敗を想定しつつも行動を促す前向きな言葉です。
言い換えると「無理を承知で」「試しにやってみる」に近くいずれも失敗を想定内として挑戦するという意味を含んでいます。
「ダメ元」の言葉の使い方の例
ダメ元の事例をいくつか紹介しますと、
(恋愛の場面)：
ダメ元で好きな人に告白してみる
(仕事の場面)：
ダメ元で上司に聞いてみる
ダメ元で上司に言ってみる
(生活の場面)：
ダメ元で習い事をやってみる
など様々な場面で使える言葉です。
いずれも「うまくいくかわからないことをやってみる」様子を表しますね。
ダメ元でやってみるメリットを教えてほしいな
ダメ元でやってみる7つのメリット(価値)
ダメ元のメリットは、計り知れないものがあります。大げさに聞こえるかもですけど声を大にして言えますね。
いくつかダメ元でやってみるメリットをご紹介します。
失敗のダメージが少ない
ダメ元でやってみるメリットの1つ目は、失敗のダメージが少ないことです。
成功を期待していると、失敗のダメージは大きくなりますよね。
でも、
ダメ元のメリットとしては、失敗のダメージが少ないことですね。
行動力が上がる
ダメ元でやってみるメリットの2つ目は、行動力が上がることです。
失敗のダメージが軽くなれば、新しいことに挑戦しやすくなりますよね。
行動するときの不安や恐怖が軽減され、挑戦するハードルがぐっと下がる。
ダメ元を覚えれば、行動力が飛躍的にアップするわけですね。
気持ちに素直になれる
ダメ元でやってみるメリットの3つ目は、気持ちに素直になれることです。
失敗のダメージが少なくなり行動力が上がると、やってみたい気持ちが湧いたらすぐ行動できる。
「新しいことに挑戦してみたい」とか、自分の人生の扉を開けるチャンスが得られますね。
性格に左右されず行動できる
ダメ元でやってみるメリットの4つ目は、性格に左右されず行動できることです。
臆病な性格の人は、失敗や他人の目が気になるもの。しかしダメ元精神が身につけば、不安や恐怖を乗り越えられます。
大胆である必要も、強気である必要もない。
ダメ元精神があれば性格に左右されず行動できますよ。
反対を押し切れる
ダメ元でやってみるメリットの5つ目は、反対を押し切れることです。
「ダメ元ですから」で理屈が通るから。
うまくいけば反対した相手に一目置かれるでしょうね。
成功する可能性が高まる
ダメ元でやってみるメリットの6つ目は、成功する可能性が高まることです。これまでやったことのないことに挑戦する回数を増やせますからね。
成功する可能性が高まるのはダメ元精神を覚えたときの大きなメリットですね。
運が良くなったと感じる
ダメ元でやってみるメリットの7つ目は、運が良くなったと感じることです。
うまくいけば儲けもの(ラッキー)です。ダメ元で行動すれば、そのうち何回かはうまくいくはず。
実際は、挑戦回数が増えたことで良い結果に遭遇する機会が増えただけですが、本人にとっては「運が向いてきた」と感じられます。
ダメ元でやってみる7つのメリットを
まとめるとコチラです↓
- ダメ元でやってみるメリット(価値)
- 失敗のダメージが少ない
- 行動力が上がる
- 気持ちに素直になれる
- 性格に左右されず行動できる
- 反対を押し切れる
- 成功する可能性が高まる
- 運がよくなる
ダメ元精神いいですね！
ダメ元精神を身につけるコツや
考え方とかありますか？
ダメ元！成功を収めるための3つの秘訣
ダメ元でやってみるときに単なるラッキーで終わらせないために、その一歩を「賢い成功」へと導く、3つの具体的な秘訣をお伝えします。
秘訣1：最悪を想定し小さく試す
「ダメ元でやってみる」成功への秘訣の１番目は、
行動する前に最悪の事態を想定し、ごく小さな一歩から試してみることです。
挑戦が怖い大きな原因は、漠然とした失敗への不安にあります。 そこでまず「最悪どうなるか？」を具体的に考えてみてください。意外と大したことではないと気づけるはずです。
たとえば、株式投資をお小遣い程度の少額から始めるように、プレッシャーの少ない小さな挑戦で経験を積むのです。
心の準備と行動の準備、この両輪を揃えることで、安全に次へのステップに進む自信が生まれます。
秘訣2. 成功者の助言を素直に聞く
「ダメ元でやってみる」成功への秘訣の2番目は、成功している先人たちの助言を素直に聞くことです。
フィードバックを活用することで、これから挑戦しようとすることの方向性を正しく調整し、成功へ導く確率を高めることができます。
フィードバックの上手なもらい方についてはこちらに詳しく書いてます▶フィードバックをもらう方法7選｜最大効果を発揮する聞き方
秘訣3：未来の「やらない後悔」を想像する
「ダメ元でやってみる」成功への秘訣の3番目は、挑戦への恐怖と、未来に訪れる「やらない後悔」を天秤にかけることです。
人の心は「やって失敗した後悔」より「やらなかった後悔」を、より長く重く感じるといいます。
もし今、行動しなかったらどうなるでしょう。
5年後、10年後の自分が「あのとき、なぜ挑戦しなかったんだ…」とため息をつく姿を想像してみてください。
今の恐怖から逃れる選択は、未来の自分をずっと苦しめるかもしれませんよ。
その大きな後悔を想像すれば「今、やっておくべきだ」という強い気持ちが、きっと背中を押してくれます。
ダメ元精神を身につけるコツ
ダメ元精神を身につけるコツは、失うものがないと気づくことが大切です。
場合によりますが、行動したところで一円もかからなかったり、少しししかお金がかからないことも多いのではないでしょうか。
頭の中に計算機をおいてかかる費用を考えてみるといい。
例えば上司に新しい企画書を持ち込んでみようと思ったとき、持ち込む費用はかかるでしょうか？
かかりませんよね。リスクも同時に先読みすると、「こんな企画じゃダメだね」と上司に言われても「すいません」で済む。
- つまり費用もリスクもほぼゼロ。
ダメなポイントを同時に聞けば改善点もわかる。リスクを先読みすれば、失敗しないよう予め準備もできます。
ここで一点注意すべきは、ダメでも自己否定してはいけない。
企画が通らなくても企画そのものがマズイだけ。
自分の存在そのものが否定されたわけではない。
まとめますとダメ元精神を身につけるコツは、
- 失うものがないと気づくこと
- リスクを先読みすること
- ダメでも自己否定に繋げないこと
以上となります。
ダメ元で天職に出会えた体験談
この記事を書いている私は、ダメ元精神のおかげで天職と呼べる仕事に出会えています。
前職は設備機器メーカーで働いており、今の仕事とはまったく関係ありません。40歳を前に講師の仕事をやってみるチャンスが訪れた。
それまで煮え切らない人生を送っていたし、人前で話をした経験もほぼゼロ。講師の仕事なんてできないと思いましたよ。
それでも心のどこかで「やってみたい」と思いましたし、もしもうまくいけば人生の逆転劇が起こるかもと考えました。
最後に私の背中を押したのは『ダメ元の精神』。
月１回、週末だけの仕事であり、ダメでも恥ずかしいと思うだけのリスク…。
- ダメ元でやってみようと思いました。
そして実際に登壇してみると・・・その快感に感動し、あれから10年以上に渡り講師の仕事を続けています。
今となっては天職と言えますけど、すべてはダメ元の精神から始まっています。
もしも新しいことに挑戦したいなら、ダメ元の精神で挑むといい。私たちは、意外にリスクの少ないことを怖がっているものですから。
もしも未経験なことをするのは怖いなら、下記の記事も参考にするといいですよ。
▶自己効力感を高める究極の方法｜『自分ならできる』と感じる秘訣を解説！
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最後になりますけれど、ダメ元精神を培うためには「やればできる」という気持ちを作る必要があります。
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制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート：自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート：自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う？合わないチェックリスト：現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート：モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート：自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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最後に筆者からの大切なメッセージ
記事のはじめに、「失敗が怖い」という気持ちについて触れました。 その一歩を踏み出せないでいると、時間はあっという間に過ぎていきます。そして「やらなかった後悔」だけが、心に残り続けるのです。
「ダメ元」とは、失敗を恐れず、結果よりも「やってみた」という経験そのものに価値を見出す、賢くて勇敢な選択です。
たとえうまくいかなくても、失うものはほとんどありません。 むしろ、次につながる貴重なデータと、行動できたという自信が手に入ります。
あなたの人生は、あなたのものです。 誰かの評価を待つ必要などありません。
心に「やってみたい」という小さな火が灯ったなら、どうか「ダメ元」で、その火を大きくする一歩を踏み出してみてください。 その一歩が、想像もしていなかった未来への扉を開けるかもしれません。
浅野ヨシオ
浅野ヨシオ：
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き！自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績：日本経済新聞／日経WOMAN／PRESIDENTほか多数
◎講演実績：横浜市経済観光局／多摩大学／NPO法人Woman’sサポート／自由大学／青森商工会連合会／天狼院書店／(株)スクー／ほか多数
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