
本音で話す方法ありますか?
嫌われるのはイヤです。本音を話せる人の特徴も知りたいな。
そんな疑問に答えます。
本音でズバズバ話せる人を見ると、うらやましいと感じることはありませんか。でも、多くの人は、相手に嫌われることに不安を感じてしまうもの。
どうすれば嫌われずに本音で話せるのでしょうか。
この記事では、周りの人に嫌われずに本音で話すためのコツを、わかりやすく説明します。ここでしか入手できない『嫌われずに本音が伝わる会話テンプレート集』が入手可能な、希少性の高い内容です。
実践すれば、もっと気軽に本音で話せるようになれます。建前ばかりの人生からサヨナラしたい人に必読の内容です。
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- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
本音を話したいけど嫌われたくない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
なぜ本音で話せない?嫌われる3つの原因
本音で話せない、または話すと嫌われてしまうことにつながる主な3つの原因を解説します。原因がわかれば、どうすれば良いかのヒントも見えるでしょう。
原因1:嫌われることへの強い不安
本音を話すと嫌われやすくなる1つ目の原因は、「嫌われたくない」という強い気持ちによるものです。
相手にどう思われるか、関係が悪くならないかと考えると、発言をためらいがちです。
日本では、「みんなと同じ」であることを大切にする風潮が、少なからずありますからね。 周りと違う意見を言うことには、勇気が必要と感じやすいものです。
この「嫌われることへの不安」は、だれもが持っている自然な感情といえます。
原因2:自分の本音がわからない
本音を話すと嫌われやすくなる2つ目の原因は、自分自身の本当の気持ち「本音」がよくわからなくなっていることです。
たとえば職場などで、自分の考えをはっきり言うよりも、周りに合わせてしまう場面がありませんでしょうか。
いつも自分の気持ちを抑えていると、次第に「本当はどうしたいんだろう?」と、本心が見えにくくなることがあります。
周りの期待にこたえようとしすぎると、自分自身の考えや価値観、俗に言う「自分軸」を見失いがちになるのです。
原因3:伝え方に問題がある
本音を話すと嫌われやすくなる3つ目の原因は、その「伝え方」に問題がある場合です。
本音を話すこと自体が悪いのではなく、「ものの言い方」が相手を不快にさせてしまうケースは少なくありません。
相手の気持ちや状況を考えずに、自分の言いたいことだけをストレートにぶつけてしまうとどうなるでしょう。
仮にそれが正直な気持ちであっても、配慮のない言葉は相手を深く傷つけてしまう可能性があります。
自分の気持ちを大切にすることと、相手を思いやることは、良好な人間関係を保つ上で両立させなければならないものなのです。
嫌われずに本音を伝える2つの大原則
人間関係を大切にしながら自分の気持ちを上手に伝えるための、最も重要な「2つの大原則」についてお話しします。
この原則を知ると、自信を持ってコミュニケーションできるようになります。
原則1:「本音」と「意見」を使い分ける
まずはじめに、嫌われずに本音を伝えるのに大切なのは、「本音」と「意見」の違いを知り、場面に応じて使い分けることです。
この使い分けができると、相手を不快にさせずに自分の考えを伝えやすくなります。
「本音」と「意見」の大きな違い
この2つの言葉、似ているようで実は大きな違いがあります。
「本音」というのは、辞書を引くと「本心から出たことば」と説明されています。心の中にある、加工されていない本当の気持ちですね。感情的な部分も含まれることが多いものです。
一方、「意見」は「ある問題に対する考え。心に思うところ」といった意味合いです。こちらは、自分の「考え」という側面が強い言葉となります。
つまり、「意見」は自分の頭で考え、整理した内容というニュアンスが含まれるのです。

「本音」と「意見」の違いの対比表です。
項目 | 本音 | 意見 |
---|---|---|
定義 | 心の奥にある感情・欲求 | 考えや見解 |
感情の強さ | 感情的になりやすい | 比較的冷静 |
傾向 | 個人的・内面的 | 社会的・理性的 |
表現方法 | ストレートに出がち | 配慮ある伝え方が可能 |
注意点 | 感情が先走ると誤解を招きやすい | 客観的な伝え方がしやすい |
「意見」として伝え、配慮を忘れずに
嫌われずに自分の考えを伝えたいとき、意識すべきは「意見」として話すことです。
心の中にある「本音」をそのまま言葉にせずに、「私はこう考えます」という形で、「意見」として表現する。 そうすることで、感情的になるのを防ぎ、相手の気持ちに配慮することができます。
自分の考えを大切にしながらも、相手を尊重する姿勢が、良好な関係を保つ秘けつです。
「同感」ではなく「共感」を示せばOK
相手と意見が違うとき、どうすればいいか迷うこともあるでしょう。 そんなときに役立つのが、「共感」と「同感」の違いを知っておくことです。
「共感」は、相手の気持ちや考えを「そう考えているんですね」「そういう気持ちなんですね」と、まず一度受け止める姿勢を指します。相手と同じ考えである必要はありません。
たとえば、相手が「この映画は最高だった!」と言ったとき、「この映画、とても良かったんですね」と受け止めれば、それが共感です。
一方、「同感」は、相手と全く同じ気持ち・考えを持つことです。「私も最高だと思った」と言えなければなりません。
無理に「同感」しようとすると、自分の気持ちに嘘をつくことにもなりかねません。
相手に「共感」を示しつつ、「私の意見としては、こういう部分が面白いと思いました」のように自分の考えを伝えれば、正直でありながら相手も尊重できます。
原則2:伝える「相手」を慎重に見極める
嫌われずに本音を伝える2つ目の大原則は、本心に近い「意見」であっても、それを伝える相手をきちんと選ぶ、ということです。思ったことをだれにでも話せば良い、というわけではありません。
なぜ相手選びが重要なのか?
人には、さまざまな考え方や価値観があります。 よかれと思って話したことが、意図しない形で受け取られてしまったり、話した内容が他の人に漏れてしまったりする可能性も考えておく必要があります。
また、仕事の場面などでは、自分の意見を正直に話すことよりも、場の調和や円滑な業務遂行を優先すべきときもあるでしょう。
自分の大切な気持ちを安心して話せる相手を選ぶことは、無用なトラブルを避け、自分自身を守るためにも重要です。
本音を話しても大丈夫な相手の4つの特徴
どのような相手になら、安心して本音(意見)を話せるのでしょう。 これまでの経験から、いくつかの特徴をご紹介します。
特徴1:信頼できる家族: 基本的に味方でいてくれる存在です。(ただし、家族であっても価値観が大きく異なる場合は、無理に話さない方が良いこともあります)
特徴2:心が安定している友人: 精神的に余裕がある友人は、こちらの話を落ち着いて受け止め、理解しようと努めてくれるでしょう。
特徴3:他の人間関係と切り離された友人: 共通の知人がいない相手であれば、話が意図せず広まる心配が少なくて済みます。個人的な深い悩みなどを相談しやすいかもしれません。
特徴4:口が堅く、聞き役に徹してくれる人: 関係性の深さとは別に、秘密を守り、ただ黙って話を聞いてくれるタイプの人もいます。
無理に話す必要がない場面・相手
繰り返しになりますが、いつでもどこでも本音を話すのが正解とは限りません。
たとえば、以下のような場面や相手には、無理に本音(意見)を伝える必要はないでしょう。
- 仕事で立場上、言いにくいことがある
- 相手が感情的になっている
- 話しても状況改善しないことが明らか
- あなたを尊重する気がない相手
状況や相手の様子をよく観察し、「今は話すべきときか」「この人に話して大丈夫か」を冷静に判断する視点も大切にしましょう。
嫌われない本音の伝え方
ここからは、実際に嫌われずに本音(意見)を伝えるための具体的な3つのステップを見ていきましょう。
頭で理解するだけでなく、普段の会話で意識して使うことで、コミュニケーションは変わっていきます。
ちょっとしたコツで、もっと楽に話せるようになるはずです。
1.「私の意見ですが」枕詞を使う
嫌われずに本音を伝えるための最初のステップは、自分の意見を伝えるとき、いきなり本題に入るのではなく、一言「枕詞(まくらことば)」を添えることです。
たとえば、「私の意見ですが」「私が思うに」「個人的な考えとしては」といった言葉ですね。
これらの言葉を最初に添えるだけで、相手は「これはこの人の個人的な考えなんだな」と理解しやすくなります。
断定的な響きが和らぎ、相手にも、話を受け入れてもらいやすくなる効果が期待できます。
特に、少し言いにくい意見や提案をするときには、この枕詞が役に立つでしょう。
2.相手の考えをまず受け止める
嫌われずに本音を伝えるための2番目のステップは、意見を言う前に、相手の話をきちんと聞き、その考えを受け止めることです。
たとえ自分と違う意見であっても、頭ごなしに否定したり、すぐに反論したりするのは避けましょう。
「なるほど、そういう考え方もあるんですね」「〇〇さんは、そう感じているんですね」のように、まずは相手の言葉を受け止める一言(共感の言葉)を伝えます。
これは、相手に「自分の話をちゃんと聞いてもらえている」という安心感を与え、意見を聞いてもらいやすくする効果があります。
(以前も書きましたが、これは「同感」する必要はなく、「共感」を示すだけで十分です。)
具体例:「ドレッシング」で学ぶ伝え方のコツ
ここで、具体的な会話例を見てみましょう。前のセクションで少し触れた「共感」と「意見」の伝え方の例です。

「野菜にドレッシングをかけるとおいしいですよね!」

「(まず共感)〇〇さんは、野菜にドレッシングをかけるのがおいしいと感じるんですね。わかりますよ。」

「(次に自分の意見)私の意見ですけど、シンプルに塩をかけるだけでも、野菜の味が引き立っておいしいと思うんです。」
このように話せば、相手の考えを否定せずに、自分の意見もしっかりと伝えることができます。
相手の主張をまず受け止める、という姿勢がポイントです。
3.言葉以外の表現も意識する
嫌われずに本音を伝えるための3番目のステップは、言葉以外の表現、いわゆる非言語(ノンバーバル)コミュニケーションも意識することです。
何を話すかは重要ですが、「どのように話すか」も、相手に与える印象を大きく左右します。
たとえば、丁寧な言葉を選んでも、無表情で早口だったり、不機嫌そうな声のトーンだったりすると、相手は「怒っているのかな?」「本心では違うことを思っているのでは?」と感じてしまうかもしれません。
逆に、穏やかな表情で、落ち着いた声のトーンで話せば、たとえ言いにくい内容であっても、相手は冷静に話を聞きやすくなります。
- 柔らかい表情を心がける
- 相手の目を見て(見つめすぎず、まつ毛あたりを見るのも良いでしょう)話す
- 声の大きさや話すスピードを相手に合わせる
といったことを少し意識するだけでも、印象はずいぶん変わるものです。
反対意見の伝え方
特に難しいのが、相手と異なる意見を伝えたり、何かネガティブなこと(注意や指摘など)を伝えたりする場面でしょう。
このようなときは、これまでお話ししたステップ1〜3に加えて、さらに配慮が必要です。
まず、枕詞を使って意見であることを明確にし、相手への共感を示します。 その上で、「もしよろしければ、私の考えも聞いてもらえますか?」のように、相手の許可を得る形で切り出す方法です。
伝える際には、事実と自分の意見(解釈や感情)を分けて話すことを意識しましょう。
「〇〇という事実があって、それについて私はこう思う」という形です。
また、可能であれば、否定的な意見だけでなく、肯定的な側面や代替案も合わせて伝えるようにすると、相手は受け入れやすくなるかもしれません。
(例:「〇〇の点は素晴らしいと思いますが、△△については、□□のように改善できる可能性があると感じました」)
そして、最後は相手への配慮の言葉で締めくくるなど、後味を悪くしない工夫も大切です。
言いにくいことを伝えるのは勇気がいりますが、伝え方次第で、むしろ相手との信頼関係を深めるきっかけにもなり得るのです。
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本音で好かれる人と嫌われる人の違い
同じように本音を話しているつもりでも、なぜか周りから好かれる人と、敬遠されてしまう人がいます。 その違いはどこにあるのでしょうか。
ここでは、それぞれの特徴を知ることで、より良いコミュニケーションのヒントを探っていきましょう。
本音で話して好かれる理由
正直に自分の意見を言う人が、周りから好意的に受け止められることがあります。
その理由のひとつは、多くの人が本音を言いたくても言えない状況にあるからです。周りに気を使い、自分の気持ちを抑えている人は少なくないでしょう。
そんな中で、自分軸を持ち、正直に意見を言える人の姿は、ある種うらやましく、魅力的に映ることがあります。 (ヒットしたドラマで、組織の不条理に立ち向かう銀行員のストーリーが多くの人の共感を呼んだのも、似たような心理かもしれませんね。)
ただし、これはあくまで「伝え方」や「人柄」が良い場合に限られる、という点は心に留めておく必要があります。
本音で話して嫌われる人の3つの特徴
一方で、本音を話すことで、残念ながら人から嫌われてしまうこともあります。 そうした人たちには、いくつかの共通した特徴が見られることが多いです。
1. 相手の気持ちを考えない
本音で話して嫌われる人の1つ目の特徴は、相手がどう感じるかを考えず、自分の言いたいことを一方的に話してしまうことです。
「正直であることが常に正しい」と思い込み、相手の感情に合わせた配慮ができない傾向があります。
2. 相手の立場や状況を想像できない
本音で話して嫌われる人の2つ目の特徴は、相手が置かれている立場を考えずに、自分の本音だけをぶつけてしまうことです。
たとえば仕事の場面で、上司が会社の決定を部下に伝えなければならないときに、本心では納得していなくても、立場上そうせざるを得ない状況もあります。
そうした相手の状況を無視して正論ばかりをぶつけていては、人間関係はうまくいかないでしょう。
3. 言葉で相手を傷つけてしまう
本音で話して嫌われる人の3つ目の特徴は、悪気はなくても、結果的に相手が傷つく言葉を発してしまうことです。
本音を伝えることと、相手を傷つけることは違います。
特に、相手の容姿や能力、人格など、デリケートな部分に触れる発言は、本心であっても避けるべきでしょう。
嫌われずに本音を話せる人の5つの特徴
では、逆に周りから信頼され、嫌われずに本音を話せる人には、どのような特徴があるのでしょうか。
多くの人を見てきた経験から、主に5つの特徴が挙げられます。
1. 話す相手と場面を選んでいる
嫌われずに本音を話せる人の1つ目の特徴は、だれにでも、どんなときでも本音を話すわけではない、ということです。
相手との関係性や、その場の状況を冷静に判断し、話すべきかどうか、どこまで話すかを考えています。
2. 相手への思いやりがある
嫌われずに本音を話せる人の2つ目の特徴は、意見を伝える際にも、相手の気持ちや立場を尊重する姿勢を忘れないことです。
「共感」を示し、言葉遣いや表現に配慮が見られます。
3. 感情的に攻撃しない
嫌われずに本音を話せる人の3つ目の特徴は、意見が対立しても、感情的になって相手を言い負かそうとしたり、人格を否定したりはしない、という点です。
落ち着いて、自分の「意見」として伝えます。
4. 言葉と行動が一致している
嫌われずに本音を話せる人の4つ目の特徴は、普段の行動と、話す内容に矛盾がないことです。
周りから信頼されているのはこのためでしょう。 口先だけでなく、行動が伴っているからこそ、その言葉に重みが出るのです。
5. 自分に自信を持っている
嫌われずに本音を話せる人の5つ目の特徴は、自分の価値を認め、考えに自信を持っていることです。(これは「自己肯定感が高い」とも言えますね)
周りの評価を恐れることなく、落ち着いて意見を述べることができます。
これらの特徴は、特別な才能ではなく、意識することで身につけていけるものです。
本音を言うと離れていく人のタイプ
正直に自分の意見を話したとき、残念ながら離れてしまう人もいるかもしれませんね。 たとえば、以下のタイプの人です。
・常に自分が上でいたい人(マウントを取りたい人): 自分の優位性を示したいと考えているため、自分と異なる意見や反論を受け入れられない傾向があります。本音で対等に話そうとする人を嫌うことがあります。
・上下関係を重視しすぎる人: 立場が上の人の意見は絶対、下の者は従うべき、という考えが強いタイプです。立場に関係なく本音で意見を言う人に対して、不快感を抱くことがあります。
もし、誠意をもって意見を伝えたにも関わらず、上記のような理由で離れていく人がいても、それは仕方のないことかもしれません。
すべての人に好かれようとする必要はないのです。自分と合わない人とは、無理に関係を続ける必要はない、と考えることも大切でしょう。
本音で話せる関係を築くヒント
これまでの原則や伝え方のコツをつかんでも、「本音で話せる相手がいない」「感情的になってしまう」と感じる人もいるかもしれませんね。
ここでは、安心して本音を話せる関係を築くためのヒントと、感情との向き合い方についてお伝えします。
関係づくりのきっかけは「自己開示」
本音で気兼ねなく話せるような関係を築きたいと思ったとき、そのきっかけとなるのが「自己開示」です。
自己開示とは、自分の考えや気持ち、経験などを相手に打ち明けることを指します。
自分から心を開いて正直な部分を見せることで、相手も心を開きやすくなり、ぐっと距離が縮まることがあります。
もちろん、だれかれ構わず何でも話せば良いというわけではありません。
前のセクションでお話しした「相手選び」はここでも重要です。
しかし、信頼できると感じた相手には、少し勇気を出して自分から心の内を見せてみる。
それが、深い関係性を育むための一歩となるでしょう。 相手が自分の本音を受け入れてくれるかどうかの、ある意味での「相性チェック」と考えることもできますね。
体験談:自己開示で距離が縮まった話
ここで、私自身の経験をお話しさせてください。
以前、離婚後に新しいパートナーを探す活動(婚活)をしていたときのことです。 お会いする相手の方に、比較的早い段階で、離婚に至った経緯などを正直にお話しするようにしていました。
相手の立場からすれば、本当は聞きたいけれど、なかなか直接は聞きにくいことだろうと考えたからです。
すると、相手の方もご自身のプライベートな話をしてくださるようになり、以前から知り合いだったかのように、急速に心の距離が縮まるのを感じました。
自己開示は少し勇気がいることですが、相手との間に信頼関係を築く上で、効果的な方法だと実感した出来事です。
本音を話すと涙が出るときの対処法
「本音を話そうとすると、なぜか涙が出てきてしまって困る」という相談を受けることもあります。 感情が高ぶって、うまく言葉にできなくなるのはつらいですよね。
涙が出るのは、自分の内側にある強い感情(悲しみ、悔しさ、あるいは感動など)に意識が集中しすぎている状態といえるかもしれません。そんなときは、意識を自分から相手へ向けることで、気持ちを落ち着かせやすくなります。
具体的な方法としておすすめなのが、相手の「まつ毛」を見ることです。相手の目を見るのが基本ですが、涙が出そうなときは、視線を少しずらしてまつ毛あたりに集中します。
まつ毛は意外と、しっかり意識を向けないと見えにくいもの。 相手のまつ毛に意識を向けると、高ぶった自分の感情から距離を置くことができ、不思議と涙が収まることがあります。
あからさまに視線をそらすわけではないので、相手に不自然な印象も与えにくいでしょう。 もしものときのために、覚えておくと役立つかもしれませんよ。
本音で話すための「自分軸」の作り方
嫌われずに本音を伝える方法を知っても、「自分の意見に自信が持てない」「周りの目が気になって言えない」という方もいるでしょう。
その背景には、自分自身の揺るぎない価値観、つまり「自分軸」が関係しているかもしれません。
ここでは、本音で話すための土台となる「自分軸」の重要性と、それを育むための具体的な方法について解説します。
なぜ「自分軸」が重要なのか?
本音で話すためには、ある程度の「自分軸」を持つことが欠かせません。
自分軸とは、自分の価値観や考え方の中心となるもの、言い換えれば「自分は自分である」という感覚や自信(自己肯定感)ともいえます。
この自分軸がしっかりしていないと、「こんなことを言ったらどう思われるだろう」「間違っていたら恥ずかしい」といった不安が先に立ち、意見を口に出すことが難しくなります。
逆に、自分軸がしっかりしていれば、周りの意見に流されることなく、自分の考えに自信を持って、相手に伝えることができるようになります。 本音で話せるようになるための、いわば心の土台作りといえるでしょう。
「自分軸」を育む具体的な方法
では、どうすれば「自分軸」を育むことができるのでしょうか。
特別なことをする必要はありません。日々の意識や、自分との向き合い方で少しずつ育てていくことができます。 ここでは、そのための具体的な方法を2つご紹介します。
成功体験や実績を振り返る
自分軸を育む、つまり自信をつけるための効果的な方法のひとつは、過去の「できたこと」を思い出すことです。
自分の成功体験や、これまでの実績などを丁寧に振り返ってみましょう。 どんな小さなことでもかまいません。「あのとき、プレゼンをやり遂げた」「難しい仕事を乗り越えた」「人に感謝された」など、自分が頑張ったこと、達成したことを具体的に思い出します。
そうすることで、「自分にもできることがある」という感覚を再確認でき、それが自信につながります。
ただし、私たちはつい失敗体験の方を強く記憶してしまう傾向(ネガティブ・バイアス)があります。
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自分の本音がわからないときのヒント(関連記事)
中には、「自分軸」以前に、「自分の本音そのものがよくわからない」という方もいるかもしれません。
周りに合わせることに慣れてしまったり、自分の気持ちを感じないようにしてきたりすると、そうした状態になることもあります。
もし、ご自身の本当の気持ちが見えにくくなっていると感じる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
自分らしさを取り戻すためのヒントや、ありのままの自分を受け入れるための考え方などを解説しています。そのような人におすすめの記事を下記にまとめました。必要であればお読みください。
本音を話せる「第3の大人」という存在
最後に、もし周りに本音を安心して話せる相手が見つからない、あるいはもっと深く自分自身と向き合いたいと感じている方へ、ひとつの考え方をご紹介します。
それは、「第3の大人」という存在を見つけることです。
「第3の大人」の重要性
「第3の大人」とは、親や先生、友人といった身近な関係性の枠を超えた、自分を理解し、客観的な視点で話を聞いてくれる大人のことを指します。
身近な人には、話しにくい悩みや本音もあるものです。利害関係のない第3者だからこそ、安心して心の内の深い部分まで話せることがあります。
実際に、私の講座の受講生の方々は、普段は言えないような本音をたくさん話してくれます。「墓場まで持っていこうと思っていた話」を打ち明けてくださる方もいるほどです。
それは、私が特別だからというわけではなく、「安心して本音を話せる相手」として認識してもらえているからでしょう。 客観的な意見をもらえたり、話すことで自分の考えが整理されたりする。
そんな「第3の大人」が一人いるだけでも、人は自信を持って前に進むことができるものです。 特に、普段なかなか自分を出せないと感じている人にとっては、大きな支えとなる可能性があります。
では、どうすれば自分にとって信頼できる「第3の大人」を見つけることができるのでしょうか。 いくつか大切な視点がありますので、3つご紹介します。
「第3の大人」を選ぶ3つの視点
自分の意見や価値観を一方的に押し付けるのではなく、こちらの気持ちや考えを深く理解しようと努めてくれる姿勢があるかを見ましょう。
話していて安心できる、心地よいと感じられるかどうかも重要なポイントです。
これまでの実績や経歴、あるいはその人の発信内容などを参考に、信頼できる相手かを見極めましょう。(ただし、立派な資格や肩書きだけが全てではありません。人柄や相性も考慮に入れることが重要です。)
理屈だけでなく、ご自身の直感も大切にしてください。「この人になら安心して話せそうだ」と心から思える相手を選ぶことが、良い関係を築くための第一歩となります。
【無料】自分見つめ直し完全マニュアル
本音で話せるようになるためには、まず自分自身を深く理解することが不可欠です。 ブレない自分軸を持ち、自信を持って自分の意見を言えるようになる必要があるからです。
そのための強力なツールとして、「自分の見つめ直し完全マニュアル」を作成しました。制作に10年をかけた、私のノウハウの集大成ともいえる内容です。
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
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私との直接のやりとりもできますよ
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。 この記事でお伝えしたことが、自分らしく心地よい人間関係を築く、はじめの一歩となれば幸いです。
本音と向き合い、それを上手に伝えていくことは、ときに難しく感じるかもしれません。 ご自身で試行錯誤することも大切ですが、もし「一人では行き詰まる」「客観的なアドバイスがほしい」と感じるなら、専門家のサポートを頼るという選択肢もあります。
私が行っている講座は、まさにそうした方のためにあります。深みのある自分の能力を見極め、自分軸の構築を通して、次の一歩を見つけるお手伝いをしています。
「もっと深く自分を知りたい」「専門家の視点も参考にしたい」と感じる方は、以下のページで詳しい内容をご覧ください。▶自分力活用講座
ご自身の持つ可能性を信じて、焦らず、あなたらしいペースで進んでいってくださいね。応援しています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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