自分にとっては当たり前のことが、周りを驚かせるほどの強みだと気づいたことはありますか?
これこそが自分の強みを活かした瞬間です。
このような現象を、意図的に起こすことは可能です。そのためには自分の強みを見つけ、効果的に活かす方法を熟知する必要があります。
この記事では、「強みを活かす」ことについての深い知識と、自分の強みを最大限に活かす秘訣について解説します。
あらかじめお断りなのですが、前向きに自ら行動しないと強みを活かすことはできません。
承知の上で読みすすめてくださいね。
- この記事を書いている人の専門性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
自分の強みを活かせる仕事を見つけた人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
強みを活かすとは
「強みを活かす」とは、自分独自の特長や能力を知り、それらを日常生活や仕事の場面で必要なときに有効に使うことです。
要するに、自分の得意なことを最大限に活用して、仕事をうまくこなしたり、周りの人たちへの貢献を実現するプロセスです。
強みを活かすメリット
強みを活かす方法に入る前に、そのメリットを知ることも大切です。
なぜなら、強みを存分に活かすためのモチベーションと覚悟がそこから生まれるからです。
順に解説しますね。
1. 効率的に成果を出せる
強みを活かすメリットの1つ目は、効率的に成果を出せることです。
自分の強みを生かすことで、努力の割に大きな成果を手に入れやすくなります。
背の高い人がバスケをするようにです。自分に合った場で活動すると、自然と良い結果が出やすくなります。
2. 収入の増加
強みを活かすメリットの2つ目は、収入の増加につながりやすいことです。
仕事を効率的にこなせることは、自分の評価アップに直結し、報酬の増加につながります。
3. 持続可能なキャリア
強みを活かすメリットの3つ目は、持続可能なキャリアを生み出すことです。
自分の強みを活かせる仕事は、長期間楽しんで続けることができますね。
飽きることなく、ストレスを感じにくい環境で働けるので、キャリアを長く維持できます。
4. 就職・転職での優位性
強みを活かすメリットの4つ目は、就職・転職において優位になることです。
強みを言語化できると、就職や転職の面接で他の応募者と差をつけることができます。
自己アピールが最強の武器となり、面接官に強い印象を残せます。
5. 感謝される喜び
強みを活かすメリットの5つ目は、相手に感謝される喜びを得られることです。
難なくこなせてしまうことなのに「ありがとう。助かったよ」と言われる機会が増えます。
自分の能力が他者に貢献している実感を得られる最大のメリットです。
![浅野ヨシオ](http://asanoyoshio.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/asano.jpg)
以上を含め、強みを活かすことには数え切れないメリットがありますよ。
![うーん](http://asanoyoshio.com/blog/wp-content/uploads/2021/04/businesswoman2_kangaechu.png)
強みを見つける方法
強みを見つけるためには、自分にできることを地道に棚卸しすることが大切。
しかし、自分ではあたりまえのようにできることも多く、見逃しやすいので注意が必要です。
慎重に行わないとネガティブ・バイアスと呼ばれる心理作用が働き、辛い経験や失敗した場面ばかりを思い出してしまい逆効果の恐れがあります。
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以下にも詳しい解説があります。
▶強みを発見する自分の棚卸し20の要点【起業&転職の武器に】
自分の強みを最大限に活かす方法
自分の強みを活かすことは、個人の成長と成功に大きく関わります。ここでは、そのための方法を、重要度の高い順に並べて解説しますね。
自分の強みを認知してもらう
自分の強みを最大限に活かす方法の最も重要なステップは、その強みを他人に知ってもらい、認めてもらうことです。
このステップは、周りの信頼を得ることが目的。信頼を獲得すると、更なる成長と新たなチャンスが生まれます。
自分の強みを効果的にアピールする方法としては、たとえばプロフィールを工夫することがあります。後ほど詳しく説明します。
自分の強みを他人に認知してもらうことは、個人の成長とキャリアの形成に不可欠な要素です。
強みを活かせる仕事を選ぶ
次に大切なのは、自分の強みを活かせる「仕事を選ぶ」ことです。
自分の能力や興味が仕事にマッチしていれば、より高い成果と満足感を得られるからですね。
たとえば、文章を書くことが得意な人がライターの職を選ぶと、自分の強みを存分に発揮し、充実感を感じることができるかのように。
自分の強みをどこで活かせるかを考えることが大切ということですね。
強みを掘り下げ使い切る
強みを最大限に活かすための次のステップは、強みを掘り下げ、その可能性を最大限に引き出すことです。
具体的には、関連するスキルや知識を深め、専門性を高めることです。
たとえば分析する力が強みの人が、データ分析の高度なコースを学ぶなど。
これにより、強みを活かせる範囲が広がり、より多くの状況で活用できるようになります。
強みを他者と共有し協力する
強みを他者と共有し協力することも、自分の強みを最大限に活かす方法の一つ。
協力によって個人の能力を超えた成果を生み出せるからです。
たとえば、リーダーシップが強みの人と、フォロワーシップが強みの人が手を組んで仕事をすれば、より大きな成果が期待できますよね。
つまり、自分の強みを組織の成果に貢献させることが、それを最大限に活かす方法の一つになるということです。
必要としてくれる人にフルコミット
最後に、自分の強みを必要としてくれる人に全力でコミットすることも重要。
なぜなら、自分の能力が最も価値を発揮できる場所で力を尽くせば、その効果を最大化できるからです。
自分の能力が適切に評価され、必要とされる環境で働くことで、自己実現と満足感の両方を得ることができます。
![](http://asanoyoshio.com/blog/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
就活で私の強みを活かせると自己アピールしたいです。ポイントを教えてほしいな。
選ばれるための自己PRの3ポイント
面接や就職活動で、自分をアピールする際には、自己PRが重要になりますよね。
特に、自分の強みを上手にアピールすることは、相手に自分の印象に残すために不可欠。
ここでは、選ばれるための自己PRを行う上での3つの重要ポイントを紹介します。
1. 根拠となる実績を示す
まず大切なのは、自分の強みにもとづく具体的な実績を示すことです。
「チームを引っ張るリーダーシップがあります」と言うだけでは物足りません。
具体的な業務や活動においてどうやって、どの程度チームを成功に導いたかを説明する。この実績が、自分自身の能力の信頼性を裏付けます。
2. 強みを象徴する経験談
次に、自分の強みを象徴する具体的な経験談を話すことも大切です。
たとえば、問題解決能力をアピールしたいならば、実際に困難な状況をどのように乗り越えたかを具体的なエピソードを交えて話すこと。
この経験談が、自分の強みがいかに実践的であるか、相手の心情に直接伝えることができます。
3. メリットを伝える
最後に、その職場やチームにどのようなメリットをもたらすことができるかを明確に伝えることが大事です。
たとえば、
「顧客サービスで、いつもお客様から高い評価をもらっていました。この経験を活かして、新しい職場でもお客様が喜ぶサービスを提供し、会社の評判を良くすることができます。」などのように具体的なメリットを示すこと。
これにより、自分を採用することの価値がはっきりとします。
![](http://asanoyoshio.com/blog/wp-content/themes/cocoon-master/images/doya-woman.png)
私には大した実績もスキルも経験もないんだけどなぁ・・・
自分らしさこそ最強の強み
「私には特別な強みなんてない」と思い込む人がいますが、それには大きな見落としがあります。
「らしさ」とはその人の行動や考えの一貫性のことです。「あの人はいつもやさしい」というのもその人の一貫性を示す表現です。
もっとわかりやすく例えると「あなたはなんのヘンタイ(変態)ですか?」ということです。
みんな嫌がるけれど、私はまったく苦にならないしむしろ楽しいとか、時間を忘れてやってしまうなども、らしさを表すもののひとつ。
強みは、単にスキルや経験だけではありません。この点を忘れずに。
このテーマについてもっと深く知りたい方は、以下の記事をお読みくださいね。
▶自分らしさは自分だけの強み【オンリーワンの見つけ方】自己最高の売り・魅力になります
強みを自己アピールに使う究極の方法
前に述べたように、強みを自己アピールに使うには、「自分の強みは○○です」では相手に伝わりません。
実績は強みの証明になりますが、単に強みを主張するだけでは、他の多くの人と区別がつかないのですよ。
だからこそ、印象に残るエピソードを伝えることが重要。これにより、自分の実績以上の人との競争にも勝ち抜くことができます。
しかし、相手がじっくりとあなたの話を聞いてくれるとは限りません。この問題を解決するのが、”ブランド・プロフィール”の作成です。
ブランド・プロフィールとは、自分にしかない強みを盛り込んだプロフィール。実績だけをつらつに書く職務経歴書とは違います。
強みを自己アピールに使う究極の方法と言っても過言ではないですよ。
詳しい解説は以下をお読みくださいね。
強みを活かす仕事を見つける方法
強みを活かす仕事を見つけるためには、いくつかのポイントを意識することが重要です。ここでは、効果的な仕事選びのためのポイントを解説します。
知識・スキル・経験を活かせる選択
自分がこれまで積み上げてきた知識、スキル、経験を生かせる仕事を選ぶのが基本線です。
たとえば、広告のスキルや知識のある人が、次の仕事では広報を選ぶなどです。
これにより、自分の強みを活かせる範囲を広げることができます。
ヘンタイぶりを活かせる事にしぼる
強みを活かす仕事を見つける上での重要なポイントの一つは、自分だけの独特な特性や傾向(ヘンタイぶり)を生かせることに焦点を当てること。
これは、苦手なことを避け、得意なこと、あるいは他の人が避けがちなことに集中することを意味します。
たとえば、細かい作業が苦にならない人は、データ分析や緻密な設計の仕事で大きな効果を発揮するかもしれません。
また、人の気持ちをつかむのが得意な人は、営業やカスタマーサポートなど、人と関わる仕事でその特性を発揮する可能性が高いでしょうね。
このように自分の独自性を理解し、それを生かす仕事を見つけることは、キャリア形成において非常に重要です。
やりたいかやりたくないかで選ぶ
どれだけ自分の特性を活かせる仕事でも、やりたくないことであれば避けた方がいい。
「やりたい」という気持ちは、根拠のいらない特有の強みと言っても過言ではありません。
それだけにやりたいと感じる仕事は、長続きして結果的に成功しやすいです。
直感を信じる
「この仕事は面白そう」「自分に合っているかも」といった直感も大切にしましょう。
この感覚こそ、これまでの経験や知識が無意識に反映されたものであり、重要な指針になります。
職場環境とカルチャーを考慮する
強みを活かす仕事を見つけるには、職場の雰囲気や文化も重要です。
もの静かでじっくり仕事に取り組むのが得意な人が、体育会系のノリの職場では自分の強みを活かせないでしょう。
働く前に、企業の文化やチームの雰囲気をリサーチしてみましょう。
他人の意見を聞く
他人の意見を聞くことも、強みを活かす仕事を見つける方法の一つ。
ときには、自分では気づかない強みを他人が指摘してくれることがあります。
この記事を書いている私も、「浅野さんは講師に向いている」と指摘を受けたことがきっかけになり、今の仕事をしています。
客観的な視点こそが、自分の強みの価値評価を正しく測る上で大切なものになります。
![浅野ヨシオ](http://asanoyoshio.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/asano.jpg)
まとめると以下になります。
- 強みを活かす仕事を見つける方法
- 知識・スキル・経験を活かせる選択
- ヘンタイぶりを活かせる事にしぼる
- やりたいかやりたくないかで選ぶ
- 直感を信じる
- 職場環境とカルチャーを考慮する
- 他人の意見を聞く
強みを活かせる・活かせない人の違い
強みを活かせる人と活かせない人の違いについても解説しますね。これから注意するべきポイントがわかりますよ。
- 強みを活かす人と活かせない人の違い
- 強みに気づいているか否か
- 他者評価を受け入れているか否か
- 思い込みから確信に変えられるか否か
強みを活かす人と活かせない人の違いについては、あたりまえのお話ですけど、強みに気づいているか否かの違いはありますよね。
きちんと自分を見つめる時間を作り、強みを見つけている人とわからないひとの差は活かしたときに差がハッキリ出ます。また、他者評価を受け入れているか否かの違いもあります。
強みを活かす人は、他人から褒められるなどのポジティブな評価を見逃しません。強みの認識が早く、必然的に活かしやすくなります。
一方、強みを活かせない人は自己評価を重視し過ぎています。手応えを感じるかどうかに意識が向くため、無意識にできてしまう強みに関して鈍感になります。
最後は、思い込みから確信に変えられるか否かの違いがあります。
強みというものは、けっこう後づけで理解できるものです。結果が出たあとに「あぁどうやら強みだったみたいね」という感じ。
つまり最初は「思い込み」から始まり、結果を出して「確信」に変わるもの。強みを活かす人は自分の強みと思い込んで突き進み、結果を出して確信に変えます。
一方、活かせない人は自分の強みと思い込めないため、結果を出す前に挫折してしまいます。以上が強みを活かす人と活かせない人の違いですね。
強みを活かして長く働き続ける秘訣
強みを活かして長く働き続ける秘訣は、
- 強みを活かせる範囲から出ない
- 時代に合わせて変化させる
以上の2つを守ることです。
お亡くなりになってしまいましたけれど故・志村けんさんは、ずっと「人を笑わせる」ことを貫いた人生でしたよね。強みを活かせる範囲から出ない模範例みたいなものです。
成果を上げると自尊心が刺激され、あれこれ手を出してしまいがち。
しかし、力が分散して気づけば強みも強みではなくなってしまう場合がある。強みを活かせる範囲から出ないことは、長く働き続けるコツのひとつなのです。
もうひとつ大切なことは、時代に合わせて変化させることです。
芸人さんやタレントさんがTVからYou Tubeに流れていくのも時代の流れに応じた対応でしょう。
自分の強みをどう活かすか、どこで活かすかは時代の変化に合わせる必要があるのです。
まとめますと
- 変えてはならないところは変えない。
- 変えなければならないところは変える。
ということになりますね。
強みを活かす仕事を見つけた人インタビュー
強みを活かせる仕事を見つけた人たちのインタビュー動画を撮りました。自分らしく生きる&働く人生を選択した人たちの動画です。
(※各4分くらいです)
参考にどうぞ。
☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』
☆中山素子さん〈海外ディレクター〉
『受講しなければ今も自分探しをしていると思います』
☆新妻幹生さん(28)〈広報職〉
『自分のキャリアが広がる実感があります』
☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』
☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラー〉
『出産後に時給は2.5倍になってます』
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私との直接のやりとりもできますよ
強みを活かすとは天命を全うすること
さて最後にちょっとした補足のお話です。強みというものは、偶然に備わったちょっと優れた能力ですよね。
天から贈られたギフトみたいなものではないかと。授けられたものですから、何か意味があると思うのです。
断言します。
強みは程度の差こそあれ何もない人なんていません。自分を見つめ直す時間をとり、強みの活かし方を考えていきましょう。
本気の方は、浅野塾でじっくりサポートします。
ではまた
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