「先入観」の意味やとらわれたときの問題点はなに?
とらわれる原因や、克服する方法も知りたいな。
そんな疑問に答えます。
「先入観にとらわれる」そんな場面に私たちはしょっちゅう遭遇しますよね。
- 35歳を過ぎたら転職は難しい
- 才能がないから何もできない
- 男性は論理的で女性は感情的
などの思い込みがわかりやすい例です。
先入観は、ときに私たちの判断を狂わせてしまったり成長を妨げたりします。
生きづらさを感じている人の多くは、先入観によるものと言って過言ではないほど私たちを縛り付けるもの。
そこで本記事では、先入観にとらわれる原因や問題点だけではなく、具体的に克服する方法も解説します。
この記事を書いている私も先入観にとらわれずに行動したからこそ、好きな仕事を思う存分できるようになりました。後ほど体験談をお話します。
ワンランク上の自分になりたいけれど、いまいち成長しきれない人に読んでもらいたい内容です。
最後までお読みくださいね。
(※先入観を克服する方法を今すぐ読みたい人はコチラ)
- この記事の信頼性が不安な方へ
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。
先入観にとらわれていた人を含む、2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
先入観とは?その問題点と重要性
先入観とは、何かを判断する前にあらかじめ持っている考えやイメージのことです。先入観すべてに共通しているのは、少なからず自分自身の価値観や経験に基づいていることです。
先入観にとらわれると、自分の持っているイメージや考えが正しいと思い込んでしまい、客観的な判断ができなくなってしまいます。
これにより、誤った判断をしてしまい、人間関係や人生を左右する重要な選択に悪影響を与えることがあります。
先入観にとらわれずに判断することは、これからの時代に非常に重要なスキルと言っていい。
なぜなら、これまでの常識が通用しない時代ですからね。先入観が成長の妨げになるのです。
ぜひ最後までお読みくださいね。
先入観にとらわれる4つの原因
なぜ私たちは先入観にとらわれてしまうものなのでしょうか?
その原因は、主に4つあります。以下に解説しますね。
認知バイアスによるもの
先入観にとらわれる原因の1つ目は、認知バイアスによるものです。
この傾向により、偏った判断をしてしまうことがあります。
たとえば、「家は買った方がいいのか?賃貸の方がいいのか?」という問いかけに対しての情報を探している人がいたとします。
家を買おうとしている人は、買ったほうがいいという情報に耳を傾けたくなるし、買いたくないと思っている人は賃貸がいいという情報に注意を向けたくなってしまうもの。
認知バイアスの先入観にとらわれる例です。
情報の偏りによるもの
先入観にとらわれる原因の2つ目は、情報の偏りによるものです。
私たちは限られた情報をもとに判断をします。だから、情報が一方的だと先入観が生まれやすい。
なぜなら、私たちの理解や判断は情報に大きく影響されるからですね。
例えばSNSを通じて好きなインフルエンサーの投稿ばかり見ていると、その人の価値観や考え方に影響を受けやすい。
「猫がいい」と言われれば猫が好きになり「犬がいい」と言われたら犬が好きになるみたいか感じです。
情報に偏りがあると、他の意見を取り入れることができず、先入観にとらわれやすくなります。
経験に基づく先入観
先入観にとらわれる原因の3つ目は、経験に基づく先入観によるものです。
過去の経験に基づいた先入観があると、その先入観に従って判断してしまうことがあります。
例えば、イケメンの男性に浮気をされた経験がある女性が「イケメンは信用できない」と思い込んでしまうみたいな。
また、過去に苦労して身につけたスキルを部下に教えようとしたとき、同じ苦労をさせようとしてしまうのも、先入観によるものの例ですね。
社会的影響による先入観
先入観にとらわれる原因の4つ目は、社会的影響によるものです。
他人の意見や社会の規範に影響を受けて、無意識のうちに先入観を形成することがあります。
例えば「B子さんは信用できない」と親友が言っていたからB子さんを信用しないみたいな。
また、自分が属しているグループに「お金は汚いもの」という先入観があると、自分もそんな先入観を持ってしまうというようなこともある。
他人の意見を含む社会的影響によるものが先入観の原因になるときもあります。
いずれにしても、「偏見や思い込み」が先入観の原因になりますね。
先入観を克服する具体的な7つの方法
先入観を克服する具体的な方法を解説します。先ほど解説したように偏見に惑わされず、思い込みを排除するようにするのがポイントです。
以下に具体的な方法を7つ紹介します。
1.自分の思考を見つめ直す
先入観を克服する方法の1つ目は、自分の思考を見つめ直すクセをつけること。
まずは、自分が何を思っているのか、なぜそう思うのかを理解することから始めましょう。
なぜなら、自分の思考のパターンや、どういった情報・経験に基づいているか知ることにより、先入観に気づきやすくなるからです。
たとえば、ある人に対して苦手意識を持っている場合、その人の何が不快なのか、それとも以前のある出来事が影響しているのかを自問自答する。
もしも、その人の特定の行動への反応であれば、それは先入観ではなく、実体験に基づく感情かもしれません。
しかし、それが他の人から聞いた話に基づくものであれば、先入観である可能性が高いです。
それにより、先入観を認識し、それに対処するための方法を見つけることが可能になるのです。
2.情報を広く集める
先入観を克服する方法の2つ目は、情報を広く集めることです。
前にも書きましたが情報が偏ると先入観が生まれやすいですからね。情報を広く集めることが大切です。
そうすることで、先入観とは異なる事実を見つけやすくなります。
3.自分の経験だけに頼らない
先入観を克服する方法の3つ目は、自分の経験だけに頼らないことです。
自分の経験だけに頼ると、先入観が生まれやすい。だからこそ、他人の経験や新たな情報も取り入れることが大切。
例えば、以前失敗した仕事の経験から新しい仕事も失敗すると思っているなら、他の成功例を探してみるとか。
他人の経験や新たな情報も取り入れることにより、成功する可能性に気付くことができますよ。
4.周囲の意見に流されない
先入観を克服する方法の4つ目は、周囲の意見に流されないことです。
周囲の意見に流されると、自分の考えが曖昧になり、先入観が生まれやすい。
だからこそ自分の意見を持つことが大切になる。
▶周りに流されない方法|流されない人によくある7つの特徴も解説!
5.自分を客観的に見る
先入観を克服する方法の5つ目は、自分を客観的に見ることです。
自分を客観的に見ることは、自分の先入観に気づく絶対条件ともいえます。
たとえば、「私は理解が早い」という自分のイメージは先入観なのかもしれませんよ。
もしくは、優れた能力があるのに「私には何の能力もない」という先入観により自分で気づけない恐れもあります。
以下の記事も参考にどうぞ。
▶自分を客観視できない人の特徴|客観視する方法とそのメリットも解説します
6.データを分析・活用する
先入観を克服する方法の5つ目は、データを分析・活用することです。
ある商品を買うときに、データの数値を参考にした経験はないでしょうか?
カロリー表示などはわかりやすい例。
データに基づく判断をしているので、先入観を取り払った判断ができます。
7.「行動の食わず嫌い」を避ける
先入観を克服する方法の7つ目は、「行動の食わず嫌い」を避けることです。
未経験なことに対し、好き嫌い・やりたいやりたくない・得意不得意を考えないことです。先入観の最たるものです。
行動する前に持つイメージと実際に行動した後に起こることは99%くらいの確率で違う。
「とりあえずやってみる」の精神で判断することで、行動の食わず嫌いを避けることができます。
未経験なことをするのは怖いと思う人は以下の記事も参考にどうぞ。
▶未経験で怖いと思うことに挑戦するコツ|臆病な人も安心!未経験の仕事に転職したい人に朗報
先入観にとらわれずに生きる体験談
この記事を書いている私も、先入観にとらわれていた一人です。
今は女性相手の仕事をしています。
そんな経験・経歴を考えると、女性相手の仕事をすることは考えられません。
しかしながら講師の仕事を始めたときに、受講生の7割以上が女性であり、しかも結果を出すのも女性が圧倒的に多くなりました。
私の塾では様々なキャリアの女性が門を叩きますが、その大半は先入観にとらわれていますよ。
心の奥底では「自由に生きたい。楽しく仕事をしたい」と考えているにも関わらず、社会の規範とされることをしなければならないとか、ナニモノかの先入観にとらわれている。
以前の私にそっくり・・・。
- はっきり言います。
自分らしく生きるとは、先入観にとらわれずに生きることです。
本記事との出会いが、あなたの新しい人生を生む一助になったらうれしいです!
先入観を克服した人たちのインタビュー
先入観を克服して新しいキャリアを気づいた人たちのインタビュー動画を撮りました。
(※各4分くらいです)
参考にどうぞ。
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