生き方

決められない時の決め方|優柔不断解消!決断までの3ステップ【判断・選択を導く20の軸も紹介します】

決められない時の決め方|優柔不断解消!決断までの3ステップ【判断・選択を導く20の軸も紹介します】ランチのメニュー選びから、転職や住む場所といった人生の大きな決断まで、私たちの毎日は選択の連続です。

うーん
うーん
どっちを選べば後悔しないだろう?もし間違った選択をしたらどうしよう…

考えれば考えるほど時間を浪費してしまったり、結局選べなかった自分に自己嫌悪してしまったり…。

そんな苦い経験を、誰もが一度はしていると思います。

現代は、情報が溢れ、選択肢が無限に広がっています。「決められない」と感じるのは、決してあなただけではないでしょう。

しかし、その迷いの多くは、正しい情報整理の方法と自分自身の明確な「判断の軸」を知らないことが原因です

でも、ご安心ください。

決断力は、特別な才能ではなく、正しいステップとコツを知れば誰でも身につけられるスキルです。

この記事では、これまで2000人以上のキャリアや人生の選択に向き合い、決断できずに悩んでいた方々をサポートしてきた経験豊富な専門家が、

  • 迷いのループから抜け出す具体的な「決め方3ステップ」
  • 自分の意思決定を支える「判断・選択の20の軸」

を、実践的に分かりやすく解説します。

この記事を読み終える頃には、迷い悩む時間が劇的に減り、後悔しない選択ができる自信が身についているはずです。

もう決断に時間を奪われるのは終わりにしましょう。自分の未来を選ぶための一歩を、ここから踏み出してみませんか?

ぜひ最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
優柔不断な性格を直したかった人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

なぜ決められない?優柔不断になる原因

何かを決めねばならないときは、誰でも悩むものです。まずはその理由を解説しますね。

主に以下の3つの理由があります。

  1. 情報と選択肢が多すぎる
  2. 判断するための軸がない
  3. 「失うこと」への恐怖心

順に解説しますね。

原因1:情報と選択肢が多すぎる

迷って決められなくなる最大の理由は、情報と選択肢があふれているからです。

私が子どものころ、クツを買うには駅前にあるクツ屋さんで買うしかありませんでした。インターネットもない時代ですからそのお店で買うしかありません。

つまり、選択肢も情報もないので選択に迷うことが少ないわけです。

ところが今は違います。ググればスニーカーひとつでも海外から取り寄せられるような時代です。

選択肢と情報が莫大に増えていることが、迷って決められなくなる最大の理由ですよ。

ちなみに、

選択肢が3つ以上あると、極端に選びにくくなると言われています。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

サーティーワン・アイスに行くと、どのアイスを選べばいいか悩みますよね、笑

原因2:自分の明確な「判断の軸」がない

迷って決められなくなる理由の2つ目は、判断するための軸がないことです。

迷って決められないときは、判断する軸が曖昧で、漠然と考えているときが多いです。

そんなときの頭の中は、まるで散らかったおもちゃ箱状態。 どれを選んでいいのか、ごちゃごちゃの中からかき分けながら探すことになり、結局決められなくなってしまいます。

原因3:「失うこと」への恐怖心

迷って決められなくなる理由の3つ目は、失いたくないからです。

人間は満たされるより失うことに敏感なものです。しかし、何かを決める・選ぶときは、何かを捨てることになる。

それぞれ違うメリットのあるものから選ぶとき、一方のメリットを失いたくない心理が働きます。

たとえば、おいしいとウワサのお店に行ったとしましょう。なかなか予約の取れない名店です。オムライスが断トツ人気ナンバーワンのメニューなのですが、今日はハンバーグを食べたい気分…。

そんなときはどちらを選べばいいか選択に迷うことになるでしょう。このようなときは、「大切な機会を失いたくない」という気持ちが生じている状態なのです。

決められない時の決め方|決断の3ステップ

迷ってなかなか決められない…そんな優柔不断の状態から抜け出す具体的な3つのステップをご紹介します。ポイントは情報整理と「自分軸」を明確にすることです。

以下の3つのステップで進めていきましょう。

  • STEP1:メリットとデメリットを整理
  • STEP2:真の目的を深堀りする
  • STEP3:真の目的を軸に選択する

順に詳しく解説しますね。

(STEP1)メリットとデメリットを整理

最初のステップは、メリット(良い点)とデメリット(気になる点)の整理です。

考えられる選択肢について、それぞれを選んだ場合の「良い点」と「気になる点」を、思いつく限り具体的に書き出してみましょう。頭の中だけで考えずに、紙やメモアプリに書き出すのがポイントです。客観的に情報を整理できます。

転職するときを例にあげると、

検討中の会社 メリット デメリット
A社 ・給料が高い ・勤務時間が長い
・仕事内容が面白そう ・通勤時間が少し遠い
・福利厚生が充実している ・社風が合うか少し不安
B社 ・勤務時間が短い(定時退社しやすい) ・給料が今より少し下がる
・家から近い ・仕事内容がやや単調かも
・知人がいて安心感がある ・会社の規模が小さい
このように、メリット・デメリットを具体的に書き出します。 ここでは分かりやすくするために項目を絞りましたが、実際にはもっと細かく、どんな小さなことでも書き出すと、より判断しやすくなりますよ。

(STEP2)真の目的を深堀りする

2番目のステップは、「真の目的」の整理です。

「この選択を通して、自分は本当は何を手に入れたいのだろう?」「自分にとって一番大切なことは何だろう?」と自問自答し、自分の本心(真の目的・価値観)を深掘りして明確にします。

これが、選択肢を選ぶ上での自分だけの「モノサシ(判断基準)」になります。表面的な欲求だけでなく、その奥にある本質的な願いを見つけることが重要です。

(例)転職したい⇒(真の目的は?)

  • ⇒ 「もっと収入を増やして、家族に楽をさせたい」(経済的安定
  • ⇒ 「自分の能力を発揮して、社会に貢献している実感を得たい」(自己実現・やりがい
  • ⇒「心身ともに健康で、プライベートの時間も大切にしたい」(ワークライフバランス
  • ⇒ 「家族と過ごす時間を、今よりもっと長く持ちたい」(家族との時間

このように、「なぜそうしたいのか?」を繰り返して、自分の本当の望みを探ってみましょう。

(STEP3)真の目的を軸に選択する

最後のステップです。STEP2で見つけた「真の目的(価値観)」というモノサシを使って、STEP1で整理した選択肢を評価し、自分にとって最も価値のあるものを選びます。

先ほどの転職の例で言えば、もし自分の真の目的が「家族と少しでも長く過ごしたい」(ワークライフバランス重視)なのであれば、

B社 メリット:勤務時間が短い、家から近い デメリット:給料が少し下がる

を選ぶ、という結論になる可能性が高いでしょう。なぜなら、「家族と過ごす時間」という最も大切な価値観を満たしてくれるからです。

もちろん、給料(経済的安定)も大切ですが、「真の目的」に照らし合わせた時に、どちらを優先したいか、という視点で判断します。

STEP1で書き出したメリット・デメリットも考慮しつつ、最終的にはSTEP2で見つけた「自分軸」で判断することで、納得感のある決断ができるようになります。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

迷う・決められないを解決する3ステップをもう一度まとめます

  • STEP1:メリットとデメリットを整理
  • STEP2:真の目的を深堀りする
  • STEP3:真の目的を軸に選択する

判断するための「軸」は、どのようなものがあるのかしら?

決断力を高める「判断・選択の軸」20選

前のステップで『真の目的・価値観』を見つけることの重要性に触れましたが、具体的な選択場面で役立つ『判断・選択の軸』を持っておくと、さらに決断しやすくなります。

決断力を高めるための具体的な考え方として、ここでは日常生活の様々な場面で使える判断軸のヒントを20個ご紹介します。

これらを参考に、ご自身の判断基準を明確にする手助けとしてください。

  • 判断・選択を導く20の軸
  1. お金: その選択はお金を使う価値があるか? 費用対効果はどうか?
  2. 時間: その選択は時間をかける価値があるか? 効率的か?
  3. 幸せ: その選択は自身の幸福感につながるか?
  4. 人間関係: その選択は周囲の人(家族、友人、同僚など)に良い影響を与えるか?
  5. 未来: 長い目で見て、その選択は将来の自分にとってプラスになるか?
  6. すぐの満足: その選択はすぐに満足感や快感を得られるか?(短期的な視点)
  7. リスク: その選択に伴うリスクは許容範囲か? 失敗した場合の影響は?
  8. 好きか嫌いか: 純粋に、その選択は自分が「好き」か「心地よい」と感じるか?
  9. 周りの意見/評判: その選択は、社会や周囲からどう見られるか?(※気にしすぎは注意)
  10. ストレス: その選択によって、ストレスは増えるか? 減るか?
  11. 新しいこと/学び: その選択から何か新しいことを学んだり、経験できたりするか?
  12. アイデア/創造性: その選択が、新しいアイデアや発想のきっかけになるか?
  13. 元気/活力: その選択によって、心身のエネルギーは高まるか?
  14. 心の安らぎ: その選択は、心の平穏や安心感をもたらすか?
  15. 達成感: その選択によって、何かを成し遂げたという感覚を得られるか?
  16. 環境への配慮: その選択は、環境に優しい選択か?
  17. 文化/価値観: その選択は、自身の所属するコミュニティや家族の文化・価値観に沿うか?
  18. 健康: その選択は、身体的・精神的な健康にとって良い影響があるか?
  19. 成功の可能性: その選択が、目標達成や成功につながる見込みはどの程度あるか?
  20. 自己表現: その選択は、自分らしさや個性を表現するものか?
浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

すべてを網羅する必要はなく、大切だと思うものを軸にするといいですよ。

例えば、「時間」と「健康」を特に重視する、というように、自分なりの優先順位を決めておくと、いざという時に迷わず判断しやすくなります。これらの軸を参考に、ご自身の価値観(前のステップで見つけた真の目的)と照らし合わせながら、納得のいく選択をするための「自分軸」を作っていきましょう。

優柔不断な性格や考えを直す方法

決断のステップや判断軸が分かっても、長年の性格や考え方の癖で、なかなか行動に移せないこともありますよね。

ここでは、優柔不断な性格や考え方を少しずつ変えていくための、特に効果的な4つのヒントをご紹介します。これまでの内容と重なる部分もありますが、具体的な行動のヒントとして参考にしてください。

1.決断が遅いリスクを考える

優柔不断な性格を直す方法の1つ目は、決断が遅れることで、具体的にどのような不利益(デメリット)が生じるかを意識してみる方法です。

例えば、「絶好のチャンスを逃してしまう」「問題の解決が遅れて事態が悪化する」「周りの人に迷惑や心配をかけてしまう」「いつまでも悩み続けることで精神的に疲弊する」など、決断を先延ばしにすることのリスクを具体的に考えてみましょう。

そうすることで、「早く決めた方が得策だ」という意識が働きやすくなります。特に、スタートが遅れると、万が一失敗した時に立て直すための時間的余裕が失われる可能性がある点は、考慮しておきたいポイントです。

2.失敗リスクの低いものから試す

優柔不断な性格を直す方法の2つ目は、失敗のリスクの低いものから試す方法です。

「失敗したらどうしよう…」という不安が人一倍強く、なかなか一歩を踏み出せない場合に有効な考え方。

  • 大きな決断でなくても構いません。
まずは、失敗しても影響が少ない、比較的小さな選択から始めてみましょう。これは、「成功すること」よりも「大きな失敗を避けること」を優先する考え方とも言えます。

例えば、「いつもと違う道で帰ってみる」「ランチで普段頼まないメニューを選ぶ」「興味があったセミナーに試しに参加してみる」など、日常の小さな挑戦を通じて、「自分で選んで決める」経験を積み重ねることが、徐々に自信へとつながっていきます。

3.迷ったらやってみる習慣をつける

優柔不断な性格を直す方法の3つ目は、「迷ったら、まず動く」習慣をつける方法です。

考えすぎて、結局何も行動できずに終わってしまう…そんなループから抜け出すための、シンプルな行動指針が「迷ったら、まず動く」です。

そもそも「やりたい」「興味がある」という気持ちがあるからこそ、迷いが生まれるもの。失敗への怖さは誰にでもありますが、その怖さを理解しつつも、時には「えいやっ」と行動してみる勇気も大切です。

実際に行動してみることで、頭の中だけでは分からなかった新しい発見があったり、次に取るべき具体的なステップが見えてきたりすることも少なくありません。

これは、物怖じしないメンタルを育む第一歩とも言えるでしょう。詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。

物怖じしない性格の特徴と何事にも動じない人になる7つの方法

4.「最初から100点」を目指さない

優柔不断な性格を直す方法の4つ目は、完璧主義を手放す勇気を持ち、「最初から100点」を目指さない方法です。

「一度で完璧に決めなければならない」「絶対に失敗は許されない」という強い思い込みが、決断をためらわせる大きな原因になることがあります。

最初から完璧を目指そうとすると、失敗への恐れが過剰に大きくなり、かえって身動きが取れなくなってしまいます。

まずは試してみよう」「うまくいかなかったら、その時また考えよう」という、いわば「ダメ元」の精神で、気軽に一歩を踏み出すことを意識してみましょう。

完璧でなくても、まず行動してみることで、足りない部分や改善すべき点が見えてくるものです。

ダメ元でやってみる!7つのメリットと成功の秘訣【体験談あり

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

優柔不断な性格や考えを直す方法をまとめます

  • 優柔不断な性格や考えを直す方法
  1. 決断が遅いリスクを考える
  2. 失敗リスクの低いものから試す
  3. 迷ったらやってみる習慣をつける
  4. 「最初から100点」を目指さない

決められない時間が長引くリスクとは?

ここまで決断の方法やヒントを見てきましたが、もう一つ重要な点があります。それは、「決められない」状態が長引くこと自体に、大きなリスクが潜んでいるということです。

単に時間を無駄にするだけでなく、状況がさらに悪化したり、場合によっては取り返しのつかない問題に発展したりする危険性も高まるのです。

ここで、実際にあった例をご紹介しますね。

転職に迷っていたAさんの例です。職場の人間関係の悩みから「転職すべきか否か」で、長い間迷い続けていました。
しかし、なかなか決断できないまま1年ほどが経過した頃、心身のバランスを崩し、医師から鬱(うつ)と診断されてしまいました。
幸い、半年ほどで体調は回復しましたが、その後の転職活動においては、このブランクや経緯が少なからずマイナス要因となってしまったそうです。

決断を先延ばしにしても、根本的な問題が自然に解決することはほとんどありません。むしろ、迷っている時間が長引くほど、失うものは多くなりがち。

もちろん、焦って結論を出す必要はありません。

しかし、できるだけ早く決断を下すことには、大きなメリットがあります。たとえその決断が100点満点ではなかったとしても、早く行動を起こせば、軌道修正したり、経験から学び次に活かしたりするための時間を十分に確保できるからです。

【朗報】自己肯定感を高めて決断力をアップ

なかなか決断できない背景に、「どうせ自分には無理だ」「失敗したら立ち直れないかもしれない」といった自信のなさや自己肯定感の低さが隠れているケースは少なくありません。

逆に言えば、自己肯定感をしっかりと育むことができれば、迷いが減り、決断力は飛躍的に向上します。

過去の成功体験を正しく振り返るコツ

自己肯定感を高める上で効果的なのは、過去の成功体験を思い出し、「自分にもできた」「自分には価値がある」という感覚を取り戻すことです。

  • ここに一つ大きな落とし穴があります。

ただ漠然と過去を振り返ろうとしても、人間が本来持つ「ネガティブ・バイアス」(良かったことよりも悪かったこと、失敗や嫌なことを強く記憶してしまう脳の性質)が邪魔をして、成功体験よりも辛かった経験や失敗談ばかりが頭に浮かびがちです。

これでは、せっかく振り返ってもかえって自信を失い、逆効果になりかねません。

【無料】自己肯定感を高める100の質問

そこで、ネガティブ・バイアスの罠を避け、忘れていたポジティブな経験やご自身の強みを効果的に引き出すために開発されたのが、『自己肯定感を高める100の質問集』です。

これは、2000人以上を指導してきた私が、そのノウハウを凝縮して作成したもの。

多角的な質問に答えて、自分では気づけなかった成功体験や長所を思い出し、自己肯定感を高めることができます。それが自信となり、決断力アップに繋がることを実感できるでしょう。

この質問集、実はその価値から本来は有料とすべき内容ですが、現在、悩める多くの方々を応援するため今なら特別に無料提供中です。

ただし、この無料での提供がいつまで続くかは分かりません。

予告なく終了する可能性もありますので、もし少しでも「変わりたい」と感じるなら、この機会を逃して後で後悔しないよう、今すぐ下記より入手し、保存しておくことを強くおすすめします。

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自分で決める経験による大きなメリット

決断には勇気がいることもありますが、それを乗り越えて「自分で決める」という経験には、実は計り知れないほどの大きなメリットが隠されています。

何よりも大きいのは、その結果に対する深い「納得感」が得られることです。

もしうまくいけば、それは大きな自信へと繋がります。たとえ思うような結果にならなかったとしても、「自分で考え、自分で選んだ道だ」という納得感があれば、結果を受け入れやすく、そこから学びを得て次に活かす力になります。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

他人の意見や状況に流されて決めたことの後悔とは、その質が全く異なります。

また、「決断」という言葉は、「決めて、断つ」と書きます。「断つ」と聞くと、何かを失うネガティブなイメージを持つかもしれませんね。本来の意味は少し違います。

何かを選ぶということは、同時に何かを選ばないということ。つまり、不要なものや迷いを「断ち切る」ことで、新しいものが入ってくるための「スペース(余白)」を作る行為なのです。

例えば、義務感だけで続けている苦手な人との付き合いを「断つ」決断をしたとします。

すると、その関係に費やしていた時間や心のエネルギーに「スペース」が生まれ、本当に大切にしたい人との関係を深めたり、新しい素敵な出会いを引き寄せたりする余裕が生まれるかもしれません。

このように、決断とは単に何かを諦めることではなく、「より良い未来のためのスペース作り」とも言えます。そう考えると、決断を過度に恐れる必要はないのかもしれませんね。

「なんとかなる」心を育てる日々の習慣

決断力を本当に高めるには、知識やテクニックを知るだけでなく、実際に「決める」経験を積み重ねること以外に方法がない。つまり「慣れ」が不可欠です。言い換えれば、「場数を踏む」ことが大切になります。

難しく考える必要はありません。重要なのは、どんなに些細なことでも『自分で選ぶ』回数を意識的に増やすことです。 今日の服装、ランチのメニュー、読む本、休日の過ごし方…日常のあらゆる場面で、流されるのではなく、自分の意思で選択する経験を積み重ねていきましょう。

一つ一つの選択の結果が、うまくいったり、あるいは思った通りにならなかったり。その全てが貴重な「経験値」となります。成功体験は自信の糧となり、たとえ失敗したと感じても、「次はこうしよう」という学びが得られます。

こうした経験値が積み上がっていくと、次第に物事の見通しを立てる精度が上がり、「これくらいなら大丈夫そうだ」「もしダメでも何とかなるだろう」という感覚、いわゆる「なんとかなる」マインドが自然と養われていきます。

そうなれば、いざという時の決断に対する心理的なハードルも下がり、気づけば「迷う」「決められない」といった時間も着実に短くなっているはずです。

決断力を根本から鍛えるには、特別なことではなく、日々の小さな選択から意識的に「決断する経験値」を増やすことが、実は一番の近道なのです。

以下の記事も、決断や前進のヒントになるかもしれません。ご興味があれば、ぜひご覧ください。

なんとかなる精神の育て方|考えても解決しないことに挑む秘訣

以下の記事も参考になるかと思います。ピンとくるものだけお読みくださいね。

自分の進むべき道を迷わず見つける方法|ベストな仕事の方向を決めるために必要なことも解説

人生に迷う人と迷わない人の特徴【迷わないための7つの方法】心配事は9割起きない

 大きな決断で迷った時の考え方

これまでのステップは日々の様々な決断に役立ちますが、キャリアチェンジ、起業、結婚、移住など、人生を左右するような重要度の高い、大きな決断には、さらに意識したいポイントがあります。

「長期的な視点」を持つ

人生の大きな岐路に立ったとき、つい目先のメリット・デメリット(例えば、一時的な収入の増減、初期費用、すぐに得られる楽さなど)に目が行きがちです。

しかし、重要な決断ほど、「5年後、10年後、あるいはもっと先の未来で、その選択が自分の人生にどのような豊かさや成長をもたらしてくれるか?」という長期的な視点で考えることが極めて重要になります。

短期的な満足感や安心感も大切ですが、それが長期的な幸福や自己実現に繋がるとは限りません。長い目で見て、自身の価値観に沿い、より充実した人生を送るためにはどの道を選ぶべきか、じっくり考えてみましょう。

一人で抱え込まない:信頼できる人への「相談のコツ」 

影響の大きな決断ほど、一人で悩み、考え込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、客観的な視点を取り入れることは、より良い決断のために非常に有効です。信頼できる人に相談することで、自分だけでは気づかなかった選択肢が見えたり、思い込みや偏りに気づかされたりすることがあります。

ただし、「誰に」「どう」相談するかが重要です。

相談相手: 自分の状況を理解し、客観的なアドバイスをくれそうな人(例:利害関係のない友人、経験豊富な先輩、その分野の専門家など)を選びましょう。心配してくれる家族や近しい人の意見も大切ですが、感情的な影響を受けやすい場合もあります。
相談の仕方: 丸投げするのではなく、まずは自分で考え、選択肢や迷っている点を整理してから相談すると、より的確なアドバイスが得られやすくなります。「どう思う?」だけでなく、「こういう理由で迷っているのだけど、〇〇さんの視点から意見を聞かせてほしい」といった具体的な問いかけが有効です。

様々な意見を参考にしつつも、最終的に決断するのは自分自身である、という意識を持つことが大切です。

自分の本質を知るために(キャリア支援の専門家より)

特にキャリアの方向性や人生の大きな選択といった、「唯一の正解」がない問題に対して後悔しない決断を下すためには、周囲の意見や社会の常識以上に、「自分自身の本質」を深く理解していることが何よりも重要になります。

  • 自分が本当に大切にしたい価値観は何か?
  • 心から情熱を感じられるものは何か?
  • 自然と活かせる強みや才能は何か?

こうした自身の内なる声に耳を傾け、それを判断基準の中心に据えることで、ブレない選択が可能になります。

そんなときに役立つ、自分自身の本質を深く見つめ直すための『自分の見つめ直し完全マニュアル』を、今回特別にご用意しました。制作に10年の歳月をかけた、充実の内容となっています。

  1. 自分の棚卸しに使える100の質問シート: 自分自身を深く理解するための問いかけ。
  2. 自己肯定感を高めるための100の質問シート: 自信を持って前向きに生きるための支援。
  3. 今の仕事 合う?合わないチェックリスト: 現在の状況を客観的に評価。
  4. やる気ペンタゴンチャート: モチベーションを高め、行動を促すツール。
  5. ときめきのツボワークシート: 自分の情熱や興味の源泉を探る。

これらは、私が実際の個人セッション(月々3万円)や講座で受講生の方々を指導する際に活用しているノウハウから厳選したものです。配布開始直後には300名以上からお申し込みがあった実績もあります。

この貴重なマニュアルも、現在無料で配布していますが、いつまで続けられるかは分かりません。 必要な方は、今すぐ下記フォームより入手し、保存しておくことをおすすめします。

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 マニュアルを使ってご自身で深く掘り下げることも非常に有効ですが、もし、「専門家の客観的な視点やサポートを受けながら、より深く自分を見つめ、具体的な次の一歩を考えたい」と感じる場合は、個別相談を含む体験セッションからスタートしてみるのも一つの方法です。次のアクションへのヒントが得られるかもしれません。

最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

日々の小さな選択から、時には人生を左右するような大きな決断まで、「なかなか決められない…」と悩むことは、決して特別なことでも、ましてや悪いことでもありません。

情報が多く、選択肢も多様な現代においては、むしろ自然なこと。

この記事では、その「決められない」状態から一歩踏み出すために、

  • 迷いの根本原因の理解
  • 具体的な「決め方3ステップ」
  • 自身の指針となる「判断・選択の軸」の見つけ方
  • 決断を支える自己肯定感や「慣れ」の大切さ

などについて、これまでの経験を交えながらお伝えしてきました。

もし、この記事を読んでくださった今も、まだ少し心に迷いが残っていたとしても、どうか焦らないでください。大切なのは、今日知ったことの中から、まずは一つでも「これならできそう」と感じることを、ご自身のペースで試してみることです。

完璧を目指す必要はありません。小さな一歩が、必ず次の一歩へと繋がっていきます。

私自身、これまで多くの女性のキャリアや人生における大切な決断の場面に、伴走者として寄り添わせていただきました。

その中で強く感じるのは、誰もが自分の中に答えを持っていて、適切な方法と少しの勇気があれば、必ず納得のいく決断を下すことができるということです。

決断力は、特別な能力ではなく、育てていける力だと確信しています。

この記事が、迷いの霧を晴らし、ご自身で納得のいく選択をし、より自信を持って日々を歩んでいくための一助となれたなら、これほど嬉しいことはありません。

決断は、未来を自分の手で創り出していくための力です。ぜひ、今日から「自分で決める」ことの面白さや、そこから生まれる確かな手応えを感じてみてください。

心から、応援しています。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

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