『やりたいこと・好きなことでは稼げない』と決めつけてしまう人がいますが、あきらめないほうがいいですよ。
そのように考える人は、実際にやりたいことで収入を得た経験がないか、試したものの失敗してしまった人が多いのではないでしょうか?
私自身、『この仕事が好き!自分の‘強み’を活かして稼ぐ方法』という書籍を出版し、書籍に書かれた方法を実生活にも活かしています。
そこで本記事では、好きなことを収入に変えるための具体的な秘訣や、安定した生活を送る方法をお伝えします。
さらに、実際に好きなことで成功を収めた人々のインタビュー動画も用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
※この記事は安易に起業や転職をすすめるものではありません。
やりたい・好きでは稼げないのは本当?
私は以前、好きになれない仕事を26年間続けていましたが、やりたいことを見つけたことで、その環境から抜け出すことができました。
しかし、
- 簡単な道のりだったわけではないんです。
やりたいことで生計を立てるためには、多くの壁を乗り越えなければなりませんでした。
その「条件」について掘り下げ、好きなことでも稼げるようになる秘訣を5つ紹介します。
やりたいことを収入に変える5つの秘訣
5つの秘訣を各々詳しく解説します。
秘訣1:何が求められているかを知る
秘訣の1番目は、人々が何を求めているかをしっかりと理解することです。
この視点が絶対に必要です。なぜなら「求められるもの=価値」だから。
価値を提供するからお金をいただけるというシンプルな収入を生む原理原則ですね。
わかりやすいのはファッションの世界。流行りのデザインやどんな人たちがそれを好むかに合わせて提供されています。
「やりたいことでは稼げない」と言われてしまうのは、この視点がごっそり抜けてしまうのも一因だと思います。
好き勝手なデザインの服を作っても、誰にも求められなかったら買ってもらえませんよね。
つまり、
実践するための具体的なステップは、顧客対象者(ターゲット)になると考えられる人たちが何を求めているか調べまくることです。
たとえば、「服を作りたい」とするならば、ファッション業界のトレンドを調べて、求められるスタイルや機能性を研究する。アンケートなどを使って直接インタビューをとるなどして、ターゲットになる人の好みや必要な機能についての具体的なデータを集めます。
そのデータをもとに、「これ求められんじゃない?」という仮説を立てて服をデザインする。そしてテスト品を作って、試し売りしてみる。思うように売れなかったら改善・改善・改善…。そして次第に売れるようになる。
ざっくりですがこのような流れです。
「服を作りたい」という個人的な願望を超えて、実際に市場で求められる製品に変えていく流れです。
さらっと書きましたが、「好き!やりたい!」という気持ちがなければやり抜けないでしょう。
このプロセスは、服に限ったものではありませんよ。他の製品やサービスもこのプロセスを辿ります。
自分の「好き!やりたい!」という心からの情熱を、実際の収入に変えるシンプルな行程ですね。
秘訣2:「ほかにはない」を打ち出す
秘訣の2番目は、「ほかにはない」という独自性を打ち出すことです。
これが重要な理由は、自分だけのユニークな点があれば、人々の注意を引きやすくなるからです。
たとえば、パスタの店よりも、カルボナーラ専門店の方が際立ちますよね。
自分だけの特色を出すことで、他の人と差をつけ、人々の興味を引くことができます。
同時に、求められる市場を研究してお客さんがどのような問題を抱えているか、またはどのような欲が満たされていないかを把握します。
たとえば、「パスタの中でも特にカルボナーラを作るのが得意。いつもみんな喜んでくれるわ。でも、どの店もカルボナーラは一種だけね。いろいろトッピングを考えて他の店との違いを出そうかしら」と考えると、独自性を打ち出せますよね。
このようなプロセスを通じて、好きなこと・やりたいことを、求められる独自のものやサービスに変えることが可能になります。
秘訣3:高い品質のものを提供すること
秘訣の3番目は、高い品質のものを提供することです。
お客さまが満足して、繰り返し購入してくれたり、他の人に勧めてくれたりするからです。
やりたいことや好きなことを仕事にすると、知識やスキルが高まりやすいので有利と言えますね。
「そんなの無理」と思うかもしれませんが、じっくりと取り組めば次第に品質は高まっていくものですよ。
新しい技術や方法を積極的に学び、どんどん取り入れてサービスの質を高めます。
さらに、お客さまの意見を真摯に受け止めて改善する。そして、問題が発生したときは速やかに対処する。
良い品質のものを提供することで、信頼を勝ち取り、長く収入を得ることができます。
秘訣4:マーケティングをきちんとやる
秘訣の4番目は、マーケティングをきちんとやることです。
マーケティングに代表されるのは、自分の商品やサービスを宣伝して、多くの人に知ってもらう活動です。
例えば、チラシやカタログを配る、ブログやYouTube、Instagramで情報を発信する、無料体験やサンプルを提供するなど今の時代は充実しています。
「やりたいこと・好きなことでは稼げない」と言われている理由のもうひとつとして、マーケティングの活動を後まわしにする傾向があるからかもしれません。
なぜなら商品やサービス作りに夢中になりすぎて、宣伝活動にまで手が回らないことが考えられます。
この活動を怠ると、潜在的なお客さまに届かなくなる可能性が高まります。
たとえばどんなにおいしいケーキを作る職人さんがいても、作ったケーキを放置していたら誰もそのケーキの存在に気づきませんよね。まったく同じ理屈です。
どのようなビジネスであろうが、マーケティング活動は切っても切れないものなのですよ。
秘訣5:持続可能な仕事をすること
秘訣の5番目は、長くビジネスを続けるための計画を立てることです。
これには、お客さまが繰り返し利用してくれる仕組みを作ることが含まれます。
たとえば、リピートしてくれる仕組みを考えたりサブスクリプションモデル(定期購入サービス)を導入することが一つの方法。
お客さまとの継続的な関係を築くにはどうしたらいいか考えるのです。
お客さまは、商品やサービスを購入すると、次の欲や悩みが発生します。それに答えるものをどんどん作っていくのです。
私の塾の受講生の例では、美容院を経営している方が、エステのサービスをどんどん広げていました。
髪を切りにきたお客さまに、「もっときれいになるサービス」を提供しているのですね。
また、以前偶然あるお店でお会いした30代の女性ですが、居酒屋とラーメン屋を同時に開業している女性がいました。
シメのラーメンまで一度の訪問で可能にするといううまいやり方ですね。
お客さまを観察して、「次の欲(問題)はなに?」を常日頃からリサーチすることが大切です。
これらを守って実行すると、成功する可能性がグッと高まります。
やりたいことは稼げない仕事とあきらめる人の残念な思考
やりたいと思う職業があるのに、それでは食べていけそうもないからとあきらめる人がいますよね。とても残念な考えです。
決めつけは、のちのちの人生を左右しますからご注意ください。
決めつけによるリスク
やる前にあきらめる思考が身につくと、無難なことしか手を出さなくなります。そして前例のない(少ない)ことには手を出さないでしょう。
それでは、誰でもできることしかできない自分になる。やがて他の人たちに埋もれる・・・。そして、あきらめた時点でやりたい仕事で稼げる可能性はゼロ%になる。
一方、
すると、これまで気づけなかった自分の能力が開花したり、やりたいことに出会ったりします。
これは予想と現実に起こることに違いがあるからですよ。現実に向き合いながら前に進むと、自分の器(うつわ)を広げられるのです。
少なくとも行動を始めた時点で、やりたい仕事で稼げる可能性が生まれる。
「やりたいことは稼げない仕事」とやる前にあきらめるのはリスク。そこで「失敗したらどうする?」と思うかもしれませんけど、そうなったら軌道修正する。
経験の積み上げになり、ムダにはならないですよ
私は今回この記事を読んでいる人たち全員にこれから紹介する動画を見てもらいたいです。
宇宙航空関連・建設機械の技術・研究開発を行っている会社の社長 植松努さんの講演です。
「思いは招く」というテーマで、お話されていて、この動画も787万回再生されています。
私自身も「無理だ」と何度も止められたことがあるだけに感動して涙しました。
「どうせ無理」という言葉は、人の可能性を奪います。興味を持たなくなり、やる前に諦め、考えなくなってしまいます。「だったらこうしてみたら?」という言葉は、人の可能性を広げます。やったことが無いことに挑戦し、あきらめず、より良くを求めるようになります。
※梅松電気HPから抜粋
稼げない仕事とあきらめた人の行く末
脅す気持ちはありませんけれど、もう一つ悲惨なお話をします。
本能的なのか、やりたいことを考える回線がシャットアウトするみたいな感じでしょうかね。早い人は20代後半。大抵、32、33歳くらいからモヤモヤします。
よくあるパターンは「今やっている仕事は本当に自分のやりたいことではない」というモチベーションの低下が起こります。
目の前の仕事に耐えられなくなってしまうのですよ。モヤモヤを抱えながら、1年、2年と目の前の仕事をするのは地獄です。
考えたいところですね
やりたいことがあるだけでも幸せな話
やりたいことや好きなことがあるだけでも実は幸せです。
- 多くの人に「ない」から。
数ある職業から「自分にできそうなのはどれかな?」とか考えつつ、消去法で決める人の方が圧倒的に多いです。
幸福度がケタ違いな件
やりたいことを仕事にしているときの幸福度は計り知れないものがあります。仕事をしていること自体を楽しめますから。
うまく表現しづらいですが、毎日ワクワクしながらお金をもらえる不思議な世界ですよ。
稼げない仕事をしても生活に困らない方法
仮に稼げない仕事をしても、生活に困らないようにするためには、ひとつの収入に絞ろうとしないことです。具体的には、複数の仕事を組み合わせること。
副業を始めるハードルも下がっていますしね。私の体験談をもとにした記事を書いてますので参考まで。
ちなみにですが、複数の仕事をするからには労働時間が長くなります。そのため、ストレスがたまる仕事を選ぶとパンクします。天才的な才能があれば別ですが、普通の人ではムリ。
つまり、
特別な才能がないのなら、仕事を選ぶときに「好き&やりたい」という感情は大切にすべきというお話です。
稼ぐ&稼げないのモノサシを決める
ちなみにですが、稼ぐ&稼げないというモノサシは「お金」だけではありません。
稼ぐものに個人差があります。私の著書で「お金よりも徳を稼ぐ」と書いたこと。
どちらが幸福なのかは、当人によるものなのでなんとも言えません。義母はお金ではなく「徳」を稼いでいた。常にやりたいと思うことをしながら、人が喜ぶようなことをしていましたね。
すると多くの人が彼女を慕い、あれこれ身のまわりのことをしてくれるようになりました。
もはや、
- お金が殆どいらない生活をしてる。
仕事を何のためにするのか?なぜお金を稼ぐのか?
本質を考えることは大切ですよ
お金の稼げない仕事でやる気を稼ぐ
繰り返し言います。お金の稼げない仕事でも、やりたいことなら一度、手を出すといい。
- 意外なことが起こるから。
お金の稼げない仕事を続けるために、他の仕事を頑張る気力が湧く循環が作れます。
私も講師の仕事で、いきなり生活ができるようになったわけじゃないです。最初は微々たる稼ぎでしたね。それでも仕事が大好きでしたし、心からやりたいと思えました。
講師の仕事を続けたかったから、好きではない仕事(前職)も10年並行して進めることができた。兼業で行っていた10年の経験は、かけがえのないものになっていますよ。
私の塾の卒業生でも、家具メーカーで働いていた女性が、週末のみ営業の美容ビジネスを始めた人がいます。彼女はもともと美容に関する仕事がしたかったので夢を叶えた感じですね。
好き&やりたいことを仕事にしても稼げる
補足ですが、好きなことや、やりたいことを仕事にするから稼げないわけじゃありませんよ。前に述べたようにニーズ(需要)に応えるモノやコトにしないから稼げないだけです。
結論、自分の経験や知識を他人の価値(利益)につながるサービスに変えられるか否かで稼げるかどうかが決まる。
詳しくは下記の記事をご覧くださいね。
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自分に何ができるのか、どのような特性があるのか、これらを知ることは、やりたいと思える仕事、好きな仕事を実現するために重要なことです。
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下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
やりたい仕事に出会った人たちの動画
最後になりますが、やりたい仕事に出会い、楽しく生きている方たちのインタビュー動画です。今後の方向性に迷い、苦しんだ経験のある人達ばかりですよ。
☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』
☆中山素子さん〈海外ディレクター〉
『受講しなければ今も自分探しをしていると思います』
☆新妻幹生さん(28)〈広報職〉
『自分のキャリアが広がる実感があります』
☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』
☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラー〉
『出産後に時給は2.5倍になってます』
自分がやりたいことや好きなことが果たして仕事になるのか?
不安になる方も多いと思います。知人や友人に相談しても、その人たちにそんな経験がなけれな「難しいよ」「無理よ」と言われることになるでしょう。
本当にその通りなのか、それとも仕事になる可能性があるのか、専門家に相談してみることをおすすめします。
アプローチを変えたり、新しい視点た改良を加えるなどすれば仕事になる可能性があります。じっくりこれまでの経験を棚卸しすれば、突破口が見つかるかもしれませんよ。
そんな人たちをたくさん見てきたので諦めないでくださいね。
成功を祈ります!
ではまた
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