損をする人には共通の特徴があります。
特に日本では「真面目な人」はその真面目さゆえに、損をしてしまうことが多いです。
日本の社会では、真面目であることが美徳とされますが、その一方で過度な責任感や完璧主義が災いし、思わぬ損失を招くことがあります。
たとえば、会社や周囲の期待に応えようと頑張って働き、結果的に身体を壊してしまうようなケースもよく見られる。
本記事では、損する人の特徴を明らかにし、「真面目な人ほど損をする」状況を避ける方法を紹介します。
要領よく立ち回るヒントを活用し、成功への道を切り開きましょう。最後までお読みくださいね。
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※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、10年以上かけて、個性を強みに変えるアプローチを開発し、一般的な自己分析を超えて本質的なキャリアの方向性を指南してきました。
真面目な性格で損をしていた人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!！自分の“強み”を活かして稼ぐ方法（大和出版）」というタイトルの書籍も出版しています。
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損する性格の人によくある特徴
損する性格の人によくある特徴をまとめました。自分自身にあてはまる傾向はないか、確認しながら読むと良いですよ。
1. なんでも引き受ける
損する性格の人によくある特徴の1つ目は、なんでも引き受けてしまうこと。
他人からの依頼を断れないことが多く、自己肯定感が低いため、他人からの評価を常に気にしています。
頼まれたことをすべて引き受けてしまい、自分の負担が大きくなりがちです。
2. 自分の価値観を強く持っている
損する性格の人によくある特徴の2つ目は、自分の価値観を強く持っていることです。
行き過ぎると他人の気持ちや意見を理解するのが難しくなることがあります。これが協調性に欠ける原因となることもありますね。
3. 完璧主義である
損する性格の人によくある特徴の3つ目は、完璧主義であることです。
結果が出るまで仕事を手放すことができず、仕事に多くの時間を費やすことがあります。そのため、効率が悪くなることが多いですね。
4. 自己犠牲を厭わない
損する性格の人によくある特徴の4つ目は、仕事を完璧にするためや、他人を助けるために、自己犠牲を厭わない傾向がありますね。
このため、自分の健康やプライベートを犠牲にする可能性が高くなります。
5. 他人との距離が遠い
損する性格の人によくある特徴の5つ目は、他人との距離が遠いことです。
自分の仕事に集中しすぎて、周囲とのコミュニケーションが不足しがち。
その結果、他人から孤立することや、人間関係に摩擦を生むことがありますね。
6. 責任感が強すぎる
損する性格の人によくある特徴の6つ目は、責任感が強すぎることです。この性格が災いし負担が大きくなることがあります。
また、自分以外の人に仕事を任せることが苦手なため、自分に負担が集中しやすくなりがちです
7. 仕事とプライベートの境界が曖昧
損する性格の人によくある特徴の7つ目は、仕事への取り組みが強すぎて、仕事とプライベートの境界が曖昧になる傾向があります。
リフレッシュの時間が取れず、ストレスが溜まることが多いです。
真面目な人ほど損をする理由
真面目な人ほど損をする理由を深堀りしますね。
以下の注意点を読み進めながら、真面目な人が損をしないための対策を考えていきましょう。
仕事的な正解と人道的な正解の不一致
真面目な人が損をする理由の一つに、「仕事的な正解」と「人道的な正解」が必ずしも一致しないことが挙げられますね。
化粧品会社（営業職）の女性の例ですが、自分では良いと思えない商品をお客様に売らなければならない場面に直面したことがあります。
彼女は苦痛を感じ、最終的には退職することになりました。
人道的には彼女の苦痛は理解できますが、経営側からすれば、どのような商品でも売り上げを上げることが求められるのです。
これが、「人道的な正解」と「仕事的な正解」の不一致の一例ですね。
責任感が強い
真面目な人が損をする理由の2つ目は、責任感が強いこと。
「期待に応えなければ」という気持ちがプレッシャーとなり、自分を追い詰めることがあります。
また、責任感が強い真面目な人は、仕事で失敗したとき自己責任にしすぎる傾向があり、一つのミスを大きく捉えすぎてしまいます。
これが追い込みやストレス、プレッシャーの原因となることが多いですね。
承認欲求が強い
真面目な人が損をする理由の3つ目は、承認欲求が強いことです。
真面目な人は、周囲からの良い評価や承認を求める傾向が強く、自分自身を犠牲にしてまで周囲の期待に応えようとすることがあります。
これが自分自身の負担となり、損をする結果を招くことがあります。
仕事ができない人のフォローが増える
真面目な人が損をする理由の4つ目は、仕事ができない人のフォローが増えることです。
自分の仕事だけでなく、他人のミスを補うために時間を割くことが多くなりがち。その結果、自分の仕事が遅れる可能性が高まり、ストレスも増えることになりますね。
「真面目な人が損をする」を避ける方法
「真面目」は素晴らしい性格であることに間違いはないのですが、自分を追い詰めてしまっては本末転倒です。
そこで、真面目な人が損をしないためのアドバイスをご紹介します。
仕事上の正解を意識する
損を避けるには、仕事上の正解を意識すること。
自己満足の結果ではなく、仕事上で求められる「正解」を考えてみましょう。
そのためには自分の役割や期待されていることを明確にすること。
また、
自分の大切にしている価値観と調和させることが大事です。自分の大切にしている価値観を仕事の中でどのように活かせるかを別に考えるのです。
先ほど、化粧品会社の女性の例をお話しましたが、「仕事上の正解」の視点を持てれば、自分自身の心の負担を軽くすることができたかもしれませんね。
要領の良さを覚える
次に、要領の良さを覚えることです。
仕事のすべてを最高レベルで達成しようとすると、時間的にも労力的にも限界がきてしまうでしょう。
必要なレベルを見極めて、適切な範囲の成果に目を向けること。
やるべき業務を優先順位をつけて進めることも要領を良くするための一つの方法です。
- 急ぎで重要なこと
- 急ぎではないけれど重要なこと
- 急ぎでも重要でもないこと
以上の順に仕分けして、順に行うといいですよ。
断ることを覚える
損を避ける3つ目の対策は、断ることを覚えることです。
すべて依頼を引き受けると、自分の能力を超えてしまい、ストレスや過労の原因になります。
無理な依頼には断る勇気を持つことも大切。
たとえば、現在抱えている仕事を相手に伝えることにより、断る理由に説得力をもたせる方法があります。
もしくは、
「他の業務があるため今は難しいですが、〇〇時間後なら対応可能です」と時間を設定する方法も効果的です。
期待に応えるのに疲れたときの対処法を別記事に書いてますので後ほど紹介しますね。
完璧を求めすぎない
損を避ける4つ目の対策は、完璧を求めすぎないことです。
適切な範囲での成果に集中するのが難しくなり、時間や労力を無駄に使ってしまうことがありますからね。
そのためには、何が本当に重要なのかを見極めることが大切です。
当方は完璧主義の性格の人に「最適主義」という概念を教えています。後ほど関連記事を紹介しますね。
相談する
損を避ける5つ目の対策は、相談することです。
自身の悩みや課題を一人で抱え込まず、他人の視点や意見を取り入れ、新たな解決策を見つけ出す重要な手段です。
たとえば、私の塾の受講生のケースでは、別業界に転職して年収がアップした女性がいます。
彼らの年収が安すぎるのがわかったのでアドバイスして実現しました。今は転職先で楽しそうに働いています。
自分だけの視点では見えない部分を教えてもらうことで、自信を取り戻すきっかけにもなります。
【悲報】真面目な人が損しやすい日本
冒頭でもお伝えしましたが、悲しいかな日本では努力や根性を美徳とする風潮があり、長時間労働を余儀なくされてしまう傾向がありましたよね。
現在でもサービス残業をしている女性のお話をよく耳にします。真面目な人は、言われた通りひたすら我慢して働きがちですね。
しかも空気を読むことを求められ、上司より先に帰宅しづらいなど、真面目な人にはつらい場面も多い。
また、業務をこなすスピードや結果だけでなく、上司や同僚とのコミュニケーションを取っているかなど人間関係の要素も評価されることが多いですよね。
たとえば、仕事はできてもとっつきにくい人よりも、上司に媚びて人間関係良好の人の方が、出世するなんてこともある。
日本は真面目な人が損しやすい国。
最近は辞められると困るので、企業側も無理強いできませんからね。
【体験談】真面目損している女性たち
この記事を書いている私は、働く女性のみを対象にした講座を13年以上続けています。真面目な受講生が多いのですが、話を聞くと損していると思わざるをえない人が含まれています。
自分を卑下するあまり、評価を下げてしまったり、いいように使われてしまったりする。ときには、安価な給料で何年も働き続けて歳をとり、転職もむずかしくなっている人もいました。
真面目なことはとても素晴らしいことなのですが、真面目であれば報われるかといえばそうとも言えません。
真面目であることは前提として、自らチャンスをつかみとっていく、良い意味でのしたたかさを求められています。
本記事との出会いをきっかけに、ご自身をもう一度見つめ直すことをおすすめします。
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真面目な人こそ損どころか、不真面目な人の何倍もの恩恵を受けるべきと私は思います。
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損しないようにするおすすめ記事
真面目な人向けの損をしないようにするためのおすすめ記事をセレクトしました。気になるものをお読みくださいね。
1. 期待に応えるのに疲れたときの対処法10選｜心が楽になる秘訣。今すぐ試せる方法を紹介
他人の期待に応えることに疲れた時の対処法を10個紹介。気持ちをリフレッシュする方法や、断る勇気を持つ重要性が強調されています。具体的な実践方法が解説されているので、すぐに試せるヒントが満載です。
2. 完璧主義をやめたい人必見！今すぐやめられる最適主義のすすめ
完璧主義をやめ、効率的に仕事を進めるための「最適主義」の考え方を紹介。適度な妥協を覚え、最重要な部分に集中することで、仕事の質とスピードを向上させる方法が具体的に解説されています。
3.[真面目に頑張る人へ。適当さを取り入れ程よく頑張る成功の秘訣【仕事のストレスも激減】
真面目に頑張る人に対し、適度な「適当さ」を取り入れることでストレスを減らし、効率よく成果を上げる方法を提案。具体的なストレス軽減のヒントが満載で、バランスの取れた働き方を実現するためのアドバイスが書かれています。
4.真面目すぎる性格の人に向いてる仕事とその選び方【コツコツやる性格を活かす秘訣】
真面目すぎる性格を活かせる仕事の特徴と選び方を解説。精密さが求められる仕事や、長期的なコミットメントが必要な職種など、具体的な仕事の例が紹介されています。自身の特性を活かすためのアドバイスが詰まっています。
5. 本音を話しても嫌われない方法｜本音と意見の賢い使い分けと選ぶべき相手とは？
本音を話しても嫌われないための方法について解説。本音と意見を賢く使い分けるコツや、本音を話すべき相手の選び方が詳しく説明されています。正直なコミュニケーションを取りながらも、円滑な人間関係を築くためのヒントが得られます。
それぞれの記事を参考にして、損を避けるための具体的な方法を学んでくださいね。以上となります。
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