周りから期待されるのは、うれしいことではありますが、その期待すべてに応えようとすると疲れてしまいますよね。
期待に応えてばかりいると自分を見失いがちですが、裏切りたくない気持ちも本音でしょう。
この記事では、他人の期待に応えることに疲れている人のために、今すぐ試せる簡単な対処法を解説します。
そのために必要な自己肯定感を高めるツールも配布していますので、最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、10年以上かけて、個性を強みに変えるアプローチを開発し、一般的な自己分析を超えて本質的なキャリアの方向性を指南してきました。
周りの期待に応えるのに疲れていた人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
期待に応えることで疲れる7つの原因
そもそも他者の期待に応えるとなぜ疲れるのでしょうか?
その原因の中に、対処法のヒントが隠されています。主な原因をあげますね。
1. キャパオーバーになっている
周りの期待に応えようと頑張ってしまい、知らず知らずのうちに限界を超えて疲労がたまる。
2.すべて一人で背負い込む
期待されることすべて「一人で」背負い込んでしまい、過剰な緊張感や責任感によって疲労する。
3.期待を失うのを過剰に嫌がる
他人の高い評価を得たいあまり、期待を裏切るのを嫌い、無理をして疲れてしまう。
4. 自己肯定感の低さ
「期待に応えて高い評価を得ることが自分の価値を証明する」という他者評価に翻弄され、必要以上に頑張ってしまい疲れがたまる。
5.安請け合いをしている
期待に応えるときの労力・時間に対して適切な対価をもらっていないとやる気が低下し精神的・肉体的に疲れる。
6.プレッシャーによる負担
期待されることによるプレッシャーにより、失敗を恐れ、精神的な負担が大きくなる
7. 人を頼れない
すべてを一人で背負い込む性格の人は、人を頼るのが苦手なことが多く、疲れの原因になります。
以上の要因が重なると、周りの期待に応える疲労をもたらしますね。
放置するリスク
ちなみに、これらの問題を放置し、他人の期待にばかり応えていると、自分を見失う恐れもあります。他人の期待に応える意識が軸になってしまい、自分の感情が動かなくなるためです。
本当は自分のやりたくないのに、自分の意思で動いていると勘違いするようになる。期待疲れの要因ともなります。
期待に応えるのに疲れたときの対処法
期待に応えるのに疲れたときの対処法を解説します。一つ一つ丁寧に実行すると、程よく他人の期待に応えながらも、自分も疲れずに済みますよ。
1. 自分の価値観と目標を明確にする
対処法の1つ目は、自分の価値観と目標を明確にすることです。
自分が大切にしていることや、達成したいことをはっきりさせると、無理に他人の期待に応えなくてもよくなるので。
重要なことに集中でき、無駄なストレスを避けることができます。
また、自分の目標が明確になると、何にエネルギーを注ぐべきかが分かりやすくなります。これにより、他人の期待に振り回されることが少なくなり、精神的な負担が軽くなります。
「価値観の見つけ方」についての詳しい解説記事は後ほど紹介します。
2. 期待に応えるべき”人”を選ぶ
期待に応えるのに疲れたときの対処法の2つ目は、応えるべき”人”を選ぶことです。
現実的にすべての人の期待に応えるのは無理なお話です。それに相手によっては「期待に応えて当然」と考えるようになる危険性もあります。
そこで、自分にとって大切な人たちのリストを作成し、その人たちに優先的に時間とエネルギーを割くようにします。
人数を絞ることで、無理なく質の高い行動ができるし、結果として相手からの信頼感も高まるでしょう。
3. 応える”期待”を選ぶ
対処法の3つ目は、応えるべき”期待”を選ぶことです。
残念ながら私たちに与えられている時間は限られていますからね。
- 自分にしかできないこと
- 応えなければ不利益になること
- 心から期待に応えたいと思うこと
以上3点を優先事項にして、自分が無理なく応えられる範囲内で選びます。
4. 応えられる限界を知る
自分が応えられる限界を知っておくことも対処法の一つ。
無意識のうちにキャパオーバーになることが多いので、しっかり自分の限界を見える化させることですね。
具体的には、スケジュールを見直して、自分が無理なくこなせる範囲で対応していきましょう。
5. 期待されるプレッシャーを伝える
他人の期待に応えることがプレッシャーであることを正直に伝えることも効果的です。
○○さん。そんなに期待しないでください。プレッシャーになります
という感じですね。
自分の限界を相手に理解してもらえますし、緊張感も程よくなります。
6. 断ることを覚える
6つ目の対処法は、断ることを覚えることです。
無理をして身体や心を壊してしまったら、応えられる期待にも応えられなくなりますから。
断る勇気を持ちましょう。とにかく無理をしないことが大切。
具体的には、現在の状況を話す、時間を伸ばしてもらう、ほかの人にも分担してもらうなど意思表示することですね。
7. 人に任せることを覚える
自分一人で抱え込まず、他人に任せることも大事な対処法の一つ。
本来、自分がすべきことに力を集中する配慮です。信頼できる人に分担してもらうよう依頼しましょう。
分担された相手に申し訳けない気持ちになるかもしれませんが、そのときは、「相手が苦手であり自分が得意なこと」を助けてあげるようにしましょう。お互い助け合えば帳尻が合います。
8. きちんとお金をもらう
期待に応えるのに疲れたときの対処法の8番目はきちんとお金をもらうこと。
とても大切なことなのです。自分のサービスや労働に適正な価格を設定し、しっかりと報酬を得るようにします。
適正な価格をきちんといただけば納得感を得られるので、ストレスも疲れることもありません。
9. 期待疲れを発散する
対処法の9番目は、期待疲れを発散すること。なんだかんだ期待に応えねばならないときこそ意識しましょう。
ストレスを溜め込まず、定期的に発散することが重要です。説明するまでもありませんが、自分がパンクしないようにするためです。
趣味に没頭する、友人とリラックスする時間を設ける、瞑想する、散歩するなど、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
10. 感謝の言葉で逃げる
対処法の最後は、感謝の言葉で逃げることです。
「応援してくれてありがとう。でも今回は無理だった」と感謝の言葉を添えます。そう言われたら相手も悪い気はしませんし、別件で良い話を持ってきてくれるかもしれません。
けっこうおすすめな対処法です。
心を楽にするための自己肯定感の高め方
「期待に応えることで疲れる7つの原因」のところで書きましたが、自己肯定感が低いと、過剰に人の期待に応えようとしがちです。
自己肯定感を高めるには、過去の成功経験を棚卸しするのが効果的です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布します。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記からどうぞ。
それでも周りの期待には応え続けたいなぁ。なんとかなりませんか?
期待に応えても疲れないようにする方法
「周りの期待に応えたい」という気持ちは、自然なものですよね。
そこでおすすめしたいのは、「○○のことならあなたに頼みたい」と他人に認識されるように努力することです。
自分の強みである「○○のこと」に集中することで、期待に応えやすくなります。
これにより、期待する方も、期待される自分も幸せになれます。
たとえば、私の場合、雇われ講師だった時代に「女性の指導なら浅野さん」と言われ、私のクラスには女性の受講生たちが多く集まりました。
女性の指導は得意でしたし、専門性を活かせる場だったので疲れることなく取り組むことができました。
実践するためには、まず自分の特徴を見つめ直すことが必要です。後ほど、役立つツールをご紹介します。
親の期待に応えようとしていた頃の体験談
この記事を書いている私は、かつて父親の期待に応えようとして自分を見失っていた時期がありました。その当時、自分自身が何を本当に望んでいるのか、わからなくなっていましたね。
年齢を重ねるにつれ、心の中のモヤモヤは次第に積み重なり、「今の仕事が本当にやりたいことなのか?」と自問自答する日々が続きました。
「自分のなりたい姿はどんなものだろう?」と考えることが増え、悩みが深まっていったのです。
そんな時、偶然のきっかけから講師という仕事に出会いました。講師の仕事を始めると、心からそれが好きだと思えるようになりました。この仕事は、自分の気持ちに正直になれたからこそ出会えたものだと感じています。
もしも親の期待に応えることだけに集中していたら、きっとこの仕事に巡り会うことはなかったでしょう。
相手の期待に応えることに夢中になりすぎず、自分自身の気持ちを大切にしてくださいね。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
先ほどお伝えしましたが、期待に応えても疲れないようにするには、自分の特徴を見つめ直すことが必要です。そこで私が研究と分析を重ねた「自分の見つめ直し完全マニュアル」をお配りしています。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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それでは、快適な人生をお楽しみくださいね。以上となります。
ではまた。
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