自分には何の取り柄もありません。取り柄が欲しいなぁ。
取り柄がないと悩む人の特徴や見つけ方を知りたいな。
取り柄がない人に向いてる仕事はある?
そんな疑問に答えます
取り柄がないと悩む人いますよね。それも仕方のないことですよ。気づけるチャンスは少な過ぎますからね。みんな仕事や生活に追われ、自分を見つめ直す時間がとれないですもの。
この記事を書いている私も40代に入るまで、自分に取り柄はないと思い込んでいました。
はっきりいいます。
取り柄がない人はいないです。
ちょっとした思い違いにより、取り柄に気づけないだけですから。
本記事では、取り柄がないと悩む人の特徴や見つける方法について、2000人以上の指導実績から見えてきた知見をもとに解説します。この記事に書いてあることを実践することで、自分の取り柄が見つかり、自信も持てるようになりますよ。
文末に取り柄が欲しいと思う人に役立つマニュアルもご用意しています。読み逃さないようにご注意くださいね。
3分少々で読めます。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
取り柄がないと悩まれていた人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
「取り柄がない」の意味
そもそも「取り柄」とは何でしょうか?
ただし、完璧である必要や、すべての他人より優れている必要はまったくありません。
この意味を正確に理解していないと、自分の持っている良さや得意な部分を見逃してしまう可能性があります。
取り柄がないと悩む人7つの特徴
「自分には取り柄がない」と感じる人には、いくつか共通する特徴があります。この特徴を知ることは、自分をもっと知るために重要です。
自分に当てはまるものがあるか、一つずつ見てみましょう。特徴を知ると、「そうか、これが自分のクセなんだ」と気づくことができ、それが自分の取り柄を見つけるヒントにもなる可能性があります。
1.他人と自分を比べる癖がある
取り柄がないと思う人は、他人と自分を比べる癖があります。優れた人を見ると、自分には何もないと勘違いする傾向があるのです。特に、「自分にとって不得意なことが得意な人」に対しては、コンプレックスを感じがちです。
たとえば、人前でスピーチや発表が得意な人を見ると、「自分は緊張して話せない」と自信を失ってしまうようにです。下記にも関連したことを書いてます。
▶人と比べてしまう悪癖を直したい!解消するための7つのステップ
2.完璧な自分を求めがち
取り柄がないと思う人は、完璧を求めがちな特徴もあります。近親者にあまり褒められた経験がない人や、ダメだしを受け続けた人に見受けられます。
自分の不十分なところに常に意識が向いてしまい、少しの欠点も許せず、すべてが完璧であることを求め、過度なプレッシャーを自分にかけてしまいます。
3.思い込みが強い
取り柄がないと思う人は、他人からの自分の評価より、当人から見る自分の評価の方が正しいと思い込んでいる特徴もあります。
例えば、他人から褒められても「大したことありませんよ」と口にすることが多いのですが、これは『あなたの評価は間違っています』と相手に伝えているようなものです。
このように、自分に対する否定的な思い込みが強く、他人からの肯定的な評価を素直に受け入れることができないのです。
4.自分を認められない
取り柄がないと思う人には、自分を認めることができないという特徴もあります。
失敗するといつまでも悔やんだり、他人からの評価に過剰に反応してしまうことがあります。この傾向は、親からのしつけや日本の社会教育の影響が原因となっている場合が多いです。
自分を認められない原因や特徴については、以下で詳しく説明しています。
▶自分を認められない地獄の苦痛を克服する方法|原因と特徴を徹底紹介
5.自信がない(自己肯定感が低い)
取り柄がないと思う人は、根本的に自信がない、つまり自己肯定感が低いことが多いです。そのため、自分を適切に評価することができないという特徴があります。
必要以上に厳しく自分を評価し、たとえ取り柄があってもそれを受け入れられません。関連する記事も書いていますので、興味がある方はご参考にしてください。
▶自信がつくかは経験の受け止め方で変わる【自信に繋がらない人の特徴と自信を高める方法】
6.本音を言えない
取り柄がないと思う人には、本音を言えないという特徴もあります。
自信がないことが影響しており、「本音を語るとバカにされるのではないか」「相手に嫌われるのではないか」といった不安に陥りやすいのです。
関連する記事も書いていますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
▶本音を言わない人の心理と特徴【本音を伝える7つの秘訣】相手の本音の探り方7選も紹介!
7.失敗に敏感であり成功に鈍感
取り柄がないと思う人は、失敗に敏感である一方で、成功には鈍感であるという特徴があります。
失敗したことはいつまでも覚えていても、成功したことはすぐに忘れてしまいます。むしろ、うまくいったことを「成功」として認められない傾向があるのです。
たとえうまくいっても、「まだまだ上には上がいる」と考えてしまい、喜びを感じることが難しくなってしまいます。
特徴をまとめます。
- 取り柄がないと悩む人7つの特徴
- 他人と自分を比べる癖がある
- 完璧な自分を求めがち
- 思い込みが強い
- 自分を認められない
- 自信がない(自己肯定感が低い)
- 本音を言えない
- 失敗に敏感であり成功に鈍感
取り柄がない・欲しい人の心理
「取り柄がない」「取り柄が欲しい」と思う人の心理について、ここでは3つに分けて解説します。
これを知らないと、自分の取り柄をうまく見つけられない可能性がありますので、ぜひしっかりとお読みください。
1.誰でもできると思い込んでいる心理
取り柄がない、取り柄が欲しいと思う人の心理の1つ目は、自分にできることは誰にでもできると考えがちなことです。
この心理は、目指す自分の理想が高い人や、周りから高度なスキルを求められている人に多く見られます。
2.目立ちたくない心理
取り柄がない、取り柄が欲しいと思う人の心理の2つ目は、目立ちたくないという気持ちです。
この心理は、過去に目立ったことで嫌われたり、嫉妬されたりした経験から来ていることが多いです。
3.自分の価値を推し量る心理
取り柄がない、取り柄が欲しいと思う人の心理の3つ目は、自分の価値を確かめたいという気持ちです。
このような心理は、人からの承認を強く求める人に特に顕著に見られます。
取り柄がない人によくある3つの心理パターンをまとめました。これらの心理は、誰にでもあるものですからご安心ください。
いくつか思い当たります。優れているところなんてないなぁ。
ここで、普段の生活や行動から、あなたの隠れた取り柄を見つけるためのチェックリストをご用意しました。直感で答えてみてください。意外な発見があるかもしれません。
いかがでしたか?
思った以上に「ある」にチェックが付いた方も多いのではないでしょうか。実は、これらの項目の一つ一つが、あなたの隠れた取り柄につながっている可能性が高い。
では、なぜ私たちは自分の取り柄に気づきにくいのでしょう?
その理由を次に見ていきましょう。
取り柄がないと思う人の勘違い
取り柄がないと思い込む人によくある勘違いがあります。
そんなの持ち合わせている人は
ほとんどいないですよ…。
多くの人は特別な才能が必要だと思い込んでいますが、実は日常の中にこそ、かけがえのない取り柄が隠れています。
- 取り柄を見つけたいなら…
前にも書きましたけれど、取り柄はその人の長所を示すものです。評価の軸は、自分ではなく他人にある。つまり、自分では「普通」と思うことでも、他人が「大したもの」と思えば取り柄です。
また、取り柄は決して生まれつきのものだけではありません。努力によって磨かれた特徴も、かけがえのない取り柄となります。
「取り柄」というものは、
当人の評価はどうでもいいのです。
取り柄を見つける方法
取り柄を見つけるためには、自己分析と他己分析の両方からのアプローチが必要です。
自分の優れているところを見つけようとすると、頭がまわらなくなる危険性がありますので、自分の偏った特徴(偏執姓)を見つけようと考えた方が見つけやすいです。
取り柄を見つけるための自己分析
過去を振り返りながら自分の偏執姓を探りましょう。3つポイントがあります。
- 喜怒哀楽
- 好き嫌い
- やりたい・やりたくない
などに現れやすいです。自分が好きなことや夢中になれることは、往々にして隠れた取り柄につながっています。
以上の3つのポイントを意識しつつ、下記の質問から自分を棚卸ししましょう。
- 時間を忘れて続けてしまうことは?
- つい興奮して長話することは?
- 続けられる(続けている)ことは?
- 他人は嫌がるけれど好きなことは?
- 時間をかけずにできることは?
- 最初からある程度できたことは?
以上から思い出せるものは「自分の取り柄」につながる重要なものです。
わぁ〜こうやって自分の取り柄の
ヒントをつかむのですね。
もっと深く知りたい!
自分の棚卸&分析に使える70の質問集
自分の取り柄を棚卸しするときに便利なツールを、10年以上の研究を重ねて完成させました。その名も、「自分の棚卸&分析に使える70の質問集 」です。
自分の成功体験を思い出したり、過去の実績を振り返り、自分の価値を再確認するための質問集です。
やっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。
取り柄を見つけるための他己分析
大事なことなので繰り返し言います。自分の取り柄の評価の軸は、当人ではなく他人にあります。そこで他人から受けたリアクション(反応)を分析することも大切。
次のような経験を振り返ってみましょう。
- 他人から褒められた経験
- 「すごい」とつぶやかれた経験
- 人に驚かれた経験
- 「教えて」と頼られた経験
- お礼を言われた経験
- 口コミされた経験
以上から思い出せる経験は、他人から受けたリアクションに関わるもの。自分の取り柄のヒントが隠れています。
この記事を書いている私の例では、雇われ講師の時代に「女性を指導するのがうまい」と驚かれていました。私の取り柄のひとつと認識できたときでしたね。
他人の反応に意識を向けましょう
信頼できる人に聞くのもアリ
「私の取り柄は何?」と信頼できる周りの人に聞いてみるのも一つの方法です。自分をよく知る人たちが自分をどう見ているかという情報を集めることができます。
ただし、友人や知人、共に働く人に聞くことにはリスクもあります。例えば、相手が気を遣って本音を言えなかったり、逆に厳しい意見を言われて自信をなくしてしまったりすることもあります。
そのため、できるだけ専門家に相談することをおすすめします。もし身近に専門家がいない場合は、私が主催している「自分力活用講座」に参加するのも良い選択肢の一つです。詳細はこちらからご確認ください。
※自分力活用講座の動画解説を見たい人はこちら↓
専門的な視点で取り柄を見つける方法
さらに、自分の取り柄を見つけるためには、日常生活の中での観察や、あまり考えたことがない新たな視点からのアプローチも重要です。ここでは、専門的な視点を交えた具体的な方法を紹介します。
1. 他人の役に立った経験の棚卸し
過去に他人から「ありがとう」と感謝された経験を思い出してみてください。それがどんな些細なことでも、他人に価値を提供したという事実が、あなたの取り柄のヒントになります。「誰かのためにできたこと」は、その人にとって特別なことですし、それを無意識にできることはあなたの強みです。
2. 役割の分析
自分が家庭や職場、友人グループの中で果たしている役割を考えてみましょう。「人の相談に乗ることが多い」「プロジェクトの調整役になることが多い」など、自分が自然と担っている役割から、自分の強みが見えてくることがあります。この分析は、普段の活動を振り返り、意識していなかった取り柄を発見するのに役立ちます。
3. 自分の時間の使い方を見直す
自分が時間をどこに使っているのかを振り返ることも取り柄を見つける手助けになります。多くの時間を費やしている活動は、無意識のうちに楽しんで行っていることが多く、それが他人と比べて得意な分野である可能性があります。この視点で自分の時間の使い方を見直してみましょう。
また、
長所が思いつかないときの見つけ方【短所に目が向き過ぎです】専門家が教える長所の発見ガイド の記事に、私が講義している内容のの一部を公開しているので参考にどうぞ。
取り柄がない私に向いている
仕事はありますか?
取り柄がない人に向いてる仕事
「取り柄がない人に向いてる仕事は?」という質問に対する回答は、「ありません」になります。期待していた方はごめんなさい。
「単純労働が向くのでは?」と思うかもですけどそれも勘違い。単純労働を続けられるのであれば、それも取り柄のひとつですよ。
人には必ず偏執性があります。悪いことは言いません。仕事を選ぶ前に、必ず取り柄を見つけましょうね。以下の記事も参考にどうぞ。
▶仕事に直結する強みの見つけ方|成功するための3つのステップ【専門家直伝】
▶真面目が取り柄の人へ|効果的なキャリアアップの秘密【仕事の強みに変える方法】
取り柄が欲しいと悩んでいた人の逆転劇
少し前にも事例としてお話しましたけれど私が雇われ講師だった頃、同じカリキュラムを教える講師は10人ほどいました。
大学の先生、ベストセラー作家、外資系企業のリーダー育成のコンサルタントなどすごい取り柄を持つ人たちばかり。
何の取り柄もないと思っていた私にとっては厳しい環境でした。しかしいざ講座が始まると、私のクラスには女性が多く集まり、彼女たちが飛び抜けた成果を出すのです。
次第に「女性なら浅野講師」という風潮が生まれ、口コミで受講生が集まるようになりました。
私にも取り柄があったのですね。なぜ浅野ヨシオは女性を応援するのか? に、その当時のエピソードを詳しく書いてます。
実際に取り柄を見つけ、人生が変わった方々のインタビューをご覧ください。私の運営する講座のカリキュラム修了生の声動画なのですが、さまざまな葛藤を抱えていたことも赤裸々に語ってくれました。参考になると思いますので、気になる方はご覧くださいね。(※各4分くらいです)
☆ファイアンめぐみさん〈フリーランス〉
『オンリーワンになれることが少しずつ形になり始めてきたように思います』
☆大野愛実さん〈データサイエンス職〉
『1年で年収が2倍になりました。自分の強みを見つけて、行き先を決めてよかったです』
☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』
☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラー〉
『人材派遣からフリーに転身して時給は2.5倍になってます。友人が受講して生き生きし始めたので決めました。』
☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』
大切なので何度も繰り返し言います。
取り柄がない人はいません
逃げることなくじっくり自分を見つめ直す時間を作ったほうがいいですよ。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
最後にお伝えしたいのですが、「自分の見つめ直し完全マニュアル」を作成しました。自分の取り柄を見つけることは、言葉で言うほど簡単なものではありません。
あらゆる角度から自分を見つめ直す必要があり、本マニュアルではそのための重要なポイントを余すことなくまとめています。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
最後に、少しずつ自分のことを受け入れる過程が、新しい発見に繋がるものだと思います。誰もが感じる迷いや不安も、いつか心に少しの変化をもたらしてくれるものですよ。焦らず、今の自分に寄り添いながら、一歩一歩進んでみてください。この記事が、その小さな支えのひとつになれたら幸いです。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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