できない人こそリーダーに

プロフィール講師の浅野ヨシオです。

本業の方では。

今年の４月に入社した２３歳の新卒の新人君と。

一昨年入社したN君と仕事をすることが多い。

N君は名前も聞いたことがない大学を卒業し。

弊社に入ってきた男性。

勉強もできなかったし。スポーツも苦手。

部活などをやっていたこともなく。

成功体験も少なくセルフイメージも低かった。

ミスも繰り返すことが多くて。

浅野もどう教えてあげればいいのか困っていました。

今年入社の新人くん。

某有名大学を出身。子供の頃からずっとサッカーをやってきて。

今は子供たちにサッカーを教えている。

浅野はN君に。

その新人君の教育係を任せてみた。

すると・・・・・

N君。一生懸命仕事をするようになって。

新人君を熱く指導してる。

新人君が質問を投げかけてくるので。

N君が必死になって答える。

N君の仕事に対する姿勢も見違えるように熱くなって。

バキバキこなすようになった。

彼はとても人を教えるのがうまい。

新人君がミスをしても。

粘り強く教えるし。

感情的にならない。

けっして上から目線ではしゃべらず。

かといってある程度の距離を保って指示を出している。

時にはクイズみたいに

「この製品は何に使うかわかる？」

とかやってる。

N君は。

自分ができなかったので。

できない人の気持ちがよくわかるんだろうなぁと

しみじみ思う。

目つき顔つきも変わってきて。

リーダーの風格もちょっぴり出てきた。

あんなに何を言ってもダメだったのに・・・

人を育てる立場になったら、自ら急成長を始めた。

人を伸ばす人は。

完璧である必要ってないんだなぁと

つくづく思う。

コンプレックスの強い彼だからこそ。

人を伸ばしているように見える。

「コンプレックスは宝」

彼は自分の弱みだった「不器用で成功体験も少なく自信のなかった人生」

を。

強みに変えていきつつある。

コンプレックスは克服するものではなく。

使うもの。

N君がんばってやーーーー