「頑張っているのに、なんだか満たされない」と感じる人は少なくありません。その理由の多くは、自分が「本当に求めているもの」に気づいていないからです。
仕事、生活、人間関係――私たちは日々、さまざまな選択を迫られています。その中で、本当に大切なものが何なのかを見失ってしまうことがよくあります。
- 転職すべきか?とどまるべきか?
- 結婚すべきか?自由でいるべきか?
- 将来のためにそもそも何をすべきか?
このように、人生の選択肢は多く、どれが自分にとって本当に大切なものなのか迷ってしまいます。
では、どうすれば「自分が本当に求めているもの」を見つけることができるのでしょう?
人生の目的や方向性に迷っているとき、自分を見つめ直し、心からの声に耳を傾けることが大切です。
この記事では、自分が本当に求めているものを見つけ、人生をより豊かにするための7つの方法を紹介します。
この記事を読むことで、自分自身をより深く理解し、充実した人生への道筋を見つけることができるはずです。じっと考えているだけでは答えが出ません。最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
自分が本当に求めているものがわからない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
本当に求めているものとは?
「本当に求めているもの」とは、自分自身の心の奥底にある本当の願い、夢、価値観のことです。
たとえば、「お金持ちになりたい」と思っている人がいます。しかし、その人が本当に求めているのは、もしかしたら「経済的な不安から解放され、安心して暮らすこと」かもしれません。
また、「有名企業に入りたい」と思っている人も、本当は「周りから認められたい」という気持ちが隠れている場合があります。
このように、私たちが普段「やりたい」と思っていることの裏側には、もっと深い願いが隠れています。それこそが、「本当に求めているもの」なのです。
なぜ「本当に求めているもの」を知ることが大切なのか?
もし「本当に求めているもの」を見つけられなければ、次のような状態になってしまうかもしれません。
- 目標を達成しても満たされない
- やりたいことがはっきりしない
- 本当の自分が見えなくなる
- 人生の選択に迷い続ける
逆に、「本当に求めているもの」がわかると、このような変化が起きます。
- 自分の決断に自信が持てる
- 無駄な努力や遠回りが減る
- 心から満たされる瞬間が増える
- 自分の軸がブレなくなる
つまり、「本当に求めているもの」を知ることは、人生の方向性を司るナビゲーションのような役割を果たすのです。
本当に求めているものがわからない理由
繰り返し言いますが、「本当に求めているもの」がわからず悩んでいる人は、とても多いです。実は、その背景には共通する理由があります。
よくある理由を理解することで、自分の状況が整理でき、次のステップが見えてきます。では、なぜ私たちは「本当に求めているもの」を見失ってしまうのでしょうか。主な5つの理由を詳しく解説します。
順に解説しますね。
社会的な期待や周りの影響
本当に求めているものがわからない理由の1つ目は、社会的な期待や周りの影響です。
私たちは、幼い頃から親や教師、社会からさまざまな期待をかけられて育ちます。これらの期待は「成功」や「幸せ」の定義を押し付けがちです。
例えば、「良い学校に進学する」「安定した仕事に就く」「結婚して家庭を持つ」など、社会的に評価される基準に沿った選択肢が常に目の前にあります。
これにより、自分が本当に求めているものを見失ってしまうことがあります。自分の価値観よりも、周りの期待に合わせた選択をしてしまうことが多いのです。
自分の本音に向き合うのが怖い
本当に求めているものがわからない理由の2つ目は、自分の本音に向き合うのが怖いということです。
「本当に求めているもの」を見つけるためには、まず自分の心に正直でいることが必要です。しかし、自分の本音と向き合うことは時に怖いもの。
こうした恐れや不安が、心の奥にある本当の欲求に気づくことを妨げてしまいます。
他人の期待に応えようとしている
本当に求めているものがわからない理由の3つ目は、他人の期待に応えようとするあまり、外的な成功にばかり目を向けていることです。
現代社会では、成功の基準が非常に明確です。「お金」「地位」「名声」など、外的な成果が重視されがちです。これらを手に入れることが「成功」だと信じている人が多く、その結果、本当の幸せや満足感を感じられなくなることがあります。
外的な成功ばかりを追い求めていると、自分が本当に求めている「内面的な幸せ」や「充実感」を見失ってしまいます。物質的なものを手に入れたとしても、心が満たされないことに気づく瞬間が訪れることがあります。
情報が多すぎて迷ってしまう
本当に求めているものがわからない理由の4つ目は、情報が多すぎて迷ってしまうことです。
現代は情報が溢れている時代です。インターネットやSNSでは、他人の成功や生活が簡単に目に入ります。
それに触れることで、自分がどのような人生を送りたいのか、何を求めるべきかを見失ってしまうことがあります。
「みんながやっているから」「これが流行っているから」と、他人の価値観に合わせようとすることで、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうのです。
過去の経験に縛られている
本当に求めているものがわからない理由の5つ目は、過去の経験に縛られていることです。
過去の失敗や経験が、自分が本当に求めているものを見つける障害となることもあります。
たとえば、過去に挑戦したことがうまくいかなかった場合、その経験が「自分はそれを求めていない」と思わせてしまうことがあります。
過去の経験だけで未来を決めつけてしまうと、成長のチャンスを逃すことになります。
本当に求めているもの診断チェック
ここまで「本当に求めているもの」が見つからない理由について見てきました。では、自分自身の状況を確認してみましょう。以下の診断チェックを通じて、現在の自分の立ち位置を知ることができます。
それぞれの質問に「はい」か「いいえ」でお答えください。
最後に「診断する」ボタンを押すと、あなたの現在の状況が分かります。
1. 目標を達成しても、なんだか満たされない感覚がある
2. 周りの期待に応えることを重視している
3. 自分の本音を口に出すことに抵抗がある
4. SNSで他人の生活を見て、羨ましく感じることが多い
5. 過去の失敗が原因で、新しいことに踏み出せない
6. 子供の頃に夢中になっていたことを忘れてしまった
7. 毎日の生活の中で、我慢していることが多い
8. 理想の1日について考えたことがない
9. 尊敬する人が特にいない
10. やりたくないことは明確だが、やりたいことが見つからない
11. 自分の気持ちを定期的に振り返る習慣がない
12. 変化を恐れ、現状維持を選びがち
診断結果を踏まえて、次のセクションでは具体的な「見つけ方」をご紹介します。それぞれの方法は、自分の状況に合わせて活用できるものばかりです。
自分が本当に求めているもの見つけ方7選
今の自分が何を求め、どのような人生を歩みたいのかを明確にするための方法を7つご紹介します。
どれも簡単に始められることばかりなので、まずは試してみてください。本当に大切にしたいものが、きっと見えてくるはずです。
方法1:「いま」の気持ちを書き出してみる
本当に求めているものの見つけ方の1つ目は、今の気持ちを書き出してみることです。まずは、自分が今感じていることを素直に紙に書いてみましょう。
「何が嬉しいのか」「何が嫌だと思っているのか」「心が動かされる瞬間はどんな時か」など、自分の気持ちをできるだけ詳しく書いてみてください。
たとえば、「最近、仕事がつまらない」と感じているとします。次に、その理由を5回繰り返して深掘りしてみましょう。
1. なぜ、つまらないと思うのか?
→「仕事に対して、やりがいを感じないから。」
2. なぜ、やりがいを感じないのか?
→「自分のスキルを活かせていないから。」
3. なぜ、自分のスキルを活かせていないと感じるのか?
→「もっと挑戦的な仕事を任されたいから。」
4. なぜ、挑戦的な仕事に挑戦したいのか?
→「自分の成長を感じたいから。」
5. なぜ、自分の成長を感じたいのか?
→「自分がもっと価値ある存在だと実感したいから。」
このように、「なぜ?」を繰り返していくと、最初は漠然とした不満のように感じていたことも、実は「成長したい」「もっと価値を感じたい」という根本的な欲求があることがわかります。
そして、書いた内容を1日置いてからもう一度読み返し、気持ちの変化を感じてみましょう。時間をおいてから見返すことで、感情が整理され、より明確に自分の気持ちが見えてくることがあります。
これを繰り返すことで、自分が本当に求めているもの――例えば「挑戦できる仕事」「成長を実感できる環境」など――が徐々に浮かび上がってくるかもしれません。
方法2:子供の頃の夢を思い出す
本当に求めているものの見つけ方の2つ目は、子供の頃の夢を思い出すことです。子供のころ、何かに夢中になってワクワクしたり、時間を忘れて遊んだりしたことはありませんか?その時の気持ちを思い出し、なぜそれが好きだったのかを考えてみましょう。
例えば、子供の頃に絵を描くのが好きだったとします。その理由を考えてみると、「自分の気持ちや考えを人に伝えたい」と感じていたかもしれません。絵を描くことで、自分の世界を他の人と共有することが楽しかったのかもしれません。
そして、その時の気持ちと今の気持ちをつなげてみましょう。例えば、今も「自分の考えを伝えること」や「他の人とのつながり」を大切に感じているなら、子供の頃に絵を描いていた理由が「自分の思いを誰かに伝えたかった」という欲求に繋がっていることに気づくかもしれません。
このように、子供の頃に夢中になったことを思い出すと、今自分が大切にしたいことや本当に求めているものが見えてくることがあります。
方法3:我慢していることリストを作る
本当に求めているものの見つけ方の3つ目は、我慢していることリストを作ることです。
普段、我慢していることを紙に書き出してみましょう。たとえば、「通勤時間が長い」「周りの期待に応えなければならない」など、日常生活で感じているストレスや不満をリスト化します。
そして、その我慢がなぜ必要だと思っているのかを考え、その中で本当は何を大切にしたいのかを見つけてみましょう。
たとえば、「毎朝、長時間の通勤が辛い」という我慢がある場合、それをなぜ我慢しているのかを考えます。
もしかしたら「通勤時間を短縮できる仕事に転職すると、収入が減るかもしれない」という不安があるからかもしれません。この場合、本当に求めているものは「安心して暮らせる収入」かもしれませんね。
もしも、「自分の時間をもっと大切にしたい」という気持ちが強ければ、時間を無駄にしない働き方やライフスタイルが求められているということがわかります。
また、「周りの期待に応えなければならない」というプレッシャーも例に挙げてみましょう。
これがなぜ必要だと思っているのかを掘り下げると、「周囲に認められたい」「失敗したくない」といった気持ちが隠れていることがあります。本当は「自分らしさを大切にしたい」「自由に生きたい」という気持ちがあるのかもしれませんね。
我慢していることの裏側に、自分が本当に求めているものが隠れていることがあります。それを見つけることで、どんな選択が自分にとって大切なのかがわかり、今後の行動がよりクリアになるはずです。
方法4:「完璧な1日」を想像する
本当に求めているものの見つけ方の4つ目は、「完璧な1日」を想像することです。
お金や時間の制限がないとしたら、どんな1日を過ごしたいですか?その日にやりたいことを細かく書き出してみましょう。
たとえば、朝起きて何をして、昼はどこに行き、夜はどう過ごしたいのか。その中で、自分がやりたいことの共通点を見つけてみましょう。
もしも、毎日リラックスできる時間を取りたいと思うなら、それが自分にとって大切なものかもしれません。
このように「完璧な1日」を想像することで、自分が本当に求めていることがわかることがあります。
方法5:尊敬する人の生き方を分析する
本当に求めているものの見つけ方の5つ目は、尊敬する人の生き方を分析することです。
尊敬している人を3人思い浮かべ、その人たちのどんなところが好きかを考えてみてください。彼らが持っている価値観や生き方をよく観察し、共通点を見つけてみましょう。それが自分の価値観や人生で大切にしたいこととつながることがあります。
たとえば、自由に働いている人を尊敬しているなら、「自由」が自分にとって大切な価値観だと気づくかもしれません。
方法6:「したくないこと」から考える
本当に求めているものの見つけ方の6つ目は、「したくないこと」から考えることです。まず、「やりたくないこと」をリストにしてみましょう。
たとえば、長時間働きたくない、人間関係のストレスが嫌だ、などの「嫌なこと」を挙げてみてください。そして、それらがなぜ嫌なのか理由を考えてみましょう。その理由から、逆に「したいこと」が見えてくることがあります。
たとえば、長時間働きたくないと感じるなら、「もっと自由な時間が欲しい」という本当の欲求が浮かび上がるかもしれません。
方法7:小さな行動から始める
本当に求めているものの見つけ方の7つ目は、小さな行動から始めることです。自分が何を本当に求めているのかを理解するために、まずは気になることを実際にやってみましょう。
たとえば、新しい趣味を始めてみたり、興味がある分野に関する本を読んでみたりします。大切なのは、結果を求めるのではなく、その行動を通じて自分がどんな感情を抱くかに注目することです。
行動をしながら自分を知ることで、少しずつ本当に求めているものが見えてくるでしょう。
以下の記事も参考にどうぞ。
▶自分の心の声に従うと人生はうまくいく|頭に従うと9割後悔する理由【本心に従う生き方】
▶自分の本心を知る10の方法【本音がわからない人の特徴と原因】保存版
▶人生の方向性がわからない人は必読!わからない理由と解決方法【専門家が教えます】
方法 | 具体的なやり方 |
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1. 「いま」の気持ちを書き出す | 「なぜ?」を5回繰り返して深掘りする。1日置いて読み返し、気持ちの変化を感じる。 |
2. 子供の頃の夢を思い出す | 夢中になっていたことを思い出し、その時の気持ちと今の気持ちをつなげる。 |
3. 我慢していることリストを作る | 日常での我慢を書き出し、なぜ我慢しているのかを掘り下げ、本当に大切にしたいものを見つける。 |
4. 「完璧な1日」を想像する | 制限なく過ごせる1日を想像し、やりたいことの共通点を見つける。 |
5. 尊敬する人の生き方を分析する | 3人の尊敬する人物の共通点から、自分の価値観を見つける。 |
6. 「したくないこと」から考える | 嫌なことをリストアップし、その理由から逆に「したいこと」を見つける。 |
7. 小さな行動から始める | 気になることを実践し、その時の感情に注目する。結果よりもプロセスを重視。 |
陥りやすい7つの落とし穴と対処法
「本当に求めているもの」を探す過程で、多くの人が同じような落とし穴にはまってしまいます。ここでは、よくある7つの落とし穴と、その対処法をお伝えします。
順に解説しますね。
1. すぐに結果を求めすぎる
落とし穴の1つ目は、すぐに結果を求めすぎることです。
人は「本当に求めているもの」をすぐに見つけたいと思いがち。でも、それは料理と同じ。急いで作ると、失敗することが多いものです。
【対処法】
まずは1ヶ月という期間を決めて、じっくり自分と向き合う時間を作りましょう。毎日5分でも、自分の気持ちを観察する習慣をつけることが大切です。どうしても焦りが収まらない方は以下を参考にどうぞ。
▶焦る気持ちを落ち着かせる方法7選【原因と焦らない自分の作り方】
2. 完璧を求めすぎる
落とし穴の2つ目は、完璧を求めすぎることです。「これこそが自分の求めているもの!」という、ピッタリな答えを探そうとする人が多くいます。宝探しとは違うのでそう簡単なものではありません。
【対処法】
まずは「だいたいこんな感じかな」というところから始めましょう。時間とともに、少しずつ形が見えてくるものです。
「完璧」を目指すのではなく「最適」を目指すことが重要です。これまで感じていたプレッシャーやストレスから解放されます。詳しくは以下に書いてます。
▶完璧主義をやめたい人必見|完璧主義の呪いを解く方法【完璧から最適へ】
3. 考えすぎて行動できない
落とし穴の3つ目は、考えすぎて行動できないことです。
これは、たとえば本でたくさんのレシピを読みながら、「自分にはできるかな?」「どんな材料が必要だろう?」と頭で考えてばかりで、実際に料理を作らないのと同じです。
考えすぎて行動に移せないと、何も始まらないまま時間が過ぎてしまいます。「これでいいのか?」「本当にこれでうまくいくのか?」と心配する気持ちはわかります。
しかし、完璧な準備が整うまで待っていると、実際に経験することができず、自己成長も遅くなってしまいます。
【対処法】
「とりあえず1回やってみよう」という気持ちで、小さなことから始めてみましょう。
最初は失敗してもかまいません。失敗を恐れずに試してみることで、新たな気づきや学びが得られます。
たとえば、思い切って新しい趣味を始めてみる、少しだけ仕事の進め方を変えてみる、といった小さな行動から始めてみましょう。
大切なのは、最初の一歩を踏み出すことです。考えてばかりでは何も変わりません。「行動してみることで見えてくること」があるのです。
行動することで、次第に自信もつきますし、思いもしなかった新しい発見があるかもしれません。
以下をお読みになると、モチベーションが高まりますよ。
▶考えるより行動が成功しやすい理由と無理のない実践方法10選
4. 他人の答えをそのまま真似する
落とし穴の4つ目は、友達や有名人の「求めているもの」をそのまま自分の答えにしようとしてしまうことです。
それは、他人の服を着るようなものです。自分に合わないサイズの服を着ても、居心地が悪いのと同じように、他人の答えをそのまま自分のものにしても、心から納得できないことが多いのです。
【対処法】
他人の経験や意見は、参考程度にすることが大切です。他人の言動をそのまま鵜呑みにするのは、自分で考えていないことに他なりません。
行動を起こす前に必ず、「自分はどう思うのか?」と自問してみましょう。これにより、他人の答えをそのまま真似することを防ぎ、より自分らしい選択ができるようになります。自分の気持ちに正直になることが、何よりも大切です。
5. すべてを変えようとする
落とし穴の5つ目は、「本当に求めているもの」が見つかった瞬間、すぐに人生のすべてを変えようとしてしまうことです。
この気持ちはよくわかります。自分が何を求めているのかが明確になると、その気持ちに突き動かされて、今の状況を一気に変えたくなることがあるからです。
しかし、これは注意が必要。
急激な変化は、思いがけない不安やストレスを生み、逆に自分を追い詰めてしまうことがあります。
たとえば、今の仕事を急に辞めて全く違う業界に飛び込んだり、急に大きな転居をしたりすると、最初はワクワクするかもしれませんが、その後の環境に適応するために多くのエネルギーを消耗する可能性があります。
【対処法】
まずは、今の生活の中で小さな変化を作っていくことが大切です。
たとえば、仕事のスタイルを少し変えてみる、毎日のルーチンを少しだけアレンジしてみるなど、無理なく取り入れられる変化から始めてみましょう。
このような小さな一歩を踏み出すことで、自分の新しい方向性がしっかりと定まり、自然に大きな変化へと繋がっていきます。
急激な変化を求める気持ちは理解できますが、焦らずに「少しずつ」の変化を大切にすることが、最終的には自分にとって最も安心できる道です。
まずは小さな変化から始めることで、徐々に自分に合った形で大きな変化を迎える準備を整えましょう。
6. 一度決めたら変えられないと思い込む
落とし穴の6つ目は、「一度決めた答えは変えてはいけない」と思い込んでいることです。
多くの人が、人生の大きな決断—例えば、仕事、結婚、住む場所など—をした際に、その決断を変えることに強い抵抗を感じます。
しかし、実は人は成長し続ける生き物であり、その成長とともに自分の考えや感じ方も変わるのは自然なことです。
たとえば、数年前に「この仕事が自分にぴったりだ」と思って選んだ仕事でも、今はもう「やりがいを感じない」と思うこともあります。
それは「間違った選択をした」というわけではなく、その時の自分にはその選択がベストだったけれど、今の自分にはもっと合った道が見えてきたということです。
【対処法】
「自分の気持ちを見直す時間を作る」ことが大切です。半年に1回程度、ゆっくりと時間を取って自分の気持ちや価値観を再確認してみましょう。
たとえば、過去に立てた目標や進んできた道が、今の自分にとって本当に大切なものかどうかを振り返ることです。
無理に「変えなきゃ」と思う必要はありません。変化を恐れず、柔軟に自分を受け入れて、必要であれば方向転換をする勇気を持ちましょう。
変化は必ずしも悪いものではなく、むしろ自分をよりよくするための大切なステップです。自分の成長と共に変わることができるという自由を持つことが、より豊かな人生を作ることにつながります。
7. 周りの反応を気にしすぎる
落とし穴の7つ目は、「本当に求めているもの」を見つけても、周りの反応を気にしすぎて行動できないことです。自分の考えや選択を周りにどう思われるか心配し、動き出せなくなることがあります。
【対処法】
最初から周りに話す必要はありません。
自分の気持ちが固まるまで、まずは自分の中でその思いを育てましょう。周囲の反応を気にしすぎると、本当の自分を見失ってしまいます。
本当に求めているものを見つけるのは、植物を育てるようなものです。少しずつ自分のペースで確信を深めていきましょう。
そして、ある程度自分の考えが定まった段階で周りに話すことが大切です。事後報告で十分であり、周囲の反応はその時に受け入れれば良いのです。
焦らず、他人の意見を気にせず、自分のペースで進んでいけば、本当に求めているものを見つけることができます。
▶他人の評価を気にしない人の特徴|気になる理由と対処法7選【ブレない自分の作り方】
本当の自分と出会うために ーこれからできることー
ここまで「本当に求めているもの」を見つける方法についてお話ししてきました。
人生には「これが正解」という答えはありません。だからこそ、自分の心の声に耳を傾け、小さな一歩を踏み出すことが大切です。そして、その一歩を踏み出すことで、必ず道は開けていきます。
- まずは「本当に求めているもの」の意味を理解する
- その上で、なぜ見つからないのかを知る
- そして、7つの方法を使って少しずつ探していく
- 途中で落とし穴に出会っても、きちんと対処する
これらのステップを踏んでいけば、きっと「本当に求めているもの」に近づくことができるはずです。
ただし、この記事で紹介した方法は、あくまでも「始めの一歩」です。
実際に行動を起こし、進んでいく中で「どうすれば自分らしく輝けるのか」「自分の力をどう活かしていくか」をさらに深く学びたいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、私がこれまで14年以上運営を続けている伝統的な講座。「自分力活用講座」をご覧いただけたらと思います。
この講座では、「本当に求めているもの」を見つけるための実践的な課題を通じて、自己理解を深めながら、具体的にどう行動していくかを共に考えます。
特に、日常的にぶつかる挑戦にどう対処するかについて、実践的なアドバイスを提供します。オンラインでも通学でも参加できますので、まずは体験入門コースからでも参加してみればリスクもありません。
自分の背中を押すと思って参加してみてはいかがでしょうか。もちろん、無理強いは一切しません。
▶自分力活用講座の詳細はこちら:
※動画による講座の解説はこちら
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
ここまでの内容を読んで、「なるほど」と思った方も多いはずです。
でも同時に、
「何から始めればいいんだろう?」
「どうやって自分と向き合えばいいの」
「これって、私にも実践できるのかな」
そんな声が聞こえてきそうです。
実は、2000人以上のキャリア指導を通じて、多くの方が同じような悩みを抱えていました。
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このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
自分が本当に求めているものを探る時間は、誰にとっても大切なものです。ときには、その答えが想像とは違い、心が揺れ動くこともあるでしょう。でも、その揺れの中にこそ、本当の願いは隠れているのです。この記事が、その小さな一歩となれば、これほど嬉しいことはありません。誰かに話せない悩みも、ここなら大丈夫。お会いできる日を、心待ちにしています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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