
シンプルな問いですが、はっきり答えられる人は意外に少ないものです。
多くの人は偉大な成功や派手な実績が自信の源だと考えがちです。しかし、実際の自信は、もっと身近なところに隠れているものなのです。
ただし、その自信の源を見つけ出し、育んでいくのは簡単なことではありません。なぜなら、自信とは目に見えないものだからです。
この記事では、自信の本当の源泉を解説するとともに、2000人以上のキャリア指導経験から見えてきた「自分の内面から自信を引き出す7つの方法」と「根拠のある自信を作る3つのステップ」をお伝えします。
特に、以下のような方に役立つ内容となっています。
- 自信が持てず何事にも踏み出せない方
- 本当の自信を持ちたいと考えている方
- これまでの自分を変えたいと思う方
この記事を読めば、自信をつける秘訣が明らかになります。最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
自信はどこからくるのか疑問を持っていた人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
自信はどこからくるのか。その根拠は?
自信は、自分自身の能力や、その価値に対する信頼から生まれます。その理由は、自信が過去の経験や成果に基づくことが多いからです。
つまり、自分自身の成果や能力を認識し、その価値を受け入れることが、自信を育むキーポイントになるということです。
自信の本当の源泉
自信の本当の源は、このようなところにあります。
1.毎日の小さな成功体験
例:今日の予定を全部こなせた、新しい作業のコツをつかめた
2.周りからの承認
例:「助かったよ」「さすが!」という言葉をもらえた
3.自分で決めて行動した経験
例:迷った末に自分で判断し、それがうまくいった
4.困難を乗り越えた記憶
例:苦手な仕事でも諦めずに取り組んで完了させた
自信は、遠い場所にある特別なものではありません。毎日の積み重ねの中に、その種はたくさん隠れているのです。
自信がもてない原因
自信が持てない主な理由は、失敗や周りからの否定的な言葉を気にしすぎていることが多いです。
たとえば、小さな失敗を「自分はダメだ」と思いこんだり、「あの人にどう思われているかな?」と考えてしまうと、不安や自信喪失につながりやすくなります。誰かに批判されたり否定されると、さらに落ち込んでしまいます。
つまり、
他の人がどう思うかや、起きたことに気持ちを左右されないことが大事なのです。
自分の内面から自信を引き出す7つの方法
それでは、自分の内面から自信を引き出す方法を解説します。いずれも誰にでもできるようなことばかりです。次に紹介する7つの方法を順番に行いましょう。
順に解説しますね。
1.成功の記憶を呼び覚ます
自信を引き出す方法の1つ目は、成功の記憶を呼び覚ますことです。自分が過去に成功した瞬間を思い出すことで、自信を感じることができます。
その理由は、人間の心理が過去の成功体験に基づいて自信を感じる傾向があるからです。
たとえば、資格をとった、問題をクリアした、同僚に褒められたといったようなものでOK。狙いは、現在の自己評価を高めるためですから。成功の記憶は自信の源泉になります。
しかし、やっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自分の棚卸&分析に使える70の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
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2.小さな達成をコレクションする
自信を引き出す方法の2つ目は、小さな達成(成功)を集めることです。具体的には、ハードルの低い目標をいくつも立てて、一つ一つ達成するのです。
むしろ、自分の中でやり遂げた感覚を持つ機会を増やした方が持続性があり、大事ともいえます。
狙いとしては「自分はやればできるんだ」という自己効力感を高めるのが狙い。日々の小さな目標を達成することで、やればできるという感覚を強化できます。
つまり、小さな達成を積み重ねることで、効率よく大きな自信を手にするわけです。
■関連記事:自己効力感を高める究極の方法|『自分ならできる』と感じる秘訣を解説!
3.ポジティブ・ワードを浴びせ続ける
自信を引き出す方法の3つ目は、ポジティブな言葉を自分に浴びせ続けることです。たとえば、「私はできる」「必ずやり遂げられる」「この経験は私を成長させる」といった言葉を、毎日自分に向けて繰り返し唱えることです。
アスリートの人たちが試合前に自分にポジティブな言葉を投げかける姿を見たことがありませんか?
それは、ただの習慣ではなく、科学的にも効果が証明されています。
そのため、ポジティブな言葉は自信を育むための強力なツールとして活用できるのです。
ポイントは、言葉に感情を込めて信じることです。たとえ最初は実感がなくても、続けるうちに効果を感じられるようになります。
4.自分の強みにフォーカスする
自信を引き出す方法の4つ目は、自分の強みに焦点を当てることです。
たいそうなものを探す必要はありません。「おおらかである」「慎重に対処できる」「誰とでも話せる」というものでかまいません。
自分の強みを認識し、活かす経験を増やすことが大切です。自信が自然に高まりますよ。強みの見つけ方については以下に詳しく書いてます。
▶自分の棚卸しのやり方|人生の棚卸しでキャリアに潜む強み発見
5.自己受容を心がける
自信を引き出す方法の5つ目は、自己受容を心がけることです。
自己受容とは、自分の良いところも悪いところも全部受け入れることです。これにより自分のことを大切に思うことができるようになります。
このような心の開放性は、新しいチャレンジに対する恐れを減らし、それが積み重なることで、やがて自信という形で実を結びます。
自己受容に対しては、以下に詳細を書いてます。
▶自己受容により自己肯定感を高める方法|今すぐできる7ステップ
6.イライラするシーンを思い出す
自信を引き出す方法の6つ目は、他人の行動でイライラするシーンを思い出すことです。
多くの場合、これらのシーンには「なぜそんなこともできないのだろう?」と感じる瞬間が含まれているはずです。
このような状況は、自分が他人よりも得意とすることや、自分にとっては簡単にこなせることを浮き彫りにする機会となるでしょう。このプロセスを通じて、自分自身の特有の能力やスキルを認識できます。
この方法は、自己評価を高めるだけではなく、自分の価値や他人への貢献を見直す機会を与えてくれます。結果として、自己の能力に対する信頼と自信が深まりますよ。
7.カタチからアプローチする
自信を引き出す方法の7つ目は、カタチから入ってみることです。
この方法が効果的な理由は、外見を整えることが内面にポジティブな影響を与え、自信につながるからです。
身体を鍛える、身だしなみを整える、仕事用のユニフォームを揃えるなどがこれに該当します。自分をその気にさせるのが狙いです。
私の場合は、仕事着としてピンクのスーツを着用しています。これを着たときはやる気のスイッチが入る感じがします。
見た目、身なりを整えることは、日々の生活にポジティブな変化をもたらすことができるでしょう。行動も前向きになり、次第に自信に繋がります。

以下にポイントをまとめました。チェックシートとてお使いくださいね。
方法 | 実践ポイント |
---|---|
1. 成功の記憶を呼び覚ます | ・過去の成功体験(資格取得、課題解決など)を思い出す ・他人に誇れる大きな成果でなくてもOK ・その経験から得られた学びや自信を再確認する |
2. 小さな達成をコレクション | ・ハードルの低い目標を複数設定する ・日々の小さな成功を記録する ・自分なりの達成感を大切にする |
3. ポジティブ・ワードを活用 | ・「私はできる」「必ずやり遂げられる」と唱える ・感情を込めて言葉を信じる ・毎日継続して行う |
4. 自分の強みにフォーカス | ・自分の得意分野や特徴を書き出す ・普段の生活での強みを見つける ・それらを活かせる機会を増やす |
5. 自己受容を心がける | ・良いところも悪いところも受け入れる ・過去の失敗も自分の一部として認める ・自分らしさを大切にする |
6. イライラシーンから学ぶ | ・他人の行動で感じたイライラを分析する ・自分の得意なことを再発見する ・他者への貢献可能性を見出す |
7. カタチからアプローチ | ・身だしなみを整える ・姿勢を正す ・外見から内面の変化を促す |
自信の源泉診断テスト
ここまで7つの方法を説明してきました。次の診断テストで現在の状態を確認してみましょう。この結果から、特に意識して実践したい方法が見えてくるはずです。
それぞれの質問に「はい」「いいえ」でお答えください。
直感的な判断で構いません。思ったとおりに答えていきましょう。
1. 過去の小さな成功体験を3つ以上具体的に思い出せる
2. 毎日の生活で小さな目標を立て、達成を実感できている
3. 前向きな言葉を意識的に使い、自分を励ます習慣がある
4. 自分の得意分野や強みを具体的に説明できる
5. 自分の良いところも苦手なところも受け入れられる
6. 他者との比較から自分の独自の価値に気づける
7. 外見や姿勢を整えることで気持ちも前向きになれる
8. 迷ったときでも最終的に自分で決断を下せる
9. 新しいことへの挑戦を前向きに捉えられる
10. 失敗からでも学びを見出し、次に活かせる
11. 周りからの評価に一喜一憂しなくなってきている
12. 日々の小さな進歩や成長を実感できる
診断結果を参考に、次のステップへ進んでいきましょう。結果に関わらず、行動を続けることで必ず変化は訪れます。
自信の根拠や自分の価値を深く知るには?
前に述べた7つの方法を実践することで、自信を深められると実感できるでしょう。ただ、「自分の価値や強みをさらに深く知りたい」「その価値を活かして次のステップに進みたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そのような方には、「自分力活用講座」をおすすめします。この講座では、独自の”自分史解析プログラム”を通じて、自分の価値を発見し、それを活かす方法を学ぶことができます。
14年以上続く伝統的なこの講座は、内面から自信を引き出すお手伝いをします。受講後には、「自分にはこれができる」という確信を持ち、次のステップへ踏み出せるでしょう。
詳細はこちらです。
根拠のある自信を作る3つのステップ
根拠のある自信を作るためには、ひたすら行動を続けることが大切になります。ただし、ただ行動すればいいというものではありません。
考えながら行動を繰り返すことが大切です。具体的には「決断⇒行動⇒成果」サイクルを回すことになります。
のサイクルです。
ちょっと説明を加えます。
1.何をするか自分で決める(決断)
根拠のある自信を作る最初のステップは、自分で決める(決断)クセをつけることです。
未経験のことに挑戦するとき、「なんだかできそう」と感じるのは、過去に自分が他の場面で成功した経験が心に残っているからです。この感覚こそが、いわゆる「根拠のない自信」の正体です。しかし、その裏には自分で選んだ行動による小さな成功体験が積み重なっており、それが見えない支えとなっています。
以下の記事に、より実践的な方法を書いてます。
▶自分で選ぶ力を身につける方法|失敗しない意思決定10の法則
2.行動を起こす(行動)
根拠のある自信を作る2番目のステップは、行動を起こすことです。
耳の痛いお話ですが、目をそらさないでくださいね。頭の中で考えるだけでは、自信は生まれないのです。実際に行動することで得られる失敗を含めた経験こそが自信の源となります。
行動のポイントは、「失敗からの学びを意識すること」です。行動には失敗がつきものですが、その失敗が次の成功へのヒントを必ず与えてくれます。初めて挑戦することがうまくいかなくても、それを通じて学んだことが必ず次の行動に役立ちます。
行動が怖いと感じる場合は、小さな変化から始めましょう。たとえば、新しいレシピに挑戦する、普段行かない道を歩いてみるといった、小さな変化です。その積み重ねが、次第に大きな行動を起こす勇気に繋がります。
▶失敗から学ぶ方法|成功者に学ぶ失敗を成功に変える7つの秘訣
3.結果を検証する(成果)
根拠のある自信を作る最後のステップは、行動したことによってもたらされた結果を検証すること。
- 成功したときの成果:
過去のどの経験が今回の成功に繋がったか考えましょう。 - 失敗したときの成果:
失敗した原因と繰り返さないための改善案を考えましょう。
以上2パターンの成果検証を淡々とすることです。
成功したときは、過去のどのような経験が役立ったか、必ず検証するようにね。過去の失敗経験が役立っている場合もあるでしょうし、過去の成功体験を再現できた場合もあるでしょう。
失敗したときは、必ず原因を突き止め、改善点を考えましょう。ちなみに、このときの失敗は、損失ではない。次の成功成果に繋げるための、大切な失敗の経験でしかないです。

(1)~(3)サイクル回しましょう!根拠のない自信から、根拠のある自信へ成長します
【結論】小さな背伸びの繰り返しをする
なんだかんだ言っても、自信をもつためには行動することが不可欠です。これは全員に当てはまる普遍的な真理です。
自信は、『自己更新』を続けた先に付いてくるものと言っても過言ではないでしょう。昨日の自分が今日の自分のライバルということですね。
やがて自然にあきらめが悪くなり、うまくいく可能性が上がります。あきらめの悪い心理が「根拠のない自信」と言われるものですね。
背伸びをした体験談
私の背伸びは、初めてこの本を出版したときだと思います。
当時40歳でしたね。くすぶっていた私の過去の経験に、価値を見出してくれた出版社のおかげですね。この経験からも、自分の能力(できること)は、自分ではわかりにくいです。
私が浅野塾を始めたのも、以前の私のように自分の能力や価値に気づかない人たちを救いたいと思ったから。自ら前のめりになって自信の根拠を見つけるアクションを起こさない限り、なかなか前に進めないものです。
この記事に書かれていることを実践し、多くの人に自信をもってもらえることを祈っています。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
自信をもつためには、後にも先にも自分の特性を認識することが大切です。自分を見つめ返す時間を待たずに忙しい毎日を過ごしていると、次第に自信を失う可能性もあります。
そこで、自分の見つめ直し完全マニュアルをご用意しました。このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
この記事をここまで読んでくださり、ありがとうございます。
40歳で大きな転機を迎えるまで、自分の価値に気づけずにいました。その経験があるからこそ、今、一人ひとりの中にある「見えない自信の種」の大きさが分かります。
2000人以上の女性と向き合ってきて、確信を持って言えることがあります。誰もが、自分では気づいていない「光るもの」を持っているということ。その「光るもの」は、必ずしも派手な才能や華々しい実績である必要はありません。
むしろ、「そんなの当たり前じゃない」と思っている何気ない強みこそが、かけがえのない価値を持っているのです。
読者の皆さんも、自分では気づいていない「光るもの」を必ず持っているはず。それを一緒に見つけ出し、育てていけたら嬉しく思います。
この記事が、新しい一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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