「自分のペースを崩さないで生きる」ーこれは私たちが幸せに生きるために必要な条件の一つです。
成功するためには、自分自身が大切にしているものや、能力を見極める必要があります。
この記事では、自分のペースを崩さないで生きる具体的な方法や、成功する人に共通している特徴とそのために必要な3つの条件を解説します。
マイペースで生きる重要性を理解し、実現するために何が自分に足りてないのか知ることができますよ。
実践するために必要なツールもご紹介しますので、最後までお読みくださいね。
追伸：本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴：
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験（10年は複業）を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門：
自分のペースで頑張る人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書：
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き！自分の”強み”を活かして稼ぐ方法（大和出版）」
「自分のペース」とは何か？
「自分のペース」とは、周りの状況や他人の意見や考え方に流されることなく、自分自身の価値観や心と体の状態を基準に進むことです。
自分にとって最適で、持続可能な速度と方向性を意識的に選ぶ生き方を指します。
自分のペースで生きる本当のメリット
自分のペースを崩さないように生きるための大切な知識として、どのようなメリットがあるのか解説します。主に３つあります。
1．ストレスが減る
自分のペースで生きる一つ目のメリットは、ストレスが大きく減ることです。
他人と自分を比べることから解放されるため、焦りや劣等感を感じにくくなります。
心が穏やかになり、日常生活の中で小さな幸せを見つけやすくなります。
2．仕事や家事の質が高まる
自分のペースで生きるニつ目のメリットは、仕事や家事の質が高まることです。
無理な速度で走り、燃え尽きることがなくなります。
自分に合った速度で進むことで、安定した成果に繋がり、周りからの信頼も厚くなります。
3．人間関係がより深くなる
自分のペースで生きる三つ目のメリットは、人間関係がより深くなることです。
ありのままの自分でいられるので、無理なく付き合える人が自然と周りに集まってきます。
うわべではない、誠実な関係を育みやすくなるのです。
以上のように、自分のペースを崩さないで生きると、人生にたくさんの良い変化が訪れます。
そうでしょうね…それなのに私たちは、自分のペースを崩しがちなんです。
自分のペースを崩してしまう3つの原因
「自分のペースを崩さないように生きたい」私たちはそう願いながらも、つい周りのペースに合わせてしまいがちです。
- なぜ自分のペースを崩してしまうのか？
その原因を解説します。
原因1：他人との比較による焦り
自分のペースを崩してしまう1つ目の原因は、他人との比較による焦りです。
友人や同僚の活躍、SNSで見かけるきらびやかな日常…。
「〇歳までに結婚するのが普通」「同期はバリバリ仕事をこなしているのに自分は…」といった具合です。
他人の基準に合わせようとすると、自分本来の進むべき道や、心地よい速度を見失ってしまいます。そして「遅れてはいけない」という焦りから、必死に走り出してしまうのです。
原因2：承認欲求と「ノー」と言えない心
自分のペースを崩してしまう2つ目の原因は、承認欲求と「ノー」と言えない心です。
その結果、自分の時間は後回しになり、気づけば他人の都合に応じるためだけに動いている。そんなことになりかねません。
自分のペースで進む大切な時間を、他人に明け渡している状態です。
原因3：自分自身の基準を持っていない
自分のペースを崩してしまう3つ目の原因は、自分自身の基準を持っていないことです。これが最も根本的な原因かもしれません。
自分の中に確かな判断軸がなければ、周りの意見や社会の常識といった外部の判断軸に頼らざるを得ない。それが、先ほど挙げた「他人との比較」や「承認欲求」に繋がっていきます。
仕事や人間関係の中に、自分のペースを崩す原因が潜んでいるんですよね。
自分のペースを崩さない方法7選
早速ですが、自分のペースを崩さないで生きる具体的な方法を7つ紹介します。これらの方法を組み合わせることで、実現に向けての具体的なガイドラインが整いますよ。
自分がなりたい姿をはっきり描く
自分のペースを崩さないで生きる1つ目の方法は、自分がなりたい姿(在り方)をはっきり思い描くことです。そもそも目指すゴールがなければ、「自分にとっての最適なペース」も決まりませんからね。
たとえば「田舎で穏やかに暮らしたい」と願う人と、「都会で成功を収めたい」と願う人とでは、時間の使い方や仕事との向き合い方も全く異なりますよね。
自分がどんな未来を望んでいるのかを具体的にすることで、初めてその未来へ向かうためのペース配分が見えてきます。将来のビジョンが、日々の行動の迷いをなくす自分軸になります。
実際に、自分のペースを上手く保っている人は、この「なりたい姿」から逆算して日々の行動を決める、という共通の特徴があります。
自分の心地よいリズムをつかむ
自分のペースを崩さないで生きる2つ目の方法は、自分の心地よいリズムを知ることです。
具体的には、自分の体内時計や集中力のピークを理解し、それに沿って行動することになります。
朝型なのか、夜型なのか、集中力が続く時間はどれくらいか、などを理解すると、自分のペースがより具体的にわかります。
自分のペースを崩さないように生きるためには、このような「生理的なリズム」も重要なポイントです。
ペースを崩さない人に共通する特徴として、このように自分の「生理的なリズム」を把握し、スケジュール管理に活かすのが非常に上手い点が挙げられます。
休息を大切にする
自分のペースを崩さないで生きる3つ目の方法は、しっかり休みをとることです。
心と身体の健康を維持し、長期的なパフォーマンスを高めるためですね。
大人の集中力の平均持続時間は約50分程度と言われています。適度に休みをとった方が、集中力が持続し、生産性は高まります。
自分のペースを崩さない人は、例外なくこの「休むスキル」を非常に大切にしています。彼らは、健康が全ての土台であることを知っているのです。
仕事中に一服していたおじさんたちは、意外に効率的だったということですね、笑
断る勇気を持つ
自分のペースを崩さないで生きる4つ目の方法は、断る勇気を持つことです。断れずに何でも引き受けてしまうと、自分の時間は他人からの頼まれごとで埋め尽くされてしまいます。
それでは、自分のペースで進むことなど不可能。自分のペースを守るために、「ノー」と言う勇気も必要ということです。以下の具体的な方法を参考にしてくださいね。
1. 優先順位を明確に
目標や重要なタスクを明確にして、何に「ノー」と言うべきかを決めます。
2. 丁寧に断る
「お手伝いしたいのですが、今は◯◯に集中したいので、できないのです。ごめんなさい」と、相手の気持ちに配慮しつつ断ります。
3. 代替案を提案する
「今は難しいですが、来週ならお手伝いできます」というように、別の選択肢を示すといいですよ。
4. 自信を持つ
「自分の時間を守るために断ることが必要である」と理解し、その決断に自信を持ちましょう。
これらをうまく活用して、他人に流されず自分のペースを保ちましょうね。
自己効力感を高める
自分のペースを崩さないで生きる5つ目の方法は、自己効力感を高めることです。
自己効力感とは、「自分ならできる」と自分を信じる力のこと。この感覚を高めると、自分のペースで進むことに自信が持てるようになります。
この感覚を育てる最も効果的な方法は、まず「これならできそう」と思える小さな目標（ベイビーステップ）を立て、それをクリアする成功体験を重ねることです。
小さな「できた」という自信の積み重ねが、自分のペースで進むことを肯定してくれ、やがて大きな目標に向かう力になるのです。
年齢による焦りに注意する
自分のペースを崩さないで生きる6つ目の方法は、年齢の焦りに屈しないことです。
年齢による焦りやプレッシャーを感じることなく、自分のペースを守ることが重要です。
体力や記憶力が落ちるなどの変化があったときこそ、自分のペースを守る必要があると考えましょう。自分の現在地を受け入れ、一つひとつのステップを自分のペースで進む方が、良い成果を出せます。
他人からのフィードバックも大切に
自分のペースを崩さないで生きる7つ目の方法は、他人からのアドバイスを積極的に受け入れ、自己成長のために活用すること。
ときには耳の痛い思いをするかもしれませんが、自分を成長させるために大切なことですからね。
以上7つの方法を取り入れることで、自分のペースを維持しながら、充実した人生を送ることができるでしょう。
自分のペースを崩さない方法を実践するために、より深い情報を求めている方は、以下を参考にどうぞ。
▶自己効力感を高める究極の方法｜『自分ならできる』と感じる秘訣を解説！
▶年齢の焦りが生まれる理由とうまく向き合う方法10選｜結婚や仕事の焦りも自然に解消！
マイペースを貫く！絶対に守るべき3条件
「自分のペースを貫く」「マイペースで動く」と聞くと、なんだか周りの人たちををはねのけるような、強い意志と冷酷な姿勢が必要なイメージありませんか？
そこで、大切なのは「外(周りの人たち)」と戦うことではなく、自分自身の「内(心の中)」を心地よく整えることなのです。
これからご紹介する3つの条件は、周りを気にしないためのルールというより、自分自身と深く・仲良くなる秘訣。これができれば、無理に頑張らなくても、ごく自然に自分のペースでいられるようになりますよ。
自分のペースで生きるためには、絶対に守るべき条件があります。ここでは、そのために欠かせない3つの条件を紹介します。これらを守り、マイペースな生活を実現しましょうね。
1. 自分を深く認識すること
自分のペースを崩さないように生きるためには、自分自身をよく理解することが不可欠です。
なぜなら、自分の価値観、強み、弱み、好きなことや嫌いなことを明確にすることで、自分が何を大切にし、どのような環境で最も快適に過ごせるかがわかるからです。
私の講座のカリキュラムにも含まれていますが、これは「自分の取扱説明書」を作る作業です。これがあれば、自分に合ったペースを見つけられるようになります。
2. 他人と境界線を設定すること
他人の要求や期待に振り回されず、自分のペースを守るためには、明確な境界線を設定することが大切になります。ちなみにこれは、他人を冷たく突き放すためではありません。
先ほどの「自分の取扱説明書」に沿って、自分を大切に扱うための「自分ルール」を作る作業です。
この「自分ルール」があることで、他人の都合に振り回されることなく、自分の大切な時間やエネルギーを守ることができます。
たとえば、仕事とプライベートの時間をきっちり分ける、週末は自分のための時間にする、といったルールを決めてみると、かなり心が楽になりますよ。
3. 他人に惑わされず自分を尊重する
自分のペースを崩さないように生きる3つ目の条件は、他人と比較せず、自分を尊重することです。
周りの成功やスピードに惑わされなければ、自分にとって最適なペースで進むことができます。これは、自分の取扱説明書に「これでOK」という承認のハンコを押してあげる作業です。
自分の進む道を信じて歩むことで、無理なく、ストレスなく目標に向かえるようになります。
より理解を深めたい方は、以下の記事をご覧くださいね。
▶自分を知る方法｜専門家が監修！自分を知り尽くす10のヒント
▶人と比べてしまう悪癖を直したい！解消するための７つのステップ
▶人との距離感がわからない時の対処法｜良い人間関係を築く秘訣
自分のペースで仕事！必要な３条件とは？
自分のペースで仕事をするために必要になる３つの条件も解説しますね。これらを揃えられたら最高です。
条件1：仕事が自分の特性に合っている
自分のペースで仕事をするための1つ目の条件は、その仕事が自分の特性に合っていること。
自分が得意とすることや詳しい知識を使って仕事をすると、自分のペースで進められます。
逆に、苦手な能力を必要とする仕事では、自分のペースを崩す可能性がある。
コミュニケーションが苦手な人が、チーム力が必要な仕事をしたら、自分のペースどころではありませんよね。
条件2︰仕事が自分の生活リズムに合う
自分のペースで仕事をするための2つ目の条件は、仕事が自分の生活リズムにマッチしていることです。
一方で、夜がもっとも活動的な時間帯の人ならば、昼間に高いパフォーマンスを求められる仕事よりも、夜間に活動できる仕事が合っているでしょうね。
条件3︰自由にスケジュールが組める
自分のペースで仕事をするための3つ目の条件は、自分が自由にスケジュールをコントロールできることです。
例えば、フリーランスや自営業のような仕事では、自分の時間を自由に使うことができます。自分のペースに合わせて仕事の進め方を調整できるかどうかが重要になります。
以上の3つが、自分のペースで仕事をするために必要な条件と言えます。
それぞれの条件が満たされているかどうかを見極めると、自分のペースで仕事ができる環境を作り出すことが可能です。
以下の記事も参考にどうぞ。
▶マイペースな性格を長所として稼ぐ力を高める方法｜優秀な仕事ぶりを発揮する3ヵ条も紹介
自分のペースを見つける旅を楽しもう
この記事を書いている私は、自分のペースで生きる大切さが身に染みています。
当時は自分の人生でありながら不自由さを感じていましたね。
今、自分のペースで働いているからこそわかるのですが、自分を大切にして、自分のペースを見つける旅を楽しむことが重要です。
周りの世界のスピードに惑わされず、自分の内なるリズム、本当に大切なことを見つけ、それに沿って生きること。
それが自分の人生を豊かで充実したものにするでしょう。自分のペースで生きることは、勇気が必要かもしれません。でも、それは自身の幸せを追求する大切な一歩。
自分のペースを見つけ、それに従うことの価値は計り知れないですよ。自分自身を信じて、自分のペースで生きていきましょうね！
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冒頭にも書いたように、自分のペースで生きる人になるためには、自分の能力や特徴をきちんとつかむことが重要です。
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女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き！自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績：日本経済新聞／日経WOMAN／PRESIDENTほか多数
◎講演実績：横浜市経済観光局／多摩大学／NPO法人Woman’sサポート／自由大学／青森商工会連合会／天狼院書店／(株)スクー／ほか多数
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