自分にできることがわからない──そんな悩みを抱える人は少なくありません。
自分にできることがわからない人ほど、隠れた能力を持っているものです。
2000人以上の生き方やキャリア指導を通じて、私はこの事実を何度も目にしてきました。
問題は、自分のことを客観視するのが難しいということ。
特に自然にできることや習慣になっていることは、「当たり前」すぎて見えないのです。
最後までお読みになれば、自分の強みを言語化し、行動につなげるヒントが手に入ります。転職・就活のための自己分析にご活用ください。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
自分にできることがわからない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
- 自分にできることがわからない4つの原因
- 自分にできること20の発見法
- 1.誰を笑顔にできるか考える
- 2.昔の自分と比較してみる
- 3.他人の反応を思い返してみる
- 4.知り合いに確認する
- 5.続けられることを思い出す
- 6.話が止まらないことを思い出す
- 7.短所を反転させてみる
- 8.お金をかけたものを思い出す
- 9.時間をかけたものを思い出す
- 10.苦難を乗り切った経験を思い出す
- 11.快楽を感じることを思い出す
- 12.よく相談されることを思い出す
- 13.お金なしでもやりたいことを顧みる
- 14.在りたい姿からヒントをつかむ
- 15.自分と似たタイプの人を観察する
- 16.気ののらないことをしてみる
- 17.飽きないことを思い出す
- 18.経験を数字化してみる
- 19.もう一つ仕事を始めてみる
- 20.質問集を使い自分を棚卸しする
- できることを発見する質問チェックリスト
- 自分にできることを探究する7ポイント
- できる仕事がわからないときの対処法
- 根拠も実感も後からついてくる【体験談】
- 自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
- できることがわからない人向けの記事
- 最後に筆者からの大切なメッセージ
自分にできることがわからない4つの原因
自分にできることがわからない原因は人それぞれです。
でも、主なパターンは決まっています。まずはこれらの原因を理解し、ヒントをつかみましょう。
原因1:自分のことが客観視できない
自分にできることがわからない原因の1つ目は、自分のことが客観視できないことです。
自分自身を深く理解できていないと、何ができるのか、何が好きなのかも見えません。
特に日常的にやっていることほど「当たり前」に感じて、それが強みや能力だと気づかないものです。
たとえば、誰とでも自然に仲良くなれる人は、コミュニケーション能力に優れていると認識していないことがあります。
自己認識が不足すると、こうした可能性を見逃してしまうのです。
原因2:他人と比べて落ち込んでしまう
自分にできることがわからない原因の2つ目は、他人と比べて落ち込んでしまうことです。
他の人と自分を比べることは、自信を失い、できることが見えなくなる要因となります。
友人の活躍を聞いたり、SNSで同世代の人たちの成功を見たりすると、自分が取り残されているような気持ちになるでしょう。
これは心理学で「相対的剥奪」と呼ばれる現象。
周りの人が持っているものと比較して、自分に欠けているものばかりに注目してしまう心理状態のことを指します。
他人との比較に夢中になっているうちに、自分の強みや能力を見落としてしまうのです。
原因3:過去の失敗が頭から離れない
自分にできることがわからない原因の3つ目は、過去の失敗が頭から離れないことです。
過去の失敗や挫折の記憶が強く残っていると、自己評価が下がってしまうでしょう。
「またうまくいかないのでは」という不安が先に立ち、新しいことにチャレンジする気持ちが萎えてしまいます。
一度の失敗で「自分にはできない」と決めつけてしまい、本来持っている能力に気づけません。
失敗体験が心のブレーキとなっているのです。
原因4:周りの期待が重荷になっている
自分にできることがわからない原因の4つ目は、周りの期待が重荷になっていることです。
家族や友人、職場の人からの期待が大きすぎると、本来の自分を見失いがち。
「こうあるべき」という思い込みが強くなり、自分がやりたいことや得意なことが見えなくなるのです。
他人の期待に応えることばかり考えていると、自分の心の声が聞こえにくくなります。
結果として、自分にできることがわからない状態に陥ってしまうのです。

誰にでも起こりうる問題ですよね。
自分にできること20の発見法
いよいよ本題です。自分にできることを見つける方法を解説します。
これまで15年以上のキャリア指導で効果的だった方法を厳選しました。決してむずかしいものではありませんので、ご安心ください。
複数のアプローチを試すことで、効率的に見つけることができます。
1.誰を笑顔にできるか考える
自分にできることの発見法、1つ目は誰を笑顔にできるか考えることです。
人を笑顔にする方法は、大きく分けて2つのパターンがあります。
- 誰かの悩みを解決する
- 誰かの欲を満たす
たとえば、落ち込んでいる友人を笑わせたり、困っている人に道を教えたりすること。そんな小さなことから思い出してみましょう。
「そんなことで?」と思うかもしれませんが、大小は関係ありません。人を笑顔にできるなら、それは立派な「できること」なのです。
悩みや欲をインターネットで探す
補足ですが、世の中に悩みや欲を見つける方法についてもお教えします。
インターネットで探すことができます。ヤフー知恵袋というサイトは悩み・欲を探す参考になります。
仕事のこと、生活のこと、趣味のことなどさまざまなカテゴリに分かれています。
興味あるカテゴリを選び、「悩む」「したい」と検索欄に入れてクリック。
以下のように表示されます。
ズラッと悩みや欲についての問いが表示されます。自分に解決できる悩みや、満たすことができる欲を探してみるといいでしょう。

できること探しの参考になります
2.昔の自分と比較してみる
自分にできることの発見法、2つ目は昔の自分と今の自分を比較することです。
5年前、10年前、15年前…と時間をさかのぼり、当時の自分を思い出してみましょう。
そのとき、どんな悩みを抱えていましたか?
何を強く求めていたでしょうか?
当時の悩みや欲求を振り返り、解決できたことや身についたスキルを思い出してください。それが今の自分にできることなのです。
完全に解決していなくても大丈夫。「昔の自分と今の自分との差」こそが、できることの証(あかし)です。
3.他人の反応を思い返してみる
自分にできることの発見法、3つ目は他人の反応を思い返すことです。
周りの人から受けたポジティブな反応を思い出してみましょう。
たとえば、以下のような経験はありませんか?
- 驚かれた
- 感心された
- びっくりされた
- ほめられた
- 頼られた
- やり方を聞かれた
- 任された
- お礼を言われた
これらの反応は、相手に価値を提供したときに起こるものです。
本人にとっては何気ないことでも、相手には価値ある行為として映っている。それは立派な「できること」なのです。
4.知り合いに確認する
自分にできることの発見法、4つ目は知り合いに確認することです。
シンプルですが効果的な方法。親や友人に「私にできることは何?」と直接聞いてみましょう。
意外な答えが返ってくるかもしれません。それが他人から見た自分への評価です。
「そんなことが?」と反発したくなるかもしれませんが、冷静に受け止めてみてください。
自分が思う以上に高い評価を、周りの人から受けていることがあります。
5.続けられることを思い出す
自分にできることの発見法、5つ目は続けられることを思い出すことです。
長く続けられることには、必ず理由があります。
- 好きなこと
- 嫌いじゃないこと
- 習慣になっていること
- やらざるを得なかったこと
どのパターンであっても、続けられるということは、そこに「できること」が隠れている証拠です。
6.話が止まらないことを思い出す
自分にできることの発見法、6つ目は話が止まらないことを思い出すことです。
時間を忘れて話し込んでしまう話題はありませんか?
それは興味や関心が特に強いもののはず。話題に関わる知識や経験、スキルが自然と身についているでしょう。
7.短所を反転させてみる
自分にできることの発見法、7つ目は短所を反転させることです。
自分の短所だと思うことを書き出し、見方を変えてみましょう。
- (短所)行動が遅い⇒(長所)慎重である
- (短所)おしゃべり⇒(長所)社交性がある
- (短所)面白みがない⇒(長所)真面目である
このように反転させた長所は、立派な「できること」です。
8.お金をかけたものを思い出す
自分にできることの発見法、8つ目はお金をかけたものを思い出すことです。
お金の使い道には、自分の価値観が現れます。多額のお金をかけたということは、そこに強い価値を感じているということ。自然とのめり込みやすい分野でもあるでしょう。
私の知人で、洋服に1億円使った女性がいます。彼女は現在、服飾コンサルタントとして活躍中。服を買い続けているうちに、見せたい姿に合う服を選ぶスキルが身についていたのです。
お金をかけたものを振り返ると、できることのヒントが見つかるかもしれません。
9.時間をかけたものを思い出す
自分にできることの発見法、9つ目は時間をかけたものを思い出すことです。
人生で長時間を費やしてきたものをピックアップしてみましょう。時間をかけ続けてきたということは、そこに「できること」が育まれているはずです。
特に1万時間を超えたものがあれば、プロレベルと考えて良いでしょう。3年以上続けている仕事なら、大抵1万時間を超えています。
10.苦難を乗り切った経験を思い出す
自分にできることの発見法、10番目は苦難を乗り切った経験を思い出すことです。
私の受講生に、重度の大人ニキビを克服した女性がいました。一時は絶望的な状況でしたが、自分に合う化粧品やケア方法を必死に研究。ついに克服に成功しました。
その過程で、彼女は化粧品成分を見極める能力を身につけていました。現在は敏感肌女性向けの化粧品講座を開催し、自治体からもオファーが来るほど人気です。
苦難を乗り切った経験には、思わぬ「できること」が隠れているものです。
11.快楽を感じることを思い出す
自分にできることの発見法、11番目は快楽を感じることを思い出すことです。
「喜び」「幸せ」「満足」のいずれかの感情と結びついているものを探してみましょう。
これらの感情につながる物事は、自然とのめり込みやすいもの。そこに「できること」が潜んでいる可能性があります。
これまでの人生で強い喜びや満足を感じた場面をピックアップしてみてください。
12.よく相談されることを思い出す
自分にできることの発見法、12番目はよく相談されることを思い出すことです。
相談されるということは、相手から「この人なら解決できる」と認識されている証拠。
たとえ自分では「できる」という認識がなくても、他者からの評価として受け入れるべきものです。
家族や友人、同僚からよく相談される内容はありませんか?それがあなたの「できること」なのです。
13.お金なしでもやりたいことを顧みる
自分にできることの発見法、13番目は、お金をもらわなくてもやりたいことを思い出すことです。
無報酬でもやりたいということは、そこに強い価値や意義を感じている証拠。人の役に立つ要素が含まれている可能性が高いでしょう。
私の受講生に、下着フィッティングを無料でも提供したいという女性がいました。以前の販売員時代、お客様の喜ぶ顔が忘れられなかったそうです。彼女は退職から10年以上経っていたため、それが自分にできることだと忘れていました。
このように、お金抜きでやりたいことの中にヒントが隠れています。
14.在りたい姿からヒントをつかむ
自分にできることの発見法、14番目は理想の姿からヒントをつかむことです。
将来どうありたいかを明確にし、そこから逆算して考えてみましょう。
私の受講生で、田舎暮らしをしてお店を持ちたいという夢を持つ女性がいました。調理師免許を活かして、キッチンカーでのパンや菓子の移動販売から始めるという発想にたどり着きました。
理想の姿から逆算することで、今の自分にできることが見えてくるものです。
15.自分と似たタイプの人を観察する
自分にできることの発見法、15番目は自分と似たタイプの人を観察することです。
自分のことは客観視が難しいもの。でも他人のことならよく見えるでしょう。そこで、性格や価値観、生い立ちなどが似ている人をじっくり観察してみてください。
似た人にできることは、自分にもできる可能性が高いのです。その人の行動や発言を分析してみると良いでしょう。
16.気ののらないことをしてみる
自分にできることの発見法、16番目は気の乗らないことをしてみることです。
興味のない場所に出向いたり、乗り気でない誘いに応じたりしてみましょう。意外かもしれませんが、この方法で新しい自分に出会えることがあります。
実際、私もこの方法で発見がありました。30代まで本を読まない人でしたが、ひょんなことから出版セミナーに参加。最初は憂鬱でしたが、参加したことで文章を書く能力や女性指導の適性を発見できたのです。
未知の分野に足を向けることで、思わぬ才能が開花するかもしれません。
17.飽きないことを思い出す
自分にできることの発見法、17番目は飽きないことを思い出すことです。
飽きないということは、それ自体が強みです。長く続けられるポテンシャルを持ち、卓越したスキルにつながる可能性を秘めています。
私の場合、人の生い立ちを聞くのが大好きで、何時間でも聞いていられます。特に珍しい職業の人が、その仕事にたどり着くまでのエピソードには夢中になってしまう。
今の仕事を10年以上続けられるのも、この興味があるからこそ。飽きないことを振り返ると、できることのヒントが見つかるでしょう。
18.経験を数字化してみる
自分にできることの発見法、18番目は経験を数字化してみることです。
以下の例をご覧ください。
- 29年間で延べ4万5千人以上の治療を行った歯科衛生士
- 13年間で250件以上の葬儀を取り仕切った葬儀社の会社員
- 9年間で延べ12万人の町民の食事相談を行った管理栄養士
彼らは私の塾の受講生たちなのですが、これまでの経験を数字化したところ本人たちも驚く数字が出てきました。
- 数字は曖昧なものを見える化します。
これまでの経験を数字化することで、自分にできることを認識することができます。
19.もう一つ仕事を始めてみる
自分にできることの発見法、19番目はもう一つ仕事を始めてみることです。
本業の収入で生活できているなら、副業では収入より好き嫌いを重視してみましょう。好きなことなら自然と熱心に取り組めるはず。続けることも苦になりません。
気がつけば、それが新しい「できること」になっているでしょう。好き嫌いという感情は、能力を伸ばす強い原動力なのです。
20.質問集を使い自分を棚卸しする
自分にできることの発見法、20番目は質問集を使って自分を棚卸しすることです。
そこで注目するポイントは、「成功体験」です。過去の実績を振り返り、できることの証拠を集める作業です。
しかし、やっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自分の棚卸&分析に使える70の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。

ここまでを下記にまとめておきます。
スクショして保存するといいですよ。
- 自分にできること20の発見法
- 誰を笑顔にできるか考える
- 昔の自分と比較してみる
- 他人の反応を思い返してみる
- 知り合いに確認する
- 続けられることを思い出す
- 話が止まらないことを思い出す
- 短所を反転させてみる
- お金をかけたものを思い出す
- 時間をかけたものを思い出す
- 苦難を乗り切った経験を思い出す
- 快楽を感じることを思い出す
- よく相談されることを思い出す
- お金なしでもやりたいことを顧みる
- 在りたい姿からヒントをつかむ
- 自分と似たタイプの人を観察する
- 気ののらないことをしてみる
- 飽きないことを思い出す
- 経験を数字化してみる
- もう一つ仕事を始めてみる
- 質問集を使い自分を棚卸しする
できることを発見する質問チェックリスト
自分自身の中に眠る「できること」を発見する診断チェックリストを公開します。
このチェックリストで新しい自分に出会えた人から多くのお喜びの声をいただいてます。さあ、どんな発見が待っているでしょうか?
自分の過去の経験や現在の状況を振り返ってみましょう。
- 使い方のコツは以下のとおり
- 直感で答える(考えすぎない)
- 5分で一気に回答する
- 「はい」が多い分野が自分の強みの方向性
- すべてに答える必要はない(気になるものだけでも効果あり)
過去・現在の自分から発見する質問(1-10)
- 子供の頃から今も変わらず得意なことは?
- 人から「上手だね」「すごいね」と言われることは?
- 仕事や日常で「楽しい」と感じる瞬間は?
- 時間を忘れて夢中になってしまうことは?
- 友人や家族に教えたことがあるスキルは?
- 長時間続けても疲れない作業は?
- やっていてワクワクする活動は?
- 「これなら自信がある」と思える分野は?
- 周りの人より上手にできると感じることは?
- 自分の長所だと素直に認められることは?
他人との関係から発見する質問(11-15)
- よく相談される内容や話題は?
- 人から頼まれることが多い作業は?
- 他人と比較せず自然にできてしまうことは?
- 小さい頃から変わらない性格や個性は?
- 価値観に合っていて続けやすい活動は?
潜在能力を発見する質問(16-20)
- 他の人にはない、あなたならではの特徴は?
- 記憶に残りやすい、理解しやすい分野は?
- 計画を立てて実行することが得意な場面は?
- イライラせずに取り組める分野は?
- 長期間興味を持ち続けられる領域は?
チェック結果の活用法
多くチェックがついた分野 = 自分にできることの方向性
- 3つ以上チェックがついたカテゴリを重点的に掘り下げる
- 具体的なエピソードを思い出してみる
- その分野で人の役に立てることを考える
自分にできることを探究する7ポイント
20の発見法を実践した方から、こんな声をよく聞きます。
「できることは見つかったけど、このあとどうしたらいい?」 「一度発見したものを、もっと成長させたい」
多くの人が発見で満足してしまい、その後の育て方がわからず立ち止まってしまうのです。しかし、一度見つけた「できること」は正しく育てることで、確実な強みになります。
そこで、発見した「できること」をさらに磨き上げる7つのポイントをお伝えします。これらを実践することで、ご自身の能力が成長していくでしょう。
- 自分にできることを探究する7ポイント
- 新しい経験を積む
- フィードバックを求める
- 環境を変える
- 時間をかける
- 振り返りと評価
- 継続的な学習
- 専門家に相談する
順に解説しますね。
1.新しい経験を積む
自分にできることを探究するポイントの1つ目は、新しい経験を積むことです。
これまで経験したことのない活動や仕事に挑戦してみましょう。
さまざまな活動や仕事に挑戦して、自分の能力を試すことで、自分が得意とする新たな分野や興味を持つ分野を発見できるかもしれません。自分自身の評価を高めるためにも、必要なこと。
ボランティア活動、趣味やクラブ活動に参加するレベルのものでも構いません。
自分の適性や興味を見つけることができれば、自分にできることのヒントになります。
2.フィードバックを求める
自分にできることを探究するポイントの2つ目は、フィードバックを求めること。
他人からの意見や評価をもらい、自分自身の理解や認識を深めると、自分では気づけない強みや改善点を知る上でも大切なことですね。
例えば、上司や同僚、友人から仕事ぶりの評価をもらうことで、自分の行動の改善に取り組むことができるでしょう。
3.環境を変える
自分にできることを探究するポイントの3つ目は、環境を変えることです。
さまざまな状況や人々と関わることで、自分に合う仕事や役割を見つけるチャンスが訪れます。
自己成長や適性発見に大いに役立つ行動です。
例えば、留学や転職を通じて新しい文化や職種に触れることで、自分の適性を発見するなんてことも起こりうるのです。
4.時間をかける
自分にできることを探究するポイントの4つ目は、時間をかけることです。
簡単に言えば「焦らない」ということ。特に仕事で使うレベルの自分にできることを見つけるのは、思っているより時間がかかるものです。
じっくり腰を据えて取り組むことで、本当に自分に合う方向性が見えてきます。また、周りからの評価も徐々に高まっていくでしょう。
たとえば、複数の分野に興味を持ちながら時間をかけて探究することで、最終的に自分の適性や本当の興味が明確になります。
急がず、着実に進めることが大切なのです。
5.振り返りと評価
自分にできることを探究するポイントの5つ目は、振り返りと評価を心がけることです。
定期的に自分の成果や挑戦を振り返り、進捗状況を評価してみましょう。必要に応じて計画を修正することで、自己成長や目標達成につながります。
たとえば、日記やブログを書くことで、過去の経験や成長を客観視できます。目標設定や計画の見直しも、こうした振り返りから生まれるものです。
方法は他にもありますが、多くの人が振り返りを後回しにしてしまいがち。しかし、この習慣があるかないかで成長のスピードが大きく変わるのです。
6.継続的な学習
自分にできることを探究するポイントの6つ目は、継続的な学習をすることです。
言うまでもありませんが、新しい知識やスキルを身につけることで、自分にできることの幅が広がります。学び続けることは、能力を伸ばすために欠かせません。
私たちは、意外に「何を知らないか」がわからないものです。新しいことを学んで初めて「知らなかった世界がこんなにあったのか」と気づくことがあります。
たとえば、セミナーに参加したり本を読んだりして、新しい分野を学んでみましょう。そうすることで、今まで知らなかった自分の可能性に気づくかもしれません。
実際、私もセミナーを活用して講師からアドバイスをもらい、効率よくできることを増やしてきました。学ぶ姿勢があれば、いくつになっても成長できるものです。
7.専門家に相談する
自分にできることを探究するポイントの7つ目は、専門家に相談することです。
専門家の意見やアドバイスを聞くことで、自分の適性や可能性を客観的に理解できます。
自分のことは自分ではわからないものですからね。自分にできることを見つける上で、大いに役立ちます。
私のところでも15年以上取り組んでいるテーマですが、もちろん他にお知り合いの専門家がいるのであれば、その方にお願いしても構いません。
専門家の力を借りて、自分の将来についてアドバイスをもらい、自分にできることを見つけることをおすすめしますよ。

できる仕事がわからないときの対処法
自分にできる仕事がわからない場合は、仕事から考えるのではなく、興味の対象を見つけることから始めてみましょう。
多くの人が「どんな職業があるか」「どの業界が良いか」から考えがちですが、これは実は遠回りです。なぜなら、興味のない分野で働いても長続きしないから。
この対処法が効果的な理由は、継続性にフォーカスしているところ。興味は「喜怒哀楽」の感情に深く根ざしており、感情と結びついたものほど長く続けられるものです。
感情から仕事を見つける具体的ステップ
ステップ1:強い感情を特定する
自分が「怒り」「喜び」「悲しみ」「楽しさ」を強く感じる場面を思い出してみてください。
- 怒りの例:
- 動物虐待のニュースを見ると腹が立つ → 動物愛護、獣医、動物保護団体
- 不公平な扱いを見ると許せない → 法律、人事、コンサルティング
- 環境破壊の話を聞くとイライラする → 環境関連、リサイクル、自然保護
- 喜びの例:
- 人が笑顔になる瞬間が一番嬉しい → 接客、イベント企画、カウンセリング
- 何かを作り上げたときの達成感がたまらない → 制作、開発、建築
ステップ2:幼少期の感情も振り返る
子どもの頃から変わらない感情パターンは特に重要。
たとえば、絵を描いているときの集中感や達成感が今も変わらないなら、デザインやイラスト関連の仕事を深く調べてみる価値があります。
ステップ3:感情の強さで優先順位をつける
複数の興味が見つかったら、「どれが一番心が動くか」で順位をつけましょう。感情の強さが、継続力の源になります。
このように、感情→興味→仕事という順番でアプローチを繰り返すことで、本当に続けられる仕事が見えてくるでしょう。
根拠も実感も後からついてくる【体験談】
まとめになりますが、自分にできることの根拠や実感は後からついてくるものです。
私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法という著書を、私は出版しました。10年以上もの間、働く女性たちに向き合い続けて知り得たことをまとめた本です。
しかし私は、男3兄弟の次男として生まれ、高校も男子校。28年間彼女もできなかったくらい、女性と接する機会は限られていた男です。
当時の私では、女性を指導することができる根拠もないし、実感もてるわけがありません。
ところが13年前に講師になったときに、私のクラスに集まる受講生の7割が女性でした(※当時は男女共に受講できる講座でした)。
その現実を頼りに女性限定の講座にカジを切りました。やがて10年以上の月日が流れ、出版するレベルの「できること」になっていた。
できることの根拠や実感が欲しくなる気持ちはよくわかります。でも根拠も実感も後から追いかけてくるものですよ。
- ここで断言します。

何もできない人は、この世にいないですよ。
本記事との出会いをきっかけに、じっくり自分を見つめ直し、できること探しに挑んでみてくださいね。楽しい人生が待ってますよ。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
ここまで読んでくださった方は、きっと本気で自分にできることを見つけたいと思っているでしょう。
4つの原因を理解し、20の発見法を知り、継続のポイントまで学んだ。でも正直なところ、一人で全てを実践するのは簡単ではありません。
そんな声にお応えするために、「自分の見つめ直し完全マニュアル」を作成しました。
このマニュアルは、今回お伝えした内容をさらに深く実践するための補完ツールです。一人では見落としがちな部分を、質問形式で的確に引き出します。
以前も書きましたが、自分のことは自分ではわからないもの。だからこそ、適切な問いかけが必要なのです。
制作に10年の歳月をかけた集大成。以下の充実した内容となっています。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。

私との直接のやりとりもできますよ
一人で進めていると、「これは強みなのだろうか」「本当に合っているのだろうか」と迷うこともあります。そんなときに役立つのが、自分力を体系的に理解する学びの場です。
浅野塾では、自分にできること・できそうなことを整理し、行動に結びつけるサポートをしています。
大切なヒントは「自分力」にあります。まずは下記のページを開いて「自分力とは何か」を確かめてみてください。
自分にできることを深く理解するための第一歩になるでしょう。
できることがわからない人向けの記事
自分ができることがわからない人におすすめの記事をセレクトしました。さまざまな視点・知識を取り入れて突破口を見つけ出しましょう。
▶できることとできないことを受け入れたときに開く成長のとびら
この記事では、自己受容の重要性について解説しています。自分の限界を受け入れることで、新しい可能性や成長の扉が開かれると説明しています。具体的な例やアドバイスも紹介されています。
自分らしさを活かして仕事をする方法について解説しています。「自分らしさ」が持つ魅力と、それを活かして独自のキャリアを築く方法が具体的に説明されています。
▶できることを増やす方法5選|増やしたい時の最初の一歩も解説
できることを増やすための7つの具体的なステップを紹介し、人生をより良くするためのアプローチを提案しています。次の一歩を踏み出すためのヒントも提供されています。
好きな仕事を見つけ、理想の人生を歩むための方法を紹介しています。自分の限界を超えるための具体的なアドバイスや実践方法が解説されています。
最後に筆者からの大切なメッセージ
自分にできることがわからないと感じるのは、ごく自然なこと。むしろ、その感覚こそが新しい可能性に近づいている証といえるでしょう。
小さな一歩を積み重ねていけば、これまで気づかなかった強みや価値が少しずつ見えてきますよ。迷いを抱えながらでも行動を続けることで、自分に合った選択肢が広がります。
本記事で得た気づきを日常に取り入れ、できることから実践してみてくださいね。その積み重ねが、未来を安心して歩むための確かな力となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
コメント