
これらの考え方は、自己肯定感が低い人によく見られるパターンです。
多くの人が自己肯定感の低さに悩んでいます。実は、自己肯定感は「適切な習慣」によって高められるものなのです。
この記事では、10年以上にわたり2,000人以上の生き方&キャリア指導してきた経験から、効率的に自己肯定感を高める7つの習慣をご紹介します。
「私にできるかしら」と思うかもしれませんが、小さな習慣を続けるだけで、驚くほど自己肯定感は変わります。
この記事を読み終える頃には、「自分にもできる」という確信を持てるはずです。本記事との出会いをきっかけに、新しい一歩を踏み出しましょう。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
自己肯定感を高めたかった人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
自己肯定感とは?高める必要性と効果
自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、受け入れることができる心の状態です。「自分には価値がある」「このままの自分でいいんだ」と感じられる心の状態のことをいいます。
自己肯定感は、単なる「自信」とは少し違います。自信は「私はこれができる」という能力への信頼を指します。一方、自己肯定感は「できなくても自分には価値がある」と思える気持ちです。
自己肯定感の正確な定義と意味
心理学では、自己肯定感について「自分自身を価値ある存在として受け入れる気持ち」と説明しています。
この自己肯定感には次のような特徴があります。
- 自分の良いところも苦手なところも含めて自分を認められる
- 失敗しても「自分はダメだ」と全否定しない
- 他の人と比べず、自分は自分と思える
- 自分の気持ちや考えを大切にできる
自己肯定感が低いと、「他の人は自分より優れている」「ミスは絶対にしてはいけない」「人に嫌われたら終わり」などと考えがちです。こうした考えが、毎日の生活を苦しくしています。
高い自己肯定感を持つことの5つのメリット
自己肯定感が高まると、生活がこんなふうに変わります。
- 心が安定する
失敗したり批判されたりしても、極端に落ち込まなくなります。「この失敗は行動の結果であって、自分という人間全体の価値とは関係ない」と考えられるからです。
- 新しいことに挑戦できる
「失敗したらどうしよう」という恐れが減るので、やってみたいことに挑戦できるようになります。失敗しても「次は違うやり方でやってみよう」と前向きに考えられます。
- 人間関係が良くなる
自分を大切にできると、他の人も大切にできます。また、「この人に嫌われたらどうしよう」と不安になることが減るので、より自然な人間関係が築けます。
- ストレスに強くなる
「困難があっても、きっと乗り越えられる」という信念が強くなります。この内側の安心感が、ストレスへの強さを育てます。
- 毎日が楽しくなる
研究によると、自己肯定感の高さと幸福感には強いつながりがあります。自分を受け入れられると、日々の小さな喜びに気づきやすくなり、全体的な生活の満足度が上がります。
自己肯定感が高い人と低い人の特徴との違い
自己肯定感の高さは、日常の考え方や行動パターンに大きく表れます。
自分自身がどちらのタイプに近いか、または周りの人の特徴を知ることで、自己肯定感への理解が深まります。
自己肯定感が高い人の特徴と行動パターン
1. 失敗を恐れず挑戦する
自己肯定感が高い人は、「やってダメだった」より「やらなかった後悔」を避けたいと考えます。失敗を良い学びの機会と捉え直して、次に活かそうとします。例えば、新しいプロジェクトや趣味にも積極的に取り組みます。
2. 他者の評価に振り回されない
自己肯定感が高い人は、自分の価値基準を持っているため、他人からの批判や否定的な意見があっても、すぐに落ち込んだり自信を失ったりしません。「この人はそう思うんだな」と受け止めつつ、自分の判断を大切にします。
3. 他者の成功を素直に喜べる
自己肯定感が高い人は、自分の価値を認められているので、他者の成功を脅威と感じません。むしろ「すごいね!」と心から祝福できます。競争ではなく、共に成長する関係性を築きやすいです。
4. 自分の感情を認め、表現できる
自己肯定感が高い人は、「悲しい」「怒っている」などの感情を隠さず認めることができます。感情を抑え込まず、適切に表現することで、ストレスをためにくい傾向があります。
5. 自分の弱さを素直に認められる
自己肯定感が高い人は、「完璧でなければならない」という思い込みがないため、自分の弱点や限界を受け入れられます。必要なときには「手伝ってほしい」と素直に頼むことができます。
自己肯定感が低い人の特徴と行動パターン
1. 失敗を過度に恐れる
自己肯定感が低い人は、「失敗したら自分の価値がなくなる」と考えるため、挑戦することを避け、安全な選択ばかりしがちです。新しいことに取り組むときも、完璧にできないと思うとやる前から諦めてしまいます。
2. 他者の評価を極端に気にする
自己肯定感が低い人は、自分の価値を他者からの評価で測るため、「どう思われているか」を常に気にします。SNSでの「いいね」の数や、会話での反応に一喜一憂するようなことも多いです。
3. 他者の成功を脅威に感じる
自己肯定感が低い人は、他者の成功を見ると「自分はダメだ」と比較して落ち込むことが多いです。友人の成功を聞いても「おめでとう」と言いながらも、内心では落ち込んだり嫉妬を感じたりします。
4. 感情、特に否定的な感情を表現するのが苦手
自己肯定感が低い人は、悲しみや怒りなどの感情を「持つべきではない」と抑え込みがちです。その結果、ストレスが溜まりやすく、時に予期せぬ形で感情が爆発することもあります。
5. 完璧主義の傾向がある
自己肯定感が低い人は、「すべてうまくいかないと価値がない」と考えるため、小さなミスでも自分を責めます。「100点か0点か」という極端な評価をしがちで、グレーゾーンを認めにくいです。
自己肯定感の高い人と低い人の比較表
観点 | 自己肯定感が高い人 | 自己肯定感が低い人 |
失敗への態度 | 成長の機会として捉える | 自分の価値を下げるものとして恐れる |
他者の評価 | 参考意見として受け止める | 絶対的な価値判断として気にする |
他者の成功 | 素直に喜び、刺激を受ける | 脅威に感じ、自分と比較して落ち込む |
感情表現 | 自分の感情を認め、適切に表現できる | 特に否定的な感情を抑え込みがち |
自己評価 | 長所も短所も含めて自分を受け入れる | 完璧でないと自分を認められない |
決断の仕方 | 自分の価値観に基づいて決める | 他者の意見や評価に左右される |
助けを求める | 必要なときに素直に頼れる | 弱みを見せることを恐れて頼れない |
会話のスタイル | 自分の意見を率直に伝えられる | 相手の顔色をうかがい過ぎる |
ストレス対処 | 前向きな対処法を見つけられる | 回避や依存的な対処法に頼りがち |
目標設定 | 自分の成長を目的とした現実的な目標 | 他者からの承認を得るための高すぎる目標 |
自己肯定感は「高い・低い」の二択ではなく、連続的なものです。また、状況によって変動することもあります。
大切なのは、自分の傾向を知り、少しずつ自己肯定感を高める習慣を取り入れることです。
自己肯定感が低くなる3つの主な原因
自己肯定感は生まれながらに低いわけではありません。さまざまな原因によって低くなります。なぜ自己肯定感が低くなるのか、その原因を知ることで効果的な対策が見えてきます。
自己肯定感が低くなる原因は、大きく分けて「過去の経験」「思考のクセ」「環境の影響」の3つがあると考えられています。
1. 過去の経験(特に幼少期の影響)
自己肯定感が低くなる原因の1つ目は、過去の経験、特に幼少期の影響です。幼少期の経験は、自己肯定感の土台を作ります。特に次のような経験が影響します
✅ 厳しい教育や過度な期待
両親や教師から「もっと頑張らないと」と常に求められると、「自分は頑張らないと価値がない人間だ」という思い込みが形成されます。
「100点を取っても当たり前、90点では叱られる」という環境では、自分の存在価値に条件がついてしまいます。
✅ 失敗を責められる経験
失敗したときに「なんでできないの?」「どうしてそんなことをしたの?」と責められ続けると、「ミス=自分はダメな人間」という方程式が無意識に刷り込まれます。
これが大人になっても「失敗は許されない」という恐怖につながります。
✅ 承認不足(親や周囲からの肯定が少ない)
「ありのままの自分」を認めてもらえる経験が少ないと、「認められない=自分に価値がない」と感じるようになります。
「よくできたね」「そのままのあなたでいいよ」という無条件の肯定が不足すると、自分の価値を行動や結果にのみ見出すようになります。

子どもの頃の「親や先生、友達との関係」が大きな影響を与え、自己肯定感の基盤を作ります。
2. 思考のクセ(認知の歪み)
自己肯定感が低くなる原因の2つ目は、思考のクセ(認知の歪み)です。私たちの思考パターンも自己肯定感に大きく影響します。
✅ 完璧主義
「100%うまくできないと意味がない」「少しでもミスがあれば失敗だ」と考える完璧主義は、自己肯定感の大敵です。
人間は完璧ではありえないのに、それを求め続けると、常に自分を否定する状態に陥ります。
✅ ネガティブな自己評価
1つのミスや失敗をもとに「自分はダメだ」と全人格を否定するクセがついていると、自己肯定感は維持できません。
「あのプレゼンでうまく話せなかった」が「自分はプレゼンが下手だ」となり、さらに「自分はダメな人間だ」という過度な一般化につながります。
✅ 他人との比較
「自分より優れた人」と比較して自分の価値を測る習慣は、自己肯定感を下げます。
常に誰かと比べていると、「勝ち」「負け」のいずれかで自分を評価するようになり、「自分らしさ」や「自分なりの成長」を見失います。

「思考のクセ」が自己肯定感を下げる大きな要因です。特に「自分を責める癖」がついている人は注意が必要です。
3. 環境の影響(社会・人間関係)
自己肯定感が低くなる原因の3つ目は、環境の影響(社会・人間関係)です。現在の環境も自己肯定感に強い影響を与えます。
✅ 批判や否定の多い環境
職場や家庭で常に批判や否定を受けていると、徐々に自己肯定感は低下します。
上司・家族・パートナーなどからの否定的なフィードバックが続くと、「自分はダメな人間なのかもしれない」と思うようになります。
✅ SNSの影響
SNSでは人々の「ハイライト」ばかりが見えるため、無意識のうちに自分と比較してしまいます。
友人の海外旅行や成功の投稿を見て「自分の人生はつまらない」と感じてしまうことは、現代人特有の自己肯定感が下がる要因です。
✅ 成果主義のプレッシャー
現代社会では「結果」が重視される傾向があります。
学校の成績、会社での実績、年収など、数値化できる「成果」で人を評価する風潮は、「結果を出せない自分に価値はない」という思い込みを強めます。

現代社会は自己肯定感を下げやすい環境が多いです。特にSNSは「無意識の比較」を引き起こしやすいので注意が必要ですね。
結論:自己肯定感が低くなる複合的なメカニズム
自己肯定感が低くなるのは「外部の影響」と「自分の思考」が複雑に関係しています。
✅ 幼少期の経験が「自己評価の基準」を作る
子供時代に形成された「自分の価値」の測り方が、大人になっても無意識に影響し続けます。
✅ 思考のクセが「自分を否定する習慣」を生む
ネガティブな思考パターンが習慣化すると、脳は自動的に自分を否定する方向に働きます。
✅ 環境が「自己肯定感を維持しにくい状況」を作る
周囲からの否定的なフィードバックやSNSでの比較が、自己肯定感を常に脅かします。

自己肯定感を高めるには、「思考のクセを変える」「成功体験を積む」「環境を整える」というアプローチが重要なんですよ。
【効率的】自己肯定感を高める7つの習慣
「自分には価値がある」と心から感じられたら、毎日はどれだけ楽になるでしょう。自己肯定感を高める習慣は、難しいことではありません。日常の小さな行動から始められるものばかりです。
1. 意識的に成功体験を増やす
自己肯定感を効率的に高める習慣の1つ目は、意識的に成功体験を増やすことです。
例えば、「今日は5分早く起きる」「3日連続でストレッチをする」「苦手な同僚に自分から挨拶する」といった小さなことでOK。
これらを達成したら必ず自分を褒めましょう。「よくやった」と自分自身に聞かせるように、声に出して言うとより効果的です。
このような小さな成功体験を日記に記録すると、自分の成長を可視化できます。
継続すれば「自分はできる人間だ」という自信が自然と育まれます。
▶成功体験を増やすためのヒント:成長実感がない人必見!自己成長を実感できる7つの実践方法
2. 自分の強みをリスト化する
自己肯定感を効率的に高める習慣の2つ目は、自分の強みをリスト化することです。
まず紙とペンを用意して、「自分の得意なこと・好きなこと・周りから認められていること」を10個以上書き出してみましょう。
「思いつかない」という方は、過去に褒められたことや、友人が頼ってくることを思い出してみてください。
また、「あなたの長所は?」と5人の知人に質問してみるのも効果的です。このリストを定期的に見直し、追加していくことで、自分の価値への理解が深まります。
▶強みを見つけるための具体的方法:自分の棚卸しのやり方|人生の棚卸しでキャリアに潜む強み発見
3. 否定的な思考パターンを上書きする
自己肯定感を効率的に高める習慣の3つ目は、否定的な思考パターンを上書きすることです。
具体的なやり方はこうです。まず、よく浮かぶネガティブな考えを特定しましょう。
「私は人前で話すのが苦手だ」という思考があれば、「私は練習すれば人前で話せるようになる」と言い換えます。
この新しい思考を、毎朝5回声に出して唱えましょう。また、ネガティブな考えが浮かんだら「ストップ」と心の中で言い、すぐに言い換えた肯定的な文章を思い浮かべる習慣をつけるのも効果的です。
脳は繰り返し使う回路を強化するので、3週間ほど続けると、自然と前向きな思考が増えていきます。
▶思考パターンの書き換え方:ネガティブ思考をやめたいときに使える!自然に治す完全ガイド
4. 他者からの「肯定的な反応」を受け入れる
自己肯定感を効率的に高める習慣の4つ目は、他者からの肯定的な反応を素直に受け入れることです。
これでは自己肯定感は高まりません。
今日から始められる実践方法はシンプルです。誰かに褒められたら、まず深呼吸して「ありがとう」と言うだけ。
理由をつけて否定しないことが重要です。さらに効果を高めるなら、その褒め言葉を小さなノートに記録しましょう。
落ち込んだときに見返すと、自分の価値を思い出すきっかけになります。
最初は照れくさいかもしれませんが、続けるうちに他者の肯定的な評価を自分の中に取り入れられるようになります。
▶褒め言葉の受け取り方:褒め言葉を素直に受け取れない人へ。無理なく受け入れる対処法
5. 失敗から学んだことを棚卸しする
自己肯定感を効率的に高める習慣の5つ目は、失敗から学んだことを棚卸しすることです。
具体的には、失敗したと感じるたびに、次の3つの質問に答えるノートを作ります。「何が起きたか(事実)」「そこから何を学んだか」「次回どうするか」。
例えば、大事なスピーチでうまく話せなかった場合、「準備不足だった」という事実、「資料を事前に読み込む必要がある」という教訓、「次回は3日前から練習する」という改善策を書きます。
この習慣により、失敗が恐怖の対象から成長の機会へと変わり、挑戦する勇気が生まれます。
▶失敗を成長に変える方法:失敗から学ぶ方法|成功者に学ぶ失敗を成功に変える7つの秘訣
6. 自分の価値観を優先する行動を意識する
自己肯定感を効率的に高める習慣の6つ目は、自分の価値観を優先する行動を意識することです。
まずは自分の価値観を明確にしましょう。「自分が大切にしていること」を5つ書き出してみてください。
例えば「家族との時間」「創造性を発揮すること」「健康」などです。次に、毎日の選択で、これらの価値観を少しでも反映できる行動を意識します。
例えば「創造性」を大切にするなら、仕事の中で新しいアイデアを提案したり、休日に創作活動をしたりできます。
「他人がどう思うか」ではなく「自分が何を大切にしたいか」で判断する習慣が、揺るぎない自己肯定感を育てます。
▶自分の価値観で生きる方法:自分の価値観で生きる方法|他人の価値観で生きるとの違いは?
7. 他者との比較から自己成長へ視点を移す
自己肯定感を効率的に高める習慣の7つ目は、他者との比較から自己成長へ視点を移すことです。
具体的な実践法として、「成長日記」をつけてみましょう。毎週日曜日に、次の3つを振り返ります。
「今週学んだこと」「今週うまくいったこと」「来週どう成長したいか」。例えば「新しいExcelの関数を使えるようになった」「苦手な同僚との会話がスムーズにできた」「来週は朝の時間を有効活用したい」などです。
また、SNSを見るときは「比較モード」に入らないよう、1日の使用時間を制限するのも効果的です。自分自身の成長に焦点を当てることで、他者との不毛な比較から解放されます。
▶比較をやめる具体的方法:人と比べてしまうのをやめたい!その原因と他人と比べない方法を解説します
これら7つの習慣は、一度にすべて始める必要はありません。まずは一つ、自分が「今日からできそう」と思うものから始めてみましょう。より深く自己肯定感を高めていきたい方には、自分力活用講座もご参考になるかもしれません。
この講座では、自己肯定感を土台に「自分らしく生きる力」を育む実践的なワークを体験できます。独りでの取り組みに限界を感じている方にとって、新たな視点が得られるきっかけになるでしょう。
今日からできる!自己肯定感アップトレーニング5選
自己肯定感を高めるには、日々の小さな積み重ねが大切です。ここでは毎日の生活に簡単に取り入れられる、具体的なトレーニング法を5つご紹介します。これらは「習慣化」する前の「トレーニング」段階として効果的です。忙しい日常の中でも無理なく続けられるよう、短時間で効果が感じられるものばかりを集めました。
朝5分でできる自己肯定感エクササイズ
自己肯定感を高めるトレーニングの1つ目は、朝5分でできる自己肯定感エクササイズです。たった5分で一日のスタートを前向きな気持ちで始めることができます。
まず、起きてすぐに水を一杯飲み、窓を開けて深呼吸を5回します。次に鏡の前に立ち、自分の目を見つめながら「おはよう。今日も一日よろしく」と声に出して言いましょう。そして、以下の3つの質問に声に出して答えます。
- 「今日、自分のどんなところを大切にしたい?」
- 「昨日、自分のどんなところが良かった?」
- 「今日、どんな小さなことに感謝できる?」
この質問に答えるだけで、自分を認める視点が自然と育まれます。最初は照れくさく感じるかもしれませんが、続けるうちに自分との対話が自然になっていきます。忙しい朝でも、歯を磨きながらや着替えながらでもできる手軽さが魅力です。
通勤・通学中にできる思考トレーニング
自己肯定感を高めるトレーニングの2つ目は、通勤・通学中にできる思考トレーニングです。
例えば「あの看板のデザインが斬新だな」「向かいに座っている人の靴の色が素敵だな」「空の雲の形が面白いな」など。
次に、自分自身についても「今日の自分の◯◯が好き」と3つ見つけます。「髪型がうまくまとまっている」「この服のコーディネートが気に入っている」「朝早く起きられた自分を褒めたい」といった、小さなことでOKです。
このトレーニングを続けると、日常の中の小さな喜びに気づく力が育ち、自分自身へのポジティブな視点も自然と増えていきます。
スマホを見る代わりに周囲を観察する習慣にもなり、心の余裕も生まれます。
寝る前3分で完了する自己肯定ルーティン
自己肯定感を高めるトレーニングの3つ目は、寝る前3分で完了する自己肯定ルーティンです。
ベッドに入ったら、まず深呼吸を3回します。次に、今日あった「3つの良かったこと」を思い浮かべます。どんな小さなことでも構いません。「美味しいコーヒーが飲めた」「同僚から笑顔をもらえた」「締切に間に合った」など。
そして最後に、「明日の自分へのプレゼント」を一つ決めます。「5分早く起きて好きな音楽を聴く時間を作る」「お気に入りのカフェでランチする」など、自分を大切にする小さな行動を計画します。
このルーティンを続けると、「良いことを見つける力」が育ち、自分を大切にする習慣が身につきます。不安や心配が多い日ほど効果的なので、特に疲れた日こそ実践してみてください。
人間関係の中で自己肯定感を高める会話術
自己肯定感を高めるトレーニングの4つ目は、人間関係の中で自己肯定感を高める会話術です。
日々のコミュニケーションが自己肯定感アップの機会に変わる実践的な方法です。
次に、質問力を磨きます。「あなたはどう思う?」と相手の意見を聞く習慣をつけると、自分の意見を大切にする姿勢が育ちます。
また、「〜すべき」「〜しなければ」という言葉を「〜したい」「〜できたらいいな」に言い換えると、プレッシャーが減り、自己肯定感が守られます。
さらに、感謝や共感を言葉にする練習も効果的です。「それを聞けて嬉しい」「あなたの意見が参考になった」と伝えることで、相手も自分も肯定される関係が生まれます。
この会話術は職場や家庭で毎日少しずつ実践することで、人間関係全体が良い循環に入っていきます。
ストレス状況下でも自己肯定感を保つ緊急対処法
自己肯定感を高めるトレーニングの5つ目は、ストレス状況下でも自己肯定感を保つ緊急対処法です。
ストレスの強い状況では自己肯定感が急激に低下することがあるため、心の安定を取り戻すための方法を知っておくことが重要です。
次に「深呼吸×自己肯定」を行います。4秒かけて息を吸い、7秒止め、8秒かけて吐き出す呼吸法を3回繰り返します。
その後、「大丈夫、これも過ぎていく」「私には乗り越える力がある」など、自分を支える言葉を心の中で唱えます。
さらに、「緊急用ポジティブリスト」を事前に準備しておくと効果的です。自分の強み、過去の成功体験、励まされる言葉などをスマホのメモに書き留めておき、ストレス状況で読み返します。
これは自己肯定感の「非常食」のようなもので、苦しいときに自分を支える力になります。
これらの緊急対処法は、重要な会議の前や人前で離さなければならないときなど、特に緊張する場面で役立ちます。
練習しておくことで、いざというときに自己肯定感の急降下を防げるでしょう。
【大人気】自己肯定感を高める100の質問集
自己肯定感を高める効果的な方法の一つに「自分との対話」があります。適切な質問に答えることで、忘れていた自分の価値や強みに気づき、新たな視点を得ることができます。
ここでは実際に2,000人以上への指導から生まれた、効果が実証されている質問集とその活用法をご紹介します。
毎日1問答えるだけ!自分との対話のための質問集
自己肯定感を高める最も効果的な方法の一つは、質の高い質問に向き合い、自己対話を深めることです。
適切な質問は、私たちの思考の扉を開き、自分自身の価値に気づかせてくれます。多くの人が「自分には成功体験がない」と思い込んでいますが、実はそうではありません。
得意なことは当たり前に感じてしまうため、自分の成功や強みに気づきにくいのです。また、私たちの脳は否定的な経験を肯定的な経験よりも強く記憶する傾向「ネガティブ・バイアス」があります。
そこで役立つのが「自己肯定感を高める100の質問集」です。
この質問集は10年以上のカウンセリングと心理サポートの経験から生まれた100の質問を厳選したもの。
毎日1つの質問に答えるだけで、忘れていた自分の価値や強みに気づくことができます。
ノートに書き出すことで、さらに効果が高まります。言語化することで脳が整理され、新たな気づきが生まれるからです。
「自己肯定感を高める100の質問集」の無料配布についてはどうしようか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためしばらく行います。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記からどうぞ。

こちらが「自己肯定感を高める質問集」に答えた人のノートの実物写真です。すごく頑張っている女性でした。
質問に答える際の効果的なコツ
自己肯定感を高める質問集を最大限に活用するためのコツをご紹介します。正しい方法で取り組むことで、より深い気づきと変化を得ることができます。
- 判断を手放して素直に答える
質問に答えるとき、「こう答えるべき」という固定観念を手放しましょう。完璧な回答を目指す必要はありません。思いついたことをそのまま書き出すことが大切です。自己検閲せずに、心に浮かんだ答えをそのまま書きましょう。
- ゆっくりと時間をかける
急いで答えを出そうとしないでください。最初に思いつくことは、しばしば表面的な答えです。しばらく考え続けると、より深い気づきが得られることがあります。1つの質問に最低5分は時間をかけることをおすすめします。
- 書き出すことを習慣にする
頭の中だけで考えるよりも、紙に書き出すことで思考が整理され、新たな気づきが生まれやすくなります。専用のノートを用意して、日付と質問を記録しておくと、後から振り返ったときに自分の成長を感じられます。
- 小さな気づきも大切にする
「大したことない」と思える小さな気づきも、書き留めておきましょう。些細な気づきが積み重なることで、やがて大きな変化につながります。特に「自分の強み」や「感謝できること」は、小さなことでも記録する価値があります。
- 定期的に振り返る時間を設ける
毎週日曜日など、定期的に過去の回答を振り返る時間を設けると効果的です。「この1週間で気づいたことは?」「前回の回答と今の気持ちは違う?」などと問いかけると、自分の成長や変化に気づくことができます。
これらのコツを実践すると、質問集がただの質問集ではなく、自己発見と成長のための強力なツールになります。最初は難しく感じるかもしれませんが、続けるうちに自然と深い自己対話ができるようになるでしょう。
1週間で実感!自己肯定感を高める実践ステップ
自己肯定感を高めたいと思っても、「何から始めればいいのか分からない」という方は多いでしょう。ここでは、効果を実感しやすい1週間のステップバイステップ・プログラムをご紹介します。
このプログラムは段階的に設計されているので、無理なく自己肯定感を高めることができます。今日から始めて、1週間後の変化を実感してみましょう。
1日目~3日目:気づきの段階
自己肯定感を高める1週間プログラムの最初の3日間は、「気づき」の段階です。この期間では、自分自身の思考パターンや感情、そして自分の価値に気づくことに焦点を当てます。
1日目:自己観察の日
朝:起きたらノートを用意し、「自分が自動的に考えているネガティブな思考」を記録するよう意識します。例えば「私はこれができない」「また失敗するかも」といった思考です。
昼:お昼休みに5分間、自分の気分や感情を観察します。「今、どんな気持ち?」と自分に問いかけましょう。
夜:その日に気づいたネガティブな思考パターンを3つノートに書き出します。これらは「気づき」であって、変える必要はまだありません。
2日目:強み発見の日
朝:起きたら、「私の5つの強み」を考えます。小さなことでもいいので、自分の良いところを5つ書き出します。
昼:周りの人から過去に褒められたことを思い出し、メモします。
夜:「今日、自分のどんなところが役に立った?」と振り返り、どんな小さなことでも書き留めます。
3日目:感謝の日
朝:「今、感謝できることは?」と自問し、3つ挙げます。晴れた空や温かい布団など、些細なことでOKです。
昼:誰かに「ありがとう」を伝える機会を意識的に作ります。
夜:「今日、誰かの役に立てたこと」「誰かから助けてもらったこと」を振り返ります。
このステップでは、まだ何かを変えようとする必要はありません。ただ「気づく」ことに集中しましょう。
多くの人が、この段階で自分の思考パターンやこれまで見過ごしていた自分の価値に気づき始めます。
4日目~5日目:実践の段階
自己肯定感を高める1週間プログラムの4~5日目は、「実践」の段階です。気づきを得た後は、具体的な行動を通じて自己肯定感を育てていきます。
4日目:思考の置き換えの日
朝:1日目に書き出したネガティブな思考のうち1つを選び、より肯定的な言い方に書き換えます。
例えば「私はこれができない」→「私はまだこれを学んでいる途中だ」。
昼:何か失敗や困難があったとき、「これは何を教えてくれる機会だろう?」と自問します。
夜:その日にあった小さな成功や前進を3つ書き出します。どんなに小さなことでも構いません。
5日目:小さな挑戦の日
朝:その日に取り組む「小さな挑戦」を1つ決めます。少しだけ勇気のいる、でも確実にできそうなことを選びましょう。
昼:その挑戦に向けた準備をします。必要なら「私ならできる」と自分に言い聞かせましょう。
夜:挑戦の結果を振り返り、「うまくいったこと」「学んだこと」をノートに記録します。成功でも失敗でも、自分の勇気を認め、褒めることが大切です。
このステップでは、気づきを行動に変えていきます。特に5日目の「小さな挑戦」は、自己肯定感を高める重要なステップです。
挑戦のハードルは低く設定し、成功体験を積み重ねることで、「自分にもできる」という感覚を育てていきましょう。
6日目~7日目:習慣化の段階
自己肯定感を高める1週間プログラムの最後の2日間は、「習慣化」の段階です。
ここまでの気づきと実践を日常に取り入れ、続けられる習慣にしていきます。
6日目:自己対話の日
朝:鏡を見ながら「おはよう。今日も一日よろしく」と自分に話しかけます。照れくさく感じても大丈夫、誰も見ていません。
昼:「今日の自分で好きなところは?」と問いかけ、小さなことでも認めましょう。
夜:その日1日の自分の行動を振り返り、「よくやったね」と自分を労います。特に、自分の価値観に沿った選択ができたことを認めましょう。
7日目:習慣化計画の日
朝:この1週間で試した方法の中で、続けたいと思うものを3つ選びます。
昼:選んだ3つの習慣をどのように続けるか、具体的な計画を立てます。
例えば「毎朝の歯磨き中に自分に話しかける」「寝る前に今日の小さな成功を3つ書き出す」など。
夜:1週間の変化を振り返り、「変わったこと」「気づいたこと」をノートにまとめます。そして次の1週間の小さな目標を1つ決めましょう。
このステップでは、これまでの実践を自分の生活に無理なく組み込む方法を考えます。
すべてを続ける必要はなく、自分に合ったものを選んで習慣化することが大切です。小さな習慣が、やがて揺るぎない自己肯定感の土台となります。
この1週間のプログラムは、自己肯定感を高めるための入り口です。
一度やって終わりではなく、定期的に繰り返したり、自分に合わせてアレンジしたりしながら続けることで、より大きな効果を実感できるでしょう。
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- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
自己肯定感を高めるプロセス、一日では終わりません。完璧を目指すのではなく、今日できる小さなことから始めることです。失敗しても、それは成長するための貴重な機会。自分自身に対して、良き理解者であり、応援者でありましょう。
この記事の内容が、誰かの人生に小さな光をもたらせたならこれほど嬉しいことはありません。自分らしく生きるための第一歩として、今日から何か一つでも実践してみてください。
自己肯定感が高まると、人生はより豊かに、より自由になります。その変化を心から願っています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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