転職経験がない人にとって、転職活動は不安がつきものです。
しかし、思い切って一歩踏み出すことが新たなキャリアを築くチャンスを生み出します。
「転職経験がないけれど、今後どう動けばいいのか?」そんな悩みを抱えている方に、成功率を上げるための5つの秘訣をお伝えします。
重要なのは『戦略』です。しっかりとした準備と戦略があれば、成功する確率は格段に上がります。
自分の市場価値や強みを理解し、価値観を整理することで、転職活動がよりスムーズに、そして自信を持って進められるようになります。
転職活動を始める前に、まずはこの5つの秘訣を知り、成功へと導く準備を整えましょう。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
転職経験ない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
転職経験ない人が成功率を上げる秘訣
早速ですが、転職経験ない人が成功率を上げる秘訣を紹介します。2000人のキャリア指導経験にもとづくお話なので、かなりリアリティあります。じっくりお読みくださいね。
秘訣1:転職しないリスクを考える
転職経験ない人が成功率を上げる秘訣の1番目は、転職しないリスクを考えることです。要は、失うものは何かを考えることですね。
これにより、自分が今の仕事を続けることによるリスクや、転職をしないことで将来の選択肢が狭まることを意識することができます。
転職しない主なリスクは、以下の5つです。
順に解説しますね。
1. 転職しないリスクの停滞を防ぐ
転職しないリスクの1番目は、キャリアが停滞してしまうことです。同じ職場に長くいると、新しいスキルや経験を積む機会が減り、仕事の幅が狭くなります。
たとえば今、請求書の入力作業を任されているとして、その仕事をずっと続けていても、その他の業務スキルは永遠に手にすることはできないでしょう。
その結果、キャリアの成長が止まり、将来的な仕事のチャンスを失うことになります。
2. 転職しないリスクの市場価値の低下
転職しないリスクの2番目は、市場価値が低くなってしまうことです。
業界や職場は変化し続けているため、同じ仕事を続けるだけでは最新のスキルを身につけることができなかったりします。
これにより、転職したいときに自分のスキルが古くなり、転職先での評価が低くなる可能性が高まります。実際、同じ業務を長く続けている人の割合が高いほど、転職市場での競争力は下がる傾向にあります。
たとえば、営業職で「飛び込み営業」ばかりしていると、「オンライン商談」や「SNS活用による顧客獲得」のスキルが身につかないかもしれません。
この例のように、新しい方法を学ばずにいると、転職時に競争力が落ちてしまいます。
3. 転職しないリスクのチャンスを逃す
転職しないリスクの3番目は、より良い条件の仕事を逃すことです。
転職をしないことで、給与や福利厚生、仕事内容に関して今より良い条件の仕事を逃してしまうかもしれません。
後ほどご紹介しますが、転職して1年後に給料が2倍になった女性がいます。
今の職場に留まることで、彼女のようなチャンスを失うリスクがあります。
4. 転職しないリスクの年齢的な不利
転職しないリスクの4番目は、年齢が上がることで転職市場で不利になってしまうことです。
年齢が高くなると、転職先が求めるスキルセットと自分の経験が合わなくなり、採用されにくくなる場合があります。
転職を早い段階で経験していないと、年齢的に不利な立場に追い込まれることがあります。
5. 転職しないリスクの転職市場に対する不安
転職しないリスクの5番目は、転職市場に対する不安を抱え続けることです。
転職経験がないと、いざ転職したいと思ったときに、必要なスキルや経験が足りないのではないか、転職活動がうまくいかないのではないかという不安が生まれます。
この不安が長期間続くことで、転職すること自体がさらに難しく感じてしまうことがあります。
転職しないリスクを理解し、今後の選択肢を広げる一歩踏み出すことが重要です。
秘訣2:自分の市場価値を調べる
転職経験がない人が成功する2つ目の秘訣は、自分がどれくらいの価値があるのかを知ることです。
初めての転職で大切なのは、しっかりと「自分の値段」を知ること。なぜなら、自分の値段を知らないと、高すぎる条件を求めすぎたり、逆に安く買いたたかれたりしてしまうからです。
たとえば、今自分が持っているスキルや経験、資格が、他の会社でいくらの年収に変わるのか。
転職市場で、どのような会社が自分を必要としているのか。こういったことを調べることで、効率よく、失敗の少ない転職活動ができます。
秘訣3:自分の売りを徹底的に分析する
転職経験ない人が成功率を上げる秘訣の3番目は、自分の売りを徹底的に分析することです。これが大切な理由は、「経験がない」という不安を「今までの経験」で打ち消せるからです。
実は、今まで積み重ねてきた経験の中に、新しい会社で活かせる「宝」があるはずです。
たとえば、接客の経験は「コミュニケーション力」として、事務作業の経験は「正確性や集中力」として評価される可能性があります。
一見、関係ないと思える経験でも、視点を変えると強みになります。
また、自分の売りを知ることで、面接でのトークも変わってきます。「経験がありません」と言うのではなく、「こんな経験を活かせます」と、自信を持って話せるようになります。
その心意気は面接官に伝わり、転職成功のチャンスをつかめます。
秘訣4:やりたい・やりたくないを整理
転職経験ない人が成功率を上げる秘訣の4番目は、やりたい・やりたくないの価値観を整理することです。
「子どもじゃないんだから」と反発したくなる気持ちも理解できますが、とても重要です。なぜなら、やりたい・やりたくないという感情は、各個人が持つ価値の軸となるものだからです。
たとえば、きれいなオフィスで仲間と一緒に商品を企画する仕事がしたいという人もいれば、リモートワークでひとりで黙々と分析の仕事がしたいという人もいるでしょう。
自分がどのような仕事をしたいのか、どのような環境で働きたいのかを整理することが、転職先を選ぶ際の大きなバロメーターになります。
これらの価値観が転職先とズレていると、たとえ給与が良くても長続きしない可能性が高くなります。
価値観を整理することで、自分に合った企業文化や職場環境を見極めやすくなります。
秘訣5:売れる強みをプロフィールで表現
転職経験ない人が成功率を上げる秘訣の最後は、売れる強みをプロフィールで見える化することです。
転職活動で最初に企業の目に触れるのは、履歴書や職務経歴書ではなく、転職サイトのプロフィールです。
多くの採用担当者は、まずプロフィールをチェックし、興味を持った人の書類だけを詳しく読みます。そのため、プロフィールは「最初の関門」として極めて重要なのです。
自分の売りになる強みを履歴書や職務経歴書でどう表現するかが重要です。転職市場で目を引くプロフィールを作成し、採用担当者に強い印象を与えることが成功へのカギとなります。
転職経験ない人におすすめの記事
前に書いた1から5の秘訣を深堀りした記事をご紹介します。ピンと来たものをお読みくださいね。
▶転職で実際に失うもの5選と対処法|安心して転職する秘訣とは?【決断したら失うものなし《朗報》】
▶自分の売りになる強みを見つける方法|セールスポイント発見の秘訣とは?
▶価値観の見つけ方完全ガイド|プロ直伝70の質問と実践ワーク
転職した方がいい人・しない方がいい人の違いとは?
経験がないからこそ、今の状況をしっかりと見極めることが大切です。以下のような状態に当てはまるかどうかで、転職のタイミングを判断してみましょう。
転職したほうがいい人
まずは、転職をおすすめする人について解説します。
体調を崩した
転職したほうがいい人の1番目は、体調を崩している状態です。
体調を崩す現象は、今の仕事が何らかの事情で自分の限界を超えているか、適性が合っていないサインです。
特に長時間労働やストレスの多い環境で体調を崩している場合は、環境を変えることで生活の質が大きく改善する可能性があります。
趣味は凝るが仕事では燃えられない
転職したほうがいい人の2番目は、趣味には打ち込めるのに仕事では燃えられない状態です。
仕事に情熱を感じられないのは、適性や興味とのミスマッチのサイン。
趣味に打ち込む熱意があるということは、情熱の火種を持っているはず。その情熱を引き出せる環境や仕事を探すことで、仕事への向き合い方が大きく変わる可能性があります。
とにかく飽きてしまった
転職したほうがいい人の3番目は、仕事に飽きてしまった状態です。日々の業務に充実感がなく、成長が止まっている状態です。
新しい刺激や挑戦がないまま時間が過ぎていくのは、キャリアにとって大きな損失かもしれません。
今の会社に自分の将来を重ねられない
転職したほうがいい人の4番目は、今の会社に将来を重ねられない状態です。このままでは5年後、10年後の理想のキャリアに近づけない状態です。
たとえば、データ分析のスキルを磨きたいのに営業の仕事しかさせてもらえそうもない。グローバルで働きたいのに海外展開の予定がないなど、今の環境では目指す姿に近づけないと感じる状態です。
将来を見据えたとき、今の環境が自分の望む姿に合致していないと感じるなら、変化が必要かもしれません。
転職しない方がいい人
次に、転職をおすすめしない人について解説します。
転職のリスクを乗り越えられない
転職しない方がいい人の1番目は、転職のリスクを乗り越えられない状態です。
「新しい環境で通用するか不安」「今の人間関係を失いたくない」など、変化への不安が大きく、それを克服する心の準備ができていない状態です。
まずは現在の環境で自信をつけるか、今のままで本当にいいのか、自分を見つめ直してみることが大切です。
次に進む方向性が見えていない
転職しない方がいい人の2番目は、次の方向性が見えていない状態です。やりたいことが定まっていない段階での転職は危険です。
目的のない転職は、現在の環境以上の不安定さをもたらす可能性が高くなります。
今の会社で今後のキャリアプランが明確
転職しない方がいい人の3番目は、今の会社で成長の道筋が見えている状態です。
今後の昇進プランが示されている、新規事業を任されることが決まっている、専門性を高められる部署への異動が約束されているなど、具体的な成長機会がある人は、今の環境を最大限活かせる時期といえます。
もちろん、本人がすべて納得していることが前提です。
今の環境で学べることがまだ十分にある
転職しない方がいい人の4番目は、今の環境でまだ学べることが十分にある状態です。
現在の職場で獲得できるスキルや経験を十分に得られていない段階です。基礎的なビジネススキルは、どの業界でも必要不可欠な財産となります。
特に転職経験がない場合、「とりあえず転職」は避けたほうがいいです。これは、当社の転職相談での多くの回答から見えてきた傾向です。
転職したほうがいい人 | 転職しない方がいい人 |
---|---|
体調を崩した 今の仕事が自分の限界を超えているか、適性が合っていないサイン |
転職のリスクを乗り越えられない 新しい環境や人間関係への不安が大きく、心の準備ができていない |
趣味は凝るが仕事では燃えられない 仕事に情熱を感じられない。適性や興味とのミスマッチのサイン |
次に進む方向性が見えていない やりたいことが定まっていない段階での転職は危険 |
とにかく飽きてしまった 日々の業務に充実感がなく、成長が止まっている状態 |
今の会社で今後のキャリアプランが明確 具体的な成長機会がある人は、今の環境を最大限活かせる時期 |
今の会社に自分の将来を重ねられない このままでは5年後、10年後の理想のキャリアに近づけない状態 |
今の環境で学べることがまだ十分にある 現在の職場で獲得できるスキルや経験が十分に得られていない段階 |
初めての転職で成功した人の例
リサーチ会社で5年間働いていた大野愛実さんの事例をご紹介します。大野さんは市場調査の専門家として、様々な業界のリサーチ業務を担当していました。
しかし、プライベートではアニメや映画が大好きで、エンターテインメント関連の情報を集めることに情熱を注いでいました。
転機は、「市場調査のスキルを、好きな業界で活かせないか?」と考えたことでした。エンタメ業界でも、ユーザー動向の分析やマーケティングは重要です。
この気づきを活かし、ネット系サービスの企業への転職に成功しました。すぐに内定をもらい、転職時点で年収1.4倍、1年後には2倍になりました。
大野さんのように自分のこれまでのキャリアで培ったものを、異なった市場にもっていくことで自分の価値が爆上がりすることがあります。
彼女の葛藤も収録されているインタビュー動画があるので、参考にどうぞ、
今までと違う仕事をしたいときの対処法
転職エージェントは基本的に、これまでの経験を活かせる仕事を紹介してきます。それは当然で、実績のある分野の方が採用されやすいからです。
しかし、本当にやりたい仕事が今までと違う場合、受け身の姿勢では理想の転職は実現できません。ここで重要なのは、自分から「この業界のこんな仕事がしたい」と具体的に提案することです。
最低でも以下の準備が必要です
1.なぜその仕事をしたいのか具体的に説明
- 「IT業界に興味があります」ではなく、「このサービスを改善したい」など具体的に
- その業界の最近のニュースや変化を3つは言えるように
- その仕事で求められる能力と、自分の得意なことを結びつけられるように
2.これまでのキャリアとの接点を見つける
- 今までの経験で培ったスキル
- 異なる業界でも活かせる強み
- 新しい分野で活きそうな実績
大切なのは、受け身ではなく、自ら道を切り開く姿勢です。それが、本当に望む仕事への転職成功ポイントになります。
実践するのは非常に高度なので、専門家と共に自己分析をすすめることを推奨します。もし、自己分析をさらに深めたい場合は、自分力活用講座が役立つかもしれません。
この講座では、女性特有の事例やノウハウをもとに、初めての転職やキャリアアップに向けた実践的なサポートを受けることができます。
女性に特化し、14年以上の運営実績があります。詳細はこちらです。
最後に:自分をもう一度見つめ直そう
ここまでお読みいただいた方は、自分の現状をしっかりと見つめ直したいと感じているのではないでしょうか。
転職経験がない人にとって、これまでの職場を離れて新しい一歩を踏み出すのは、不安でいっぱいだと思います。「本当に転職していいのか」「今の環境を変えて大丈夫なのか」と、考えれば考えるほど迷ってしまいますよね。
特に、以下のような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか:
- 自分の本当の強みはなんだろう?
- 今の仕事は自分に合っているのか?
- 次のキャリアで何を大切にすべきか?
- どんな環境で働くと自分らしく活躍できるのか?
これらの問いに向き合い、自分を深く理解することが、転職成功の第一歩となります。経験がない分、より丁寧に自己分析を行うことで、確実な一歩を踏み出すことができるのです。
そんなときに役立つ自分の見つめ直し完全マニュアルが完成しました。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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最後に筆者からの大切なメッセージ
転職経験がないことは決して不利な条件ではありません。むしろ、これまでの経験を新しい環境で活かせる、貴重な「一歩目」となるはずです。
私自身、新卒8ヶ月で挫折し、それを乗り越えて現在に至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。だからこそ、転職への不安や迷いを抱える方の気持ちがよく分かります。
2000人以上の女性を支援してきた中で、実感していることがあります。それは、誰もが必ず持っている「光るもの」があるということ。その人らしさや個性を活かせる場所で働くことができれば、仕事は単なる仕事ではなく、人生の大きな喜びとなります。
この記事を読んでくださった方にも、素晴らしい能力や可能性が眠っているはずです。その「光るもの」を見つけ、磨き、活かせる場所で輝いていただきたい。それが私からの心からの願いです。
まずは小さな一歩から。この記事が、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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