自信・自分らしさ・自分軸

自分を責める行為によくある原因と自己批判をやめる簡単な方法|過去にどう向き合うべき?

自分を責める行為によくある原因と自己批判をやめる簡単な方法|過去にどう向き合うべき?

自分を責めてしまう人
問題が起こると、自分のせいと思い込んでしまいつらい…。
その原因は何?自分を責める人によくある特徴は?
解決方法も知りたいな。

そんな疑問に答えます。

自分を責めてしまう人いますよね。

自分を責めることは、ときには自分の成長につながるかもしれませんが、自分を追い込み過ぎてしまうと、自己肯定感も低くなり、心身に悪影響を及ぼすことがあります。

  • はっきり言います。

すべて自分の責任にすればいいというものではありません。問題の原因は、自分以外にあることも多いですし、自分を責めたところで何のメリットも得られないこともありますから。

やるべきことは、自分を責めることではなく、過去に起こった問題にどう向き合うべきか考えることです。

この記事では、自分を責めてしまう人の特徴やその原因だけではなく、自己批判をやめる方法について解説しています。

いずれも決して難しいものではありません。考え方や視点を少し変えるだけでかなり楽になりますよ。最後までお読みくださいね。

  • この記事の信頼性が不安な方へ
    ※読み飛ばしOKです

この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。

自分を責めるクセのあった人を含む、2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。

日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。

私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。


詳しい私のことはこちらです

自分を責める行為によくある原因

自分を責める行為によくある原因

なぜ自分を責めてしまうのでしょうか?

先ず、自分を責める行為によくある原因について解説します。

自己責任を善しとする教育の影響

自分を責める行為によくある原因の1つ目は、自己責任を善しとする教育の影響によるものです。

「人のせいにするな」と私たちは子どもの頃から叩き込まれています。そんな社会的な背景が、自分を責める原因になりますね。

ミスや失敗をしたときに自己責任を持つことが強く求められる教育を受けてきた人が、大人になってもその習慣が残ってしまう。

自分の行動の結果は自分の責任であるという意識が強く、失敗をすれば自己批判する傾向につながるわけですね。

周囲の期待への過剰反応

自分を責める行為によくある原因の2つ目は、周囲の期待への過剰反応によるものです。

他人からの期待に対して敏感な人が、その期待に応えられなかったときに自己批判に陥るパターンですね。

他人からの期待によって自分の価値を測っているので、期待に応えられないと自己評価を下げてしまう傾向がある。

つまり、他人の意見や期待に自分の価値を連動させていることが、自己批判の原因となるのです。

過去の失敗やトラウマ

自分を責める行為によくある原因の3つ目は、過去の失敗やトラウマによるもの。

これは過去に起こった不快な出来事やトラウマがもとになり、その経験が今の自己評価に影響を与えているのです。

過去のネガティブな経験が今の自分を定義しており、それにより自己批判に陥るパターンです。

過度な自己評価

自分を責める行為によくある原因の4つ目は、過度な自己評価によるものです。

これは自分自身の能力や行動を厳しく評価することが原因であり、その結果として自己批判に陥ります。

自己評価が高いと、少しの失敗や間違いも大きな問題として捉えてしまい、自己批判に繋がる。

自分自身に対する過度の期待は、自己批判の一因となる場合が多いですよ。

完璧主義的な性格

自分を責める行為によくある原因の5つ目は、完璧主義的な性格によるものです。

完璧主義者は、自分自身に対して理想の自分像を持ち、それに到達できないと自己批判に陥る傾向がありますね。

この理想の自分像は、非現実的なものが多く、その達成が不可能であると理解できないのですよ。

つまり、自己の完璧性への過度な追求が自己批判を引き起こすわけです。

うーん
うーん
どれもうっすら自分に当てはまります…。自分を責める人によくある特徴も教えて。

自分を責める人の4つの特徴

自分を責める人の4つの特徴

自分を責める人には、一定の特徴が見られますね。その特徴を理解することで、解決法を見つけるヒントを得ていきましょう。

自分を責めるクセがある人の特徴は、以下のようになります

  • 自分に対して厳しい
  • 失敗やミスを許せない
  • 常に自分を比較し、他人と競争する
  • 自分に自信がない

少し解説を加えますと、自分を責めるクセがある人は、自分に対して厳しいと同時に、失敗やミスを許せない傾向があります。そこで、自分を責めすぎてしまい、自己評価が低くなり、自信を失ってしまうことがあります。

また、自分を常に他人と比較し、競争することで自分を責めるクセにつながることがありますね。このような人たちは、自分に自信がなく、自己批判する状態である場合が多いですね。

自己批判をやめる簡単な方法

自己批判をやめる簡単な方法

自分を責めるのをやめる(自己批判をやめる)方法について解説します。自分を責めるクセのある人は、今すぐ取り組むべきことですので、具体的な行動に落としこんでいきましょう。

1.改善・解決に意識を向ける

自己批判をやめる方法の1つ目は、改善・解決に意識を向けることです。

前にも書きましたが、自分を責めても何のメリットもありません。そこで、過去の失敗や問題についてどう改善(解決)するかを考えている時間の方が生産的です。

自己批判を始めたら、「その問題はどう改善(解決)すればいい?」と自分に問いかけるのです。心の方向が過去から未来に向かい、自信を失わずに済みますよ。

2.過去の自分に丁寧に向き合う

自己批判をやめる方法の2つ目は、過去の自分に丁寧に向き合うことです。

具体的には、過去の失敗やトラウマに対して、あらためて考えてみる。その失敗から何を学び、そして自分はどのように変わったのか、ポジティブな視点で見直すのです。

すると、ミスしないように心がけているポイントや、実際に行動に移した経験を思い出せるはず。

例えば「ダブルチェックするようになった」「行動する前に調べるようになった」みたいにね。

これにより自己肯定感が下がるのを防げますし、次第に習慣化して自己批判をやめることができるでしょう。

以下の記事もお役に立てると思います。

自分と向き合う時間を作ると人生が激変する理由【逃げると危険】

3.他人との比べ方を覚える

自己批判をやめる方法の3つ目は、他人との比べ方を覚えることです。自分を常に他人と比較し、競争する傾向にある人におすすめです。

私たちは各々得意なことや不得意なことに違いがある。そして他人と置かれている環境・状況・これまでの経験などの前提条件も違います。

つまり本来は正当に他人と比較しようがない。そして漠然と比較したところで何のメリットもありません。

そこで比べるポイントとしては、「相手に無く、自分に有るものは何か?」です。

比べるポイントをその一つに絞り込むことで、自分の強みやその価値がわかり、自己肯定感にも良い影響を与えます。以下の記事を読むと、より深く理解できますよ。

自分の評価は他人が決める件【他人と比べてしまう人に朗報】自分の価値を正しく評価する方法

4.自己肯定感を高める

自己批判をやめる方法の4つ目は、自己肯定感を高めることです。自己肯定感が低いと、自分に自信を持てないため、自分を責めがちです。

自己肯定感は、パソコンに例えるならOS(Windowsとかです)みたいなもの。不安定ですと、きちんと動きません。

自己肯定感を高める最も手っ取り早い方法は、過去の成功体験をしっかり棚卸しすることです。

そこで、「成功体験がないです」という反論が返ってくると思うので、あらかじめ説明しますと気づいてないか、忘れているだけです。

失敗体験は“痛み”なので記憶に残りやすいのですが、成功体験は周りの人や運によるものと捉えてしまうことがあり、手応えがなく記憶に残りにくいのです。

成功体験を思い出すには、あらゆる視点による質問を自分に投げかける必要があります。

そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。この質問集を使うと、忘れていた記憶を深掘りできるので成功体験を思い出すことができます。

この質問集を私の塾の卒業生に見せたところ「これを無料で配るのですか?」と驚かれたこともあります。

正直言って迷いましたが困っている人が多く私一人では対応できないためしばらく無料でお配りします。但し、いつまで無料で配布するかわかりません。

必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。下記からどうぞ。

自己肯定感を高める100の質問集

5.自分を評価せず他人の評価を聞く

自己批判をやめる方法の5つ目は、他人の評価に耳を傾けることです。

完璧主義の性格の人におすすめなのですが、自己評価すると辛すぎるのですよ。客観的に見ると、合格ラインであることも多いですからね。

自分一人で悩まず、周囲の人々と話し合ってみましょう。家族や友人、専門家などに相談することで、自分を客観的に見ることができます。

周囲の人々からのフィードバックを受け取ることで、自分に対する理解が深まり、自分を責めるクセから解放されることができます。

私がおすすめしているのは、「最適主義」です。最適主義とは、与えられた課題に対して、相手が満足できる範囲で最適化を図る考え方です。

すなわち、相手がどうでもいいと感じることには無駄な労力を使わず、本当に大切なことに焦点をあてる考え方ですね。

完璧主義のデメリットを抑えることができます。詳しくは以下に書いてます。

完璧主義をやめたい人必見!今すぐやめられる最適主義のすすめ

6.好意的なメッセージを自分に語る

自己批判をやめる方法の6つ目は、好意的なメッセージを自分に語ることです。

くどいようですが、自己批判しても得られるものがありません。自分を責めるよりも、自分を労い、励ます言葉を自分自身にかけるようにしてみるのです。

例えば、ミスを犯したときに、自分自身に対して「ああ、また失敗した。私って本当にダメだ」と言うのではなく、「今回はうまくいかなかったけれど、これは学ぶ機会だ。次はもっと良くできるはず」と励ますような言葉をかける。

実践するには、ポジティブな視点を軸にして起こった出来事を捉える必要があります。それが狙い。自分自身に対して好意的なメッセージ(言葉)を使うと、自己批判の感情が和らぎ、自尊心が高まります。
これは自己肯定感を向上させ、自分自身をより好きになるための重要な手段。また、自分の長所や成功を認め、自分の価値を理解する道具にもなります。

これらは日常生活の中で簡単に取り入れられ、自己批判を和らげるための手段となります。お試しくださいね。

自分の過去にどう向き合うべきか

自分の過去にどう向き合うべきか

過去の失敗や失望に対して自己批判的になっているといつまでも過去をひきづることになります。

過去の出来事は変えられませんが、それに対する反応は変えることができます。

私たちにできることは、過去の失敗から学び、それを未来の成功につなげるための糧(かて)にするしかないのですよ。

そして自分を成長させることで他人にも優しくなれる。もちろん自分にも優しくなれる。

耳の痛いお話ですが、自分を責めている方が楽なのです。失敗した原因を洗い出し、改善する行動をとる方が厳しい。

その現実に目を向けて、この記事に書いたことを実践してみてくださいね。幸せな人生が待っているはずですよ。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

自分の過去にどう向き合うべきか?

大事なことなので繰り返し言います。過去の失敗から学び、それを未来の成功につなげるための糧(かて)にしましょうね。

以上が自己批判をやめ、自分自身の理解を深めるキーポイントです!

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