生き方

仕事や人生の挫折の乗り越え方10選。立ち直る力を育む秘訣

仕事や人生での挫折は、本当につらい経験ですよね。 「もう立ち直れないかも」と、出口のない暗いトンネルの中にいるようなあの感覚…経験した人にしかわからないかもしれません。

私はこれまで2000人以上の方の生き方やキャリアの方向のガイドをしてきましたが、多くの方が挫折を力に変えていく姿を見てきました。 挫折の苦しさを知っているからこそ、じっとしていられずこの記事を書いています。

この記事では、挫折を乗り越えるための具体的な10の方法(秘訣)を解説します。 

挫折の痛みを和らげるコツや、挫折を予防する方法まであわせて紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
挫折を乗り越えた経験のある人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導く自己分析のプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

挫折を乗り越える10の方法

挫折を乗り越え、立ち直る力を育むための具体的な10の方法(秘訣)を解説します。 これらは私が多くの方をガイドする中で、特に効果的だと感じているものなかりです。

さまざまな方法があります。とにかく自信を失わないように注意を払わなければいけません。焦らずじっくり取り組んでいきましょう

1.自分の感情にしっかり向き合う

挫折を乗り越える方法の1つ目は、自分の感情にしっかり向き合うことです。

つらいときは、早く元気にならなきゃと焦るかもしれませんね。 悔しい、悲しいといったネガティブな気持ちを、無理にポジティブな言葉で消そうとしてしまいがちです。

  • でも、その必要はありません。

自然に湧き上がってくる心の声を無視しないことが大事です。「自分は今、悔しい」「すごく悲しい」という感情をそのまま認めてあげるのです。

感情を無理に押さえつけようとすると、押さえつけられた感情は行き場を失い、心の奥に溜まってしまうので、回復がかえって遅れてしまうからです。

まずは自分の気持ちをしっかり受け止めること。 それが、立ち直るための最も確実な第一歩になります。

2.コントロールできることに集中

挫折を乗り越える方法の2つ目は、自分が今コントロールできることに集中することです。

挫折すると、私たちはつい「変えられないこと」ばかり考えてしまいがちです。 たとえば、失敗して上司を怒らせてしまった、という過去の事実は、「変えられないこと」です。悩み続けるのは、心がとても疲れます。

大切なのは、今、ここから変えられることに意識を向けることです。 たとえば、失敗にどう対処するか改善案をまとめて提出しよう、といった未来の行動は、すべて自分でコントロールできます。

自分でコントロールできることに意識を集中させると、心は落ち着きを取り戻します。

なぜなら、「どうしようか…」という漠然とした不安(変えられないこと)でいっぱいだった頭が、これをやろう、という具体的な行動(変えられること)へ向かう気持ちに切り替わるからです。

「今、自分にできることがある」と感じられることが大事。 それが不安を減らし、立ち直る力を生み出してくれますよ。

3.実現可能なレベルの目標に見直す

挫折を乗り越える方法の3つ目は、実現可能なレベルの目標に見直すことです。

後ろ向きな方法のように感じるかもしれませんが、むしろ逆です。

目標が高すぎると、挫折する可能性が高まります。そこで一時的に、小さな目標(達成可能な目標)に切り替えるだけなので。

例えば、「1年で10キロ痩せる」という目標から「一週間食事を制限する」という目標に切り替えてみるなどですね。

この小さな目標を数々クリアし、少しづつ目標のハードルを上げて、最終的な目標「1年で10キロ痩せる」に到達するように戦略を組むのです。要は、小さな目標という名目の「最終的な目標までの中継ポイント」をもうけるだけのことです。

こうすることで、小さな成功体験を積み重ねることになり、失った自信を取り戻す栄養になります。 「自分はまだやれる」という感覚を取り戻すこと。 それこそが、挫折で動けなくなった心を、再び前へ進めてくれる原動力になるのです。

4.模範になる人に話を聞く

挫折を乗り越える方法の4つ目は、模範になる人に話を聞くことです。

自分一人で抱え込んでいると、視野が狭くなりがちです。 自分だけの視点では、物事を一つの方向からしか見られなくなるからですよ。 すると、「もうダメだ…」という考えから抜け出せなくなることもあります。

そんなときは、自分が尊敬する人や、同じような経験を乗り越えた人に話を聞いてみること。その人がどうやって困難を乗り越えたのかを知ることは、大きなヒントになります。

ここで注目すべきは「成功した結果」ではありません。 私たちが知りたいのは、その人が「どうやって立ち直ったかという過程」です。

今「すごい」と感じる人にも、必ず同じように悩み、失敗していた時期があったはず。 自分だけが苦しいわけじゃないんだ」と知ること。 そして「そういう考え方もあるのか」と新しい視点をもらうことが大事です。

それこそが、立ち直るための勇気や希望に変わります。

5.時間をかけて癒す

挫折を乗り越える方法の5つ目は、時間をかけて癒すことです。

挫折の痛みからは一刻も早く抜け出したいものですよね。でも、挫折した直後は、心がケガをしている状態と同じです。

 骨折したときに「すぐに走れ」というのが無理なように、心が傷ついているときに「すぐに元気になろう」と焦っては禁物。治るまで余計に時間がかかってしまうでしょう。

世の中には「早く立ち直る方法」といった情報もありますが、回復にかかる時間は人それぞれです。 ここで大切なのは、すぐに立ち直っている人たちと比べないことですよ。

無理に活動しようとせず、まずはゆっくり休むこと。 

好きな音楽を聴いたり、おいしいものを食べたり、ただぼーっとしたりしてもOK。 これは自分を甘やかしているわけではありません。「リハビリの期間」なのです。

心にも「治る力」は備わっています。 焦らずに時間をかけることが、結果的に挫折を乗り越える一番の近道になりますよ。

6.新しい環境で時間を過ごす

挫折を乗り越える方法の6つ目は、新しい環境で時間を過ごすことです。

ずっと同じ場所にいると、挫折したときのつらい記憶や、うまくいかなかった自分ばかりを思い出してしまうことがあります。

私たちの脳は「場所」と「記憶」を強く結びつけているからです。「この部屋で悩んでいた」と、場所が引き金になってつらい記憶を呼び覚ましてしまうもの。そんなときは、思い切っていつもと違う場所に行ってみましょう。 

私自身も、つらいことが起こったときは、しばらくホテルに滞在することがあります。 

すると、一生懸命働くスタッフを見て「自分も頑張ろう」と奮起することもあれば、きれいな景色を見て純粋に癒やされることもあります。

このように、いつもと違う景色を見たり、違う空気を吸ったりするだけで、心はリフレッシュされるもの。

 環境が変わると、強制的に意識が「外」に向かいます。 新しい場所では「何があるかな」と、脳が自動的にまわりの情報を処理し始めるからです。

その時々で感じることは違いますが、頭の中をいっぱいにしていた悩みから一時的に離れられた証拠です。 

その心の隙間に、次の一歩を考えるエネルギーが戻ってきますよ。

7.自分自身を挑戦者と捉える

挫折を乗り越える方法の7つ目は、自分自身を挑戦者と捉えることです。

挫折をすると、つい「自分はダメな失敗者だ」と自分を責めてしまいがちですよね。 

  • でも、ここでよく考えてみてください。

そもそも、なぜ挫折が起こったのでしょう?

それは、何かに挑戦したからです。 挑戦しなければ、挫折することすらないのですから。

たとえば、マラソンで転んだとしたら、それは走っていた証拠です。 スタートラインに立たなかった人は、転ぶこともできませんよね。挫折は失敗の印ではありません。行動した証拠です。 

自分を『失敗者』と呼ぶのをやめて、『挑戦者』と捉え直してみましょう。

そう思うだけでも、気持ちは前向きになり「もう一度やってみよう」と踏み出す勇気が湧いてきますよ。

8.自分の強みを活かせることをする

挫折を乗り越える方法の8つ目は、自分の強みを活かせることをすることです。

挫折を経験すると、自信を失い、自分のできなかったことや足りない部分(弱み)ばかりに目がいってしまいます。 「あれもダメだ」「これもできない」と、自分を追い詰めてしまいがちですよね。

挫折から立ち直るために必要なのは、弱みを克服することではありません。 むしろ自分の強みを再確認することの方が大切です。

どんなに小さなことでもかまいません。 たとえば、料理を作るのは得意なら料理を振る舞う。 人の話をじっくり聞けるのであれば、誰かの悩みを聞いてあげる。 コツコツ作業するのが好きなら作業に没頭するなど。 自分が自然とうまくできることや、やっていて苦にならないことを、あえてやってみるのです。

特に他人のために何かしてあげると、喜んでもらえるでしょう。 すると、「自分にはこれがあったな」と自分の強みを再確認できるはずです。 それが、失った自信を取り戻すためのきっかけになり、立ち直るためのエネルギーを与えてくれます。

自分の強みの見つけ方については、以下び詳しく解説しています。

自分の棚卸しガイド|強み迷子を解決する20の質問と実践方法 

9.人生の目的を見つめ直す

挫折を乗り越える9つ目の方法は、人生の目的をあらためて見つめ直すことです。

挫折の真っ只中にいるときは、目の前の「失敗した」という事実だけで頭がいっぱいになりがちです。 ですが、これは一歩引いて考える大きなチャンスでもあります。

人生の目的とは、「自分が何のために生きているのか、どう生きていきたいのか」を考えて、生活に反映させることです。 たとえば、家族や友人と幸せな時間を過ごすとか、人生を楽しむなど大局的な思想みたいなやつですよ。

人生の目的を見つめ直すことで、挫折のもとである失敗や困難は、ちっちゃいことだと思えます。 人生の目的にいたるまでの経過に過ぎないとギアチェンジできます。

人生の目的(目的地)がはっきりしていれば、たとえ今、道に迷って転んだとしても、また立ち上がって目的地に向かって歩き出せます。 挫折は、その大切な目的を再確認させてくれるきっかけになるのです。

「人生の目的なんて考えたこともない」という人のために、人生の目的の見つけ方を書いた記事はこちらです。▶人生の目的がわからないときの対処法10選【専門家が厳選した100の質問】 

10. 挫折の意味を見つける(再解釈)

挫折を乗り越える方法の10個目は、その経験の意味を見つける(再解釈する)ことです。

挫折をすると、多くの人は「なぜ失敗したんだろう」と過去の原因ばかりを探し、自分を責めがちです。 もちろん、振り返りは大切です。 でも、反省だけでは心はなかなか前を向かないんですよね。

ここで大切なのは、反省よりも学習です。 なぜなら、反省は意識が「過去」に向きがちで、「何が悪かったか」と自分を責めることにつながりやすいからです。 それに対し、学習は意識が「未来」に向かいます

「なぜ失敗したか」と過去を問うのではなく、「この経験から何を学んだか?」と未来に目を向けること。 「この学びを、今後どう活かせるだろう?」と考えてみましょう。

どんなにつらい経験でも、そこから一つでも学びを見つけ、意味を与えることが大事です。 それこそが、挫折を単なる失敗から、未来の自分を支える力へと変える重要なステップです。

挫折を乗り越える10の方法|まとめ

1. 感情と向き合う つらい気持ちを認め、受け止める
2. できる事に集中 変えられることにエネルギーを使う
3. 目標を見直す 小さな達成可能な目標に切り替える
4. 模範者に聞く 乗り越えた人の話を参考にする
5. 時間をかける 焦らず、心のリハビリ期間をとる
6. 環境を変える 新しい場所で気分転換する
7. 挑戦者と捉える 失敗者ではなく行動した証拠
8. 強みを活かす 自分の得意なことで自信を取り戻す
9. 人生の目的を見直す 大きな視点で挫折を捉え直す
10. 意味を見つける 経験から学びを得て未来に活かす

挫折を乗り越える人の特徴

挫折してもすぐに立ち直れる人がいる一方で、長く引きずってしまう人もいますよね。 その違いはどこにあるのでしょう?

ここでは、挫折を乗り越えるのがうまい人に共通する、3つの特徴(考え方)について解説します。 

この考え方を知るだけでも、挫折への向き合い方が変わるはずですよ。

1. 他人や環境のせいにしない

挫折を乗り越える人の特徴の1つ目は、他人や環境のせいにしないことです。

もちろん、失敗の原因が自分以外にあることもあります。 

しかし、立ち直りが早い人は、「あの人のせいで」「運が悪かったから」と、自分以外のものに責任を押し付けたりしません。なぜなら、他人や環境は自分がコントロールできないもののひとつだから。

コントロールできないものを責め続けても、何も解決しないと知っているのです。

彼らはまず、「その状況で、自分にできることは何だったか」と考えますね。 自分にコントロールできる行動に焦点を当て、次の一歩を早く見つけています。

2. 完璧ではなく「最適」を目指す

挫折を乗り越える人の特徴の2つ目は、完璧ではなく「最適」を目指していることです。

挫折を引きずりやすい人は、「100点でなければ意味がない」という完璧主義の傾向があります。 0点か100点かで物事を判断してしまうため、90点でも「失敗だ」と落ち込んでしまいますね。

しかし、立ち直りが早い人は違います。 

彼らは100点を目指すのではなく、その状況での最適解(ベストな落としどころ)を探します。

これは、単なる「妥協」とは違います。 妥協が「不本意ながらあきらめる」ことだとしたら、最適は「現実の中で最善を尽くす」という前向きな判断です。

「80点だけど、今の状況ならこれがベストだ」 「今回は60点だったけど、次につながる経験ができた」 というように、完璧ではない自分や結果も受け入れます

すべてを完璧にこなせる人はいません。 「100点じゃなくてもOK」と考える柔軟さが、挫折から素早く立ち直る力につながります。

完璧主義の性格でお困りの方は、以下をお読みくださいね。

完璧主義をやめたい人必見|完璧主義の呪いを解く方法【完璧から最適へ】  

3. 自分の感情を客観的に見ている

挫折を乗り越える人の特徴の3つ目は、自分の感情を客観的に見ていることです。

これは、さきほど解説した「感情に向き合う」ことと、似ているようで少し違います。 「向き合う」のが感情を受け止める(受容する)ステップだとしたら、「客観的に見る」のは感情を観察するステップ

立ち直りが早い人は、怒りや悲しみに飲み込まれているときでも、頭の片隅でもう一人の自分を冷静に眺めています。

「自分は今、すごくイライラしているな」 「悔しくて、涙が出そうになっているな」 という感じですね。

このように自分の感情を観察できると、感情と自分自身との間に距離が生まれます。 

感情に振り回されるのではなく、「そういう感情が自分の中に起きているな」と対処できるようになるのです。 

これが、冷静さを取り戻す第一歩。

以下の記事には、自分を客観視するトレーニング方法が紹介されています。

自分を客観視できない人の特徴|客観視する方法とそのメリットも解説します

挫折を乗り越える人の3つの特徴

特徴1:他人や環境のせいにしない

自分にコントロールできることに焦点を当て、次の一歩を早く見つける

特徴2:完璧ではなく「最適」を目指す

現実の中で最善を尽くす。100点でなくてもOKと考える柔軟さがある

特徴3:自分の感情を客観的に見ている

感情に飲み込まれず、もう一人の自分が冷静に観察している

挫折経験の痛みを和らげるコツ

挫折経験の痛みを忘れるコツ

挫折した直後は、心がズキズキと痛むものですよね。 乗り越える前に、まずはその痛みを少しでも和らげたいと感じることでしょう。

ここでは、つらい心の痛みを和らげるための、3つの簡単なコツを紹介します。

過去の成功体験を思い出す

挫折経験の痛みを忘れるコツの1つ目は、過去の成功体験を思い出すことです。挫折したときは、「自分はダメな人」と自分を全否定してしまいがちです。これは最悪。

そんなときこそ、自分の成功体験を思い出したり、過去の実績を振り返ることで、自分の価値を再確認することが効果的です。

しかし、やっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。

この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。

そこで「自分の棚卸&分析に使える70の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。

有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。

ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。

下記からどうぞ。

自分の棚卸&分析に使える70の質問集

 

「今回はダメだったけれど、自分にはできたこともあったな」 そう思い出すことが、一方的に傾いた自己評価のバランスを取り戻してくれるはず。 それが、痛みを和らげる薬になりますよ。

自分自身を許す

挫折経験の痛みを忘れるコツの2つ目は、自分自身を許すことです。

  • 決して甘やかしではありません。

自分を許すとは、自己の失敗や過ちを受け入れ、それにより自分を否定せずに、前向きに生きることを意味します。要は、“受け入れ”が重要なポイント。

挫折の根本原因は、『期待』がもとになっている。物事を始める前に描いていた期待と違う結果になると挫折するわけです。

期待し過ぎていた自分を許すことにより、気持ちをリセットできます。自分を許すことにより、挫折経験の痛みを忘れることができますよ。

自分の許し方についての詳しい解説は以下に詳しく書いてます。

自分を許す方法【決定版】罪悪感から解放される7ステップ 

ポジティブな思考を持つ

挫折経験の痛みを忘れるコツの3つ目は、ポジティブな思考を持つことです。

挫折したときは、「自分はダメな人」なぢネガティブな言葉が頭をかけめぐりやすいときです。

  • しかし、それはかなりヤバい。
ネガティブな思考や言葉は、私たちの行動を左右するからです。言葉が思考パターンを作り、感情を生み、結果的に行動につながってしまいます。

例えば、「自分がダメだ」と言い続けると、自分を信じる力が失われ、新しいチャレンジをする勇気を失ってしまうでしょう。

それに対し、前向きな言葉を選び、ポジティブな思考を持つことは、新たな挑戦の勇気や気力を取り戻すことができる。

つまり、ポジティブな思考は、挫折の痛みを軽減し、前に進む力を与えてくれる武器ということですね。

とはいえ、ポジティブな思考になかなかもっていけない人もいると思うので、そのコツを書いた記事を別途書いてます。気になる方はこちらをどうぞ。▶ポジティブに生きる秘策7選|前向きな思考を保つ効果的な方法 

支えてくれる人に話をする

痛みを和らげるコツの3つ目は、支えてくれる人に話をすることです。

つらいときは、「誰にも迷惑をかけたくない」と、一人で抱え込みがちですよね。 でも、そんなときこそ、信頼できる家族や友人に話を聞いてもらいましょう。

怒りや悲しみなどの感情をおさえこむと、心の負担になります。 その感情を話すことで発散し、心の負担を減らしましょう。

ここで大切なのは、目的は解決策(アドバイス)をもらうことではない、ということです。 アドバイスをもらおうとすると、「でも、それはできない」と、かえって苦しくなることがあるからです。

目的はただ一つ、聞いてもらうこと。 「つらかった」「悔しかった」と声に出して吐き出すだけで、頭の中が整理され、心の痛みは軽くなっていきます。 「自分は一人じゃない」と感じることが、何よりの支えになるものですよ。

挫折経験の痛みを和らげる4つのコツ

コツ1:過去の成功体験を思い出す

「今回はダメだったけど、できたこともあった」と自分の価値を再確認

コツ2:自分自身を許す

失敗を受け入れ、期待しすぎていた自分を許すことで気持ちをリセット

コツ3:ポジティブな思考を持つ

前向きな言葉を選ぶことで、新たな挑戦の勇気を取り戻す

コツ4:支えてくれる人に話をする

声に出して吐き出すだけで、心の痛みは軽くなる

うーん
うーん
挫折したくありません。予防するために必要なことを教えて

挫折を予防するために必要な3つのこと

挫折を予防するために必要な3つのこと

挫折を予防するために必要なことを解説します。次に紹介する3点セットだと思うといいです。

1.リスクを管理する

挫折を予防するための重要な要素の一つはリスクを管理することです。

事前に問題が起こる可能性を予測し、その対策を立てることで未来の挫折を防ぐのですよ。

例えば、新たな仕事を始める際、起こるかもしれない問題をあらかじめリストアップして、それぞれ対策を考えると、予期せぬ挫折から自分を守ることができます。

私も新しいことをするときは必ずリスクを考えます。すると不思議なことに困難な状況にならなくなります。慎重に準備や行動をするようになるからですね。

挫折予防にもってこいです。

2.具体的なゴールを設定する

挫折を予防するために2番目に重要な要素は具体的なゴールを設定することです。

具体的なゴールを設定し、それに向かって努力を続けることで、途中で挫けることを防げます。

なぜなら具体的なゴールがあると、自分が何に向かって進んでいるのかわかり、困難に陥っても前に進む意欲を保てるからですよ。

例えば、ダイエットを目指す場合、単に「体重を減らす」だけではなく、「特定の服を着られるようになる」といった具体的なゴールを設定することで、挫折を避けることができますね。

以前、パーソナルトレーナーに最もダイエットに成功する人は、結婚式のためにダイエットしている人だったという話を聞いたことがあります。

ゴールが具体的であれば、やるべきことが明確になります。 今いる場所と目的地がはっきりしていれば、道に迷いそうになってもすぐに軌道修正できるため、大きな挫折につながりにくくなります。

3.自分の限界を心得ておく

挫折を予防するために2番目に重要なことは、無理をしないで、自分の限界を心得ておくこと。

「限界を知る」というと、ネガティブに聞こえるかもしれません。 でも、これは「頑張らない」ためではなく、「燃え尽きない」ために非常に重要です。

自分の限界を知り、無理をしなければ、心と身体の健康を保ち、持続可能なペースで努力を続けられるようになります。

車のガソリンメーターを見ずに走り続ければ、いつか必ずガス欠(=挫折)で止まってしまいますよね。 私たちにも「心のガソリン(=キャパシティ)」があります。

「これ以上やったら、心が持たないな」 「ここまでやったら、休もう」 と、自分の限界ラインを知っておくこと。 そして、その手前で意識的に休むこと。 それが、燃え尽きという大きな挫折を防ぎ、長く走り続けるための秘訣です。

自分の限界を認識し、適切に対処する方法については以下に詳しく書いてます。
自分の限界がわからない?限界を知るための7つの方法【隠れた可能性を引き出す秘訣も公開】 

挫折を予防するために必要な3つのこと

1. リスクを管理する

事前に問題を予測し対策を立てることで、予期せぬ挫折を防ぐ

2. 具体的なゴールを設定する

何に向かっているかを明確にし、困難でも前に進む意欲を保つ

3. 自分の限界を心得ておく

心のガソリンメーターを知り、燃え尽きる前に休む

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挫折を予防する方法(リスク管理や自分の限界を知ること)をお伝えしてきましたが、これらを実践する土台こそが「自分を深く理解すること」です。

「挫折を乗り越えるには、ただ強くなければ」と思い込んでいる人が多いかもしれません。 それを間違っているとは言いませんが、それよりも自分の思考のクセや行動パターンを深く理解する方が、挫折を予防するためには近道です。

自分の思考のクセや「心のガソリン」の量(限界)をあらかじめつかんでおけば、燃え尽きる前に対処できますからね。 自分を深く理解するときに役立つ「自分の見つめ直し完全マニュアル」をお配りしています。

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  • 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
  • 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
  • やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
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最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

ここまで、挫折を乗り越える10の方法や、予防するために必要なことを見てきました。 最後に、私から大切なメッセージをお伝えします。

記事の冒頭で「挫折の苦しさを知っている」と書きましたが、私自身も過去に大きな挫折を味わっています。 新卒で入社した会社を、わずか8ヶ月で退職したとき。 また、離婚を経験したとき。 当時は、まさに「もう立ち直れない」と感じるほどの痛みでした。

でも、今になって思うのは、あの挫折経験があったからこそ、今の自分があるということです。 人の痛みが本当の意味でわかるようになり、それが2000人以上の方をガイドする上での力の源(みなもと)になっています。

挫折は、その真っ只中にいるときは本当につらいものですよね。 しかし、この記事で紹介したように、正しく向き合い、学びとして意味を見いだすことができれば、その経験は、必ずあなたの「力」に変わります。

挫折は「失敗」ではなく、未来の自分を支える「宝」になる。 この記事が、次の一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

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