自分の過去を振り返る意味は?メリット・デメリットを知りたいな。
失敗ばかり思い出しそう…。過去を正しく振り返る方法や、ガイドライン(注意点)も教えて。
そんな疑問に答えます。
過去を振り返る意味を知らない人が多いですね。正しく振り返れば、これから何をするべきかわかるのにもったいないですよ。
ちなみに就活生は自己分析をしますよね。過去を振り返る作業のひとつ。今後の仕事や生き方の方向を考える大切な作業です。
つまり、明るい自分の未来を創るために必要なことなのですよ。過去の振り返りをしなければ、場当たり的な生き方となり、失敗を繰り返す人生になるでしょう。
本記事では、過去を振り返るメリットやデメリットだけでなく、自分の過去を振り返る正しい方法や、振り返るときのガイドラインまでを解説しています。
過去の振り返りは、それなりに手間ひまかかりますよ。手っ取り早さを求める人には、不向きな内容です。
自分の人生を振り返ったことのない人や、振り返りが苦手な人にぴったりの記事。3分30秒くらいで読めます。
- この記事の信頼性が不安な方へ
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。
過去の経験を正しく振り返り、キャリアの方向を定めた人を含む2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
現在、自分スタイルで生き抜く人づくりの会社を経営。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
過去を振り返る意味(メリット)
自分の過去を振り返る方法を解説する前に、振り返るメリット・デメリットを解説します。正しく振り返るために必要な知識ですからよく覚えておいてくださいね。
過去を振り返る意味(メリット)は、同じ失敗をしないためです。そこでひとつ質問。
「反省」はなぜ大切なのでしょう?
同じ失敗をしないためであり、改善点を考えるためですよね。プロのアスリートや優秀なビジネスパーソンに共通するのは、”過去の振り返り”である反省を繰り返し行うことです。
自分の成長を認識するためでもありますよね。挫折を防ぐ上でも必要なことです。
過去を振り返る意味として忘れてはならないのは、自分の強みを理解するためです。強みとは優位性を意味します。
強みを知り活かせれば、他の人より優位に物事を進めることができる。将来自分のすべき仕事や生き方のガイドになるものです。
下記に要点をまとめます。
- 過去を振り返る意味(メリット)
- 同じ失敗をしないため
- 改善点を考えるため
- 自分の成長を認識するため
- 挫折を防ぐため
- 自分の強みを理解するため
過去を振り返るデメリット
一方、過去を振り返るデメリットもあります。嫌な経験や過去の失敗に囚われる可能性がある。
トラウマとかコンプレックスとか言われるやつです。過去の失敗による不安や恐怖から、前に進めなくなってしまうかもしれません。
うまくやらないと自信を失います。そのため正しく過去を振り返る必要があるのです。
自分の過去を正しく振り返る方法
正しく自分の過去を振り返るには、強みの根拠となる経験や行動を棚卸しすることが大切です。
そして強みを活かす行動や仕事をすることで、明るい自分の未来を創れます。理由は簡単でして、優位に物事が進むからです。優位に物事が進めば自分らしく生きられる。明るく生きるために必要不可欠なことです。
まとめると、
- 自分の過去を正しく振り返る方法
- 過去の経験や行動を棚卸しする
- うまくいった経験をピックアップする
- 強みを認識する
以上を行うことになります。
私の例ですけれど、子どもの頃から人の過去の体験談や裏話が大好きでした。テレビでも波乱万丈伝のような番組をいつも見ていましたね。
13年ほど前に著者や経営者のプロフィールを作る仕事に出会ったときシビレましたよ。人の過去の体験談を聞くことが仕事に繋がりましたから。
これが私の強みと気づき、現在の仕事に辿りついてます。自分の過去を振り返り、強みを認識できたからこそのお話です。下記の記事をお読みになると、具体的な過去の振り返り方がわかります。
過去を振り返ると、嫌な経験や失敗に縛られそうで怖いなぁ。
うまく振り返る方法はありますか?
嫌な経験を思い出さずに振り返る方法
漠然と過去を振り返ると、嫌なことを思い出すのは自然なことです。ヒトには危険を回避する本能があるため、過去の失敗や経験を優先して記憶するようになっているから。
そこで大切になるのは、意識的にポジティブな質問を自分に投げかけることです。例えば「他人に褒められた経験は?」というのはポジティブな質問ですよね。
ポジティブな質問ガイドが欲しいという人のために、「自分の棚卸&分析に使える70の質問集 を作りました」10年以上の歳月をかけて厳選したものです。
私の講座の受講生たちのキャリアデザインを行う際に、多数の質問を浴びせます。転職や起業のヒントをつかんだ人を多数輩出している実績のある質問ばかりです。
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※予告なく配布を終了します。
がっつりと過去を振り返りたい方は、下記の記事に具体的なやり方を書いてます。参考にどうぞ。
▶完璧に自分を振り返る方法【成長に繋がる自分史の書き方と効果】失敗しない人生の振り返り
過去に体験した苦い思い出を消したいなぁ
過去を変えたい・・・
実は過去を変えることができますよ。
【朗報】過去を変える方法
過去を変えるなんてミラクルなことができたら最高ですよね。そのミラクルを起こせます。
もちろん起こった事実は、変えられません
しかし、過去に起こったことの「とらえ方」は変えることができます。そのためには過去の苦い思い出を、苦いままで放置せず、成果につなげることです。
私の例をお話しますね。私は離婚を経験しています。当時はツライ日々でした。
そこで考えたことは、次に幸せな結婚をすれば、そのツラさもいい思い出に変わるはずだと考えたのです。そして離婚直後から再び婚活をスタートできた。
そして現在の妻に出逢い、離婚したことは「いい思い出」に変わりました。前妻との離婚を経験しなければ、現在の妻に出会うことは無かった。過去のとらえ方が変わったのです。
過去を変えるコツは、苦い経験から何を学び、次にどう活かすかを考え、行動することです。「なんだそんなことか」と思うかもですけれど、やり抜くには行動が不可欠。苦い思い出を、苦い思い出として閉じたらできないことですよ。
失敗や苦い経験に縛られがちな人は、下記の記事をお読みになるといいでしょう。
▶失敗が恐いから動けない人へ。原因と対処法|恐怖が消える失敗から得られるもの10選
過去の経験を成長に活かす5つのステップ
過去を振り返って自分の成長に活かすための具体的なステップを解説します。この記事のまとめっぽい内容ですが、理解が深まりますよ。
1:過去の出来事や経験を振り返る
過去の経験を自己成長に活かすための第一のステップは、過去の出来事や経験を振り返ること。
過去の経験が自分の現在の行動や思考にどのように影響しているか理解するために行います。
例えば、過去の失敗した経験から恐怖を感じ、新たな挑戦を避ける傾向にあるかもしれませんね。そんな感じに過去の経験を振り返ることにより、自分の行動・思考のパターンを理解する第一歩となります。
2:その経験から得られた教訓を特定
過去の経験を自己成長に活かすための第二のステップは、その経験から得られた教訓(※学びのこと)を特定することです。教訓を明確にすることで、自己成長を促進するためです。
例えば、過去の失敗から「完璧を追求することは、ときには逆効果になる」という教訓を得たとしましょう。
それは将来の行動を修正するための貴重な教訓になります。過去の経験から得られた教訓を特定することで、自己成長の糧(かて)とすることができます。
3:過去の「経験の影響」を理解する
過去の経験を自己成長に活かすための第三のステップは、過去の経験が今の行動や思考にどのように影響を与えているかを理解すること。
過去の経験が今の自分にどのように影響を及ぼしているか明らかにすることで、自分自身を深く認識するために行います。
例えば、過去の失敗から生まれた「完璧主義」が、新しい業務に取り組む際の強いプレッシャーにつながっているかもしれません。
過去の経験による現在の思考パターンや行動パターンを理解することで、自分自身をより深く認識することができます。
4:未来の行動への学びの適用と計画
過去の経験を自己成長に活かすための第四のステップは、未来の行動にどのようにこれらの学びを適用できるか具体的に考え計画することです。
学びは具体的な行動に変換されなければ、自己成長にはつながりませんからね。そのままでは意味をなさなくなってしまいます。
仮に、過去の失敗から「完璧を追求することは逆効果」と学んだのであれば、それを元に「完璧を追求せず、まずは行動を始める」ことを未来の行動計画に取り入れることができますね。
つまり、過去の学びを具体的な未来の行動計画に変換することによって、リアルな自分の成長につながるということですよ。
5:1~4を定期的に繰り返す
最後のステップは、1〜4のプロセスを定期的に繰り返すことです。自己成長は一度きりの行為ではなく、継続的なプロセスによって得られるものですからね。
例えば、月に一度、過去の行動を振り返り、その教訓から次月の行動計画を立てることができる。
1~4のプロセスを定期的に繰り返すことで、継続的に自分の成長を達成することができます。
【注意】過去を振り返るときのガイドライン
過去を振り返るときのガイドライン(注意すべきポイント)を紹介します。
特定のガイドラインを参考にすると有意義な結果を得やすくなりますからね。以下に5つのガイドラインを示します。
1:客観的に見ること
過去を振り返るときのガイドラインの1つ目は、「客観的に見る」ことです。
このガイドラインが重要な理由は、主観的な見方ではなく、事実を冷静に分析することで、真の教訓を得やすくなるからです。
例えば、ある仕事が不調に終わったとき、自分のミスだけに焦点を当ててしまうと、他の重要な要素が見えなくなる可能性があります。
一方、客観的に全体を見ることにより、問題の根本的な原因や協力してくれた人の貢献を再認識するなど、より深い理解を得られます。
以下もお読みになると、本ガイドラインの理解が深まりますよ。
▶自分を客観視できない人の特徴|客観視する方法とそのメリットも解説します
2:過去の自分を非難しない
過去を振り返るときのガイドラインの2つ目は、「過去の自分を非難しない」ことです。
過去の選択を非難すると、自分への非難につながり、自己肯定感を下げてしまいます。
例えば、過去の失敗について「あのとき何であんなことをしたんだろう」と自己非難をしてしまうと、自分の成長のブロックになる。
反対に、過去の自分を受け入れ、「その時点で最善を尽くした」と理解できれば、自己成長につながる前向きな気持ちを保てます。
3:成長のための教訓を探す
過去を振り返るときのガイドラインの3つ目は、「成長のための教訓を探す」ことです。
前にも書きましたが、過去を振り返る目的はただの反省ではなく、自己成長のための新たな教訓を得ることにあります。
過去の失敗から学ぶ教訓や、成功の経験から得るヒントは、未来の行動計画を立てる際の有益なガイドとなります。
4:振り返る期間を明確にする
過去を振り返るときのガイドラインの4つ目は、「振り返る期間を明確にする」ことです。
一度に過去全体を振り返ろうとすると、どこに焦点を当てるべきかほぼ確実に分からなくなってしまう。
例えば、最近の仕事、あるいは過去1年間といった具体的な期間を設定することで、有意義な教訓を得やすくなります。
5:プロセスに焦点を当てる
過去を振り返るときのガイドラインの5つ目は、「結果ではなく、プロセスに焦点を当てる」ことです。結果だけに目を向けると、その結果がどのようにして生まれたのか理解できません。
過去の行動、思考、感情のプロセスに注目することで、どのようなパターンがあり、どの部分を改善すればいいのか明らかになります。
そして最後にお伝えしておきます
過去を振り返る作業は、一つ間違えると逆効果です。決して簡単ではありません。
最近は、多くの関連書籍が出回り自己分析を一人でやる人や、人生経験の浅いキャリアカウンセラーに相談することにより間違った方向に進んでしまう人が後を絶ちません。
自己解釈による誤った認識、また、客観性に乏しいガイドによるものが原因です。
私の塾でも専門機関として行っていますが、信頼できる専門家のガイドに従って行うことをおすすめします。
過去に縛られない生き方
過去に縛られないようにするには、今できることに集中することです。
過去の失敗を思い出せば後悔が生まれ、未来を考えれば不安が生まれるでしょう。ともすると今できることに集中するのが一番幸せなはずです。
私も50代に突入し、将来の老いの怖さが身近に感じられるようになりました。じっとしていたら怖さで押しつぶされてしまうかもしれません。
- 頭が暇なとき、後悔や不安は襲ってくる
過去の失敗に縛られない生き方をするには、暇な時間を作らないようにすることです。目の前のことに集中することですよ。
私もこうしてブログを書いているときは、読者さんのことしか考えてません。自分の将来の不安も忘れている。
今できること、目の前のことに意識を集中させること。過去に縛られない方法です。
過去の振り返りに成功した人のインタビュー
過去の振り返りにより、将来のキャリアプランが明確になった成功例をご紹介します。
御本人に語っていただくインタビュー動画を撮りました。
(※各4分くらいです)
参考にどうぞ。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
前にも書きましたが、一度に過去全体を振り返ろうとすると、どこに焦点を当てるべきかほぼ確実に分からなくなってしまいます。体系的に絞り込んで自分を見つめ直す必要があります。
そんなときに「役立つ自分の見つめ直し完全マニュアル」が完成しました。こちらも制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える
100の質問シート - 自己肯定感を高めるための
100の質問シート - 今の仕事合う?合わない
チェックリスト - やる気ペンタゴンチャート
- ときめきのツボワークシート
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また、
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私との直接のやりとりもできますよ
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