キャリアUP・仕事・働き方

仕事が苦痛でしかない人へ。限界のサインと原因別10の対処法

仕事が苦痛でしかない人へ。限界のサインと原因別10の対処法実は私自身も、「仕事が苦痛でしかない」という思いを26年間も抱え続けていました。

夜中に目が覚めては「明日も会社に行かなければ」と不安に押しつぶされそうになる日々。

得体の知れない焦りや絶望感に支配されていました。

もし、かつての私と同じように、

「朝起きるのがつらい」

「会社のことを考えただけで胃が痛む」

そんな気持ちで毎日を過ごしているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。

今では、仕事と遊びの境界がわからないほど充実した毎日を送っています。

  • 何が変わったのでしょうか。

答えは「苦痛の正体を知り、適切な対処をしたこと」です。

この記事では、2000人以上を指導した経験から見えた、仕事が苦痛になる本当の理由を解説します。

そして、今すぐ実践できる具体的な解決策を、余すことなくお伝えします。

転職だけが答えではありません。環境を変えることなく、働き方や考え方を変えるだけで改善するケースも多いのです。

まずは心と体が発している限界のサインを見逃さないことから始めましょう。

最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
仕事が苦痛に感じていた人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

仕事の苦痛は甘えじゃない!心と体のSOS

仕事の苦痛は甘えじゃない!心と体のSOS「仕事が苦痛でしかない」とは、仕事から受けるつらさが、やりがいや喜びを上回る状態がずっと続いていることです。 

その結果、生活全体にまで悪い影響が出ている状態を指します。

それは単なる「甘え」や「わがまま」などではありません。 このままでは心身が壊れてしまうかもしれない、という重要な警告にほかならないのです。

ここでは、その警告であるSOSサインを具体的に見ていきましょう。

仕事の苦痛を我慢し続けると、心や体は悲鳴を上げ始めます。それは決して見過ごしてはならない大切なサインです。

多くの人が「仕事が辛いのは甘えだ」と思い込んでいます。しかし実際は、心身の限界を知らせる重要な警告です。

心が発するSOSのサイン

心が発するSOSのサインまずは心の状態に表れるサインを紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

やる気の完全な消失 

以前は楽しめていた仕事や趣味に、興味がわかなくなります。休日も無気力で、ただ時間が過ぎるのを待つだけの状態です。

感情のコントロールが困難

ささいなことでイライラしたり、急に不安に襲われたりします。理由もなく涙が出てくることもあります。

集中力や判断力の著しい低下

仕事中にぼーっとして、簡単なミスが増えます。物事を決めるのがおっくうになり、何事も先延ばしにしがちです。

人との交流を避ける傾向

友人や家族と会うのが面倒に感じ、一人でいることを選ぶようになります。

周りから孤立していく感覚に陥るかもしれません。

体が発するSOSのサイン

体が発するSOSのサイン心の不調は、体のサインとして現れることも少なくありません。

次のような症状が出ていないか確認してみましょう。

原因不明の体調不良が続く

頭痛、腹痛、めまいといった症状が続きます。病院で検査しても特に異常が見つからないことが多いでしょう。

睡眠パターンの異常 

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるといった不眠に悩まされます。

逆に、いくら寝ても疲れが取れない過眠状態になることもあります。

食欲の極端な変化

食事がまったく喉を通らなくなったり、逆に甘いものやジャンクフードを大量に食べたくなったりします。

急激な体重の増減は要注意です。

常に感じる重い疲労感

十分な休息をとっているはずなのに、朝から体が重く感じられます。

一日中だるさが抜けず、風邪もひきやすくなるでしょう。

放置すると危険な3つの末路

放置すると危険な3つの末路これらのSOSを「気のせいだ」と無視し続けると、取り返しのつかない事態につながる恐れがあります。

1つ目の末路は、心の病を発症してしまうことです。 

最初は軽いストレスだったものが、うつ病や適応障害といった心の病につながります。

一度発症すると、回復には長い時間と専門的な治療が必要です。

2つ目の末路は、人間関係が壊れ孤立することです。 

心身の不調は、家族や友人との関係にも影響を及ぼします。

イライラをぶつけてしまったり、付き合いを避けたりするうちに、気づけば周りに誰もいなくなってしまうのです。

3つ目の末路は、望まない形でキャリアを終えることです。 

パフォーマンスが低下し、休職や退職に追い込まれるケースです。

準備不足のまま職を失うと、経済的な困窮やその後のキャリア再建が困難になります。

実際に私が指導してきた中でも、SOSサインを見逃して深刻な状況に陥った方が数多くいらっしゃいました。

たとえば、うつ病になったり、休職せざるを得ないことになったり。真面目で完璧主義の性格な人ほど多い傾向にあります。

早めの対処が何より大切です。

仕事が苦痛になる5つのよくある原因

仕事が苦痛になる5つのよくある原因SOSサインの裏には、必ず苦痛を生み出す原因が潜んでいます。

原因がわかれば、対処法も見つけやすくなるでしょう。

ここでは私が多くの方々を指導する中で見えてきた、代表的な5つの原因を解説します。

原因1:職場の人間関係

原因1:職場の人間関係仕事が苦痛になる1つ目の原因は「職場の人間関係」です。高圧的な上司やそりの合わない同僚、孤独感など、人が関わる悩みは尽きません。

一日の中で多くの時間を過ごす職場だからこそ、人間関係のストレスは心に重くのしかかります。

実際に相談者の約6割が、この問題を抱えていました。

特に「上司から理不尽に怒られる」「同僚のひとりから無視される」といった状況では、出社すること自体が苦痛になってしまいます。

原因2:仕事内容とのミスマッチ

原因2:仕事内容とのミスマッチ仕事が苦痛になる2つ目の原因は「仕事内容とのミスマッチ」です。

自分の興味や得意なことと、実際の業務内容がかけ離れている状態を指します。

「誰でもできる仕事だ」と感じたり、単純作業の繰り返しにやりがいを見いだせなかったりするケースです。

たとえば、クリエイティブな仕事を望んでいたのに事務作業ばかり任される。または、人と接することが苦手なのに営業職に配属されるというようなパターンです。

原因3:正当に評価されない理不尽さ

原因3:正当に評価されない理不尽さ仕事が苦痛になる3つ目の原因は「正当に評価されない理不尽さ」です。

どれだけ頑張っても成果を認めてもらえない状況。または、自分より仕事をしていない人が評価される理不尽な環境です。

努力が報われないと感じると、仕事へのモチベーションを維持するのは困難です。

「なぜ自分だけが」という被害者意識が生まれ、職場への不信感も募るでしょう。

原因4:心身を削る労働環境

原因4:心身を削る労働環境仕事が苦痛になる4つ目の原因は「心身を削る労働環境」です。

長時間労働や過剰なノルマ、少なすぎる休日などがこれにあたります。

心と体が休まる時間がなければ、エネルギーは枯れていく一方。

どんなに好きな仕事でも、適切な休息なしでは、続けられなくなります。

実際、月80時間を超える残業を続けていた相談者の多くが、体調不良や睡眠障害・過食、拒食などを経験していました。

原因5:会社の価値観への違和感

原因5:会社の価値観への違和感仕事が苦痛になる5つ目の原因は「会社の価値観への違和感」です。

会社の利益追求の姿勢や顧客に対する考え方などに、共感できない状態を指します。

自分の信念に反する仕事をしているという感覚は、少しずつ心をむしばんでいきます。

たとえば「お客様第一」を掲げながら実際は売上重視の会社や、

環境保護を謳いながら裏では環境破壊をしている企業で働くような状況です。

私の運営する塾の受講生の例ですが、ゴミの不法投棄を指示する業務を任され、体調不良を起こしてしまった人がいます。

これらの原因は単独で現れることもあれば、複数が絡み合っているケースも少なくありません。

まずは自分の状況がどれに当てはまるかを把握することから始めましょう。

仕事の苦痛を和らげる10の対処法

仕事の苦痛を和らげる10の対処法仕事が苦痛になる原因が特定できたら、次はいよいよ具体的な対処法を試す番です。
誰でも今日から始められる10個の具体的な方法をご紹介します。

対処法1:思考を整理し事実と解釈を分ける

対処法1:思考を整理し事実と解釈を分ける仕事の苦痛を和らげる1つ目の対処法は「思考を整理し事実と解釈を分ける」ことです。

私たちは日常的に、起きた出来事に対して瞬時に解釈を加えています。

しかしその解釈が間違っていると、必要以上に苦痛を感じてしまうのです。

たとえば「上司に怒られた」という出来事があったとき、多くの人は「自分はダメな人間だ」と解釈します。

しかし事実は「上司が怒った」だけで、人格とは関係ありません。

私の塾の受講生で、毎日のように上司から叱責を受けて悩んでいた方がいました。

しかし話を聞いてみると、その上司は誰に対しても同じような態度だったのです。パワハラが原因で、彼女の部署に異動してきた上司でした。

「自分だけが標的にされている」という解釈を「上司としての資質の問題」という事実として捉え直しました。

さらに思考を深掘りし「業務自体は好き」という事実も判明し、心の負担が大幅に軽くなりました。

事実と解釈を分けて考える習慣をつけることで、苦痛の多くは和らげることができるでしょう。

※ここに図解をいれる

対処法2:会社とは別のコミュニティを持つ

対処法2:会社とは別のコミュニティを持つ仕事の苦痛を和らげる2つ目の対処法は「会社とは別のコミュニティを持つ」ことです。

会社だけが自分の居場所だと思っていると、そこでの人間関係や評価がすべてになってしまいがちです。

しかし他にも居場所があれば、心の逃げ場ができます。

地域のボランティア活動、趣味のサークル、オンラインコミュニティなど、形にこだわることはありません。

大切なのは、会社にいる人たちとはまったく違う価値観を持つ人たちと交流することです。

実際に私の塾の受講生で、会社で孤立感を味わっていた方がいました。

しかしトライアスロンのコミュニティに顔を出すようになってからというもの、見違えるように元気になりました。

元気でポジティブな性格の人が多く、彼女も影響を受けたと言ってました。

このように「会社での自分」と「プライベートでの自分」を分けることで、仕事の苦痛に飲み込まれにくくなります。

週に1回でも構いません。自分らしくいられる場所を見つけてみましょう。

対処法3:一人で楽しめる趣味に没頭する

対処法3:一人で楽しめる趣味に没頭する仕事の苦痛を和らげる3つ目の対処法は「一人で楽しめる趣味に没頭する」ことです。

人間関係のストレスで疲れ切っているときは、誰とも関わらずに済む時間が必要です。

読書、映画鑑賞、料理、園芸など、一人でも充実できる活動を見つけましょう。

重要なのは「没頭できる」かどうかです。

スマートフォンを見ながらでもできるような軽い娯楽ではなく、集中力を必要とする能動的な活動が理想的です。

私の塾の受講生で、職場の人間関係に悩んでいた女性がいました。

私のアドバイスでピアノを習い始めたところ、その時間は仕事のことを完全に忘れられると話していました。

没頭している間は、苦痛な現実から一時的に解放されます。

また何かを作り上げたり学んだりするプロセスを経た達成感は、自己肯定感の回復にもつながるでしょう。

まずは興味のあることから始めて、徐々に没頭できる趣味を見つけてみてください。

対処法4:信頼できる人に話して客観視する

対処法4:信頼できる人に話して客観視する仕事の苦痛を和らげる4つ目の対処法は「信頼できる人に話して客観視する」ことです。

一人で悩んでいると、どうしても視野が狭くなってしまいます。

問題が実際より大きく見えたり、解決策が思い浮かばなくなったりするのです。

信頼できる家族や友人に話すことで、自分では気づかなかった視点を得られます。

また話すこと自体がストレスの発散にもなるでしょう。

私の塾の受講生で、上司からの過度な要求に悩んでいた女性がいました。

彼女は一人で抱え込んでいましたが、複数の同僚に相談したところ「それは明らかに理不尽だ」と言われました。

客観的な意見を聞いたことで、自分の感覚が正しかったと確信できたそうです。

その後、勇気を出して上司に改善を求め、アシスタントが増員されて労働環境が改善されました。

ただし相談相手は慎重に選びましょう。

会社の同僚に話す場合は、情報が漏れる可能性も考慮する必要があります。

まずは家族や親しい友人など、完全に信頼できる人から始めてみてください。

自分を客観視するのは意外にむずかしいものです。詳しいやり方については以下に詳しく書いてます。

関連記事▶自分を客観視できない人の特徴|客観視する方法とそのメリットも解説します 

対処法5:会社の評価と自分の価値を切り離す

対処法5:会社の評価と自分の価値を切り離す仕事の苦痛を和らげる5つ目の対処法は「会社の評価と自分の価値を切り離す」ことです。

多くの人が「会社で評価されない=自分に価値がない」と思い込んでいます。

しかしこれは大きな勘違いです。

会社の評価は、あくまでその組織での相対的な位置に過ぎません。

評価基準は会社によってまったく異なります。

ある会社では評価されなかった人が、別の会社では大活躍することは珍しくありません。

私の塾の受講生で、営業成績が振るわず自信を失っていた女性がいました。

しかし詳しく話を聞くと、顧客からの信頼は厚く、クレームもほとんどありませんでした。

「売上は低いが、顧客満足度は高い」という事実に気づいたとき、彼女の表情が明るくなったのを覚えています。

会社の評価軸とは違う価値を持っていることがわかったのです。

実際、彼女は売上よりも利益率重視の会社に転職したところ、既存顧客の信頼を勝ち取る強みを活かし大活躍しました。

自分の価値は会社の評価だけで決まるものではありません。

家族や友人からの評価、社会への貢献度など、さまざまな軸で自分を評価してみましょう。

自分の本当の価値を見える化するには、ブランド・プロフィールを作るのが早道です。詳しくは以下をご覧ください。

関連記事▶自分の価値がわからない人へ【4つの問いで見つける本当の価値】 

対処法6:入社理由を思い出し原点に返る

対処法6:入社理由を思い出し原点に返る仕事の苦痛を和らげる6つ目の対処法は「入社理由を思い出し原点に返る」ことです。

日々の業務に追われていると、なぜその会社を選んだのかを忘れてしまいがちです。

しかし入社時の気持ちを思い出すことで、失われたモチベーションを取り戻せることがあります。

「この会社で成長したい」「社会に貢献したい」「安定した生活を送りたい」など、当時の思いはさまざまでしょう。

その初心を思い出してみてください。

私の塾の受講生で、毎日の残業に疲れ果てていた女性がいました。

しかし入社理由を振り返ると「ITマーケティングスキルを身につけて将来独立したい」という強い思いがあったことを思い出しました。

現在の業務も、その目標につながっていることに気づいたとき、仕事への取り組み方が変わったそうです。

残業は相変わらず多かったものの、苦痛ではなくなったと言っていました。

日々の忙しさに追われているうちに、自分は何のために今の仕事を選びその会社を選んだのか。それらを忘れていたのです。

ただ、もし入社理由と現在の状況があまりにもかけ離れているなら、それは環境を変える時期かもしれません。

しかし多くの場合、視点を変えるだけで状況は改善するものです。

対処法7:軽い運動で心身のバランスを整える

対処法7:軽い運動で心身のバランスを整える仕事の苦痛を和らげる7つ目の対処法は「軽い運動で心身のバランスを整える」ことです。

「仕事に苦痛を感じているときに運動なんてする気がしない」と思いがちですが、そんなときこそ効果的です。

ストレスを感じているとき、私たちの体は緊張状態が続きます。

適度な運動はこの緊張をほぐし、心身のバランスを回復させる効果があります。

激しい運動は必要ありません。

ウォーキング、ヨガ、ストレッチなど、気軽に始められるものから試してみましょう。

運動には気分を改善するセロトニンという脳内物質の分泌を促す効果もあります。

私の塾の受講生で、人間関係のストレスで不眠に悩んでいた女性がいました。

毎朝20分のウォーキングを始めたところ、2週間ほどで「気持ちが明るくなった」と報告してくれました。

運動によって体がほどよく疲れることで、夜もぐっすり眠れるようになったそうです。

睡眠の質が向上すると、ストレスへの耐性も高まります。

食事も今まで以上に美味しく感じ、お腹の中からエネルギーが湧き上がる感触を味わうこともできます。

時間がないときは、階段を使う、一駅分歩く、デスクでストレッチをするだけでも効果を感じられます。

まずは無理のない範囲から始めてみましょう。

対処法8:まず睡眠を確保し心と体を休ませる

対処法8:まず睡眠を確保し心と体を休ませる仕事の苦痛を和らげる8つ目の対処法は「まず睡眠を確保し心と体を休ませる」ことです。

睡眠不足は判断力を低下させ、些細なことでもストレスに感じやすくしてしまいます。

十分な睡眠をとることで、同じ状況でも冷静に対処できるようになるでしょう。

理想的な睡眠時間は7〜8時間といわれていますが、質の良い睡眠をとることも重要です。寝る前のスマートフォンは控え、部屋を暗くして静かな環境を作りましょう。

私の塾の受講生で、上司からの叱責に悩んでいた女性がいました。

毎晩遅くまで仕事のことを考えて眠れない日が続いていました。

しかし、自宅で悶々と仕事のことを考えても何もできないことに気づき、何も考えないようにするにはどうしたらいいかを考え始めました。

そこで、まずは睡眠習慣を改善することから始めました。

寝る2時間前からスマートフォンを切り、リラックスできる音楽を聞くようにしたそうです。

睡眠の質が向上すると、同じ上司の叱責でも「今日は機嫌が悪いだけかも」と冷静に受け止められるようになりました。

疲れているときほど、まずは休息を優先することが大切です。

対処法9:成功体験の棚卸しで自己肯定感を高める

対処法9:成功体験の棚卸しで自己肯定感を高める仕事の苦痛を和らげる9つ目の対処法は成功体験の棚卸しで自己肯定感を高める」ことです。

仕事で苦痛を感じているとき、多くの人は自信を失っています。

そんなときは意識的に忘れていた成功体験を整理して、自己肯定感を回復させましょう。

成功体験といっても、大きな成果を成し遂げたことである必要はありません。

褒められたことや、人の助けになったことなど本人にとっては些細なことであっても構いません。

ただ、概ね自分にできることは、感覚的にできてしまうことや、習慣になっていることも多く手応えを感じにくいです。

また、失敗したことを強く覚えてしまう性質があります。これを「ネガティブ・バイアス」と呼びます。そのため、良いことをした記憶が、失敗の記憶に隠れてしまいがちです。

(例:テストで9問正解して1問間違えたとき、その1問の間違いばかり気になってしまう)

そこで、この問題を解決するために、「気づけなかった成功体験を発見する100の質問集」を作りました。

この質問集は、自分の可能性を再発見し、前に進むために作りました。

質問内容は「達成感を得た経験」「人間関係での体験」「学びや成長」「自分の得意なこと」「困難を乗り越えた経験」など10のカテゴリーに分かれています。<

さらに、自分の中に眠る『成功パターン』を発見し、今後の方向性を決めるためのワークシート付きです。

私がこれまでの14年間で2000人以上の指導実績が実証するものです。

有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。

ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。

下記からどうぞ。

気づけなかった成功体験を発見する100の質問集

成功体験の棚卸しをきちんと行うと、確実に自信につながります。

完璧を求めず、できていることに目を向ける習慣をつけてみてください。

対処法10:環境が原因なら物理的に距離を置く

対処法10:環境が原因なら物理的に距離を置く仕事の苦痛を和らげる10個目の対処法は「環境が原因なら物理的に距離を置く」ことです。

ここまでの9つの対処法を試しても状況が改善しない場合、環境自体に問題がある可能性があります。

そんなときは物理的に距離を置くことを検討しましょう。

有給休暇を使って数日間休む、可能であれば部署異動を願い出る、在宅勤務を活用するなど、方法はさまざまです。

一時的に環境から離れることで、客観的に状況を見つめ直すことができます。

私の塾の受講生で、職場のパワハラに悩んでいた女性がいました。

さまざまな対処法を試しましたが改善せず、心身の不調も深刻化していました。

医師に相談したところ、2週間の休職を勧められました。

最初は「休むなんて情けない」と思っていた彼女でしたが、休息をとることで冷静に状況を判断できるようになりました。

休職中に転職活動を始め、現在は新しい職場で生き生きと働いています。

これは「逃げ」ではありません。軌道修正を行っただけなのです。

ビジネスの世界では、A案がうまくいかなければ改善してB案を試す、それでもダメならC案に変更する。

これが成功の本質です。

働き方も同じで、環境を変えることは戦略的な判断といえるでしょう。

環境が原因の場合、個人の努力だけでは限界があります。

自分の心身を守るために、勇気を持って距離を置くことも大切な判断といえるでしょう。

筆者の体験談|仕事の苦痛を乗り越えた過去

苦痛から抜けて楽しさ倍増【体験談】

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

この記事を書いている私も「毎日、仕事が苦痛」という日々を26年続けていました

朝起きるのがとにかく苦痛で、夜中までいつも起きていました。

得体の知れない不安に襲われ、夜中に目が覚めることも数知れません。

思い返してみると「この状態がいつまで続くのだろう」という不安が一番大きかったように思います。

出口の見えないトンネルの中にいるような感覚でした。

当時の私は、今回ご紹介した10の対処法のほとんどを試していませんでした。

ただひたすら我慢を続け、「いつか状況が変わるはず」と期待していたのです。

しかし状況は一向に改善しませんでした。

そこで思い切ってその仕事を辞め、起業の道を選んだのです。

現在は毎日楽しんで仕事をしています。

実は今、温泉地のホテルでこの記事を書いています。それも仕事の一環です。

場所にとらわれず、どこにいても仕事ができる環境を手に入れました。

「仕事か遊びかよくわからない」というのが正直な感想です。

一つ違いがあるとするなら、消費活動で楽しむのが「遊び」であり、生産活動で楽しむのが「仕事」ではないでしょうか。

遊びではお金を使いますが、仕事はお金を生み出します。

生産活動で楽しむ「仕事」ができれば、より豊かな人生を送れると実感しています。

もし「そんなの無理」と思うのであれば、無理に挑戦する必要はありません。

今まで通りの働き方でも生きていくことはできますから。

しかし「やってみたい」と少しでも思うのであれば、今すぐ動き出すことをおすすめします。

私たちの人生には限りがあるからです。

この記事でお伝えした対処法は、当時の私が知っていれば確実に役立ったであろうものばかりです。

一人でも多くの方の苦痛が和らぐことを心から願っています。

試しても苦しいときの最終手段

試しても苦しいときの最終手段これまでご紹介した10の対処法を試しても状況が改善しない場合、より根本的な解決策を検討する時期かもしれません。

無理を続けて心身を壊してしまう前に、勇気を持って環境を変えることも大切な選択です。ここでは段階的な最終手段をご紹介します。

部署異動や休職という選択肢

部署異動や休職という選択肢まず検討したいのは、転職する前にできる選択肢です。

  • 部署異動を願い出る 

同じ会社内でも、部署が変われば人間関係や業務内容が大きく変わります。上司に相談しにくい場合は、人事部に直接相談する方法もあります。

異動理由を伝えるときは「新しい分野にチャレンジしたい」「自分の経験を別の部署で活かしたい」など、前向きな表現を心がけましょう。

  • 休職制度の活用

心身の不調が深刻な場合は、休職制度の利用を検討してください。医師の診断書があれば、多くの会社で休職が認められます。

私の塾の受講生でも、3ヶ月の休職をとって心身を回復させた女性がいます。休職中に自分を見つめ直し、職場復帰後は以前より良好な関係を築けたそうです。

休職は「逃げ」ではありません。より良いパフォーマンスを発揮するための戦略的な休息なのです。

「転職」を視野に入れるタイミング

「転職」を視野に入れるタイミング転職を検討すべきタイミングは、以下のような状況です。

心身に深刻な影響が出ているとき

  • 毎朝起きるのが辛い状態が3ヶ月以上続いている
  • 食欲不振や不眠などの身体症状が現れている
  • 家族や友人から「様子がおかしい」と指摘される

価値観の不一致が根深いとき

  • 会社の方針に心から納得できない
  • 自分の信念に反する業務を強要される
  • 職場のハラスメントが改善される見込みがない

成長機会が見込めないとき

  • 何年働いても新しいスキルが身につかない
  • 昇進や昇格の可能性が皆無
  • 業界全体が衰退傾向にある

ただし感情的になって転職を決めるのは危険です。冷静な判断ができる状態で検討することが重要です。

後悔しない転職活動の始め方

後悔しない転職活動の始め方転職活動を始めるときは、以下の手順で進めることをおすすめします。

現在の状況を客観的に分析する

なぜ転職したいのか、何を変えたいのかを明確にしましょう。転職理由があいまいだと、同じ問題を抱える会社を選んでしまう可能性があります。

転職市場の情報収集を行う

まずは転職サイトに登録し、どのような求人があるかを調べてみましょう。自分のスキルや経験がどの程度評価されるかも把握できます。

在職中に活動を進める

可能な限り、現職を続けながら転職活動を行いましょう。経済的な不安がないほうが、落ち着いて判断できます。

面接では転職理由を前向きに伝える

「現職が嫌だから」ではなく「新しいチャレンジをしたいから」という表現で転職理由を説明しましょう。

ただし転職するときには、誰に相談するかが重要になります。

相談相手を間違えると、本来出会えるはずの良い会社を見逃してしまう可能性があるからです。

転職エージェントの盲点

転職エージェントに所属する相談員の盲点は、転職エージェントに登録している会社に限定されてしまうことです。

実は私の元いた職場もそうでしたが、求人のときに転職エージェントには登録していませんでした。

つまり転職エージェント経由では、私の会社には入社できなかったわけです。このような会社は数多く存在します。

キャリアカウンセラーの課題

キャリアカウンセラーについても注意が必要です。現在キャリアカウンセラーの仕事は玉石混交であり、その実力差が著しいのが現状です。

また相談時間も30〜40分程度のことが多く、これでは自分の思いや経験をきちんと伝えて判断してもらうのは困難でしょう。

私も14年以上キャリアの相談に乗っていますが、深い自己理解には数ヶ月単位で時間がかかります。なぜならその人のこれまでの人生を深く振り返る必要があるからです。

本当に大切にしていることや考え方の癖、成功パターンや失敗パターン、得意なことや苦手なことなど、徹底的に深掘りしなければなりません。

その人の大切な将来の方向性を決めることを、30分程度の相談で見極められるものではないのです。

しかし、もしも「この仕事がしたい」とか「何ができるのか」がわからない、「今の延長線上にある仕事はしたくない」と思うのであれば、まず自分の強みを徹底的に深掘りすることをおすすめします。

自分の苦手なことの影響を受けない仕事を選ぶためには、「自分力」を理解する必要があります。

自分力とは「人の役に立ちながら、収入を得て、情熱を持って働く力」のことです。

多くの人が転職に失敗する理由は、自分の本当の強みや適性を理解しないまま、表面的な条件だけで会社を選んでしまうからです。

自分力を正しく理解することで、本当に自分に合った働き方が見えてきます。

もし自分一人では「自分力」の発見が難しいと感じたら、専門家のサポートを受けることも一つの方法です。

自分力活用講座の詳細はこちら

転職は人生の大きな決断です。後悔のない選択をするためにも、まずは自分自身と向き合うことから始めてみてください。

仕事を楽しめるようになった女性たちの動画

仕事を楽しめるようになった女性たちのインタビュー動画を撮りました。自分らしく生きる&働く人生を選択した人たちの動画です。
(※各4分くらいです)

参考にどうぞ。


☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』

☆中山素子さん〈海外ディレクター〉
『受講しなければ今も自分探しをしていると思います』

☆新妻幹生さん(28)〈広報職〉
『自分のキャリアが広がる実感があります』

☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』

☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラー〉
『出産後に時給は2.5倍になってます』

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ここまで仕事の苦痛を和らげる10の対処法をお伝えしてきました。

しかし、実際に試してみようとすると「自分の場合はどうすればいいの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

たとえば、「事実と解釈を分ける」という対処法も、自分の考え方の癖がわからないと実践が困難です。

これらの対処法を効果的に使うには、まず自分自身を深く知ることが欠かせません。

「でも自己分析って何をどうやればいいの?」そんな声をよく聞きます。表面的な診断テストでは、本当の自分の特性は見えてきません。

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  • 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
  • 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
  • やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
  • ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。

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浅野ヨシオ
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最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

仕事が苦痛でしかないという状況は、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、現状を変えたいという意欲の表れです。

26年間同じ苦痛を味わってきた私だからこそ、断言できます。状況は必ず変えることができます。

大切なのは、一人で抱え込まずに適切な行動を起こすことです。小さな一歩でも構いません。今日からできることを始めてみてください。

この記事が、より良い働き方への道筋を見つけるきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

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