強み

強みを見つけるより受け入れるのが難しい!必要な3つの考え方【自己PRに悩む人は必読】

強みを見つけるより受け入れるのが難しい!必要な3つの考え方【自己PRに悩む人は必読】

「そこは強みだよ」と言われても受け入れられず、自己PRに悩みます。どうすればいい?

そんな悩みを抱える方は驚くほど多いです。

「強みを見つけて自己PRに活かしたい」と思っても、見つけた強みを自分のものとして受け入れられない。この問題で苦しむ人が増えています。

なぜでしょう?

強み発見の本は数多く出版されているのに、なぜ多くの人が自分の強みを受け入れられないのでしょう。

その理由は、はっきりしています。

強みを見つけることよりも、それを受け入れるための考え方を知らないからです。

他人の強みは客観的に見えるのに、自分の強みとなると「本当かな?」と疑ってしまう経験はありませんか?

この状態が続くと、永遠に強み探しのループに陥り、効果的な自己アピールができないままチャンスを逃してしまいます。

特に褒められると否定してしまう方は要注意です。これは強みを受け入れられない典型的なサイン。

安心してください。誰にでも必ず強みはあります。そしてそれを受け入れる方法があります。

この記事は転職活動中の方、面接で差をつけたい方のために書きました。ここで紹介する3つの考え方を実践した多くの方が、志望企業への転職に成功しています。

追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
強みを受け入れられなかった人を含む、以上2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

強みを受け入れるのが難しい理由

強みを受け入れるのが難しい理由自分の強みを見つけるよりも受け入れる方が難しい理由を解説します。特に就活生は、他者との比較で自信を失いがちですが、自分だけの強みを理解することが差別化につながります。

「自分に強み(アピールポイント)がない」と悩む人の9割は、その現実を知らないと言っていいです。

某上場企業に勤務していた女性の例ですが、トップセールスの成績を残していたにも関わらず、自分の営業力を強みと受け入れていませんでした。それほど強みを見つけて受け入れるのは難しいのです。

その理由は下記の4つです。

  • 強みを受け入れるのが難しい理由
  1. 自分自身を受け入れてないから
  2. 無意識にできることだから
  3. 強みの根拠の深掘り不足
  4. 日本人の特性だから

順に解説しますね。

1.自分自身を受け入れてないから

強みを受け入れるのが難しい理由の1つ目は、自分自身をまるごと受け入れられていないことにあります。

たとえば、自分の中にある「臆病な自分」や「嫉妬深い自分」を認めたくないと思っていませんか?

面白いことに、「私はちゃんと自分を受け入れていますよ!」と強く反発する人ほど、実は自分自身を受け入れられていないことが多いのです。

本当に自分を受け入れている人は、自分の弱みがあっても自己肯定感が下がることはありません。なぜなら、シンプルな事実として理解しているからです:

弱みは弱みであり、強みは強み

しかし多くの人はこの切り分けができない。弱みがあると全人格を否定してしまい、その結果、自己肯定感が低くなり、強みも強みとして受け入れられなくなります。

重要なのは、自分の特性をすべて受け入れること。それができて初めて、自分の強みを客観的に見つけ、真に受け入れることができるのです。

2.無意識にできることだから

強みを受け入れるのが難しい理由の2つ目は、自分の強みが実は無意識にやっていることだからです。

私自身もこの壁にぶつかった経験があります。

メールの書き方の本を出版することになったとき、最初は戸惑いました。なぜなら、私は自分のメールに何か特別な価値があるとまったく気づいていなかったからです。

出版社の方に「あなたのメールの書き方は特別です」と言われても、最初は信じられませんでした。毎日何気なく書いていたものであり、自分では全く特別だと思っていなかったのです。

この「自分にとっては当たり前のこと」が実は強みだという事実を受け入れるまでに、なんと1年以上もかかりました。

ここに重要なポイントがあります。自分の最大の強みは、ほとんどの場合、無意識に自然とできていることなのです。だからこそ、自分では気づきにくく、受け入れるのも難しいのです。

3.強みの根拠まで深掘りしていないから

強みを受け入れるのが難しい理由の3つ目は、その強みがどこから来たのかを理解していないことにあります。

単に「あなたはコミュニケーション能力が高い」と言われても納得しにくいものです。しかし「あなたは10年間の営業経験で延べ1万人以上と会話し、その中で培われたコミュニケーション能力が強みです」と具体的に言われると、受け入れやすくなります。

つまり、強みには「ストーリー」と「証拠」が必要なのです。

自分の強みを本当に受け入れるためには、その強みの「来歴」を探る必要があります。そのためには、過去の経験を徹底的に掘り下げ、強みの根拠となる証拠を集める作業です。

この深掘りができたとき、初めて「これは確かに私の強みだ」と心から受け入れることができるでしょう。

4.強みを受け入れられない日本人の特性

強みを受け入れるのが難しい理由の4つ目は、日本人特有の文化的・心理的背景があるからです。

日本社会には「謙虚さ」を美徳とする文化が根付いています。「出る杭は打たれる」ということわざに表されるように、自分の良いところを積極的に主張することを「自慢」と捉え、避ける傾向がある。

また、「和」を重んじる文化の中で育つと、集団から突出することへの無意識の恐れが育まれます。「みんなと同じでありたい」という気持ちが、自分の強みを認めることを妨げているのです。

さらに、日本の教育では「できないこと」を改善することに重点が置かれがちで、「できること」を伸ばす視点が弱いことも影響しています。テストで90点を取っても、なぜ100点ではないのかと問われる経験をした人も多いでしょう。

このような文化的背景から、多くの日本人は「自分は普通」と思いたがり、特別な強みがあると認めることに心理的抵抗を感じるのです。

強みを受け入れるのが難しい理由 具体例
1. 自分自身を受け入れていないから 弱みがあると全人格を否定してしまい、「臆病な自分」「嫉妬深い自分」を認めたくないと思ってしまう
2. 無意識にできることだから 筆者の例:メールを書く能力が特別だと出版社に言われても、当たり前すぎて受け入れられなかった
3. 強みの根拠まで深掘りしていないから 単に「コミュニケーション能力が高い」と言われても納得しづらい。具体的な経験や数値を伴う評価の方が受け入れやすい
4. 日本人の特性だから 「謙虚さ」を美徳とする文化、「出る杭は打たれる」という考え方、「和」を重んじる価値観が強みを主張することへの抵抗感を生む
うーん
うーん
強みを見つけて受け入れるのは難しいものですね。何から始めたらいいの?
浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

必要になる3つの考え方をちゃんと理解してね。

強みを受け入れるために必要な3つの考え方

強みを受け入れるために必要な3つの考え方自分の強みを見つけて本当に受け入れるには、特別な思考法が必要です。以下で紹介する3つの考え方は、多くの人が「強みを認められない壁」を乗り越えるのに役立ちました。

最初は違和感があるかもしれません。でも、実践するほどに自然になじみます。必ずできるようになりますよ。

1. 他人の評価を受け入れる

強みを受け入れるために必要な考え方の1つ目は、他人からの評価を素直に受け入れることです。

なぜでしょうか?

自己評価は主観的で、思い込みだらけだらけだからです。「これくらい誰でもできる」と思っていることが、実は特別なスキルだったりします。

重要なのは「価値」は相手が決めるという事実。

例えば、「大したことない」と思っている能力でも、周りの人が「すごい!」と評価すれば、それは間違いなく本人の強みなのです。

以下のような反応に注目してみましょう:

  • 「いつも○○が的確だね」と褒められること
  • 「どうやってるの?」と感心されること
  • 「そんなことできるの?」と驚かれること
  • 特定の課題でいつも頼られること
  • 「教えてほしい」とよく言われること

こうした他者からの反応は、本当の強みを映し出す鏡です。

重要なのは、これらの評価を「そんなことない」と否定せず、「ありがとう」と素直に受け止めること。それが強みを受け入れる第一歩です。この素直さが、自分の本当の強みを見つける重要なポイントになります

2. ありのままの自分を受け入れる

強みを受け入れるために必要な考え方の2つ目は、自分のすべてをあるがままに受け入れることです。

これは言うのは簡単ですが、実践するのは本当に難しいもの。ありのままの自分を受け入れるとは、自分に関する事実をただの事実として認めることです。

  • 人前で話すのが苦手な人は「苦手」という事実を認める
  • 細かい作業が得意な人は「得意」という事実を認める
  • 感情的になりやすい人はそれも単なる「特性」として認める

重要なのは、これらの事実に良し悪しの判断をつけず、ただあるがままに認めることです。

ありのままの自分を受け入れる方法については下記に詳しく書いています。 ▶ありのままの自分を受け入れる方法【強がらず生きるコツ】幸せ満載の人生をつかむ習慣

すべての側面を受け入れられないと、自分の強みも客観的に見ることができません。強みだけを受け入れて弱みを拒絶することはできないのです。

弱みは弱みとして、強みは強みとして、淡々と事実を受け止めましょう。この「全体受容」が強みの認識を鮮明にします。

自分自身への受容力を高めることが、他者や環境の変化に対する受容力も同時に向上させるという効果もあります。

3.自分の価値を受け入れる

強みを受け入れるために必要な考え方の3つ目は、自分の価値を素直に認めることです。

自分自身を肯定的な視点で見つめない限り強みを強みと受け入れられません。

多くの人が「自分より優れた人がいる」と考えて自分の価値を否定してしまいます。確かに世界には様々な才能を持つ人がいます。しかし、それは個人の価値を下げるものではありません。

一人ひとりが持つ強みの組み合わせは、世界でたった一つだけのものなのです。

自分の価値を受け入れるには、自己肯定感を高める必要があります。そのための効果的な方法は、過去の成功体験を意識的に思い出すことです。

このときにやっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。

この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。

そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。

有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。

ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。

下記からどうぞ。

自己肯定感を高める100の質問集

自分の強みはどこにあるのか

自分の強みはどこにあるのか「自分には強みがない」と思いがちですが、実は誰もが気づかないだけで様々な強みを持っています。では、その強みはどこに隠れているのでしょうか?

強みが眠っている6つの場所

強みが潜んでいる主な場所は以下の6つです。これらを意識して探してみましょう。

強みが眠っている場所 具体例
1. 初めからできたこと 幼い頃から人の気持ちがわかる、絵を描くのが上手かったなど、生まれ持った才能
2. 苦労を重ねて身につけたこと 英語が話せるようになった、プログラミングができるようになったなど、努力して習得したスキルとその過程で培った忍耐力
3. 苦もなくできること 「こんなの簡単」と思っていることが、実は他の人には難しいこと。日常的に無意識でやっていることに隠れた特別な才能
4. 好きで楽しんでいること 夢中になれる趣味。例えば「読書が好き」という趣味が「情報収集能力」という強みにつながる
5. 長く続いていること 継続している活動には理由がある。その活動を支える強みや適性があるからこそ続けられる
6. なぜかわからないが得意なこと 理由はわからなくても「なぜか上手くいく」という領域。自分でも気づいていない潜在的な強みの表れ

本人にとっては「当たり前すぎて気づかない」ことが多いのが強みの特徴です。そのため、客観的な視点が必要になります。

弱みと強みは紙一重である理由

興味深いことに、弱みだと思っていたことが実は最大の強みになることがあります。一般的に長所と短所は表裏一体であり、どちらか一方だけを取り出すことはできません。

例えば、ある知人は「繊細すぎる性格」を長年弱みだと思い込んでいました。しかし、その繊細さが「他者の微妙な感情の変化に気づける」「細部まで配慮できる」という強みとなり、作家として成功したのです。

このように、一見弱みに見える特性も、適切な場所や状況では強力な武器になります。

  • 「飽きっぽい」→「好奇心旺盛で新しいことを吸収するのが早い」
  • 「心配性」→「リスクを事前に察知して対策できる」
  • 「頑固」→「信念を持って物事に取り組める」

弱みと強みは表裏一体で、見方を変えるだけでその評価が180度変わることがあるのです。

弱みと強みの関係についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。 ▶「強みは弱みの裏返し」ではない。弱みは重要な個性である理由|面接で短所を聞かれたら? 

他者評価から強みを見つける実践法

自分の強みを客観的に知るための効果的な方法は、他者からのフィードバックを集めることです。フィードバックとは、自分が行ったことへの意見や感想を相手から聞いて、良かったところや直すべきところを知ることを意味します。

【実践ステップ】

  1. 5人の身近な人に質問する
    「私のどんなところが役に立つ/すごいと思う?」と率直に聞いてみましょう。
  2. 過去の評価を思い出す
    学校や職場でもらった評価、SNSでのコメントなど、過去の評価を集めてみましょう。
  3. パターンを見つける
    集めた評価の中から共通点を探します。複数の人が同じことを言っているなら、それは間違いなく強みです。
  4. 具体的なエピソードを聞く
    「どんな場面でそう思った?」と具体例を聞くことで、抽象的な強みを具体化できます。
  5. 否定せず受け止める
    「そんなことない」と否定せず、まずは「ありがとう」と受け止めることが大切です。

他者の視点を借りることで、自分では気づかなかった強みを発見できることがあります。それは自己PRの貴重な材料となるでしょう。

関連記事▶フィードバックをもらう方法7選|最大効果を発揮する聞き方

アピールポイントを見つける方法

アピールポイントを見つける方法自己PRで差をつけるには、他の人とは違う魅力的なアピールポイントが不可欠。しかし、多くの人が「これといったアピールポイントが見つからない」と悩んでいます。

特に就活中は、自分の価値を適切に伝える必要があり、アピールポイントの発見は最重要課題です。ここでは、効果的なアピールポイントの見つけ方と伝え方を解説します。

徹底的な自己分析の進め方

アピールポイントを見つけるには、徹底的な自己分析が欠かせません。これは一朝一夕にできるものではなく、本来であれば生涯をかけて行うほど奥深いものです。

【自己分析の5ステップ】

  1. 経験の棚卸し
    学生時代から現在までの経験を時系列で書き出します。仕事だけでなく、趣味や習い事、ボランティア活動なども含めましょう。実践ポイント: カレンダーやSNSの投稿を見返して、忘れていた経験を思い出しましょう。
  2. 成功体験の抽出
    棚卸しした経験の中から、成功した体験や達成感を得られた体験を抽出します。例えば「チームをまとめて未経験の案件を成功させた」「難しい課題を解決した」など。実践ポイント: 小さな成功でも構いません。「うまくいった」と感じた場面をすべて書き出しましょう。
  3. 行動パターンの分析
    成功体験から、自分がどのように行動したのかを分析します。「問題発見→解決策立案→実行→評価」の流れで考えると整理しやすいです。実践ポイント: 特に「どのように」「なぜそうしたのか」を掘り下げましょう。
  4. 強みの言語化
    行動パターンから自分の強みを言語化します。「細部まで気を配れる」「全体を俯瞰して考えられる」「粘り強く取り組める」など。実践ポイント: 抽象的な表現ではなく、具体的な能力や特性で表現しましょう。
  5. 第三者の意見収集
    家族や友人、同僚など信頼できる人に「私の強みは何だと思う?」と質問し、客観的な視点を取り入れます。実践ポイント: 最低5人に聞いて、共通点を見つけることが重要です。

理想的には専門家のサポートを受けることで、見誤りを防ぎ、より正確な自己分析ができます。ただ、すぐに専門家に相談できない場合は、以下の記事を参考に自己分析を進めてみましょう。

自分の棚卸しのやり方|人生の棚卸しでキャリアに潜む強み発見【転職・起業成功のヒント】 

強みを活かした効果的な自己PR作成法

自己PRは単なる強みの羅列ではなく、「なぜその強みが役立つのか」を説得力を持って伝えることが重要です。

【効果的な自己PRの作成3ステップ】

  1. 強み+根拠の明確化
    自分の強みとその根拠を明確にします。「私の強みは○○です。それは××の経験から培われました」という形式で整理します。例文: 「私の強みは問題解決能力です。前職では顧客からのクレーム対応を任されることが多く、100件以上の問題を解決してきました。」
  2. STAR法による具体例の作成
    強みを活かした具体的なエピソードをSTAR法(状況→課題→行動→結果)で整理します。例文: 「営業部で働いていた際(状況)、失注が続いていました(課題)。そこで私は顧客の潜在的ニーズを探るためのヒアリングシートを作成し、部内で共有しました(行動)。結果、3か月で受注率が15%向上しました(結果)。」
  3. 志望先との関連づけ
    自分の強みがなぜ志望先で役立つのかを明確にします。企業研究をしっかり行い、ニーズとマッチングさせることがポイントです。例文: 「貴社は海外展開を強化されていると伺っています。私の英語力と異文化コミュニケーション能力を活かし、グローバル事業の拡大に貢献したいと考えています。」

実践ポイント: 自己PRは300〜400字程度にまとめ、暗記するのではなく、要点を押さえて自分の言葉で話せるようにしましょう。究極の方法は以下に詳しく書いてます。入社後も活かせる自己理解にもなるので、単なる就職テクニックではなく、自己成長のプロセスとして取り組みましょう

個性を強みとして伝えるプロフィール書き方【事例あり】 

面接官を納得させる強みの伝え方

せっかく見つけた強みも、伝え方次第では効果が半減してしまいます。面接官を納得させる伝え方のコツを紹介します。

【面接での強み伝達5つのポイント】

  1. 数字で具体化する
    抽象的な表現ではなく、できるだけ数字を使って実績を表現します。

    悪い例: 「営業成績が良かったです」
    良い例: 「入社2年目で営業成績を前年比130%に向上させました」
  2. エピソードは一つに絞る
    たくさんの実績を詰め込むのではなく、最も印象的なエピソードを一つ選んで掘り下げます。実践ポイント: 「そのために具体的に何をしたのか」「どんな工夫をしたのか」を詳しく説明しましょう。
  3. 自分の言葉で語る
    形式的な表現や難しい言葉を避け、自分の言葉で誠実に語ることで信頼感が生まれます。実践ポイント: 事前に友人に聞いてもらい、「本当にあなたらしい話し方か」フィードバックをもらいましょう。
  4. 視覚的な印象も大切に
    話す内容だけでなく、姿勢や表情、声のトーンなども意識します。特に「強み」を語るときは自信を持った表情や声色が重要です。実践ポイント: 鏡の前で練習したり、スマホで録画して確認したりしましょう。
  5. 質問への対応力を高める
    強みについて掘り下げた質問をされても慌てないよう、様々な角度からの質問を想定して準備しておきます。

    想定質問例:
    「その強みを活かして失敗したことはありますか?」
    「その強みはどのように身につけましたか?」
    「その強みを当社でどう活かせますか?」

強みを効果的に伝えるには、事前準備と練習が不可欠です。友人や家族に協力してもらい、模擬面接を行うことで、より説得力のある伝え方が身につきます。

また、志望企業の企業理念や求める人材像を理解し、自分の強みとの接点を意識して伝えることも重要ですよ。


アピールポイントの発見と伝達は、単なる就職活動のテクニックではなく、自分自身を深く理解し、他者に適切に表現するためのライフスキルです。これらのステップを丁寧に実践し、自分だけの魅力的なアピールポイントを見つけて、効果的に伝えていきましょう。

自分の強みを徹底的に掘り下げたい方には、専門家のサポートを受けられる「自分力活用講座」がおすすめです。この講座では、専門家が一人ひとりの自己PRに使える強みを丁寧に引き出し、最大限に活かす方法を指導しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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自分の強みを活かせる人の特徴

自分の強みを活かせる人の特徴自分の強みを受け入れた先にある「強みを活かせる人」になるには、どうすればよいのでしょうか。強みを発見して受け入れた後、それを実際に活用できている人には、いくつかの共通点があります。

1.他人による評価を行動に変える

自分の強みを活かせる人の特徴の1番目は、他人の評価を受けて積極的に行動できることです。

単に評価を受け入れるだけでなく、「あなたはこれが得意」と言われたことを試す機会を自ら作り、その分野でさらに経験を積んでいくのです。

評価を聞いて「ありがとう」と言うだけでなく、「では、その強みを活かせる場で挑戦してみよう」と一歩踏み出す勇気を持っています。

2.自分の強みを状況に合わせて応用する

自分の強みを活かせる人の特徴の2番目は、自分の強みを様々な状況に適応させる柔軟性を持っていることです。

同じ「細かいところに気が付く」という強みでも、事務職では「ミスを見つける能力」として、接客業では「顧客の小さな変化に気づく観察力」として活用するなど、状況に応じて強みの活かし方を変えられます。

3.強みを磨き続ける姿勢を持つ

自分の強みを活かせる人の特徴の3番目は、自分の強みを当たり前と思わず、常に磨き続ける姿勢を持っていることです。この継続的な努力が専門性を高め、個人の成長を加速させる原動力となります。

得意なことだからこそ、より高いレベルを目指し、学び続けます。「これくらいでいい」と満足せず、さらに専門性を高め、独自の価値を創り出そうとするのです。

私自身も、「浅野さんは女性の指導者に向いている」と言われた時、最初は半信半疑でした。しかし、女性限定コミュニティでの登壇機会をいただき、「もっと話を聞きたい」という声が増えるにつれ、この強みを信じて磨き続けました。

この経験が、現在の浅野塾立ち上げにつながったのです。もし私がこの評価を受け入れず、行動に移していなければ、今の道は開けていなかったでしょう

もし強みが見つからないと悩んでいるなら、すでに受けている評価を見逃していないか、その評価に基づいて行動しているか、そして強みを磨く努力をしているか、この点を見直してみてください。強みを活かす道は、必ず開けるはずです。

強みを受け入れて転職に成功した例

強みを受け入れて転職に成功した例強みを受け入れて転職に成功した例をご紹介します。

例1:栗田あかねさん(営業職)

栗田あかねさんは、やりたいことが漠然とあるものの、それが本当に正しい選択なのか迷い続けていました。講座を受けることで「強みを探す」から「強みを受け入れて活かす」思考へ変化。自分の持つスキルや経験を受け入れることで、転職への決意が固まり、実際にエージェントに登録して活動を開始。結果として、講座期間中に転職が決まり、新たなキャリアをスタートさせました。

また、複業として行っていたサービスも再開する決断ができるなど、強みを受け入れることで迷いがなくなり、積極的な行動につながりました。

例2:大野愛実さん(リサーチャー職)

大野愛実さんは、「自分には大した才能も実績もない」と思い込み、キャリアに対する迷いを抱えていました。転職を考えたものの、方向性が定まらず、選考でもうまくいかず、負のループに陥っていました。

しかし、自己分析を進める中で、自分が「取るに足らない」と感じていた部分が、実は「らしさ」や強みにつながることに気づきました。特に、講座を通じて「強みを受け入れて活かすことが大切」と学んだことで、自己否定から抜け出し、自分を受け入れる意識に変化。

その結果、強みを受け入れて転職活動に臨んだことで、自分の特性を活かせる企業と出会い、新たなキャリアを築くことができました。

以上のお二人は、こちらの講座の修了生です。この講座で学べる「自分史分析プログラム」によって強みを見つけて受け入れることができました。

自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】

自分の見つめ直し完全マニュアル

強みを受け入れることは簡単ではありません。先ほど書きましたが特に日本人は自分の長所を過小評価しがちで、本来の実力を発揮できていない場合が多い。

このときに役立つ「自分の見つめ直し完全マニュアル」は、そんな悩みを解決するために開発されたものです。様々な角度からの質問やワークシートによって、無意識の強みや眠っている可能性を掘り起こし、自分らしい生き方の基盤を作ります。

制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。

  • 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
  • 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
  • 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
  • やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
  • ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。

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最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

強みを見つけて受け入れることは、人生を変える大きな転機となります。多くの人が、自分の本当の強みに気づかないまま、あるいは気づいても受け入れられないまま日々を過ごしている。

強みを受け入れるためには、まず自分自身をありのままに認めることが必要。弱みも含めた全体を受け入れてこそ、強みも明確に見えてくるものです。

そして、周囲からの評価を素直に聞き入れること。多くの場合、他者は客観的に強みを見抜いている。「そんなことない」と否定せず、「ありがとう」と受け止めてみましょう。

人生において、強みを活かせる場所で働くことほど幸せなことはありません。強みを受け入れ、磨き、活かすことで、本来の力を発揮できる道が必ず開ける。

この記事が、一人でも多くの方の強み受け入れの一助となり、自分らしいキャリアを築くきっかけになれば幸いです。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

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