無理なく起業する方法あるかしら?
根拠になるデータを基に説明して欲しいです。
職種を選ぶコツや、おすすめも知りたいな。
そんな疑問に答えます。
起業を考え始める女性が増えましたね。
生涯通じて会社員を続けることが困難な時代背景も、後押ししているように思います。
そこで本記事では、
極力負担少なく、無理のない女性起業のやり方について解説しています。
無理なく起業している女性たちは、どのようなやり方をしているのか。
内閣府男女共同参画局の統計データを基にわかりやすく解説します。
本文の最後に、起業に向くか向かないか早わかり判断シートのプレゼント案内もある充実の内容です。
ほかにはない記事だと思いますよ。
読み逃しのないようご注意くださいね。
5〜6分で読めます。
- この記事の信頼性が不安な方へ
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。
現在、自分スタイルで生き抜く人づくりの会社を経営。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
詳しいプロフィールはこちらです
無理のない女性起業のやり方
無理なく起業している女性たちは、どのようなやり方をしているのか。
成功の秘訣をデータを基に解説しますね。
以下7つの特徴があります。
- お金をかけない(50万以下)
- 自分に合うサイズ感
- 好きなことをネタにする
- 前職の会社と関係せず同じ職種で
- 相談者を用意する
- Google先生を活用する
- セミナー・講座を活用する
順に解説しますね。
お金をかけない(50万以下)
無理なく起業している女性たちはかける経費を抑えた堅実な起業のやり方しています。
下記のデータをご覧ください。
女性の約6割は、100万円以下の自己資金で起業しています。
3人に1人は50万円以下の自己資金で起業。
しっかりものの女性ならではですね。
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年」http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
2020年に新型コロナウィルスにより、手作りマスクを作って販売している主婦の方々がいましたよね。
これもお金をかけない小さな起業と言えますよね。
昔、近所の子どもを集めて自宅で開催する塾や、習字&そろばん教室をよく見かけた。
先生は友だちのお母さんですよ。
思い返してみると立派な主婦起業でした。
自分に合うサイズ感
無理なく起業している女性たちは、自分にぴったり、しっくりサイズの起業のやり方をしています。
起業している女性の中で、個人事業で起業している割合は78.6%。
10人中8人です。
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
上記のデータでわかるように、ゴリゴリベンチャー男子のような無茶をしませんよね。
「起業」というと法人登記してうんぬんなど考えがちです。
しかし、いきなり会社を設立する必要もないですよ。
個人事業として「今日から始めます」と言えば、今日からでもスタートできる。
(※認可が必要な事業は除く)
青色申告をしつつ税金を払えばいいだけですからね。
好きなことをネタにする
無理なく起業している女性たちは、趣味や特技を活かす起業のやり方をしていますね。
好きなことを、必要としてくれる人のためにという意識の現れかもしれません。
下記はその基になるデータです。
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
私の塾の受講生の例では、好きなイラスト描きを活かして、4コママンガで取説を作るビジネスを始めた女性がいます。
特技を活かした起業ですね。
前職の会社と関係せず同じ職種で
無理なく起業している女性たちの起業のやり方として、前職で身につけたスキルをそのまま始めている人が48%をしめています。
下記は基になるデータです。
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
ここで注意しなければならないのは、現職の仕事で身につけたスキルが、その会社でしか通用しないスキルの場合です。
その場合は一度「スキルの仕入れ」のための転職を、起業前にしておくのもうまい方法ですよ。
例えば、現職は事務職の女性がカフェを開業したい場合、一度カフェに転職するみたいな感じですね。
相談者を用意する
無理なく起業している女性たちは、心折れそうなときに相談する相手を用意する起業のやり方をしています。
「起業家が起業を断念しそうになった際の相談相手の有無」というデータがあります。
66%の女性が相談相手を用意しています。
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
私の個人セッションにおいても、クライアントさんは起業、もしくは起業準備している女性が多いです。
モチベーションを維持したり、頭を整理したりするために契約しているようです
Google先生を活用する
無理なく起業している女性たちは、Google先生(インターネット)を活用した起業のやり方をしています。
わからないことは、インターネットで調べるのが基本線のようですね。
下記のデータを見ていただきたいのですが「活用したことのある支援策の中で、最も満足度や優先度が高いもの」という統計データです。
インターネットが圧倒的です。
↓
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
セミナー・講座を活用する
無理なく起業している女性たちは、起業の準備を進める際に、セミナー・講座を活用した起業のやり方をしています。
「今後活用したい支援策」という統計データがありますが、ご覧のように高い数字を示しています。
出典:内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について平成28年http://www.gender.go.jp/kaigi/renkei/team/kigyo/pdf/h28_0121_kigyo01_ss2.pdf
実際、私の塾にも、起業につながる自分の強みを見つけたいという女性も多いですね。
きちんと学んでから起業しようとする女性らしいやり方だと思いますよ
起業する職種を選ぶやり方
女性が起業する上で気になるのは、どのように職種を選べばいいのかでしょう。
職種を見つけるコツは次のとおりです。
- 求められそうな職種を選ぶ
- 続けられそうな職種を選ぶ
- やりたい職種を選ぶ
- 強みを活かせる職種を選ぶ
順に解説しますね。
求められそうな職種を選ぶ
起業する職種を選ぶ際に、とても重要なことは「ニーズ(需要)があるか?」ということです。
- 絶対条件だと思ってくださいね。
どんなに自分の惚れ込んだものでも、求められなかったら見向きもされません。
知人の女性が、血液型から将来を占うというビジネスを始めた事がありました。
しかし一年ももたなかったですね。
ニーズがなければビジネスにならないのです
やりたい職種を選ぶ
女性の場合、仕事はお金のためと割り切って働ける人ばかりではないでしょう。(私もですけど)
もしもやってみたいことがあったら、やりたい職種を選ぶことが無難。
言うまでもなく、モチベーションも続き、より突っ込んだ知識や経験を積もうと考え始めるからです。
続けられそうな職種を選ぶ
やりたい職種が特にないのであれば、続けられそうな職種を選ぶのもいいです。
つまり「嫌いじゃない」職種ということ。
- 起業することより、続けることの方が大切です。
長期的な視点をもって考えると、続けられそうなことを選ぶのは手堅い考え方ですよね。
しかも稼ぎにつながりやすい傾向あります
強みを活かせる職種を選ぶ
強みを活かせる職種を選ぶのも、うまいやり方です。
自分の強みとは、そもそも他人との優位性を示すものですものね。
ほかとの違いを出しやすくなります。
詳しくは 自分の売りとなる強みの見つけ方|自分の魅力倍増!転職や起業にも役立ちます をお読みくださいね。
起業前に準備すること【必須です】
起業する前に準備しておくことも紹介します。
次のとおりです。
- お金
- 自分の分析
- ネタだし
- スキルの仕入れ
- 集客方法を考える
- 相談者の確保
順に解説します。
お金
当面、無収入でも生活できるお金を準備しておきましょうね。
1〜2年は食べていけるほど稼げない可能性もありますから。
先立つものの用意は無視できませんね。
自分の棚卸し
自分の強みなどの棚卸しも不可欠。
女性の起業は、仕事だけではなく生活、生き方と繋がっている場合が多いです。
自分をしっかり見つめ直すことをおすすめします。
甘く考えないほうがいいですよ。
詳しくは、ヌケ・モレなく人生の棚卸しをする方法【70の質問で深堀り】をお読みください。
アイデアのネタだし
起業のアイデアのネタだしです。
けっこうネタだしはコツがあります。
これまで無かった斬新なものではなくてはならないという思い込みを持った人も多いので注意が必要です。
起業したいけれどネタがない人向け|失敗しないアイデア探し入門【6つのアプローチ】に詳しくやり方を解説しています。
スキルの仕入れ
起業するには売り物がなければ何も始められませんよね。
売りになるスキルがある人ばかりではないと思います。
そんなときはスキルの仕入れをしなければなりませんね。
私も、講師になるための勉強と実践を3年ほど経て独立しています。
私の塾の受講生の例では、出産後にキャリアカウンセラーのスキルを学び、フリーで活躍している女性がいます。
下記は彼女のことを書いた関連記事です。
集客方法を考える
けっこう抜け落ちやすいのが集客に関する準備です。
最優先するくらい大事なことです。
私はブログ、メルマガほかSNSを活用していますけれど、他にもチラシ、DMなどたくさん手段はあります。
どれもけっこうつらいことだらけ、苦笑
しかしながらマーケティングやセールスを無視していると、やりたい仕事もできませんから目を反らさないようにしましょうね。
相談者の確保
相談者の確保も大切です。
商工会やセミナー、オンラインサロンなど、相談する人や場を確保しておいたほうがいいでしょう。
起業すると、予期せぬことの目白押し。
ひとりでは頭の整理ができなかったり、何かあったとき相談できなかったり不都合が生じやすいです。
個人セッションのようなサービスを探しておくといいですよ。
女性が起業するおすすめの職種
女性が起業するおすすめの職種をいくつかご紹介します。
寄り添い系の職種
「誰かに喜んでもらいたい」という女性には寄り添い系の職種がおすすめです。
これまで私の受講生の例をもとに紹介しますと
- パーソナルトレーナー
- エステテシャン
- エアロビインストラクター
- ヘアメイクデザイナー
- カウンセラー
- ネイリスト
- セラピスト
教える系の職種
「自分の経験を伝えたい」という女性には教える系の職種がおすすめですね。
例えば
- コンサルタント
- 教室、塾の経営
- セミナー講師
- 研修講師
- 講演講師
などですね。
自分の経験や知識を売る方法【仕事にしてお金に変えるコツ】 も参考にどうぞ。
IT系の職種
時代の流れ的に必要とされる職種です。
- プログラマー
- ITデザイナー
- WEBライター
- SEOコンサルタント
などですね。
女性の起業で注意すべきところ
女性の起業で注意すべきところもご紹介しますね。
失敗しやすいツボと思ってお読みください。
友人と起業しないこと
友人と起業しない方がいいです。
常に相談せねばならなくなり、意志決定が遅れがちになります。
また意見が合わないときに、どちらかが譲るカタチになるでしょう。
するとストレスも溜まりやすい。
起業している人に友達がいない理由【起業仲間は増えます】も読んでおくといいでしょう。
資格に走らないこと
起業するための資格は必要ありません。
資格があれば食べていけた時代は昭和の時代でほぼ終わってますよ。
未だに資格に踊らされている人も多いのでご注意くださいね。
起業に資格はいらない。取得しても収入につながらない理由|その資格は開業に必要? に詳しく解説しています。
準備を完璧にしようしないこと
女性がよくありがちなのが全て準備しようとしてしまうことです。
起業の準備が整う日は来ないと言っても過言ではないでしょう。
なぜなら事業を始めないことにはわからないことが多いからです。
勉強するにも何が必要な知識なのか不透明なことばかりですしね。
起業に失敗する女性のよくある行動10パターン|稼ぐ女性との違い にもわかりやすく書いてますので参考にどうぞ。
おすすめの起業のやり方
起業のやり方はけっこう自由です。
あらゆるハードルを乗り越えねばなりませんので、下記を参考にどうぞ。
週末だけ起業
私が実践した起業のやり方ですが、平日は会社勤務を続けつつ、週末にスタートさせるやり方です。
生活の心配はないですし、万が一起業が不調に終わっても食べていけます。
私の経験談を、週末起業で会社を辞めずに副業を10年続けて知ったこと【初告白】に書いてますので参考にどうぞ。
アルバイト(派遣)に切り替える
社員を辞めて、週3〜4日のアルバイトや派遣社員に働き方を変えてしまう方法ですね。
- 狙いは起業する時間を作るためです。
起業の準備や勉強するには時間が必要。
フルタイムで残業だらけの状態で会社員を続けていると、時間をとることがままなりませんからね。
実践するには、一旦収入は落ちますので、将来のための時間投資と割り切るマインドが必要になりますね。
スキル仕入れ目的の転職をする
起業するにもスキルがないということであれば、起業する前に一度スキルを学ぶための転職をするのもおすすめです。
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起業に向いているかいないかを見分けたい人のために、早わかり診断シートをつくりました。
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※予告なく配布を終了します。ご了承ください。
起業して得られる一番のもの【自由】
冒頭でも書いたように、会社員を生涯続けることすら難しい時代になりました。
起業する、しないに関わらず個人で稼ぐ勉強や経験は早いうちにしておいたほうがいいですよ。
当時は自分で会社を興す気はなかったのですが、勉強しておいてよかったです。
起業して得られたもので最もよかったことは、時間も仕事も働き方もすべて自分でコントロールできるようになったことです。
好きなときに、好きなことができるって最高。
誰にでもできることではありませんけれど、迷っているならやってみることをおすすめします。
それでは楽しい起業ライフをお過ごしくださいね。
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