人のために頑張れる人に、どうすればなれる?
そんな疑問に答えます。
自分のためより人のための方が頑張れる人もいれば、自分のためになら頑張れるという人もいますよね。
人のために頑張る性格の方が美しく思われそう。でも、どちらが良い・悪いってないです。本当は自分のタイプを活かすだけでOKなんですけどね。
この記事では、「人のために頑張れる人」と「自分のために頑張る人」それぞれの特徴と、その決定的な違いを解説します。
また、「人のために頑張れる」強みを身につけたい方のために、その「なり方」(自分を成長させる5つのステップ)も紹介している希少な内容です。
他人を優先して疲れない方法や、役立つツールもいくつか紹介しますので最後までお読みくださいね。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
人のために頑張れる人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導く自己分析のプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
「人のために頑張れる人」と「自分のために頑張る人」の特徴と違い
誰かのために頑張るタイプと、自分のためにひたすら頑張る人がいますね。
大きな違いはやる気のほこ先だけ。それぞれの特徴を解説します。
人のために頑張れる人の特徴
人のために頑張れる人の特徴は、大きく2つのタイプに分かれます。
- 「世の中の人のためになることがしたい」(社会貢献タイプ)
- 「身近な人によろこんでもらいたい」(他者実現タイプ)
どちらもやる気のほこ先が外向きの人です。
自分のために頑張る人の特徴
一方、自分のために頑張る人の特徴は、こちらも2つのタイプに分かれます。
- 「家が欲しい。お金を稼ぎたい」
(物的成長促進タイプ) - 「自分をもっと成長させたい」
(自己実現タイプ)
以上の2つ。
物的成長促進タイプの人は、モノやお金のために頑張ったり、「出世したい」「一番になりたい」みたいな権威を欲するタイプです。
自己実現タイプの人は、自分磨きやキャリアアップに強い興味関心を示すタイプ。
どちらもやる気のほこ先が内向きの人ですね。
「人のため」「自分のため」良し悪しはない
冒頭の繰り返しになりますけど、どちらが良い悪いはないんです。
どちらでもOKなんですよ。
やる気のほこ先が外向きなのか内向きなのかの違いだけですからね。
- 着地点は同じです。
たとえばフランス料理を作る2人のコックがいたとします。
Aコック:「お客さまの喜ぶ料理をつくるぞ!」(外向き派)
Bコック「この街一番の料理をつくるぞ!」(内向き派)
どちらも美味しい料理を作ることに違いないですからね。
損だ!得だ!にも個人差ある話
人のために頑張ろうが、自分のために頑張ろうが、どちらにしても損得はないですよ。
自己満足のポイントなんて人によって違いますからね。損得のモノサシはお金だけではないから。
人に喜んでもらうことを最高の「得」と感じる人もいれば、「お金」の大小で損得を決める人もいる。損得のモノサシは人それぞれです。

自分のモノサシを見極めないと仕事が苦しくなりますよ。
人のために頑張れる人になるための5ステップ
「人のために頑張れる人」になるためには、自己認識する力、共感する力、行動する力、献身的な姿勢を持つ力、そして継続性の要素が必要です。
以下に、簡単なステップで説明しますね。
1.自分を深く認識する

「人のために頑張れる人」になるための最初のステップは、自分自身にそなわる資質を深く認識する(自己認識する)ことです。
自己認識している人は、自分の行動と感情をより明確に理解しているため、他人との関係性をより良く保てます。
例えば、人の話を聞く能力の高いと認識した場合、他人の問題を理解し、助けるコミュニケーション能力を強化できるかもしれません。
自己認識することは、他人に何をしてあげられるのか理解する基盤になります。
以下に、自己認識するための分析ポイントを詳しく書いてます。深掘りしたい人は参考にどうぞ。
▶自分を知る方法|専門家が監修!自分を知り尽くす10のヒント
2.共感する力を育てる

「人のために頑張れる人」になるための第2のステップは、共感する力を育てることですね。
他人の気持ちを理解し、その視点から物事を考える能力が必要なのですよ。
他人の問題や困難を理解し、それに対して何ができるかを考えてみましょう。
例えば、友人が仕事でストレスを感じているとします。その感情を理解することにより、彼を助け、支えるきっかけをつかめます。ときには、励ましの言葉をかけるだけでも大きな助けになることがあります。
つまり、共感力は他人への援助における中心的な要素であり、他人の苦痛を軽減する手助けとなりますね。
自分の目標として、この共感力を育てることを意識的に設定してみるのもよいでしょう。
3.行動を起こす

「人のために頑張れる人」になるための第3のステップは、行動を起こすこと。
当たり前のことですが、理解と共感だけでは十分ではありません。必要なのは行動です。
とは言え、難しいことをする必要はないですよ。
例えば、誰かが援助を必要としている場合は、共感するだけではなく、実際に手を差し伸べることが重要ですよね。
つまり、思いやり(共感)と行動、その両方がそろって初めて、具体的な結果につながるわけです。
4.献身的な姿勢を持つ

「人のために頑張れる人」になるための第4のステップは、献身的な姿勢を持つことです。
他人を助けるためには、自己犠牲や困難を乗り越える覚悟が必要です。
例えば、自分の休日を犠牲にして、友人の引っ越しを手伝うことを選ぶかもしれません。
つまり、自分の欲や利益を他人のために横に置くことで、本当の意味で他人を助けることが可能になります。
5.続けること(継続性を発揮)

「人のために頑張れる人」になるための最後のステップは、「続けること(継続)」です。
人のために何かをしても、1回や2回で終わりでは、なかなか変わりませんよね。 大切なのは、ムリのない範囲でいいので、続けてみようとすること。その中で「もっとこうしようかな」と工夫(改善)していくことです。
例えば、「1回だけ」ボランティアに参加するのではなく、「3ヶ月に1回」のように定期的に参加してみる、といったイメージです。(無理のない範囲でね)
つまり、「続けること」が、相手の生活を本当に良くしていくためのカギになるんですよ。
以上のように、これら5つのステップは、自分が成長する上でどれも大切な役割を果たしますよ。
「自分は、人のために何ができるかな?」と常に考え、行動することを意識するだけで、「人のために頑張れる人」に成長できます。

無理は禁物ですよ。苦しくなったらお休みしてね。
他人を優先しても疲れない方法
人のことばかり優先して、疲れている人によく出会います。 「期待に応えたい」という気持ちは素晴らしいですが、そのために自分をおろそかにしたら本末転倒ですよ。
どこまでやるか、自分の中で心の線引きをしないと、自分を見失うことになります。
例えば、相手の期待に応えたいあまり、何でもかんでも「やります!」と引き受けていませんか?
相手の期待は「相手の課題」、それに応えられるかは「自分の課題」です。時には勇気を出して「それはできません」と断ることも、自分を守る大切な線引きになりますよ。
それに、いつも120点の完璧を目指さなくてもいいんです。 「私はここまでやれば十分」と、自分の中で基準(合格点)を決めておくこと。相手の期待に振り回されず、自分のペースを大切にしましょうね。
ここでは詳しく書ききれませんが、他にも「疲れない」ための大切な対処法があります。
ちょっと疲れてしまったな、と感じる人は、以下の記事で10個の具体的な方法を解説しています。きっと解決のヒントが見つかりますよ。
▶期待されるのに疲れた|心が楽になる即効性の高い対処法10選
【重要】先ずは自分を満たすこと
『人の為と書いて「偽り(いつわり)」と書く』と説いたお坊さんもいるくらいですからね。
よろこんでもらう姿を見たときに、「自分はこの仕事をしていいんだね」と自分の居場所を得る感覚があります。つまり自分のためにやっている。
人から「偽り」と言われてしまうのであれば、それでもいいと思ってます。結果的によろこんでくれる人がいるのですからね。
私自身、自分が何のために生きているのかわからない時代がありました。そんな自分が、誰かのために頑張れたときの快感は今でも忘れない。
だからこそ、昔の私と同じように自分にできることがわからずに苦しんでいる人がいる。そんな人の役に立ちたいと思えたのですよね。
この記事との出会いをきっかけに、自分を見つめ直すことをおすすめしますよ。
やりたいことがわからないときの対処法
やりたいことがわからない人も焦らなくていいですよ。
特に「人のために頑張れる」タイプの方は、いつもアンテナが外(他人)に向いているので、いざ「自分のやりたいこと」を探そうとすると、急にわからなくなることが多いんです。
やりたいことは、自分の「知っていること」や「経験あること」の中からしか選べません。私たちの知り得ていることや、経験していることなんてごくわずかなものですよ。そこで、今の自分にできることや、これからできそうなことを追求することが大切。
手ごたえとは、自分にできているという実感のこと。そこで他人と比較したり、資格をとったりとみな必死になります。
上には上がいくらでもいるため、手ごたえを得られず「自分に何ができるかわらない」という結論に達するというわけです。しかし・・・。
「あたりまえにできること」。手ごたえのないものが自分の強みだったりする。手ごたえを感じないことにも光をあてないと、自分にできることは見つからないですよ。 あたりまえのようにできることを深堀りした方がいい。
自分の潜在価値ですからね。 「人を喜ばせるのが得意」「○○についてはこだわる」「○○はよくほめられる」のようなものに、自分の本当の価値(=やりたいことに繋がるヒント)が見え隠れするものです。
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「そもそも、人のために自分ができることがよくわからない」という人は、下記の記事を読むと解決の糸口つかめます。
自分にできることを追求しよう
まとめになりますが、私たちがすべきことは結論、自分にできることを増やすことですよ。 人のため自分のためどちらでもいい。 自分にできることを粛々とやることです。
この記事では、「人のために頑張れる人」と「自分のために頑張る人」の特徴と違いを解説しました。どちらのタイプにも良し悪しはなく、大切なのは自分のタイプを活かすことです。
もし、「人のために頑張れる」強みを身につけたいなら、「なり方」として5つのステップ(1.自己認識、2.共感、3.行動、4.献身、5.継続)を紹介しました。
ただし、無理は禁物です。 他人を優先して疲れないよう、まずは自分を満たすことを最優先にしてくださいね。
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最後に筆者からの大切なメッセージ

人のため、自分のため。その境界線は時に曖昧なものです。大切なのは、自分の心に正直であること。他人の期待に応えようとして疲れてしまったら、少し立ち止まってみましょう。
自分を大切にしながら、できる範囲で他者に貢献する。そのバランスを見つけることが、充実した人生をおくるために大切なことですね。この記事がお役に立てたら幸いです。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
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浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数












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