『自分に質問する』以外に価値観を見つける方法ない?自分に質問してもわからないんです…
そんな疑問に答えます。
価値観を見つけることは、自己理解や人生の方向性を決める上でとても重要なことですよね。
この記事では、その原因や「自分に質問する」以外の効果的な価値観の見つけ方を紹介します。
新しいアプローチを通じて、深層心理にアクセスし、自分自身をより深く理解する手助けになるでしょう。
自分の価値観をクリアにして、より充実した人生を送るためのヒントを見つけてくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、10年以上かけて、個性を強みに変えるアプローチを開発し、一般的な自己分析を超えて本質的なキャリアの方向性を指南してきました。
価値観がわからなかった人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
自分に質問しても価値観がわからない理由
自分に質問すれば、きっと答えが見つかるはず…
自分に質問をするのはひとつの良い方法です。しかし、それだけではなかなか価値観を見つけられないことがあります。
その理由から解説しますね。
理由1:無意識の壁が邪魔をしている
私たちは、心の奥底に潜む不快な感情や過去の失敗から目を背けようとします。
- 「自己防衛の本能」によるもの。
それが、自分の内面を探る過程で、無意識のうちに「壁」となって立ちふさがり、本当の価値観を見つけるのを難しくしてしまうのですね。
周りの期待によるもの
また、家族や社会からの期待に沿った答えを求めてしまい、自分の本当の気持ちや価値観を見逃すことがあります。
たとえば、「医者になりなさい」と両親に言われ続けていたら「歌手になりたい」という気持ちを封印してしまうかもしれませんよね。
周囲の期待に縛られることによって、自分の内面にある本当の声がかき消されてしまうのです。
理由2:思い込みという名のフィルター
思い込みによって、自分に質問をしても価値観がわからないことがあります。
過去の経験や周りの環境によって、自分の価値観が固まってしまうことがあります。まるで色眼鏡をかけているような状態です。
たとえば、過去に失敗した経験から「自分にはこれが向いていない」と決めつけてしまうことがあるでしょう。その思い込みが本当の価値観を見つける妨げになっているかもしれません。
思い込みは、時に強力な力を持つことがあります。しかし、思い込みはあくまでも「フィルター」であり、真実ではありません。
大切なのは、思い込みに気づき、フラットな状態で自分と向き合うことです。
理由3:深層心理へのアクセスが不足
価値観は、必ずしも意識的に把握できているとは限りません。
まるで海面下に隠された宝のように、深層心理に眠っている可能性もあります。
なぜなら、私たちは、日常生活の中で様々な情報を処理しているからです。
その中には、意識的に認識できない情報も多く含まれています。
そして、意識的に認識できない情報の中には、私たちの価値観に深く影響を与えているものも含まれているのです。
たとえば、子どもの頃の体験やトラウマなど忘れかけていた記憶などが、自分の行動や考え方・価値観に影響を与えていることがあります。
当塾のカリキュラムに採用している自分史を書くなど、深層心理にアクセスできるような方法を取り入れると、より深い気づきを得られるかもしれません。
理由4: 自己批判のくせが邪魔をする
自己批判的な思考は、まるで霧のようなもの。自分の答えに対して否定的な視点を持ちすぎると、本当の価値観を見逃してしまうことがあります。
たとえば、「私の意見なんて、誰も聞いてくれないだろう」という自己批判があると、ブログを書きたいと思っているのに書けないという現象が起こります。
行き過ぎた自己批判は、ときに自分の価値観を封印してしまうのです。
価値観を見つけるための新アプローチ『自分に質問する』以外の方法
それでは本題の『自分に質問する』以外の新しいアプローチ方法をご紹介します。価値観を見つけるためには、それなりの時間と行動が必要になります。
自分の感情に徹底的に注目する
喜び、悲しみ、怒り、恐怖…ありとあらゆる感情を察知したら、記録しましょう。感情を記録する際には、
感情・状況・理由を一緒に書き出すと、より深い分析が可能です。
たとえば、
・感情:喜び
・状況:友人とボランティア活動に参加したとき
・理由:人の役に立てたことが嬉しかった
以上のように感情と状況を結びつけることで、自分がどのようなことに価値を置いているのかが見えてきます。
感情のトリガーを分析する
感情のトリガー(引き金)を分析すると、これまで以上に価値観を知ることができます。
一日の中で自分がどのような状況でどんな感情を抱いているかを意識的に観察しましょう。
たとえば、
(状況)仕事中にミスをしてストレスを感じた
(感情)友人に親身になって心配してもらいうれしかった
などのように、具体的な状況と感情を結びつけます。
そして、
感情が湧き上がる瞬間を捉え、それがどのような出来事や人、場所に関連しているかを分析します。
ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も含めて観察することが重要です。
感情のトリガーを分析することで、自分が何に敏感なのか、どのような状況でストレスを感じるのかどのような人と一緒にいると楽しいのかなどがわかり、
自分の価値観をより深く理解することができます。
新しい体験を通じて発見する
積極的に新しいことに挑戦し、さまざまな経験を積み重ねましょう。
- 「五感の探求」が目的です。
旅行、趣味、仕事、ボランティア など、自分が興味を持っている分野から始めるといいですよ。
体験を通して、
- 心が動く瞬間
- ワクワクする気持ち
- 達成感
- 感動
などに注目し、その理由を分析することで、自分の価値観をより深く理解することができます。
たとえば、
- 旅行中に美しい景色を見たときに感じる感動
- ボランティア活動を通して誰かの役に立てたときの達成感
- 新しい趣味を始めて上達したときの喜び
などのように、自分がどのようなことに価値を置いているのか、どのようなことに喜びを感じるのかが見えてきます。
感情日記を書く
毎日の感情を書き留める「感情日記」感情日記をつけることで、自分の価値観を深く理解する手助けになります。
特定の状況や人に対して感じた感情について詳しく書くことで、自分の価値観や優先事項が明確になります。
たとえば、
月曜日
出来事: 仕事で大きなプレゼンテーションを行った。
感情: 緊張、達成感
火曜日
出来事: 友人と久しぶりに会って食事をした。
感情: 楽しさ、リラックス
水曜日
出来事: ボランティア活動に参加した。
感情: 充実感、貢献感
というように、シンプルなものでOKです。このように、感情日記をつけることで、自分がどのようなことにどのような状況でどのような感情を抱きやすいのか把握することができます。
特定の状況や人に対し、感じた感情、その理由について詳しく書くことで、自分の価値観や優先事項が明確になります。
たとえば、
- テーマ:仕事
・自分が仕事で大切にしていること: 成果、成長、貢献
・仕事でやりがいを感じる瞬間: 自分のアイデアが形になったとき、チームで目標を達成したとき
・仕事でストレスを感じる瞬間: 人間関係のトラブル、自分の能力が十分に発揮できないとき
以上のように、特定のテーマについて感情日記を書くことで、そのテーマに対する自分の価値観をより深く理解することができます。
他者に聞いてみる
自分の価値観を深く理解するためには、信頼できる友人や家族に相談してみるのも良い方法です。
彼らの視点から見たあなたの価値観を知ることで、新たな発見が得られます。
たとえば
あなたはいつも周りの人をサポートしているよ。困っている人を見過ごせないのね
というように本人が気づけなかった価値観に出会うかもしれません。
そのときに、「なぜそう思うのですか?」と掘り下げて聞くのもうまい方法です。
以下のように。
質問:なぜ私が周りの人をサポートする姿勢を持っていると感じるの?
回答:あなたはいつも他人の話をよく聞き、助けを求める声に迅速に反応するからよ。
このように他者の視点からのフィードバックを通じて、隠れた価値観に気づくことができるでしょう。
「他人の価値観」を聞いて周る
他人の価値観に触れることで、自分の価値観を客観的に理解することが可能になります。
直接インタビューを行ったり、カジュアルな会話を通じて他者の視点を理解することが重要です。
たとえば、
質問:あなたが大切にしている価値観は何ですか?
回答:私は誠実さを大切にしています。どんな状況でも正直であることが重要だと考えています。
このように、周りの人の生き方や考え方について積極的に聞いてみてください。
繰り返しますが、他人の価値観に触れることで、自分の価値観をより客観的に捉えることができるでしょう。
以上のような継続的な取り組みによって、自分自身をよりよく理解できます。
【まとめ】価値観を見つける旅は永遠
自分の価値観は、年齢を重ねさまざまな経験をすることで移りゆくものです。
私も20代から30代の頃は、仕事ができる立派な人間になりたいなどと思っていました。
しかし今は、立派な人間になるよりも充実した毎日を送り最期に「幸せだった」と思えるような人生を送りたいと思うようになりました。
今回紹介した方法を実践しながら、自分自身と向き合う時間を大切にしてくださいね。
継続的な取り組みが、自分の本質を発見し、より豊かな人生を築くための力になりますよ。
新しい発見や気づきを楽しみながら、自分自身を探求する旅に出てみましょう。
自分の価値観が明確になることで、人生がより意義深く、満足度の高いものになることを願っています。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
ここまで読み進めた方は、かなり意識が高い人だと思います。「もっと自分の理解を深めたい。体系的に棚卸ししたい」という方をサポートするのは私の得意ジャンルです。
そんな方々へ「自分の見つめ直し完全マニュアル」をお配りしています。制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。
私との直接のやりとりもできますよ
「自分の価値観を理解し、専門家のサポートを受けながら人生を豊かにしたい」と感じている人は、以下の受講からスタートしてみるのも一つの方法です。
ただ、私も既に契約しているクライアントの仕事を最優先しているため、いつまで開催を続けるかわかりません。募集を終了していたらごめんないさいね。
もっと詳しく知りたい方への推薦記事
価値観がわからない人や、価値観についてもっと深く知りたいという方は、以下の記事をおすすめします。
1.自分の価値観とは?12の質問で見つかる「本当に大切なもの」|自分の価値観が天職に導く話
解説:この記事では、12の質問を通じて自分の価値観を見つけ出す方法を紹介しています。自分の本当に大切なものを見つけることで、天職へと導かれる道が開けるかもしれません。価値観を明確にするための具体的なステップを知りたい方、自己理解を深めたい方におすすめの内容です。
2. 自分の価値観で生きる方法|他人の価値観で生きる人生との違い【世間の評価に支配されます】
解説:他人の価値観に左右されず、自分の価値観で生きることの重要性について詳しく解説しています。世間の評価に支配される人生と、自分の価値観を基にした人生の違いを明確にし、自分らしく生きるためのヒントを提供。自己肯定感を高め、充実した人生を送りたい方にぴったりの記事です。
3. 仕事の価値観とは?知っておくべき4つの理由と見つける方法【仕事のミスマッチを防ぐために必要】
解説:仕事における価値観の重要性と、その価値観を見つける方法について詳しく解説しています。仕事のミスマッチを防ぐために知っておくべき理由や、自己理解を深める具体的なステップが紹介されています。キャリアの方向性に悩んでいる方や、自分に合った仕事を見つけたい方に役立つ内容です。
以上となります。
ご自身の価値観を理解して、人生を楽しんでしまいましょう!
ではまた。
コメント