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天職がわからない人への実践ガイド|26年間の体験から学ぶ究極の見つけ方

この記事を書いている私自身も”天職”とは呼べない道を歩んできました。日曜日の夜、サザエさんのエンディングを見ては週末の終わりに憂鬱を感じる―そんな日々でした。

しかし今、私は”天職”と呼べる仕事に就いています。過去を振り返ると、「こうすればもっと早く見つかった」と感じる瞬間がたくさんあります。

そこで本記事では、天職ややりたいことを見つけるための7つのアプローチをご紹介します。

天職に出会うまでの26年間、私が実践してきた自己分析や、ときには意外な方法で見つかることもある天職探しのヒントをお話しします。

この記事を読むことで、天職を見つけるための第一歩を踏み出すことができるでしょう。

運命の仕事に出会いたい人必見の自己分析ツールも文末に紹介しています。最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
10年以上2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

音声でも少し解説【ざっくりまとめ】

「とりあえず本記事はどんな内容か聞きたい」人はこちらで聞いてくださいね。(6分くらいでサクッと語ってます)

天職とは後から気づくもの【超重要】

天職とは後から気づくもの【超重要】まずは、天職を見つけるための大切な知識をお伝えします。「天職」という言葉は辞書では、「天から定められた職業」とされています。天職についての疑問を持ち、探求し続けることが大切。

しかし、実際には、天職と思える職業に出会うのは、そう簡単なことではありません。天職とは、けっこう後づけ的なものでして、仕事をしているうちにハマってくるイメージです。

やりがいを感じるようになると、「これが天職なのだなぁ」とじんわりくる感覚です。

職業探しの段階で「天職を探さなきゃ」とか息巻いていると、見つかる可能性がゼロになるかもしれませんのでご注意くださいね。

天職の見つけ方|7つのアプローチ

天職の見つけ方|7つのアプローチもしも天職がわからないとお悩みであるならば、後ほどお伝えする7つのアプローチを試してみましょう。

天職と呼べる仕事にたどり着くには、それなりの試行錯誤が必要です。現実的なお話ですが、「たまたま」でしかないからです。その「たまたま」にいかに出会うかがキモになります。

大切なコツを一つ一つ解説しますので、じっくりお読みくださいね。

1.天職を探す前に生き方を考える

1.天職を探す前に生き方を考える天職を見つけるための1つ目のアプローチは、天職探しの前に自分の生き方を考えることです。

天職は単なる職業選択の問題ではなく、自分の価値観や人生観と深く関わっています。

たとえば、宝塚歌劇団の団員にとっては、芸術への情熱を生きがいとする生き方のひとつとして巡り合っただけかもしれません。

一方、地域の八百屋さんを営む人にとっての天職は、地域社会への貢献や日々の暮らしの中での小さな幸せを見つけることなのかもしれない。

「生き方」とは、自分自身が何を大切にし、どのような価値を追求するかについての深い見通しです。これを理解することは、天職を見つける過程でとても価値があります。生き方を考える際には、具体的な仕事内容だけでなく、その仕事が自分の価値観とどう合致するかも重要です。

なぜなら、天職は単に技能や才能に適した職業を超え、心から満足し、生きがいを感じる仕事であるためですね。

自分の生き方を決めることは、夢を追い求めるものから、安定や安心を優先するものまで、人それぞれ異なります。

自分にとっての理想的な生活を想像し、それを実現するためにはどのような仕事が適しているかを考えることが、天職を見つける上での重要なステップ。

このアプローチは、天職を単なる「職業選択」と捉えるのではなく、人生全体を考えた上での「生き方の選択」と位置づけます。

結局のところ、天職を見つけることは、自分の価値観や情熱に真に合致した仕事を見つけることで、それは自分自身の深い理解から始まります。

「生き方」についての詳しい解説は、以下に書いてます。

後悔しない生き方とは?究極の人生ガイド|悔いなき選択をするための5つのステップも紹介

2.知っている職業の範囲を広げる

2.知っている職業の範囲を広げる天職を見つけるための2つ目のアプローチは、知っている職業の範囲を広げること。自ら積極的に新しい職業について調べ、知識を広げるのです。

私たちの「やりたいこと」は、既に知っているか、もしくは体験したことの中から選ばれるものです。

興味を持てる職業、情熱を傾けられる仕事を見つけるには、その存在を知らなければならないということです。

たとえば、最近の調査によると、小学生の間で最も人気のある職業がユーチューバーだという結果が出ました。

これは10年前には考えられなかったことです。なぜなら、その頃の子どもたちはユーチューバーという職業を知らなかったからですよ。

このことからもわかるように、やりたい仕事を見つけるためには、まずは幅広く職業について知ることが重要です。

仕事というものは、必ずしも転職サイトに掲載されているようなものだけではありません。

私の近所には琴の修理と販売を行う店があります。そこで働く職人たちの正確な職業名は私にはわかりませんが、彼らの仕事は間違いなく存在しています。

つまり、私たちがまだ名前も知らない職業が世の中には数多くあるということですよ。

どんどん調べて、知っている職業のリストを更新し続けましょう。その量に比例して天職に出会う確率も高まります。

3.興味や情熱体験から仕事を探る

3.興味や情熱体験から仕事を探る天職を見つけるための3つ目のアプローチは、興味や過去の情熱体験から仕事を探ることです。

繰り返しになりますが、やりたいことは知っていることや体験していることからしか選べません。これまでに関わったすべての仕事や活動をリストアップしてみてください。

これには、報酬が伴うかどうかにかかわらず、アルバイト、ボランティア活動、趣味に関連する体験も含まれます。

「仕事」として認識しているもの以外にも、幅広い体験が将来の職業選択に影響を与えうることがあります。過去の経験の中で、自分の能力を最も発揮できた場面を思い出すことも有効です。

私の運営している塾の受講生さんの例ですが、子どもの頃に、お母さんのマニュキュアをいたずらで使ったときの感動体験を思い出し、ネイリストになった女性もいます。

この例のように幼い頃の遊びや趣味から情熱を感じる分野を見つけることもあります。このプロセスを通じて、自分の仕事に対する情熱や興味が明確になり、それが天職を見つける手がかりになるかもしれません。

自分の体験を広い視野で振り返り、それぞれの体験が自分にとってどのような意味を持っていたかを考えてみましょう。天職に一歩近づけるかもしれませんよ。

4.「ときめきのツボ」から考える

4.「ときめきのツボ」から考える天職を見つけるための4つ目は、ときめきのツボからのアプローチです。

これまでの仕事、趣味、社外活動の中から「ここが好き」と思える核心部分を、ときめきのツボと呼んでいます。

たとえば山登りが好きな人がいるとしましょう。それぞれの山登りが好きな理由は…

A子さんは、登りきったときの達成感が好き

B子さんは、みんなで登って楽しみを共有できることが好き

C子さんは、きれいな景色を見ることが好き

人によって以上のような、好きの核心に違いがあるでしょう。自分の好きなことの中に、ときめきのツボが必ずあるはずです。

A子、B子、C子さんは、ときめきのツボが同じであれば、山登り意外のことでも楽しめるはずです。

仮にあなたが営業の仕事をしているとして、営業のときめきのツボが「人に会うのが好きで楽しい」であるとすると、接客の仕事でも良いのかもしれません。

ときめきのツボを見つけ、それに関連するスキルアップを図ることで、天職に近づく可能性が高まります。

ときめきのツボを備えた仕事はほかにないかな?

・・・と考えることで、天職が見つかるきっかけをつかめるかもしれませんよ。

5.やりたい&なりたい軸から考える

5.やりたい&なりたい軸から考える天職を見つけるための5つ目のアプローチは、「やりたい・なりたい」軸から考えることです。

具体的には、自分が本当に情熱を感じること、実現したい夢や目標を深堀りすること。自分が「やりたいこと」や「なりたい自分」を具体的にイメージすることで、進むべき道が見えてきます。

「やりたい軸」では、具体的な活動や成し遂げたい成果に焦点を当てます。

一方で、「なりたい軸」では、将来の自分がどのような人物であるか、どのような価値観を持つかに焦点を当てることになります。

このアプローチによって、自分が本当に追求すべき目標を見極め、それに向かう具体的な行動は何か。天職のヒントをつかめるかもしれません。また、自分の人生の目的や意味を見つける上でも役立つでしょう。

人それぞれのケースに応じて、「やりたい」と「なりたい」のバランスは異なります。以下にも詳しく書いています。

将来の方向性の決め方【やりたい軸となりたい軸の2択です】

6.自分の強み・弱みをもとに考える

6.自分の強み・弱みをもとに考える天職を見つけるための6つ目のアプローチは、自分の強みと弱みを理解し、それらを活かせる仕事を考えることです。

一見すると弱みに見える特性でも、それを仕事の強みに変えることができる場合があります。

私の運営する塾の受講生さんの例ですが、場の空気の読めない人がいました。しかし、彼女は、生命保険のセールスレディが天職になりました。

場の空気が読めない彼女は、飛び込み先が会議中であっても、気にせず飛び込み営業をしていました。叱られてしまうこともあるそうですが、ときに良い商談になることもあったそうです。

つまり、生命保険のセールスレディとしてのお仕事は、彼女の弱みととらえていた特性が、強みに切り替わるお仕事であったわけです。

自分の強みを理解し、それを活かすことはもちろん、弱みを強みに変える戦略を考えることも、天職に近づくためには必要なこと。

自分の特性を正確に把握し、それらを活用することで、より適した職業選びが可能になります。自分のタイプや特性を理解することで、より適した職業を見つけやすくなるでしょう。

以下の記事も参考にどうぞ。

強みを発見!自分の棚卸し20の秘訣完全ガイド

7.ときめき&強みの仕事に絞る

7.ときめき&強みの仕事に絞る天職を見つけるための最後のアプローチは、「ときめき」と「強み」を持つ仕事に絞り込むこと。

この二つの要素が合わさった仕事を見つけることができれば、天職と呼べる仕事に出会う可能性が格段に高まります。

私の現在の仕事は、ときめきのツボと自分の強みが掛け合わされています。

人に喜んでもらうことも好きで、それが私のときめきのツボ。また、人の人生経験を聞くのが好きで、いくら聞いても苦痛にならない強みがある。

だからこそ、コンサルタントや講師の仕事はしっくりくるのですよ。

「ときめき」は、自分が何をしているときに最も生き生きとしているか、どのような活動が心を躍らせるかを理解することから始まります。

一方、「強み」は、自分が他の人よりも優れている、または特別なスキルや才能を活かせることを意味します。

重要なのは、自分自身にとっての「ときめき」と「強み」を深く理解し、それらを活かせる仕事を見つけること。新しい分野への挑戦も、ときめきと強みを見つける良い機会となります。

このアプローチにより、天職に一歩近づくことができるでしょう。私の運営する塾でもっとも得意とするアプローチ法です。じっくり考えてみてくださいね。

天職の見つけ方|7つのアプローチ

天職を見つけるために役立つ70の質問

天職を見つけるために役立つ70の質問天職を探すには、「自分にできること」を見極めることも重要なステップです。

しかし、日常的に簡単にできることだと、それが特別な才能やスキルであると認識できないことがあります。

そこで役立つのが、多角的な視点から自分に問いかけ、隠れた能力や興味を引き出す質問集です。

70の質問に答えることで、自分の中に眠る可能性や、忘れ去られた経験が浮かび上がってくることでしょう。

この質問集を使った人たちから天職に出会えたというご感想を多数頂いてます。正直、どうしようか迷いましたが、悩まれている人が多いためしばらく無料で配布します。

但し、いつまで無料配布を続けるかわかりません。必要と思う方は、早めに入手して保存することをおすすめします。

下記からどうぞ。

自分の棚卸&分析に使える70の質問集

 

やってはいけない仕事の選び方【悲惨です】

やってはいけない仕事の選び方【悲惨です】

天職を探そうと焦るお気持ちが理解できますが、仕事選びで避けるべき方法についても触れておきますね。

1.人気ランキングで選ぶ

1.人気ランキングで選ぶやりたい仕事の人気ランキングで選ぶのはおすすめしません。

自分の情熱や強み、生き方を無視して他人が選んだ道を追うことは、将来を決める上で非常に危険です。

自分自身の心と向き合い、自分に合った選択をしましょう。

2.他人に選んでもらう

2.他人に選んでもらう自分で決めずに他人の意見に流されがちですが、これは自分にとって最適な仕事を見つける妨げになります。

特に親や身近な人の意見に左右されすぎることは避け、最終的には自分で決断することが重要です。他人の意見は参考程度に留め、自分自身の判断で職業を選びましょう。

特に親の意見は注意です。「親の理想とする子の姿としての願望」が含まれてしまうからです。あなたに最適とは言えない職業を推薦される危険性があります。

参考にするのは大いに結構なことですけれど、自分の仕事は自分で決めましょうね。

天職に出会うまでの26年【体験談】

天職に出会うまでの26年【体験談】

冒頭でお伝えしたように、私も悩み抜いた末に今の仕事に出会っています。好きとは言えない仕事を26年やっていた経歴があります。

当時の心境としては、得体の知れない将来への不安がありましたね。「このままずっとこんな生活を続けるのか?」という不安です。

自分を押し殺し、毎日仕事に励んでいました。真面目に仕事に取り組んではいたものの、力が入りきらない日々でした。

そして、「 もっと自分はできるはず」というモヤモヤが年齢を重ねるたびに強くなりました。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

「やらねば」「やらなきゃ」の気持ちでは限界があります。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

「やりたい」「おもしろい」の気持ちではなければ踏ん張りが効かない。

以上は私が伝えたいメッセージ。私も今は講師という仕事が楽しいですし、続けていきたいと思っています。

同時に、もっと自分のやりたいことはあるかもしれない。見つかったらやってみようという気持ちもあります。

やりたい仕事は生涯かけて探すもの。今、やりたい仕事が見つからないからと落ち込む必要はありません。

天職を見つけるまでの過程は大変なこともありますが、諦めずに続けることが大切。まずは、今できることに集中し、粛々と励み続けること。ソノサキに天職は待っているものですよ。

自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】

自分の見つめ直し完全マニュアル

天職に出会うためには、自分の特性を見極めることが何より大事です。実践ガイドになる「自分の見つめ直し完全マニュアル」が完成しました。

このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。

制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。

  • 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
  • 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
  • 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
  • やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
  • ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。

私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。

但し、こちらも無料配布をいつまで続けるかわからないです。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。

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浅野ヨシオ
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●最後に筆者からのメッセージ:

天職探しは、人それぞれの物語。焦らずに自分と向き合う時間を大切にしましょうね。今の仕事が理想でなくても、そこには必ず学びがあるものです。「ときめきのツボ」と「強み」を見つけ、それを活かせる場所を探し続けることが大切。

努力と偶然が重なったとき、思いがけない形で天職は姿を現すかもしれません。どんな仕事に出会えるか、わくわくしながら歩んでいきましょう。きっと素敵な出会いが待っているはず。一歩一歩、自分らしい道を進んでいけばいいだけですよ。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

 

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

 

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