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仕事を辞める勇気が湧く!退職不安を解消する実践ガイド

仕事を辞める勇気が湧く!退職不安を解消する実践ガイド

もう会社を辞めたい…でも、不安で辞める勇気が出ないわ

仕事を辞める決断は、誰にとっても不安なものです。この記事を書いている私も2回の退職経験があり、その気持ちが痛いほどわかります。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

収入の不安、気になる世間体、生活への影響など…。

仕事を辞める決断には、心のブレーキがかかって当然です

この記事は、2,000人以上のキャリア相談実績から導き出した、仕事を辞める勇気を引き出し、退職不安を解消する実践ガイドです。

なぜ勇気が出ないのか?――この記事では、まず勇気を出せない根本的な原因を解き明かし、具体的な退職不安への対処法を以下の2つのプランに分けて解説します。

  • Aプラン:退職の決断前に進めるステップ(現在の仕事や環境に不満を感じている方向け)
  • Bプラン:新しいキャリアへの一歩を踏み出すステップ(成長とチャレンジを求める方向け)

この記事を読むことで、不安を解消し、自信を持って次の一歩を踏み出す「解決策の全体像」が見えてきます

追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
仕事を辞める勇気を必要としていた人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

仕事を辞める勇気が出ない原因と対処法

仕事を辞める勇気が出ない原因と対処法「仕事を辞めたいけれど、勇気が出ない」そう感じるのは、いくつかの共通した心配事が原因になっています。まずは、その原因が何なのかをはっきりさせることが大切です。

ここでは、仕事を辞める勇気が出にくくなる主な5つの原因と、それぞれの心配事に対処する方法を見ていきましょう。

原因1:お金の心配

原因1:お金の心配仕事を辞める勇気が出ない1つ目の原因は、「辞めたら、生活費はどうしよう」「すぐに次の仕事が見つからなかったら」といった、お金に関する心配です。安定した収入がなくなることへの不安は、決断を妨げる大きな原因の一つであり、誰にでもある自然な感情です。

【対処法】

  • まずはお金の状況をしっかり確認する: 毎月の生活に最低限いくら必要か、貯金はどれくらいあるか、具体的に書き出してみましょう。現状が数字で見えると、漠然とした不安が少し和らぎます。
  • 辞めた後の計画を具体的にする: もし仕事を辞める場合、どれくらいの期間、貯金で生活できそうか計算してみます。「失業手当」など、利用できる公的な制度についても調べておくと、心の余裕につながります。
  • 具体的な数字で考える: 「お金が足りないかも」と漠然と心配するのではなく、「あと〇万円あれば、〇ヶ月は大丈夫」と具体的な数字で考えると、足りない分をどうするか、といった対策も考えやすくなります。

原因2:これからの仕事への心配

原因2:これからの仕事への心配仕事を辞める勇気が出ない2つ目の原因は、「辞めても、次にもっと良い仕事が見つかるだろうか」「自分のスキルや年齢で、新しい場所でやっていけるかな」といった、将来の仕事に対する心配です。特に、今の仕事が長かったり、専門的な仕事だったりすると、変化への心配はより一層大きくなるものです。

【対処法】

  • 自分の「できること」「やりたいこと」を整理する: これまでの仕事でどんな経験をして、どんなスキルが身についたか、仕事で「面白い」「達成感がある」と感じたのはどんな時だったか、などを書き出してみましょう。自分の強みや、これから進みたい方向性が見えてくることがあります。自分にできることについてさらに詳しくは、こちらの記事『自分にできることがわからない原因と見つける方法20の極意 』をご覧ください。
  • 情報を集める: 興味のある業界や職種について、どんなスキルが求められているのか、どんな働き方があるのか、インターネットや書籍で調べてみましょう。転職情報サイトを眺めたり、実際にその分野で働いている人の話を聞いたりするのも良い方法です。
  • 準備を始める: もし今の仕事にいる間にできることがあれば、少しずつ準備を始めるのも一つの手です。関連する分野の本を読んでみたり、資格取得について調べてみたりするだけでも、将来への安心感が増すことがあります。

原因3:周りの目が気になる

原因3:周りの目が気になる仕事を辞める勇気が出ない3つ目の原因は、「家族や友人に何て言われるだろう」「会社の人に、根性がないとか、逃げたとか思われないかな」といった、他人からの評価を気にすることです。

【対処法】

  • 一番大切なのは自分の気持ちだと考える: 仕事や働き方は、他の誰のためでもなく、自分の人生の一部です。周りの意見も大切ですが、それに振り回されず、自分の心と体の健康を第一に考えましょう。
  • 相談相手を慎重に選ぶ: 不安な気持ちは、信頼できる人に話してみるのがおすすめです。自分の考えを頭ごなしに否定せず、親身になって聞いてくれる友人や家族、納得できなかった場合は、私のようなキャリアの専門家に相談してみましょう。
  • 「他人はそれほど気にしていない」と知る: 自分が心配しているほど、周りの人は他人の選択を気にしていないことが多いものです。あなた自身もそうではないでしょうか?

自分の選択に自信を持って大丈夫です。

原因4:変化が怖い、今のままでいたい

原因4:変化が怖い、今のままでいたい仕事を辞める勇気が出ない4つ目の原因は、「新しい職場や人間関係に馴染めるか不安」「辞めるための手続きや、転職活動が面倒くさい」といった、変化そのものへの抵抗感です。今の状況に慣れていると、変化を避けたくなってしまうのは自然なことです。

【対処法】

  • 辞めるメリット・デメリットを書き出す: 今の仕事を「続ける場合」と「辞めた場合」で、それぞれ良い点と悪い点を客観的にリストアップしてみましょう。感情だけでなく、事実を整理することで、冷静に判断しやすくなります。
  • 小さな一歩から試す: いきなり「辞める」という大きな決断をするのが怖ければ、まずは履歴書や職務経歴書を更新してみる、求人情報をただ眺めてみる、といった負担の少ないことから始めてみましょう。少しずつ行動することで、変化への抵抗感が和らぐことがあります。
  • 辞めた後の「良いこと」を具体的に想像する: ストレスから解放される、新しいスキルが身につく可能性がある、もっと興味のある仕事に就けるかもしれないなど、仕事を辞めた後のポジティブな未来を具体的に思い描いてみましょう。

原因5:自分に自信がない

原因5:自分に自信がない仕事を辞める勇気が出ない5つ目の原因は、「自分なんて、他の会社で通用するはずがない」「どうせ失敗するに決まっている」といった自信のなさです。これまでの経験から、自己評価が低くなってしまっていることも少なくありません。

【対処法】

  • これまでの頑張りを具体的に認める: 今まで仕事で乗り越えてきた困難、達成した目標、人から感謝された経験などを、できるだけ具体的に思い出してみましょう。大きなことでなくても構いません。「自分はちゃんとやってきたんだ」と、自分自身で認めてあげることが大切です。
  • 自分の良いところ・得意なことを見つける: 自分では当たり前だと思っていることでも、周りから見れば立派な長所やスキルかもしれません。信頼できる友人や元同僚などに、自分の良い点を聞いてみるのも参考になります。自分の得意なことについてさらに詳しくは、こちらの記事『得意なことを確実に見つける方法と仕事に繋げる5つのテクニック 』をご覧ください。
  • 他人と比べすぎない: 人にはそれぞれ、得意なことや成長のペースがあります。周りの人と自分を比較して落ち込むのではなく、過去の自分と比べて「できるようになったこと」に目を向けるようにしましょう。人と比べないようにする方法についてさらに詳しくは、こちらの記事『人と比べてしまう心理を最短で克服!原因と7つの実践ガイド 』をご覧ください。

これらの原因が、一つだけではなく、いくつか組み合わさっている場合も多いでしょう。

どの心配事が自分の心の中で大きいのかを知るだけでも、次の一歩を踏み出すための大きな手がかりになります。

不安の種類 具体的な症状 効果的な対処法
お金の心配
  • 「辞めたら、生活費はどうしよう」
  • 「すぐに次の仕事が見つからなかったら」
  • 毎月の生活に必要な金額を計算
  • 3~6ヶ月分の生活費を貯金
  • 失業保険について調べる
将来の仕事への心配
  • 「自分のスキルや年齢で、新しい職場でやっていけるか」
  • 「次にもっと良い仕事が見つかるだろうか」
  • 自分の「できること」「やりたいこと」を整理
  • 興味のある業界や職種の情報を集める
  • 今の仕事にいる間に可能な準備を始める
周りの目が気になる
  • 「家族や友人に何て言われるだろう」
  • 「根性がない、逃げたと思われないか」
  • 自分の気持ちを最優先に考える
  • 相談相手を慎重に選ぶ
  • 他人はそれほど気にしていないと理解する
変化が怖い
今のままでいたい
  • 「新しい職場や人間関係に馴染めるか不安」
  • 「手続きや転職活動が面倒くさい」
  • 続ける場合と辞めた場合のメリット・デメリットを書き出す
  • 小さな一歩から始める
  • 辞めた後のポジティブな未来を具体的に想像する
自分に自信がない
  • 「自分なんて、他の会社で通用するはずがない」
  • 「どうせ失敗するに決まっている」
  • これまでの頑張りを具体的に認める
  • 自分の良いところ・得意なことを見つける
  • 他人と比べすぎない

※どの心配事が自分の心の中で大きいのかを知るだけでも、次の一歩を踏み出すための大きな手がかりになります。

【Aプラン】退職前に実践する5ステップ

【Aプラン】退職前に実践する5ステップ前の章で、仕事を辞める勇気が出ない原因を見てきました。

ここでは、「今の仕事や環境に不満はあるけれど、辞めるべきかどうかの決断ができない」と感じているときに、決断力を高める5つのステップを紹介します。

ステップ1:不満を掘り下げる

ステップ1:不満を掘り下げるまずは「なんとなく辞めたい」という気持ちを、もっと具体的にします。

「仕事の量が多い」「人間関係がつらい」「給料が低い」「仕事内容に興味が持てない」「会社の将来が不安」など、不満に感じていることを全て書き出してみましょう。

書き出した不満の中で、どれが一番大きな原因になっているか、優先順位をつけると、問題の「芯」が見えやすくなります。

ステップ2:今の会社で解決できる可能性を探る

ステップ2:今の会社で解決できる可能性を探る辞めると決める前に、ステップ1で見つけた不満点が、今の会社にいながら解決できないか考えてみましょう

例えば、上司に相談して仕事量を調整してもらえないか、部署の異動を希望できないか、仕事の進め方を変えられないか、などです。

今の会社を辞めるのは最後の手段です。「どうせ無理だ」と諦めずに、解決できる可能性がないか、検討してみましょう。

ステップ3:「もし辞めたら?」選択肢を具体的に調べる

ステップ3:「もし辞めたら?」選択肢を具体的に調べるもし今の会社で解決が難しい場合、辞めた後の選択肢について具体的に情報を集めます

今の自分のスキルや経験で、どんな会社や仕事がありそうか、給料や待遇はどのくらいか、転職情報サイトを見たり、ハローワークで相談したりして調べてみましょう。

転職エージェントに登録して、可能性をよりリアルに探るのも効果的です。

浅野ヨシオ
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「辞めたらどうなるか」が具体的にイメージできると、今の状況と比較しやすくなります。

ステップ4:判断基準を決めて比較検討する

ステップ4:判断基準を決めて比較検討する「自分にとって仕事で何が一番大切か」という判断基準を決めましょう。

給料、やりがい、働きがい、人間関係、プライベートの時間、会社の安定性など、人それぞれ違うものです。

ここで「自分自身が絶対に譲れない条件」を明確にします。

その上で、「今の会社で働き続ける場合(ステップ2で改善した場合も含む)」と「会社を辞めて別の選択肢(ステップ3で調べたもの)を選んだ場合」を、その判断基準に照らして比較検討します。

浅野ヨシオ
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メリット・デメリットを書き出すのも良い方法です。

ステップ5:期限を決めて結論を出す

ステップ5:期限を決めて結論を出すステップ4までの比較検討をもとに、「今の会社に残る(あるいは改善を目指す)」か「会社を辞める」かの結論を出します。

いつまでも悩み続けるのは、精神的にも良くないです。

「〇月までには決める」と自分の中で期限を設け、それまで考え抜いたら、最終的な決断を下しましょう。

浅野ヨシオ
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一度決めたら、その決断を信じて次へ進むことが大切です。

【Bプラン】キャリアチェンジを成功させる5ステップ

【Bプラン】キャリアチェンジを成功させる5ステップAプランで辞めると決断した場合、あるいは最初から今の仕事とは違う分野で成長したい、新しいことに挑戦したいと考えている場合には、こちらのBプランを参考にしてくださいね。

新しいキャリアへ移り、未来への不安を解消する具体的な準備ステップを5つ紹介します。

ステップ1:新しいキャリアの「理想像」を明確にする

ステップ1:新しいキャリアの「理想像」を明確にするまずは、次にどんな働き方や仕事を求めているのか、理想のイメージを具体的にしましょう。

「どんな仕事内容に挑戦したいか」

「どんなスキルを活かしたい、または身につけたいか」

「どんな雰囲気の職場で働きたいか」

「給料や休日はどれくらい欲しいか」

「大切にしたい価値観は何か」

などを別々に書き出し、総合的な視点をもとに目指す方向をはっきりさせます。

ステップ2:目標達成に必要なスキル・経験を洗い出す

ステップ2:目標達成に必要なスキル・経験を洗い出すステップ1で描いた理想像を実現するために、具体的にどんなスキルや知識が必要かを調べます。

求人情報を見たり、その分野で活躍している人の経歴を参考にしたりしましょう。

そして、今の自分が持っているスキルや経験(セクション3の対処法で整理したことも参考に)と、目標達成に必要なものとを比較し、足りないもの(ギャップ)を明確にします。

ステップ3:スキルアップ・経験を積む計画を立て実行する

ステップ3:スキルアップ・経験を積む計画を立て実行するステップ2で見つけたギャップを埋めるための、具体的な行動計画を立てます。

「資格を取る」「スクールに通う」「本や講座で学ぶ」「副業で関連する経験を積む」など、自分に合った方法を選びましょう。

計画を立てるだけでなく、実際に学習や経験を積み始めることが重要です。

考えていた夢や妄想を現実にするステップだと思えばいいでしょう。少しずつでも前進している実感を持つことが、自信につながります。

これまでの経験の棚卸しについて詳しくは、こちらの記事『自分の棚卸しのやり方|人生の棚卸しでキャリアに潜む強み発見【転職・起業成功のヒント】 』をご覧ください。

ステップ4:転職活動を戦略的に進める

ステップ4:転職活動を戦略的に進める準備がある程度進んだら、転職活動を具体的に始めます。

やみくもに応募するのではなく、ステップ1で明確にした理想像に合った業界や企業を選びましょう。納得できる転職先を見つけるためには、この戦略的なアプローチが重要です。

応募書類(履歴書、職務経歴書など)は、ただ書くだけでなく、ステップ3で身につけたスキルや意欲が伝わるように、応募先に合わせて工夫します。

面接対策もしっかり行い、自分の言葉で熱意や考えを伝えられるように準備します。

ステップ5:円満な退職準備と次の準備を並行する

ステップ5:円満な退職準備と次の準備を並行する次の仕事が決まった、あるいは決まる見込みが立ったら、今の会社を円満に退職する準備を進めます。

就業規則を確認し、適切な時期に退職の意向を伝え、業務の引き継ぎ行いましょう。

同時に、新しい職場でのスタートに向けて、必要な手続きの確認や、生活リズムの調整など、心と体の準備も整えていきます。スムーズな移行が、新しいキャリアへの不安を減らします。

浅野ヨシオ
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これらのステップを参考に、自分に合ったプランを選び、具体的な行動を始めてみましょう。

 仕事を辞める勇気が出た人の体験談

 仕事を辞める勇気が出た人の体験談実際に同じような悩みを乗り越え、勇気を出して次の一歩を踏み出した人の経験を知ることは、大きな力になるものです。

ここでは、異なる状況から一歩を踏み出した3名の事例(※)を通して、決断に至るプロセスや、その後の変化を見ていきましょう。(※ この記事の筆者が提供する講座の卒業生の方々です)

【事例1】栗田 あかねさん(営業職 → 自身の強みを活かしたキャリアへ)

《悩み》 やりたいことはあるものの確信が持てず、自分の本当の強みや方向性が分からずモヤモヤしていた。

《転機》 自己分析を深める中で、「やりたいこと」よりも「できること(強み)」を活かすことに思考を転換。「やりたいことは、できることの中から見つけて育てる」という考えに至り、気持ちがスッキリ。

《結果》 思考の変化から行動への迷いがなくなり、長年ためらっていた転職を決意。 すぐに行動を起こし、自己分析の期間中に転職先が決定。 さらに、副業として行っていたサービスも再開する決意ができた。

《ポイント》 自分の「強み」を明確に理解できたことが、具体的な行動を起こす「勇気」に繋がった。

▶︎ 栗田あかねさんの体験談インタビュー動画はこちら

【事例2】山田 ユカリさん(会社員 → 14年勤めた会社から、自分らしい道へ)

《悩み》 長年勤めた会社で管理部門に異動後、多忙な割に達成感や納得できる評価を得られず、望む成長にも繋がっていないと感じる日々。現状維持は耐えられないが、「辞めるのは逃げでは?」「辞めて何ができる?」という漠然とした不安があった。

《転機》 きっかけを得て自己分析プログラムに参加。特に「自分史」作成を通して人生を徹底的に棚卸し。納得できていなかった過去の経験や感情にも意味があったと気づき、自分の行動・判断の一貫性を客観的に理解。

《結果》 自己理解が深まったことで「嘘のように不安がなくなり」、 辞職への最後の後押しを得て、プログラム終了後に14年勤めた会社へ退職の意思を伝えた。 不安はゼロではないが、「私らしい」選択だと確信し、新たな道へ進んでいる。

《ポイント》 徹底的な自己分析による自己理解と、過去から続く自分自身の「一貫性」への気づきが、長年の不安を解消し、大きな決断を後押しした。

▶山田ユカリさんが語る変化のプロセスはこちら

【事例3】大野 愛実さん(リサーチャー職 → 「実績がない」自分から、年収2倍のキャリアへ)

《悩み》 30歳を過ぎ、「大した才能や実績もないし、やりたいこともない。このままで良いのか」というモヤモヤを抱え、方向性なく転職活動をして失敗。負のループに陥っていた。

《転機》 「実績がない人」という検索ワードから自己分析プログラムと出会う。「自分を変えるのではなく“視点”を動かす」という考え方に触れ、現状の自分を活かすことに気づく。ワークを通して自分の思考の癖や強みを理解し、「自分はこういう人間なんだ」という確証を得る。

《結果》 自分の強みが見えたことで「この強みを軸に、やりたいことに思いっきりチャレンジしたい!」という意欲が湧く。自己否定も受け入れられるように。プログラム卒業後2ヶ月で希望の転職に成功し、さらに1年後には年収が2倍になるという大きな成果を達成。自分で納得して進む方向性を決められるようになった。

《ポイント》 「何もない」という思い込みを、徹底的な自己分析と他者からの肯定的なフィードバックによって覆し、「強み」を言語化できたことが、自信と行動、そして大きな成果に繋がった。

▼大野愛実さんのリアルな声(動画)

これらの事例からわかるように、「仕事を辞める勇気」の源泉は人それぞれです。

共通しているのは、何らかの形で「自分自身を深く理解すること」が、不安を乗り越え、次の一歩を踏み出すための大きな力になっている点です。

これらの体験談が、少しでも決断の後押しになれば幸いです。

退職の手続きと心構え|円満な引き継ぎ

退職の手続きと心構え|円満な引き継ぎ新しい道へ進む決意が固まったら、次に大切なのは、気持ちよく次のステップへ進むための「円満な退職」です。イメージできないことで不安を拭い去れない人もいるのでご注意ください

ここでは、基本的な流れと心構えのポイントをお伝えします。

円満退職に向けた基本的な流れ

円満退職に向けた基本的な流れ

  1. 会社のルールを確認する: まずは、ご自身の会社の就業規則などで、退職に関する基本的なルール(いつまでに伝えるか、必要な書類など)を確認しましょう。
  2. 早めに上司へ相談する: 退職の意思が固まったら、できるだけ早めに直属の上司に直接伝え、退職希望日や今後の進め方について相談します。丁寧なコミュニケーションを心がけることが大切です。
  3. 正式な意思表示をする: 会社のルールに従い、必要な書類(退職届など)を提出します。
  4. 引き継ぎを行う: 後任者やチームが困らないように、業務の引き継ぎを丁寧に行います。これが円満退職の最も重要なポイントと言えるでしょう。
  5. 最後の手続きを確認する: 最終出社日に向けて、会社への返却物(社員証、PCなど)を準備し、退職後に必要となる書類(年金手帳や雇用保険関連、税金関連など)を確実に受け取れるよう確認しておきましょう。

特に大切な「引き継ぎ」の心構え

特に大切な「引き継ぎ」の心構え

業務の引き継ぎは、残る同僚への最後の貢献であり、自身の社会人としての評価にも関わります。「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、最後まで誠意をもって取り組みましょう。

  • 早めの計画: 引き継ぎ内容をリストアップし、スケジュールを立てます。
  • 分かりやすい資料: 口頭だけでなく、誰が見ても分かるような資料やメモを残します。
  • 丁寧なコミュニケーション: 後任者や関係者としっかり連携を取ります。

最後に

退職は、これまでの環境から離れる一つの区切りです。

手続きをきちんと行い、お世話になった方々への感謝の気持ちを持って円満な退職を心がけることで、自分自身もすっきりとした気持ちで、新しいスタートを切ることができるでしょう。

【無料】自分の見つめ直し完全マニュアル

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  • 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
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浅野ヨシオ
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最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

仕事を辞める決断には大きな勇気が必要ですが、この記事で触れたように、勇気が出ない原因を知り、考えを整理し、ご自身を深く知ることが、次の一歩に繋がります。

最終的な選択がどのようなものであれ、ご自身の気持ちに正直であることが何より大切です。

もし今、迷いの中にいても、焦らず、できることから始めてみてください。自分と向き合い続ければ、きっと道は開けてくるはずです。

皆さまが納得のいく一歩を踏み出せることを、心から応援しています。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

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