山田ユカリさん (会社員)
2022年夏の終わり頃、私は14年ほど勤めた製薬会社を辞めたいと思うようになりました。
研究職から離れ、管理部門に異動してから4年が経過した頃でした。
多忙を極める割に達成感や自分の納得いく評価を受けられない、
自分の成長を期待されていないようにさえ思うようになりましたし、
実際取り組む業務をとおして“自分の望む成長”には繋がっていないことをひしひしと感じていました。
会社のためにはなるけれども、自分のためにはならない空虚な日々、
家庭との両立で自分のためになることを考えたくともその時間さえ取れない。
一日一日が、あっという間に過ぎていき、このまま歳を重ねて、定年を迎えるのかと思うと苦しくて仕方ありませんでした。
そんな思いを夫に告げると、
「今の収入が得られなくなると生活の質を落とさないといけなくなるよ?
貴女は耐えられるの?」
と返して来ました。
私は
「なぜ、落ちる方向にしか考えてくれないのだろうか?
一緒に頑張ろうとか言えないの?
一度は質を落としても巻き返す希望をもってもらえないのだろうか…」
と思いましたが、夫の言うことは世の中的には当たり前で、想定通りでした。
しかし、夫は私のこの気持ちを無下にしていた訳ではなく、彼なりに私をどのようにサポートできるか考えてくれていました。
夫の会社で取り入れている社員教育用アプリで、偶然にも浅野先生の講義を視聴したらしく、
「貴女にぴったりの先生がいたよ!」と私にも視聴させてくれました。
書籍(「私はこの仕事が好き!」)も購入してくれ、一緒に読みました。私は同時にメルマガを申し込み、読者向け課題にも取り組んでみました。
そして、
「この先生なら、絶対解ってもらえる。解決方法を一緒に考えてくれるかもしれない!」
と思い、他の講座やセミナーなどと比較する時間さえ無駄だと判断し、体験講座を即決しました。
「会社を辞めたいけれども、逃げなのか?辞めたとして私に何ができるだろうか?」
と漠然とした不安がありましたが、現状維持はとてもではないが耐えられないと思っていました。
何か変えるチャンスが欲しくてもがいていたところに、出会った“浅野塾”にもうまっしぐらでした。
体験講座を受けるために会場の扉をあけると、本当にピンクの浅野先生がいらして感激致しました。
「わぁ、ほんもの!」という言葉は発さないよう気をつけて、ヒアリングを始めていただきましたが、
3時間枠はあっという間に過ぎ、オーバーしても尽きないくらいに双方の笑いあり・涙ありのエピソードで盛り上がりました。
「体験で終わってはもったいない。もっと聞いて欲しいし、もっと先生のお話しが聞きたい!」
と思い、その場でアドバンスコースに申し込みました。やはり「自分史」への恐怖心はありましたけど。
実際に各講義・課題は徹底的に自分を棚卸しすることにコミットしており、真剣に取り組むことで自分自身を解体して各パーツが過去から現在にかけて、
どう組み上がってきたのかを理解するのに大いに役立ちました。
ただ、やはり自分の「強さ、らしさ」って何だろうという疑問はなかなか払拭できませんでした。
自分の課題取り組みが不十分なのかと不安にもなりました。
そうこうするうちに、いよいよ「自分史」に取り組むことになりました。
取り組むにあたって、
「一生に一回しか書かないから!寝不足でも死なないから!」
という無茶な励ましの言葉に支えられ、
「一生に一回しか書かないなら、悔いのないよう出し切ろう!」と思い、
現状の睡眠時間5時間をさらに削ることはできなかったので、有給休暇をつかいまくり、14万字超の自分史を書き上げました。
「有給休暇を使ってまでも…」と考えるようになったあたりから、
限られた時間を何に使うか?やりたくない今の仕事か?一生に一度の「自分史」か?何に時間を使うことが、自分の将来のためになるのか?自問自答しながら、自分史に時間を割くことをえらび、現職の進退に対する意思を固めていきました。
自分史に取り組んでいる間は、人生を振り返り「リロード」しているような気持ちでした。
当時の自分の感情を乗り移らせながら書き上げました。たくさん泣きました。
でも、納得できていなかった経験や感情に、意味があったと気がつくこともできました。
その甲斐あって、第三回講義で浅野先生がまとめてくださった「強みシート」を拝見し、ここでやっと自分の「強み、らしさ」を客観的に捉えられるようになりました。
「私ってこういう人だったんだ」と感動しました。
先生の分析には本当に頭の下がる思いでした。よくぞここまで他人を分析できるなと本当に感心・感動しました。
各課題・自分史を通して自分を棚卸しした結果、自分の行動・判断には本当に一貫性があり、
現状の仕事で不満を抱えるようになった原因、そしてこれから動こうとする判断も、過去の私と何の変わりもない判断と行動であることが確認でき、
嘘のように不安がなくなりました。
そして、第三回講義後の2023年3月後半、会社に辞職の意思を伝えました。
本当のことを言うと、辞職の意向は常々ありましたが“背中を押す手”が欲しかったのです。
第三回を終えてやっと一歩踏み出すことができました。
一般的な会社では、やはり男性がメインで、男性が作ったルールのなかで女性は働かざるを得ません。
女性社員の悩みを汲み取るのはまだ難しい社会かと思います。
もちろん、女性活躍推進法や各社独自の努力で女性社員の声も取り入れながら、女性が働きやすい職場環境づくりに取り組まれている例も多くあると思います。
私の勤め先もとても女性社員に優しい会社ですし、給与も申し分ない程でした。でも、まだ理解が足りていないのです。
男性・女性では思考パターンも異なれば、欲も異なります。
仕事に対する欲、生活における欲、女性の方が複雑でたくさんの欲があるのに、男性社会がベースでは理解してもらえず、抱え込んでフラストレーションを起こしている方も多いのではないかと思います。
そして女性の欲の大半は「自分ではく、誰かのため」の欲なのに、それさえ押さえ込まれている。
まずはそれを取り払って、本当の自分の欲に忠実に生きることを望むなら、
浅野塾はもってこいだと思います。
こんなにも受講生を理解することに心血注いで、自分のことのように親身になって考えて、方向性を示してくださる講師はいらっしゃらないのではないかと思います。
4ヶ月、決して楽なものではなかったですが、心を軽くして明るい未来を描くためと思えば「たったの4ヶ月」です。
惜しむ必要はないと思います。
私が選んだ道は、これまでにない選択ですが、過去に同じような状況になり、
同じく、それまでにない選択をしてきたので、同じことになります。
そこが「私らしい」なって心底思えています。
新たな道で期待もありますが、不安もありますので、
引き続き個人セッションを申し込んでおりますが、
浅野先生に顧問になっていただけるのであれば、自分の力を最大限に活かせるだろうと思っています。