
仕事量が多すぎてパンクしそう。
効率が悪いからかな?
本当の原因はなに?
対処法も知りたいな。
そんな疑問に答えます。
仕事量が多すぎてこなせない人が増えています。
その多くは仕事処理の能力問題ではないですね。完全なキャパオーバー。
実は会社や上司のやむなき事情が隠れています。
この記事を書いている私は、前職で取締役となり部下を持っていた経験があります。
そのやむなき事情がよくわかる。
驚きの結論から言います。
仕事が多すぎてこなせない問題には、その人の優秀さが災いしているのです。
意味不明だと思いますのでこの記事でわかりやすく解説します。
- 本記事の主な内容です
- 仕事多すぎてこなせない原因の真実
- こなせない人の特徴
- こなせない地獄から抜け出す方法
- この記事の信頼性が不安な方へ
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。現在、自分スタイルで生き抜く人づくりの会社を経営しています。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げていただきました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
詳しいプロフィールはこちらです
仕事が多すぎてこなせない原因の真実
仕事が多すぎて苦しくなる原因は、優秀で素直な社員だからです。
そうお伝えすると「私は優秀じゃないです」と否定したくなるかもですね。
でも真実ですよ。
- 大抵の会社や上司は、優秀であると気づかせてくれないです。
優秀と気づかれてしまうと給料を上げたり、権利を主張したりで使いづらくなるから。
「まだまだ!もっと!もっと!」と求めてきますよ。
優秀と気づけるわけがありませんよね。
仕事は高い方に流れる特性あり
仕事は高い方に流れる特性があります。
具体的には、できる人に仕事が集中してしまうのです。
確実にスピーディーに処理されていく方へ流れていくのは、なんとなく想像できるのではないでしょうか。
会社は20%の優秀な社員によって、80%の社員を食べさせている大人の事情があったりします。
パレートの法則があてはまるのです。
パレートの法則(パレートのほうそく)は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則(べきじょうそく)。
経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。出典:ウィキペディア
優秀な社員に会社は支えられているということです。
優秀な人に仕事は流れ、仕事が多すぎてこなせない問題は起こりやすくなるのです。
そして優秀じゃない人、もしくは耐えられない人は辞めてしまう。
そこで優秀な人に益々仕事が集まるサイクルとなるのです。

優秀であるがゆえの悲劇ですね・・・
業務の属人化が起こっている
仕事量が多すぎてこなせない問題は、業務の属人化によるものが原因となっている可能性もあります。
- わかりやすくいうと、「この仕事は○○さんしかできないよ」という現象です。
私自身もこの落とし穴にハマったことがあります。
ある業務が私しかできなかったためすべて集まってしまうのです。
一つ一つの仕事は時間のかかるものでしたから、毎日夜遅くまで仕事してましたね。
零細企業アルアルです。
もう人が雇えない!会社の事情
現在の企業は、よほど利益が上がっていない限り、ぎりぎりの人数でまわしているのが現状でしょう。
これも仕事が多すぎて苦しくなる一因です。
特に中小企業は、社員の踏ん張り頼みで会社がまわっている可能性もあります。

仕事量が多すぎてこなせない問題は、企業も頭を悩ませているのですよ
仕事が多すぎてこなせなくなる人の特徴
仕事が多すぎてこなせなくなる人の特徴は下記の3つです。
- 仕事が早い
- 仕事が正確
- 気持ちよく引き受けてくれる
以上の3つ。意外でしょう。
上記の特徴を持つ人は、ほぼ100%真面目で素直な人たち。
- 仕事量の多さのせいにせず、自分の業務処理能力を高めようと考えるタイプです。
そしてうまくできないと自分を責めてしまう。
次第にキャパオーバーとなりパンクする・・・。

仕事量多すぎてこなせない地獄にハマるスパイラルですね
仕事量多すぎてこなせない地獄から抜け出す方法
心がまえとして、自分にコントロールできることだけに意識を集中させることが大切。
取り急ぎ下記のことをやってみましょう。
- 仕事量が多すぎてこなせない地獄から抜け出す方法
- 業務の効率化を図る
- 他人の協力を仰ぐ
- 上司に現状をきちんと伝える
- 定時に帰る覚悟で挑む
業務の効率化を図ることは大前提ですよね。目の前のことに追われていると手をつけられないもの。気合いは必要になりますよ。
- 業務の効率化を図る
- 整理整頓
- いらない仕事の削減
- メリハリをつける
整理整頓は業務の効率化の鉄板ですね。
デスク周りに書類や筆記具を出しっぱなしにしていると効率がいいようで、けっこう悪くなります。
整理整頓の本当の目的は、瞬時に目的のものに辿り着くためです。
私たちは「探している」ことにけっこう時間とられてますよ。
パソコンのフォルダやファイルの整理も含みます。
次にいらない仕事の削減です。
本当は必要ないじゃないのという仕事をやっている可能性があります。(業務命令であれば仕方ありませんけどね)
- 一度、すべての業務の目的を洗い出して意味ないものであれば削減してしまいましょう。
最後に仕事にメリハリをつけることです。午前中は頭が冴えているでしょうから、集中力を必要とする業務を行い、午後は事務処理的な仕事を行うとかですね。
人が集中力を保ち続ける時間は45~90分程度と言われています。
- こまめな休憩とった方が、ぶっ続けでやるより一日にこなせる業務量多かったりしますよ。

自分でコントロールできることに意識集中です!
同僚や部下に救いを思い切ってヘルプを求めてみましょう。
周りの人に自分が抱えている仕事量を把握してもらうチャンスのときとも言えますよ。
現在やっている仕事の終わる見込みを伝えるなど、抱えている仕事の量をきちんと伝えたほうがいいです。
上司も自らの仕事を進めなければならない立場があり、仕事を実際に減らしてくれるかどうかは未知数ですけれど。
- 上司に「これ以上、仕事を頼めそうもないな」と気づいてもらう警告灯にはなるでしょう。
仕事が多すぎて困っているときに考えるのは酷かもですが、定時にサクッと帰る覚悟を持って仕事に挑みましょう。
本当の狙いは「自然手抜き」を防ぐためです。
長時間の業務に耐えられるよう、私たちは無意識にでも手抜きをするようになるのです。
「定時に帰る」という意識を持ち仕事に向き合うと予防効果あります。

ここでもう一度まとめたものがこちら↓
- 仕事量が多すぎてこなせない地獄から抜け出す方法
- 業務の効率化を図る
- 他人の協力を仰ぐ
- 上司に現状をきちんと伝える
- 定時に帰る覚悟で挑む

どう考えたらいいかな?
周りに悪いなと思ったときの考え方
- 大局観を持って考えてみるといいです。
大局観とは、物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断という意味。
今のままではパンクしてしまうでしょう。
大局観で考えると、人に頼むのも、今以上の仕事を断るのもみんなのためになるのです。
現実を直視しましょうね。
辞める前に調べておきたいチェックポイント
状況によっては、今の仕事を辞めたほうがいいかもしれません。
下記をチェックして今後のことを考えていくといいですよ。
- 辞める前に調べておきたいチェックポイント
- 仕事量が改善される余地はありそうか?
- やりがいを感じているか?
- スキルアップにつながっているか?
- 給料が将来上がる見込みはあるか?
- 他社ならいくらもらえそうか?
「ベンチャー企業で会社も伸びている」「今後は社員が増えていきそう」など、会社が大きく変わる雰囲気があれば仕事量は改善される余地があります。
会社のスタート時期は、少ない人数でまわすことも多く、ひとり当たりの仕事量は多くなる傾向があります。
会社が大きくなれば改善の可能性はありますね。
一方、新しいやり方を採用する様子のない会社では、改善される可能性は低いと考えるといいでしょうね。
仕事自体にやりがいを感じているかどうかチェックしましょう。
やりがいは仕事のモチベーションを司る大切なエネルギーですから。
やりがいがすでに消失しているようですと続けるのは厳しいですね。
仕事が多すぎても、スキルアップにつながり、成長感を得られているのであればしばらく様子を見るのも悪くありません。
スキルアップできれば良い条件の転職や起業・フリーランスの道など、自分の未来をつくることができますからね。
出世や給料アップの可能性があるかどうか社内を見渡してみましょう。
上司たちの現状を把握することで、会社に留まった場合の将来予想の参考になりますよ。
見込みがないのであれば、早いうちに転職を考えた方がいいかもしれません。
転職エージェントに問い合わせて、どのようなところに転職できそうか、年収がどれくらいになりそうか調べてもらうと自分を客観視できます。
無料でやってくれますよ。
自分がどれほどの価値評価を得られる知っておくと残るか移るかひとつの目安になりますよ。
自由に働く道を考えるのもあり
起業やフリーランスの道を考えるのもありですよ。
通常の会社の報酬体系では、優秀だからといってその人にだけ高いお金を支払うわけにはいきません。
また、働き方の自由度にも限界があります。
「ほかの社員の手前」と会社側が考える、見えない足かせのようなものです。
優秀な人は、会社のルールのワクの中におさまりきらないことがあるということです。
- しかし大抵の人は飛び出そうとしないです。自分を優秀と思っていないから。
そう思えないのは、自分の強みもその価値もわかっていないからです。
これも会社側にとって都合がいいお話。
多くの優秀な女性は「能ある鷹は爪に気づかず」という感じですね。
自分の“強み”を見極めていこう
自分が会社員としてやっていくべきか、起業やフリーの道もあるのか迷ったら、自分の“強み“を見つけて、その価値がどれほどのものか把握するといいです。
- 強みは将来の方向性を示す軸となります。
転職をするにしても、自分にしかない強みがわかると武器になりますしね。
多くの人が本当の自分のことを知らずにいます。
強みを発見する自分の棚卸し20の要点【起業&転職の武器に】 をお読みになるとこれから進むべき道を選ぶいいヒントになりますよ。
社員を卒業した女性たち
これまで仕事が多すぎる状態から抜け出し、自由に働く女性たちをたくさん見てきました。
1千万円以上の給料をもらっていた女性でさえ「あの頃の働き方はもうしたくない」とよく語っています。
お金や出世よりも「自分らしく働きたい」「自由に働きたい」「誰かの役に立つことがしたい」という気持ちで働きたいと考える女性たちでした。
この機会に今後どうすればいいか、じっくり考えてみるといいです。
もしも1人では頭を整理ができないということであれば、こちらの講座では私に直接相談できる時間ももうけています。
退職する踏ん切りをつけたい方へのプレゼント
最後になりますが、今の仕事を辞める踏ん切りをつける活動100選 シートを作りました。
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※予告なく配布を終了致します
それでは本記事に書いたことを実行して楽しく働くワークライフを目指してくださいね。
以上となります。
キャリアの棚卸しから自分にしかない強みの見つけ方までわかりやすく解説。
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