社会のレールから外れてしまうと、もう二度と戻れないのかもしれないとか、このまま人生終わりかも⋯などと、良からぬ気持ちが湧きますよね。
そんな気持ち、とてもよくわかりますよ。
私自身、新卒8ヶ月で会社を辞め、26年間の家業勤務を経て起業した経験があります。
レールから外れた直後の喪失感は、経験した人にしかわからないですよね。
でも、安心していただきたい。
社会のレールから外れても、人生は終わりません。
むしろ、新しい可能性が開ける人の方が多いのです。
- この記事では、次のことをお伝えします。
- レールから外れた人の末路
- 不安を乗り越える4ステップ
- 失敗しないための5つの注意点
- 実際に幸せを掴んだ人の体験談
- 今すぐできる行動プラン
- 対象となる読者は次のような方々です。
- 社会のレールを外れた感のある人
- 今の生き方に疑問を感じている人
- 少し変わり者で集団行動の苦手な人
- 自分らしい人生を歩みたいと願う人
この記事を読めば、明日から一歩踏み出せるはずです。人生を立て直すための完全ガイドとなっています。最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
社会のレールから外れた人生を歩み始めた人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
社会のレールから外れたらどうなる?|実体験者が語る真実
ここでは、私自身の体験と2000人超の指導経験から見えてきたリアルな現実をお伝えします。
レールから外れた直後に起こること
まず、レールから外れた直後には、次のような感情が襲ってきます。
強い不安と孤独感
周りの人たちは普通に生きているように見えるのに、自分だけが違う道を歩いている気がしますよね。この孤独感はかなりつらいです。
「自分は間違っているのでは」という疑念
毎日のように頭をよぎります。特に夜、眠れないときに考えてしまいがちです。
周囲からの視線が気になる
家族や友人、かつての同僚。「どう思われているのだろう」と気になって仕方ありません。
―ここで知っておいてほしいことがあります。
- これは誰もが通る道です。
私自身も、そして私が指導してきた女性たちもこの感情を経験しました。これは異常ではなく正常な反応なのです。
1年後の自分はどう変わっているか
では、1年後にはどうなっているのでしょうか。
私の指導経験から見えてきた、時期ごとの変化をお伝えします。
最初の3ヶ月:不安が最も強い時期
この時期は、正直言ってかなりしんどいです。
「本当にこれでよかったのか」と悩む日々が続きます。でも、小さな変化が芽生え始めます。
自分のペースで動けることの心地よさに気づき始めるのです。
たとえば、満員電車に乗らなくていいとか、自由な時間に起きられるとか。
ささやかな自由に幸せを感じられるようになります。
3〜6ヶ月:小さな変化が見え始める
少しずつですが、自分のペースで生きることに慣れてきます。
新しい可能性に気づき始める人も多いですね。「あれ、こんなこともできるんだ」という発見があるかもしれません。
私の場合は、「やらなきゃ」という義務的な感覚ではなく「やってみたい」という素直な気持ちで動けるようになりました。
6〜12ヶ月:新しい自分の形が見えてくる
この頃になると、本当の自分らしさが少しずつ見えてきます。
不安よりも希望の方が大きくなってくる時期です。レールから外れてよかったかもと思える瞬間が増えます。
私の場合は、自分のペースを大切にできるようになりました。不安になっても何も変わらない。それに気づいたからです。
1年後:約70%の人が「外れてよかった」と感じる
私の指導経験から、レールから外れて1年後に「外れてよかった」と感じる人は約70%にのぼります。最初は不安でも、気づけば表情が変わっていく人が多いですね。
もちろん、全員がすぐに成功するわけではありません。でも、多くの人が「自分の人生を生きている」という実感が湧き始めるのです。
本当に人生は終わりなのか?【結論:終わらない】
「社会のレールから外れたら終わり」
これは、完全な誤解です。
- なぜそう言えるのか。
それは今の時代、「レール」そのものに複数の種類があるからです。
昔は、確かに一本の太いレールがありました。大学を出て、大企業に就職して、定年まで働く⋯。これが正解とされていました。
でも、今は違います。
フリーランスとして活躍する人もいれば、以前の私のように複数の仕事を掛け持ちすることからスタートする人もいます。起業する人もいれば、派遣社員として自由に生きる人もいます。
つまり、レールは一本ではなく、無数にあるのです。
ここで、気づいてほしいことがあります。
レールから外れたのではなく、別のレールに乗り換えた瞬間であるということをね。
あるいは、自分だけのレールを作り始めたときなのかもしれないのです。
だから、安心してください。
人生は終わりません。むしろ、ここからが本当の始まりです。
社会のレールとは?昔と今は何が違う?
社会のレールとは、世の中で当たり前とされている人生の流れを指します。多くの人たちが従う、いわば人生の普通コースのようなものですね。
さきほど、レールは一本ではなく無数にあるとお伝えしました。では、具体的にどう変わったのか。ここで詳しく見ていきましょう。
昔の「普通のレール」とは
昔の社会のレールは、とてもシンプルでした。
- 大学を卒業する
- 大企業に就職する
- 20代後半から30代前半で結婚する
- 子供を持つ
- 同じ会社で定年まで働く
これが普通の人生とされていました。まるで電車のレールのように、皆がほぼ同じ道を進んでいくイメージです。
私が社会に出た当時も、定年まで勤務するというレールが当たり前でした。周りを見渡せば、みんな同じような道を歩いていたのです。
そして、このレールから外れることは、とても勇気のいることでした。なぜなら、外れた人を受け入れる社会の仕組みが整っていなかったからです。
私の場合、大学卒業後に入社した会社を8ヶ月で辞めていますが、そのときの喪失感や将来の不安はハンパなかったですね。
今の時代の「多様なレール」
あらためて考えてみると、今の時代は本当に選択肢が広がりました。
インターネットの登場によって、働き方も生き方も大きく変わりましたよね。
今では、自分の考えや経験を発信することで仕事につなげることもできます。
たとえば、ユーチューバーやインフルエンサーのように、発信そのものが職業になりました。
私自身も、会社員として働きながら週末に講師活動を続けるという働き方を10年間続けてきました。
ブログでの発信をきっかけに新しい受講生さんたちと出会い、今の仕事も15年目を迎えています。
昔なら考えられなかった生き方です。
まるで、電車のレールではなくカーナビのルート選択のようなものですね。
目的地は同じでも、行き方は人の数だけあります。
なぜ「レールから外れる」と感じるのか
ここで、少し考えてみましょう。
選択肢が増えたのに、なぜレールから外れたと感じてしまうのでしょうか。
理由は2つあります。
理由①:心の中に昔のレールのイメージが残っているから
頭では選択肢が増えたことを理解していても、心のどこかで昔の普通を基準にしてしまう。だから、そこから外れると不安になるのです。
たとえば、35歳で結婚していないと焦りを感じる。転職を繰り返すと不安になる。子どもを欲しいと思えないのは異常かもと感じる⋯。こうした感情は、昔のレールの価値観が心に残っているからですね。
理由②:周りの人と比べてしまうから
SNSを見れば、みんな順調そうに見えますよね。同級生は着実にキャリアを歩んでいる。友人は結婚している。そんな情報が目に入ると、自分だけが取り残されたような気持ちになります。
でも、ここで知っておいてほしいことがあります。
みんなが歩いているように見えるレールも、幻想かもしれません。
なぜなら、SNSに載せるのは良いことばかり。みんな、自分の悩みや不安を表に出さないからです。
実際、私が指導してきた女性たちの中には、一見順調そうに見えても内心は悩んでいる人がたくさんいました。
大企業に勤めていても、高い給料をもらっていても、やりがいを感じられず苦しんでいる人もいます。
つまり、正解のレールなど、そもそも存在しないのかもしれないのです。
ただし、注意が必要です。
選択肢が増えたからこそ、自分で考えて決める力、つまり決断力が求められます。
誰かに決められた道ではなく、「自分で道を選び、切り開いていく」。それが現代社会における新しい生き方だと言っていいでしょうね。
不安に思うかもしれません。でも、見方を変えればチャンスです。
自分に合った道を選べる時代になった、とも言えるのですからね。
社会のレールから外れたときの対処法
でも、正しい対処法を知っていれば、この機会を人生を立て直す転機として活用できます。
ここでは、私自身の経験と指導実績に基づいた、具体的かつ実践的な対処法をご紹介しますね。
このステップを踏むことで、自分に最適な道を歩み始めることができるでしょう。
1. 自分の気持ちを整理する
対処法の1番目のステップは、自分の気持ちを整理することです。
まず、なぜレールから外れたのかをはっきりさせるのです。
たとえば、会社で働くのがつらかったからなのか。それとも、自分のやりたいことが見つかったからなのか。
理由をはっきりさせることで、これからどうすればいいのかが見えてきますよ。
私の場合、長時間労働が続く職場で心も体も疲れていました。
当時の自分の気持ちを整理してみると、働く仲間との関係が良くなかったことや、仕事内容にやりがいを感じなかったことも浮かび上がりました。
このように、自分の感情や状況を冷静に見つめ直すことは大切です。
とはいえ、正直なところつらい作業でもあります。目をそらしてきた本音や弱さと向き合うことになるからです。
けれど、その過程を経てこそ、自分の本音を認識し、より現実的な次のステップを踏み出せるようになりますよ。
私が父の経営する小さな会社に転職を決めたのも、その気づきがきっかけでした。
子どもの頃から知っている人たちが働いていたため、人間関係のストレスを減らせると感じたのです。
また、当時はやりたい仕事が明確ではなかったため、業種や職種にこだわらず「安心して働ける環境」を優先しました。
気持ちを整理することは、次の行動に向けた重要なステップ。まずは自分の感情を受け入れ、その上で次に進むためのヒントを見つけていきましょう。
それにより、自分の選択に自信を持ち、行動を始める準備が整います。
2. 人生の棚卸しをする
対処法の2番目のステップは、人生の棚卸しをすることです。
この作業の目的は、自分の将来の選択肢を見つける基盤を作ることです。
これにより、自分が今後どのような道を選んだらよいのかはっきりします。
たとえば、これまでに誰かをサポートした経験や、人間関係を築くことに喜びを感じたとしましょう。それは、今後のキャリア設計において大切にすべき要素かもしれませんよ。
また、反対に何度も挫折を感じた分野や、続けるのが難しかった活動は、自分の向かない部分を理解するヒントになります。
私の講座の受講生の中にも、こうした棚卸しから大きな気づきを得た方がいました。
経営者の夢を支えることにやりがいを感じている。けれど、組織が安定してくるとモチベーションが下がる──。
そんな自分に気づいた彼女は、その後、ベンチャー企業のスタートアップ支援に関わる仕事を選びました。
彼女のように、過去を整理することで「自分の強みが活きる場所」が見えてくるのです。
では、実際にどのように棚卸しを行えばよいのでしょう。
具体的な棚卸しの方法として、もっとも確実なのは「自分史を書くこと」です。
生まれてから現在までの出来事を思い出せる限り書き出し、それぞれの場面で自分が何を感じ、どう考えたのかを振り返ります。
このワークは、私が15年続けている講座の中でも欠かせないカリキュラムのひとつで、効果は実証済みです。
実際に取り組んだ方の多くが、自分の中に眠っていた価値観や強みに気づいていますね。
この作業を通じて、人生の中に隠れている重要な要素が浮き彫りになります。
過去に学んだ教訓や、自分の価値観が今後の選択にどう影響するのかを見つけることができ、次のステップに進むための基礎が固まります。
書き方の詳細は以下に書いてあります。
▶自分を振り返る完璧な方法【成長できる自分史の書き方と効果】
3. 自分の強みを見つける
対処法の3番目のステップは、自分の強みを見つけることです。
私自身の体験をお話しすると、家業の会社に入社した後、ビジネスセミナーに参加することで、自分の強みに気づくことができました。
そこで見つけたのは、特に女性を指導することに手応えを感じる自分でした。
偶然にも、私が参加していたセミナーで講師を募集しており、週末に講師として活動する機会が巡ってきたのです。
なんと、そのクラスに集まった約7割が女性たちでした。
そして驚いたことに、彼女たちの成長はとても早かった。その過程で自分が彼女たちにどんな影響を与えられるかを感じるようになりました。
この経験が積み重なり、私の強みが確信に変わり、結果的に浅野塾という形で起業する道が開けたのです。
強みを見つけ、それを活かすことで、自分自身がどれほど心地よく仕事に向き合えるかを実感しました。
ただ成功を追い求めるのではなく、自分の能力を発揮する喜びを感じる瞬間でもあります。
そんな場所では、ストレスも自然と少なくなり、自分らしく過ごせるはずです。
さらに、強みを理解し、求めてくれる人々との関係が深まり、より充実した人間関係を築くことができますよ。
それはまるで、自分を必要としてくれる場所にしっかりと根を張るような感覚です。
社会のレールを外れてしまったと感じるときこそ、自分の強みを意識し、その強みを最大限に活かせる環境を探すこと。
これこそが次のステップにつながる重要なポイントとなるでしょう。
自分の強みがわからない方は、以下を参考にどうぞ。
▶自分の棚卸しガイド|強み迷子を解決する20の質問と実践方法
4. 小さな一歩を踏み出す
対処法の最後のステップは、小さな一歩を踏み出すことです。
いきなり大きな目標を目指してしまうと、どこから始めたらいいのかわからず、動けなくなってしまうことがよくあります。それに、大きな変化はどうしても怖く感じるものです。
まずは情報収集から始めてみましょう。興味のある分野の本を読んだり、有料セミナーに参加してみるのがおすすめです。
私の場合、ビジネスセミナーに参加したことが最初の一歩でした。学びを通じて知識が増えるにつれ、不安も少しずつ軽くなっていきました。
小さな一歩を踏み出すことで、自分に今必要なスキルや知識が見えてきます。
その気づきをもとに、新しい学びを始めてみましょう。 今の時代はオンライン講座や音声教材など、どこにいても学べる環境が整っています。
有料セミナーでは質の高い情報だけでなく、同じ志を持つ仲間との出会いがあります。
講師や仲間との交流を通じて、自分では思いもよらなかった可能性が見えてくることもあります。私自身、その学びの中で出会った仕事が、今の活動につながっています。
小さな行動を積み重ねるうちに、失敗の見方も変わります。思うようにいかなくても、それは成功へのプロセスの一部にすぎないと感じられるようになりますよ。
行動を重ねることでできない自分よりも成長している自分に意識が向くようになるからです。
つまり、「失敗」という概念そのものが消えていくのです。
※参考記事▶失敗から学ぶ方法|成功者に学ぶ失敗を成功に変える7つの秘訣
最初に行った「気持ちの整理」もここで活きてきます。当時の気持ちを思い出すことで、次の小さな一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。
まとめ:4ステップの実践ロードマップ
社会のレールから外れたときの対処法として、以下の4つのステップを紹介しました。
- 自分の気持ちを整理する
- 人生の棚卸しをする
- 自分の強みを見つける
- 小さな一歩を踏み出す
これらのステップを通じて感じてほしいのは、「うまくいかない時期も含めて、自分の歩みを認めること」です。
思ったように進まないときもありますが、それも次につながる大事な過程です。
無理に前向きになろうとしなくても大丈夫。少しずつ、自分のペースで整えていけばいいのです。
- 具体的な実践のポイント
- 焦らず、自分のペースで進める
- できることから始める
- 完璧を目指さない
- 一歩ずつ前に進む
社会のレールから外れることで、確かに失うものもあります。
でも、その分以上に自分の価値観に合った時間の使い方や、人との関わり方が見えてくるはずですよ。
それが、「レールの外」で得られる本当の自由なのかもしれませんね。
次のセクションでは、レールから外れた人たちの“その後”について、実際のデータと事例を交えて詳しく見ていきましょう。
社会のレールから外れた人の末路|5つのパターン
ここでは、私が15年間指導してきた経験から見えてきた、5つのパターンを紹介します。
大切なのは、「このパターンが絶対に正解!」というものではないということ。
人それぞれのペースと状況があっていいですよ。
パターン①:自分らしさを見つけて成功(約35%)
最も多いのが、このパターンです。
特徴
- 試行錯誤を恐れずに行動し続けた
- 自分の強みを活かせる場所を見つけた
- 経済的にも精神的にも充実している
このパターンに共通するのは、行動し続けたことです。うまくいかないことがあっても、諦めずに次の手を打ち続けました。
大手人材紹介会社に勤めていた女性の例です。
一度は学校職員に転職しましたが、どうしても馴染めず独立を決意。
地方に埋もれている人・モノ・サービスを発信する仕事を始めました。
その活動を通じて、同じ価値観を持つ男性と出会い、現在は二人で会社を運営しています。
パターン②:試行錯誤を続けながら模索中(約30%)
2番目に多いのが、このパターンです。
特徴
- まだ完全な答えは見つかっていない
- でも、以前よりは自分らしく生きている
- 少しずつ前進している実感がある
このパターンの人たちに共通するのは、完璧を求めていないことです。
今できることをすればいい、これでいい──そう思える状態を、少しずつ作り上げています。
パターン③:再びレールに戻る(約20%)
レールに戻ることを選ぶ人も一定数います。これも立派な選択です。
特徴
- 一度外れた経験が、戻った後に活きている
- 外れた経験自体が無駄ではなかった
- 今の環境に感謝できるようになった
このパターンで大切なのは、戻ることを失敗と思わないことです。外れた経験そのものが、人生の糧(かて)になっています。
私の講座に参加していたフリーランスの翻訳家の女性は、育児中の期間だけ有期雇用の社員として働いていました。
働く時間と収入を安定させるための選択であり、ご本人も失敗とは捉えていません。
パターン④:苦しい状況が続く(約10%)
正直に言うと、このパターンもあります。
特徴
- 行動せずに不安だけを抱え続けている
- 誰にも相談せず孤立している
- ネガティブな情報ばかり集めてしまう
このパターンに陥る人の共通点は、一人で抱え込むことです。
- 回避する方法
まず、誰かに相談すること。次に、小さな行動を起こすこと。そして、ネガティブな情報から距離を置くこと。
苦しい状況にいる人は、視野が狭くなり、「自分はダメな人」というような思い込みも強くなる傾向があります。
私でなくてかまいませんので、信頼できる自己分析の専門家の力を借りることをおすすめします。
パターン⑤:まったく新しい道を開拓(約5%)
少数ですが、誰もやっていない道を切り開く人もいます。
特徴
- 既存の枠にとらわれない発想をする
- 失敗を恐れず、常に学び続ける
- 結果的に新しい市場を作り出す
このパターンの人たちは、人と違うことを恐れません。むしろ、それを楽しんでいるのです。
私自身は、このパターンに当てはまります。女性専門の講座を15年以上男性が運営し続けているのですからね。
- 重要なポイント
約85%の人(パターン①②③の合計)は、レールから外れた後、何らかの形で外れてよかった、または学びがあったと感じています。
つまり、レールから外れることは終わりではなく、新しい始まりなのです。ただし、どのパターンになるかは、外れた後の行動次第です。
行動し続ける人は前に進み、立ち止まり続ける人は苦しい状況が続きます。これは厳しい現実ですが、同時に希望でもあります。
なぜなら、今からでも変えられるからです。どのパターンにいても、次の一歩を決めるのは自分自身です。
次のセクションでは、レールから外れたときに失うものと得るものについて、具体的に見ていきましょう。
社会のレールから外れたときに失うもの
「ああ、やっぱりな」と思うかもしれませんが、その現実を正直にお伝えしますね。
失うものを知っておくことで、心の準備ができるからです。
1. 世俗に生きる人との繋がりを失う
社会のレールから外れたとき、まず失うのは世俗的に生きる人との繋がりです。
変わり者に見られますし、話の接点が少なくなるからでしょうね。お互いの価値観やライフスタイルにもズレが生じます。
会社を辞めた人をイメージするとわかりやすいでしょう。
毎日会社に通勤している人とそうでない人とは、時間の流れから変わる感じです。次第に隔たりが大きくなり、自然と離れていきます。
私自身も、会社を辞めたときに経験しました。
以前はよく飲みにいっていた会社員の知人との距離が、少しずつ遠くなっていく。
悪い関係になったわけではないのに、なんとなく疎遠になる。そんな寂しさを感じたものです。
ただし、これは必ずしも悪いことばかりではありませんよ。
古い繋がりが薄れる一方で、新しい価値観を持つ人たちとの出会いが待っているからです。
私の場合、フリーランスや起業家として働く人たちとの出会いが増えました。
2. 人生の方向性を見失う
社会のレールから外れると、今後どうしていいかわからなくなります。
これまではなんとなく決まっていたルールやしきたりのようなものに沿っていれば良かったのに、それが全て無くなる感じです。
相談する相手もいない場合が多い上、マニュアル的なものが無く、何をどうやって生きたらいいかわかりにくくなります。

私も、最初の会社を辞めたときは完全に迷子でした。
次に何をすればいいのか。どこに向かえばいいのか⋯。周りの同世代は順調に見えるのに、自分だけが取り残されているような感覚。その不安は、今でも鮮明に覚えています。
でも、この方向性を見失う経験こそが、とても大切だったりします。
なぜなら、迷うからこそ自分で考えるようになり、本当に自分が望む道が少しずつ見えてくるからです。
3. 親の期待を失う
親の期待を失うのもよくあるパターンです。
私の塾に通っていた女性の例を紹介します。
会社を辞めようとしたら、母親が倒れてしまった人がいます。有名企業に勤務していた彼女は自慢の娘だったのでしょうね。
母親にとっての喪失感は大きかったみたいです。もちろん親によって違いはあるでしょうけれど、期待を失うパターンは多いようです。
特に、親世代はレールの価値観で生きている人が多く、理解してもらうのが難しいこともあります。
ただし、時間が経てば理解してくれることも多いです。
実際に新しい道で成果を出したり、生き生きとした姿を見せることが大事なようですね。
最初は反対していた親も応援してくれるようになったという話もよく聞きます。
失うものをどう捉えるか【視点の転換】
ここまで3つの失うものをお伝えしました。
正直なところ、これらを失うのはつらいことです。特に、失った直後は喪失感が大きいでしょう。
でも、視点を変えてみてください。
失うということは、新しいものを受け入れる余白ができるということでもあるのです。
古い繋がりが薄れれば、新しい繋がりが生まれる余地ができます。
方向性を見失うからこそ、真剣に考えるようになり、本当に自分が望む方向を見つけられます。
親の期待から解放されるからこそ、自分の期待に応える生き方ができるのです。
次のセクションでは、レールから外れたときに得られるものについて見ていきましょう。
社会のレールから外れたときに得るもの
さきほどお伝えしたとおり、失うことは新しいものを受け入れる余白ができるということ。
では、具体的に何が得られるのでしょうか。
ここでは、私自身の体験と指導してきた方々の声をもとに、レールから外れたときに得られるものをお伝えします。
自由
レールから外れることで得られるものの筆頭は自由です。
世間の常識的なものの圏外となるからですよ。レール外のもの全て選び放題です。
やりたくないなぁと思うことはしなくてもいいし、本気で打ち込みたいことに集中してもいい世界ですね。
私の場合、会社員時代は朝7時に家を出て、帰宅は22時を過ぎることもありました。
でも今は、夜中にアイデアがひらめいて仕事をすることもあれば、昼間に充電のため昼寝をすることもあります。
自分のペースで、自分の情熱を追求できる喜びを日々感じています。
ただし、この自由には責任も伴います。
誰も管理してくれないので、自分で自分を律する必要があるのです。でも、それも含めて自由なのだと思います。
自分らしさ
やがて自分らしさを取り戻せます。
自分が何をしたいのか、何が好きなのか、自分の興味関心ごとに沿った生き方ができる感じ。
レールの上を走っているときは、周りに合わせることが多かったのではないでしょうか。
会社のルール、上司の指示、同僚の目。そういったものに縛られて、本当の自分を出せずにいた人も多いはずです。
でも、レールから外れると、そうした縛りから解放されます。
私が指導してきた女性たちの中には、レールから外れて初めて「これが本当の自分だ」と気づいた人がたくさんいました。
会社員時代は控えめだった人が、独立後は生き生きと自分の意見を言えるようになったり。
やりたくないことを我慢していた人が、やりたいことだけに集中できるようになったり。
自分らしさを取り戻す過程は、まるで本来の自分に戻っていく感覚なのかもしれませんね。
新しい出会い
レールから外れると、新しい出会いが待っています。
自分にしっくりくるライフスタイルや価値観の人たちとの出会いです。
さきほど、失うものとして「世俗に生きる人との繋がり」をあげました。でも、その分、新しい繋がりが生まれます。
私の場合、起業してから出会った人たちは、会社員時代とはまったく違うタイプでしたね。
自分で道を切り開いている人、失敗を恐れずチャレンジしている人、自分らしく生きることを大切にしている人。
そういう人たちとの出会いは、私にとって大きな財産になっています。
お互いに刺激し合い、支え合える関係。それは、会社の同僚とは違う、深いつながりです。
レールから外れたからこそ出会えた人たちがいる。そう思うと、外れてよかったと心から感じます。
得られる3つの宝物【具体例付き】
ここまで、自由・自分らしさ・新しい出会いという3つをお伝えしました。
でも、これら3つには共通する本質があります。それは何でしょうか。
宝物①:自分で決める力
レールの上にいるときは、誰かが決めたルールに従っていればよかった。
でも、レールから外れると、すべて自分で決めなければなりません。
最初は戸惑うかもしれません。
けれど、この自分で決める経験の積み重ねが、かけがえのない力になります。
私の指導してきた女性の中に、会社員時代は上司の指示を待つタイプだった方がいました。
独立後、最初は何をするにも不安でいっぱいだったそうです。
そんな彼女が、私の運営する塾の門を叩き、その後、離婚・転職・引っ越しをわずか1年あまりでやり遂げてしまったのには、私も驚かされました。
小さな決断を積み重ねるうちに、「自分で決めること」への自信が育っていったのです。
今では「自分の人生は自分で決める」という実感を持ちながら、日々を歩んでいます。
宝物②:失敗を恐れない心
レールから外れるという経験そのものが、大きなチャレンジです。
その経験を通じて、失敗を恐れない心が育ちます。というより、失敗という概念が変わるのです。
この心の持ち方は、人生のあらゆる場面で役立ちます。
宝物③:本当の自信
レールの上にいるときの自信は、肩書きや会社の看板に依存していることが多いです。
でも、レールから外れて自分の力で歩み始めると、本当の自信が芽生えます。
それは、自分自身の価値を信じられるようになるということ。誰かの評価に左右されない、揺るがない自信です。
私自身、会社員時代は会社の名前で仕事をしていた部分がありました。でも起業後、自分の名前で仕事をするようになり、本当の意味での自信が生まれました。
これらの宝物は、お金では買えないものです。
レールから外れたからこそ得られる、かけがえのない財産なのです。
次のセクションでは、レールから外れた人が陥りがちな失敗パターンについて見ていきましょう。
レールから外れた人が陥りがちな5つの失敗パターン
ここでは、私の指導経験から見えてきた、失敗パターンを5つ紹介します。
これを知っておくことで、同じ過ちを繰り返さずに済むはずですよ。
焦って無意味な資格取得に走る
レールから外れた人が陥りがちな1つ目の失敗パターンは、焦って無意味な資格取得に走ることです。
さきほど「無益な学習に時間を使わない」ことの大切さをお伝えしましたが、この失敗パターンは本当に多いので、もう少し詳しく説明しますね。
- なぜ失敗するのか
不安を埋めるために「資格があれば安心」と考えてしまうからです。
でも実際には、資格だけでは仕事につながりません。たとえば、簿記の資格を取ったところで、実務経験がなければ経理の仕事は難しいのが現実です。
また、社労士の資格をとって起業しても、自然にお客さまが現れるわけではありません。
結果として、時間とお金を無駄にしてしまいます。
- 正しいアプローチ
まず、自分が何をしたいのかをはっきりさせること。
その目標に必要なスキルだけを学ぶのです。学びながら実践することが何より重要です。
資格は、必要になったときに取ればいい。焦って取る必要はありません。
世間体を気にしすぎて動けない
レールから外れた人が陥りがちな2つ目の失敗パターンは、世間体を気にしすぎて動けなくなることです。
周りにどう思われるかを気にしすぎて、身動きが取れなくなってしまいます。
- なぜ失敗するのか
無職だと思われたくない、フリーターだと恥ずかしいといった世間体が気になり、本当にやりたいことができなくなってしまいがちです。
でも、考えてみてください。
他人は、思っているほどあなたのことを気にしていません。みんな自分のことで精一杯なのです。
- 正しいアプローチ
他人の評価より、自分の人生を優先することですね。
応援してくれる人だけを大切にすればいいのです。批判する人は、どんな選択をしても批判します。気にするだけ無駄です。
一人で抱え込んでしまう
レールから外れた人が陥りがちな3つ目の失敗パターンは、一人で抱え込んでしまうことです。
以前、末路のパターン④でもお伝えしましたが、一人で抱え込むのは最も危険な失敗パターンです。
- なぜ失敗するのか
誰にも相談せず、ネガティブな思考のループにはまってしまうからです。
一人で考えていると、不安がどんどん大きくなり、
「自分はダメだ」「もう終わりだ」という思い込みが強くなって動けなくなります。
私の指導してきた女性の中にも、このパターンで苦しんでいた人がいました。
彼女は半年ものあいだ、キャリアチェンジのことで誰にも相談できずに悩み続けていたそうです。
親の希望と、自分のやりたいことの間に大きな隔たりがあったのです。
しかし、思い切って私に相談してくれたことで、状況が一気に動き出しました。
自分の悩みを言葉にした瞬間、頭の中が整理され、やるべきことが明確になったのです。
その後、彼女は自分のやりたいことを図解やイラストで整理し、親に丁寧に説明して承諾を得ることができました。
今では、自分の体験をもとに、同じように悩む人たちの相談に乗る立場になっています。
- 正しいアプローチ
まずは信頼できる人に話を聞いてもらうことです。
家族、友人、専門家、誰でもかまいません。話すだけでも、気持ちが整理されるものです。
人に話すことで頭の中の混乱が言葉に変わり、自分の気持ちを客観的に見つめられるようになるからです。
特に、同じような経験をした人の話を聞くと、自分だけじゃないと思えて楽になります。
ネガティブな情報ばかり集める
レールから外れた人が陥りがちな4つ目の失敗パターンは、ネガティブな情報ばかり集めてしまうことです。
不安や孤独を感じていると、自分と同じように苦しんでいる人を探して安心しようとする傾向があります。
そのため、不安なときほど、ネガティブな情報に引き寄せられてしまうのです。
- なぜ失敗するのか
「レールから外れたら終わり」「フリーランスは不安定」といった情報ばかり見ていると、本当にそう思い込んでしまいます。
人間の脳は、自分の信じていることを証明する情報を集める性質があります。
不安に思っていると、不安を強める情報ばかりが目に入るのです。
- 正しいアプローチ
意識的にポジティブな情報も集めること。
成功例にも目を向け、バランスの取れた情報収集を心がけましょう。
そして、ネガティブな情報を見たら、「これは一つの意見にすぎない」と受け流す力を持つことです。
すぐに結果を求めすぎる
レールから外れた人が陥りがちな5つ目の失敗パターンは、すぐに結果を求めすぎることです。
- なぜ失敗するのか
1〜2ヶ月で結果が出ないと諦めてしまうからです。
でも、新しい道を歩み始めたばかりなのに、すぐに結果が出るわけがありません。
何ごとにおいても、成果を出すのは時間がかかるものですよ。
私自身、起業してから軌道に乗るまで2年かかりました。最初の1年は、本当に苦しかったです。
でも、諦めずに続けたからこそ、今があります。
- 正しいアプローチ
最低でも6ヶ月〜1年は試行錯誤の期間と考えること。
小さな成長を認め、自分を褒めること。長期的な視点を持つこと。
焦らず、じっくりと自分の道を作っていけばいいのです。
次のセクションでは、自分を見つめ直すための完全マニュアルをご用意しています。無料で読めますので、ぜひ活用してください。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】

社会のレールから外れたとき、多くの人が不安や迷いを感じます。しかし、このタイミングこそ、自分自身を深く理解し、新たな可能性を見出すチャンス。
なぜなら、自分の価値観や強みを再評価できる絶好のタイミングなので、本当の幸せへの道筋が見えてくるからです。
そんな人生の転換期に寄り添う「自分の見つめ直し完全マニュアル」が、完成しました。10年の歳月をかけて磨き上げたこの逸品は、人生を劇的に変える可能性を秘めています。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
もっと深く実践したい方へ
この記事でお伝えした人生の棚卸しや強みの発見を、専門家のサポートを受けながら実践したい。そんな方のために、私が主宰する「自分力活用講座」をご用意しています。
記事で触れた「自分史分析」を、当塾独自のプログラムで深く掘り下げます。
さらに「持って生まれた個性」「人生体験と知恵」「生まれつきの望み」の3つの特性を明らかにし、経済的な安定と心の豊かさを両立させる道筋を見つけていきます。
今の自分に何が不足しており、これから何をするべきか、行動のヒントをつかめます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。

私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ

社会のレールから外れる決断は、勇気が必要です。でも、そこには新しい可能性が広がっているはずなのです。
一歩ずつ、自分の道を歩んでいくことで、思いがけない喜びや発見に出会えるかもしれません。自分の心に正直に、ゆっくりと前に進んでいくことが大切です。
レールから外れたことは、失敗ではありません。新しい人生への扉が開いた瞬間です。
どうか一歩を踏み出してください。応援しています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数









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