起業するときの注意点が知りたいな。
特に見落としがちなポイントを知りたいです。起業テーマを決めるときの注意点もあったら教えてください。
そんな疑問に答えます。
起業するのは一歩踏み出す大冒険ですよね。希望と不安が交錯するものですけど、その道には見えない落とし穴がいくつもあります。
昔に比べて、手軽に始められるようになったからこそ、注意しなければならないところがいくつかあります。
この記事では、起業する前に知っておきたい10の重要な注意点をご紹介します。
これらを押さえれば、失敗を避け、成功につながる確率が高まりますよ。
本記事を書いている私も、起業した経験も会社役員として働いていた経験もあります。
職業柄、起業にうまくいく人&いかない人たちに出会う機会が多いです。いずれも共通点がありますね。
ぜひ最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちの悩みに10年以上向き合ってきました。
起業の初心者を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
起業前に絶対知っておくべき10の注意点
起業する前に、知っておいた方がいい注意点を解説します。
盲点になるポイントをセレクトしましたので、熟読することをおすすめします。
1. ライバルと市場の確認
起業する前に知っておきたい注意点の1つ目は、ライバルと市場の確認です。
起業したいテーマがあったら、まず始めに、その業界で競合するライバル製品やサービスを調査しましょうね。
言うまでもなく同じような商品やサービスがすでに存在していたら、その差別化が必要だから。
また、
自分が見落としている視点がないかご注意くださいね。
ライバルの強みと弱みをしっかり見てね。
2. どうやって売るか?の戦略欠如
起業する前に知っておきたい注意点の2つ目は、「どうやって売るか?」の戦略の欠如にご注意ください。
起業するときは、期待する気持ちが先立ってしまい、マーケティングやセールスの視点がごっそり抜けてしまう人が多いです。
素晴らしい商品を作っても、それをどう売るかが明確でなければ、その商品は買ってもらえませんから。
「風邪ならパ◯ロン」「滋養強壮にリポ ◯タンD」とか昔からしつこいくらい目にするじゃないですか。
あれだけ有名な商品でも、がんばってセールスしているのですよ。
商品がどれだけ良くても、その魅力をしっかり伝えねばないことを忘れないようにしましょうね。
やりたくないでしょうけど、売るための勉強もお忘れなく(泣)
3. 「先立つもの」の用意
起業する前に知っておきたい注意点の3つ目は、「先立つもの」の用意です。
起業してすぐにお金が稼げれば問題ないのですが、そのような人をあまり見かけることはありません。
商品をつくり、お客さまを探し、信用してもらうまでには時間がかかるので。
初期費用があまりかからないビジネスを始めることをおすすめしますが、それでも当面の生活費とかお金がかかる。
月々どのくらい必要かあらかじめ計算し、先立つもの(お金)を用意しておきましょうね。
1年分くらいは用意しておいたほうがいいかもです。
4. 税金・経費のチェック
起業する前に知っておきたい注意点の4つ目は、税金・経費のチェックです。
起業すると実感しますが、売上と利益は別もの。
税金・保険代・電気代・インターネット代・文房具から何から何まですべて売上からマイナスしておかねばなりません。
使っていたパソコンが壊れたとか、突発的な支出もあったりします。
「年収1千万」と「売上1千万」はまったく異なった世界です。
後者だと、会社員の方がよかったなんてことにもなりかねないのでご注意くださいね。
春になると税金やら保険の支払いが始まり一気にお金がなくなります
5. 時間&お金の余裕
起業する前に知っておきたい注意点の5つ目は、時間&お金の余裕を見ておくことです。
最も注意したいところは収入が発生するまでの期間です。個人差こそあれ想像していたより倍以上かかったりします。
余裕をみておかないと、資金がショートしたり悲惨なことになります。
時間的な余裕もないと、緊急時のトラブルにも対処できません。
時間&お金の余裕はある程度みておいたほうがいいです。
短期間で利益が出せる人の方が少ないです
6. 自己満足は危険
起業する前に知っておきたい注意点の6つ目は、自己満足の危険性です。
お客さまファーストの精神を絶対に忘れないことです。
口で言うのは簡単ですが、実行するのはとても難しいです。
お客さまが望むのであれば、自分の気持ちを抑えねばならないときがあるからです。
そのためにお客さまの反応をしっかり見ることが大切になります。
思い入れが強い人ほど危険です
7. フィードバックを取り入れる
起業する前に知っておきたい注意点の7つ目は、フィードバックを取り入れることです。
アンケートやお客さまの声を集めるなどいかに本音を引き出せるかが大事です。
これを怠るとじわじわ売れなくなるのでご注意くださいね。
市場はどんどん変わるので、お客さまの声はよく聞いておくこと
8. 顧客のサポートを最優先
起業する前に知っておきたい注意点の8つ目は、顧客のサポートを最優先することです。
逆の立場で考えるとよくわかるはず。購入後のフォローがしっかりしているお店で買いたくなるじゃないですか。
商品は「売った後が大事」くらいに考えた方がいいかもしれませんね。
9. 継続的な努力
起業する前に知っておきたい注意点の9つ目は、 継続的な努力を続けること。
起業すると大抵の人たちは身体が動く限り続けたいと考えるでしょう。
つまり、ゴールのないマラソンを始めるようなものです。一時的に全速力で走ったらもたないし、調子が悪いときも走るのをやめるわけにもいきません。
成功が見えたからといって、それで満足するのは危険です。
今は売れていても、来月売れる保証はありません。継続的な努力と改善が必要になりますよ。
起業に限らないけど、何が起きても続けることが大事です。
10. 他者を信頼し過ぎない
起業する前に知っておきたい注意点の9つ目は、他者を信頼し過ぎないです。
ビジネスを進める上で協力者やパートナーがいるにこしたことはありませんけれど、盲目的な信頼は危険です。
悲しい現実です。
経営者同士でお話をしていると、社員や取引先に裏切られた話も数え切れないほど耳にします。
常に疑えというのもなんですけど、ある程度チェックするようにしたほうがいいですよ。何もなければないで安心できますから。
繰り返しいいますが、盲目的な信頼は危険です。
ここまでをまとめますね。
- 起業前に知っておくべき10の注意点
- ライバルと市場の確認
- どうやって売るか?の戦略欠如
- 「先立つもの」の用意
- 税金・経費のチェック
- 時間&お金の余裕を
- 自己満足は危険
- フィードバックを取り入れる
- カスタマーサービスを最優先
- 継続!継続!継続!
- 他者を信頼し過ぎない。
起業アイデア(ネタ)を出すときの注意点
起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点についても解説します。
起業したときは誰でも初心者です。いくつものアイデアを出し、実際にやってみて正解(売れるもの)を探すのが原則です。
- 起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点
- これまでなかった!にこだわらない
- いきなり100点のアイデアは出ない
- 強みを活かせるものを選ぶ
- 続けられそうなものを選ぶ
- 好き・得意・求められること
順に解説しますね。
これまでにない!にこだわらない
起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点として「これまでにない!」という初モノに縛られないようにしましょうね。
あるに越したほうがいいのは間違いないですけれど、大抵ムリです。縛られて前に進まない場合が多い。
これまで関わりの無かった業界や、海外の商品やサービスに目を向けてみるのもいいことですよ。
いいアイデアをどんどん取り入れて、複数組み合わせていくとほかとの差別化になります。
100点満点のアイデアは出ない
起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点として、いきなり100点満点のアイデアを出そうとしないようにしましょう。
頭を固めてしまうからです。最終的にはやってみなければわからないですし・・・。
いくつものアイデアから一番うまくいきそうなものを選ぶ感覚でないと頭まわらないですよ。
強みを活かせるものを探す
起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点として、自分の強みを活かせるものを探すようしましょう。
起業するとほかとの競争を意識せざるを得なくなるからです。
強みについては下記の記事にくわしく書いておきましたので参考にどうぞ。
▶強みを発見する自分の棚卸し20の要点【起業&転職の武器に】
続けられそうなものを探す
起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点として、続けられそうなものを考えたほうがいい。
そうなると経験が豊富にあるとか、興味関心の強いものとかになっていくでしょうね。
ビジネスを続けるのはマラソンを走るようなものでして、ネバれるかどうかがキモになります。
多少失敗しても耐えられるようなことでないとね。
好き・得意・求められるで探す
起業するアイデア(ネタ)を出すときの注意点として、好きなこと・得意なこと・求められること(人の役に立つもの)の3つの揃ったもので探してみた方がいいです。
自己満足とお客さま満足のバランスが丁度いいからです。大抵、「自分の強みである」場合が多いです。
下記の図でいえば中心部のところです。
起業するアイデア(ネタ)を出すコツについては下記に記事に詳しく書いています
▶起業したいがネタがない!失敗しない起業アイデアを探す方法7選
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起業するだけなら誰でもできるのですが、利益を出し続けられるかを考慮すると向き不向きはやはりあります。
そこで、
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実際、このシート診断をきっかけに起業した方もいらっしゃいます。
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起業するために一番必要なもの
起業するために一番必要なものは、精神論的で恐縮ですけれど、やり抜く気持ちではないかと。
「お金も時間もスキルも知識も全部ある」そんな恵まれた状態で起業できる人なんてほとんどいないからこそです。
お金をいただくということは、プロになるということ。しかし始めたときからプロの人なんていないわけで。この矛盾に折り合いをつけながら進めなければならないのが起業です。
周りから「ムリだよ」とかあれこれ言われるかもしれないし、お客さまに厳しい言葉を投げかけられてしまうかもしれません。
それでもやり抜く気持ちを保てるかどうかが一番大切なのではないかと私は思いますよ。
以上となります。
次の人生ステップに進みたい女性限定。本当にやりたいこと、収入を生むオンリーワンの強み、その答えを二人三脚で見つけます。職歴に左右されない生き方の方法や、転職・独立の悩みも解決します。(※こちらに100人以上の受講生の声を掲載中)
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