「今の仕事を退職したいが踏ん切りがつかない」「転職に不安や迷いがある」―これは誰もが一度はぶつかる壁かもしれません。
しかし、これからのことを真剣に考えているからこそ生じる自然な感情です。決して恥ずかしいことではありませんよ。
この壁を乗り越えた先には、新たな可能性が待っています。
この記事では、退職・転職の踏ん切りがつかないときに、一歩前に踏み出すための具体的な方法を解説しています。
「退職・転職の踏ん切りをつける活動100選 シート」も無料配布しています。このシートを使って、退職・転職活動を具体的に計画してはいかがでしょうか?
ぜひ最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
退職・転職の踏ん切りがつかない人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
退職・転職の踏ん切りがつかない理由
退職・転職の踏ん切りがつかないとき、心の中はさまざまな思いでいっぱいになります。自分の気持ちを整理することから始めましょう。
踏み切れない理由をいくつか紹介しますので、自分に当てはまるものはないか確認しながらお読みくださいね。
複数の不安感による
退職・転職の踏ん切りがつかない1つ目の理由としてよくあるのは、複数の不安のからみ合いによるものです。
新しい環境へ移るときは、大きな一歩。さまざまな不安が押し寄せてくる。
たとえば、「新しい職場の人たちとうまくやっていけるか?」「職務内容が自分に合っているか?」「収入が減ったりしないか?」など、不安のタネは山ほどあります。
これらはすべて、将来に対してどうなるかわからない要素によるもの。これらの不安が一気に押し寄せてくるため、躊躇してしまうのです。
今の仕事への責任感によるもの
退職・転職の踏ん切りがつかない2つ目の理由としてよくあるのは、現在の仕事に対する責任感によるものです。
特に現在進行している企画中であるとか、所属しているチームに自分が欠かせない存在であるなどの場合です。
自分がいなくなることで周りに迷惑をかけるのではないかという思いが、踏み出せない一因になります。
変化に対する漠然とした恐れによる
退職・転職の踏ん切りがつかない3つ目の理由は、変化そのものへの恐れです。
人は誰しも、未知のものや変化に対して一定の恐れを感じるもの。これは身を守るために我々に備わった本能のひとつ。
新しい職場で上手くやっていけるか、もしくは転職後に後悔することはないか、という心配は自然な反応です。
退職・転職の踏ん切りをつける10の方法
退職・転職の踏ん切りがつかないときに、一歩前に踏み出すための具体的な方法を解説します。
次の10のステップをじっくりやってみてください。一歩前に踏み出すことができるでしょう。
人生を棚卸しする
退職・転職の踏ん切りをつける最初のステップは、人生を棚卸しすることです。
「人生の棚卸し」とは、自分の人生を振り返り、これまでの経験や感じたこと、考えていたことの整理をすることを指します。
このプロセスを通じて、自分の価値観や考え方、これまでの選択やこれから進むべき方向性などを明確にすることができます。
これにより、何を重視して転職活動を行うべきかが明確になります。
▶参考記事:人生の棚卸しをヌケモレなく完璧にする方法
仕事に対する価値観を見つめ直す
退職・転職の踏ん切りをつける2つ目のステップは、仕事に対する価値観を見つめ直すことです。
仕事の価値観とは、自分が仕事において何を重視し、どのような働き方や目標を持ちたいかという考え方のこと。
金銭的なものを重視する人もいれば、自由度の高い環境を重視する人もいるでしょう。仕事の価値観は人によって違います。
仕事の価値観を明確にすることで、次の仕事を考えるときの軸が決まりやすくなります。退職・転職の踏ん切りをつける後押しとなるでしょう。
▶参考記事:仕事の価値観とは?知っておくべき4つの理由と見つける方法【仕事のミスマッチを防ぐために必要】
スキルと資格を見直す
退職・転職の踏ん切りをつける3つ目のステップは、スキルと資格を見直すこと。これにより、自分自身の市場価値を高めて、チャンスを引き寄せるのです。
たとえば、今の職場では活かされていないスキルがないか考えてみるといいでしょう。もしも新たに学んだ技術があれば、転職市場で高く評価される可能性があります。
特におすすめなのは、「ブランド・プロフィール」を作ること。自分にしかないユニーク性を打ち出し、自分は何者であるかを明確に打ち出す紹介文です。
このステップは、自分の能力を最大限に活かすことができる職場を見つける準備を整えることになりますね。
ブランド・プロフィールの詳しい解説は以下に書いてあります。
▶参考記事:個性を強みとして伝えるプロフィール書き方【事例あり】
「自分の価格(価値)」を調べる
退職・転職の踏ん切りをつける4つ目のステップは、「自分の価格(価値)」を調べることです。
具体的には転職エージェントに登録し、他社に転職した場合、どのくらいの収入を得られるか調べるのです。
私の運営している受講生の例ですが、給料が1.4倍になった人がいます。2倍を提示した会社のオファーもあったそうで、自分の市場価値に驚いてました。
自分の価格(価値)を調べることで、退職や転職を一歩進める可能性がグッと上がります。
リスクとリターンを評価する
退職・転職の踏ん切りをつける5つ目のステップは、退職・転職によって起こるかもしれないリスクと、得られるであろうリターン(メリット)を考えてみることです。
たとえば、新しい職場での給料の増減、職場環境の変化、キャリアの成長機会などを比較検討するのです。
これにより、退職・転職が自分のキャリアにとってプラスになるかどうかを冷静に分析することができますよ。
次第に転職に伴う不安も減り、次のステップに進む自分なりの判断基準も見えてきます。
人脈を頼ってみる
退職・転職の踏ん切りをつける6つ目のステップは、人脈を頼ってみることです。
新しい機会の紹介やその職場の内部情報を得られる可能性があるからです。
たとえば、以前に共に働いた同僚から新しい職場の文化や求められるスキルについての情報を得るなど。
転職活動の方向性を定め、成功の確率を高めることができますね。
考えすぎに注意する
退職・転職の踏ん切りをつける7つ目のステップは、考えすぎに注意すること。
考えることは重要ですが、過度に悩み続けることは逆効果になることがある。
特に、長期間にわたって同じ問題を反芻することは、行動への一歩を踏み出すことを妨げ、不必要なストレスを引き起こす可能性があります。
また、「分析麻痺」という状態に陥らないようにしましょう。これは、情報を分析しすぎてしまい、結果的にどのような行動も起こせなくなることを指します。
このステップを実行するには、締め切りを設定すること。たとえば、「1週間以内に履歴書を書く」「今月中に3つの会社に応募する」といった感じです。
考えすぎることなく、段階的に行動を起こすことができます。
▶参考記事:考えすぎて行動できない人必見!その原因や今すぐできる対処法【適切なバランスも解説】
貯金(経済的な準備)をする
退職・転職の踏ん切りをつける8つ目のステップは、貯金(経済的な準備)をすることです。
厳しいお話ですが、明日の生活に困っているようでは踏ん切りがつきませんからね。また、決断を急がざるを得なくなり、後悔する可能性も高まります。
貯金は、冷静な判断や安心感を得るひとつの手段であり、退職や転職の踏ん切りをつけるうえでも大切なステップです。
転職活動を継続的に行う
退職・転職の踏ん切りをつける9番目のステップは、転職活動を継続的に行うことです。
一度の失敗にめげず、継続的に努力すると、最終的に理想の職場を見つけることができるもの。
仮に面接で失敗したとしても、次々チャレンジすることで、徐々に面接スキルも向上する。また、職務経歴書もブラッシュアップし続けることも重要ですね。
転職は一朝一夕に成功するものではなく、地道な努力と準備によって成し遂げられるもの。ここを踏まえてじっくり挑めばいいんです。
ポジティブなマインドセットを維持
退職・転職の踏ん切りをつける最後のステップは、ポジティブなマインドセットを維持することです。
ベタですが「思考は現実化する」と言われていますよね。そのためにもポジティブなマインドセットを保つよう心がけることが大切。自信を高め、挑戦する勇気を与えるからですね。
このときにやっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自分の棚卸&分析に使える70の質問集」を作りました。
自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布します。
但し、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記からどうぞ。
過去の成功体験を棚卸しすると、ポジティブなマインドセットが無理なくできるようになります。
これにより、不安や迷いを乗り越え、積極的に転職活動を進めるための精神的なサポートを得ることができますよ。
退職・転職の踏ん切りをつける活動100選
本記事に書いてあることを実践しても思うように決断できない人に朗報です。
退職・転職の踏ん切りをつける活動100選シートを作りました。
本来であれば100万円くらいいただきたいのですが、悩まれている人が多いため、しばらく無料で配布します。いくつか実践するだけでも、効果を実感できると思いますよ。
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不安はエナジー(勢い)に変わる体験談
退職するにも転職するにも不安はつきものですよね。この記事を書いている私は退職・転職・起業いずれも経験していますけど、踏ん切りをつけるのに苦労しましたよ。
「できることをやるしかない」という境地に立たされますからね。ズボラな性格であろうが、小心者であろうが動き出します。
それに一歩先に進むと不安がっている時間がない。新しく覚えなければならないことだらけですからね。
私の塾の受講生たちには、退職・転職・起業など決断できずグズグズしていた人も多いです。しかし一旦踏み出せば別人のように動き出す。その傾向を分析してわかりました。
先行きの不安はエナジーに変わる。よく覚えておくといいですよ。
自分で選んだ道が正解です
仕事を辞める踏ん切りがつかない人たちの背中を押す言葉で本記事を締めたいと思います。
今の仕事を辞めるも留まるも、決めた道を突き進むしかありません。
すべきことは後々振り返ったとき「この道を選んでよかった」と思えるように猛進するだけ。
後悔しないためにも他人に委ねず自分で決断することが大切ですよ。
踏ん切りをつけた人へのインタビュー
踏ん切りをつけた人たちへのインタビュー動画を撮りました。すべて転職・退職(もしくは起業)を経験した人たちです。
(※各4分くらいです)
参考にどうぞ。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
ここまで読み進めた人たちは、ほんとうにすごいです。退職・転職の踏ん切りをつけるには、勇気と決断力が必要になります。
そのためには、自分を信じる力が必要です。その基盤になるものは、深い自己理解です。そんな本気の方のために、「自分の見つめ直し完全マニュアル」をご用意しました。
制作に10年の歳月をかけた逸品。
以下、充実の内容です。
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
「退職・転職の踏ん切りがつかない。次のキャリアを専門家のサポートを受けながら見極めたい」と感じている人は、こちらの受講からスタートしてみるのも一つの方法です。
ただ、私も既に契約しているクライアントの仕事を最優先しているため、いつまで開催を続けるかわかりません。募集を終了していたらごめんないさいね。
それではご自身にぴったりはまったワークライフをお楽しみくださいね。以上となります。
ではまた。
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