年齢を重ねるごとに、良い条件で働き続けるのはむずかしい時代になりましたよね。
上司のパワハラや社風のミスマッチ、仕事に見合わないお給料の問題など、転職だけでは解決しないことも多いのではないでしょうか。とは言え、どうしたらいいのかわからない人も少なくないと思います。
この記事では、26年間の会社勤務と独立できた体験を持つ私(浅野)が、会社に頼らない生き方を実現するための大切なポイントを、実体験に基づいて解説します。
この記事でお伝えする主な内容は、次の3つです。
- 会社に頼らない生き方を成功させるための7つの重要ポイント
- 会社に頼らずに稼ぐ人に共通する5つの特徴
- リスクを最小限に抑えた実践的な3ステップ法
これらは、巷にあふれる情報とはひと味違う、私自身の実体験から得たものばかりです。
私自身も、かつて父が経営する会社に勤めていました。高いお給料をいただきながらも、心が満たされない日々を送っていたのです。
そこから勇気を出して一歩踏み出し、自力で起業した今だからこそ、お伝えできる教訓があります。
知らずに行動して後悔するのは本当にもったいないです。もしも、会社に頼らない生き方を本気で考えているなら、きっと役立つ情報が満載です。
ぜひ、最後までじっくりお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
会社に頼らない生き方を実現した人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
なぜ今注目?会社に頼らない生き方
自分自身の力で稼ぎ、生活する「会社に頼らない生き方」。 最近よく耳にする働き方ですが、なぜこれほど注目されているのでしょうか。 いくつかの大切な理由を解説します。
会社の寿命の短期化と雇用の変化
会社に頼らない生き方が注目される4つの理由の1つ目は、会社の寿命が短くなり、私たちの働き方にも変化が起きていることです。
かつては、一つの会社に長く勤めるのが一般的でしたね。 しかし今は、会社の倒産や突然のリストラも、決して他人事とは言えない時代になっています。
こうした背景から、会社だけに頼る従来の生き方を見直す人が増えているのです。
技術進化で個人が稼げる時代へ
注目される4つの理由の2つ目は、技術が進歩し、個人でも稼ぎやすい時代になったことです。
パソコンやスマートフォンが一つあれば、場所に縛られず世界中の人たちと繋がれます。
その結果、個人が主体となって大きな仕事に取り組むことも可能になりました。
働き方への価値観の多様化
注目される4つの理由の3つ目は、働き方に対する私たちの考え方が大きく変わってきたことです。
以前は「仕事イコール会社員」という価値観が一般的でしたよね。
しかし最近では、組織に属するだけでなく、もっと自分らしく働きたいと願う人が増えています。
副業容認と新しい働き方の広がり
注目される4つの理由の4つ目は、副業を認める会社が増え、働きかたの選択肢が広がったことです。
会社に勤めながら、自分の得意なことや好きなことで収入を得る。
そのような柔軟な働きかたを後押しする企業も、以前に比べて多く見られるようになりました。
会社に頼らない生き方7つの重要ポイント
会社に頼らず個人で稼ぐ道を選ぶ。私自身も選んだ道なのでその魅力は実感しています。その決断は素晴らしいですが、注意点もあります。
勢いだけで会社を辞めてしまい、後で「こんなはずでは」と困る人も見てきました。 ここでは、そうならないための7つの重要ポイントを、解説します。
ポイント1 :専門技術だけではNG
会社に頼らない生き方をするために1つ目に重要なことは、専門技術があるだけではうまくいかないと知っておくことです。
たとえば、どんなにおいしいケーキを作る技術があっても、それだけでは売れませんよね。 お客様に「おいしそう」「買いたい」と思ってもらい、実際にお財布を開いてもらう必要があります。
ケーキ屋さんがチラシを配ったり、SNSを活用したりするのもそのためです。
どのような商品やサービスでも、この理屈は同じです。商品をお金に変えるには、大きく3つのステップが大切になります。
- 知ってもらうこと(認知)
- 選んでもらうこと(信用)
- 買ってもらうこと(販売)
つまり、専門技術に加えて、これらを実現するマーケティングやセールスのスキルも磨く必要があるのです。
会社員から独立を考えるとき、この視点が抜けてしまう方が少なくないので、ぜひ覚えておいてください。
ポイント2 :お金を生む3つの稼ぎ方
会社に頼らない生き方をするために2つ目に重要なことは、お金を生み出すには大きく分けて3つの稼ぎ方があると知ることです。
それは、「自分で稼ぐ」「人に稼いでもらう」「お金に稼いでもらう」の3つ。順番に見ていきましょう。
自分の労働力を直接収入に変える働き方ですね。 お客さまと直接接する機会が多いため、人の役に立つ仕事をしたいという人にはやりがいを感じやすくなります。
しかし、自分が働けなくなると収入が途絶えるリスクがあります。また、他の2つに比べて効率が良いとは言えない場合もあるでしょう。
だからこそ、心から好きだと思える仕事を選ぶことが大切です。
社員の方々の働きによって、社長自身が直接作業しなくても収益が上がりますよね。
人に任せることで、個人で動くよりも大きな価値を生み出しやすく、収入も増える傾向にあります。
最近では仮想通貨なども話題です。 これら3つの稼ぎ方は、どれか一つを選ぶ必要はなく、組み合わせることも可能です。
ちなみに私は、「自分で稼ぐ」ことと「お金に稼いでもらう」ことを組み合わせて、働く負担を減らしています。だから無理なく、自分のペースで好きな指導スタイルを続けられるのです。
ポイント3 :リスクのとれる範囲で行動を
会社に頼らない生き方をするために3つ目に重要なことは、リスクをとれる範囲を自分で決めて行動することです。
具体的には、
- まずは副業からスタートする
- 3年間やってだめなら一度立ち止まる
- 当面の生活費は確保しておく
もし結婚されている女性であれば、パートナーの収入があるかもしれません。そうなると、万が一の場合の生活費の心配が少し和らぐでしょう。
誰かに頼ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、それはあくまで「もしものときのお守り」程度に考えてみるのも一つの手ですよ。
ポイント4 :やらないことを決める
会社に頼らない生き方をするために4つ目に重要なことは、新しい時間を作るために何かを「やめる」と決めることです。 一日は誰にとっても24時間しかありませんからね。
はっきり申し上げますが、会社員時代の生活サイクルをそのまま続けていては、会社に頼らない生き方を手に入れるのはむずかしいでしょう。
何かをやめて新しい時間を確保しなければ、独立への準備は進みません。
たとえば、専門スキルを学ぶ時間を作るなら、これまで楽しんでいた趣味の時間を少し減らす必要があるかもしれません。
以前もお話ししましたが、私も会社勤めの頃は、週末はセミナー講師の仕事に充てていました。テレビをぼんやり見たり、だらだらと過ごしたりする時間は意識して減らしたものです。
会社に頼らない生き方がなかなか実現できない人の多くは、残念ながらこの「時間を作る」という段階でつまずいています。
つまり、今までの生活を変えずに何とかしようとしても、状況は変わらないのですね。
ポイント5 :自分の「強み」に集中する
会社に頼らない生き方をするために5つ目に重要なことは、自分自身の「強み」に意識を集中することです。
会社に頼らない道を選ぶということは、良くも悪くも実力勝負の世界に飛び込むことになります。
自分の強みを活かさなければ、多くのライバルの中で埋もれてしまうでしょう。
私が指導の対象を女性に特化しているのも、そこに私の強みがあるからです。まずはご自身の強みを見つけることが、何よりも大切になります。
ポイント6 :心をフラットに保つ習慣を
会社に頼らない生き方をするために6つ目に重要なことは、心をできるだけフラットな状態に保つ習慣をつけることです。
会社に頼らない生き方には、基本的に定年がありません。体が動く限り、仕事を続けていくことになるでしょう。
この状態を保ち続けるコツは、うまくいっているときは「もっと良くするにはどうすればいいか」を考え、うまくいかないときは「何が原因で、どう改善できるか」を冷静に考えることです。
これを実践すると、どんな状況でも自然と意識が次へ向かうので、感情の波に振り回されにくくなりますよ。
ポイント7 :「頼る」と「依存」の違い
会社に頼らない生き方をするために7つ目に重要なことは、「人に頼ることはOK、でも依存するのはNG」と心に留めておくことです。
「頼る」というのは、自分で状況をしっかり判断した上で、最終的な責任は自分が持つという前提で、他者の力を借りることを指します。
一方、「依存」とは、他人の判断や意見に全面的によりかかり、自分自身で考えることや責任を持つことを放棄してしまう状態です。
もし依存状態になってしまうと、他人の意見に振り回されます。それでは会社に頼らない生き方を選んでも、結局は自分自身で人生をコントロールできなくなってしまいます。
また、依存は自分の選択肢を狭めてしまいます。
たとえば、仕事仲間の方針に疑問を感じても、依存心があるとそれを言い出せないかもしれません。
自分の人生を自分の意志で動かしていくためには、この「依存しない心構え」がとても重要になるのです。
会社に頼らない生き方7つの重要ポイント | ||
---|---|---|
No | ポイント | 解説 |
1 | 専門技術だけではNG | 専門スキルは「商品」にすぎない。それを収入に変えるには「知ってもらう(認知)」「選んでもらう(信用)」「買ってもらう(販売)」の3ステップが必要。 |
2 | お金を生む3つの稼ぎ方 | ①「自分で稼ぐ」(講師など)②「人に稼いでもらう」(経営者など)③「お金に稼いでもらう」(投資など)。これらを組み合わせることで安定性が高まる。 |
3 | リスクのとれる範囲で行動を | いきなり全てを賭けるのではなく、副業からスタート・期限を設定・生活費は確保するなど、段階的なリスク管理が成功への鍵。 |
4 | やらないことを決める | 1日は24時間しかない。新しい時間を作るには何かを「やめる」勇気が必要。今の生活パターンを変えなければ、会社に頼らない生き方は実現しない。 |
5 | 自分の「強み」に集中する | 会社を離れれば実力勝負の世界。あなただけの強みを見つけ、伸ばすことでライバルとの差別化を図ることが成功の鍵となる。 |
6 | 心をフラットに保つ習慣を | 会社に頼らない生き方には定年がない。成功時は「より良くする方法」を考え、失敗時は「改善案」を冷静に検討する習慣で感情の波に振り回されないようにする。 |
7 | 「頼る」と「依存」の違い | 「頼る」は自分の判断と責任のもとで他者の力を借りること。一方「依存」は他人任せになり選択肢が狭まる。自分の人生は自分でコントロールする姿勢が大切。 |
※これらのポイントを実践することで、リスクを最小限に抑えながら会社に頼らない生き方を実現できます。 |
会社に頼らないで稼ぐ人に共通する特徴5選
会社に頼らず自分の力で稼いでいる人たちは、特別な才能の持ち主と思われがちです。実はそうとも限りません。
何もないところからスタートした人も多いのです。
ここでは、そんな彼らに共通して見られる5つの特徴を解説します。
特徴1 :顧客ファーストの精神
会社に頼らないで稼ぐ人の1つ目の特徴は、常に顧客ファーストの精神を持っていることです。
一見、好き勝手に生きているように見えるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
常にお客様が何を求めているのか(ニーズ)を深く考え、時には自分のやりたいことよりもお客様の満足を優先することもあります。
お客様の喜ぶ顔を見ることが、彼らの大きなモチベーションになっているのですね。
特徴2 :責任感の強さ
会社に頼らないで稼ぐ人の2つ目の特徴は、非常に強い責任感を持っていることです。
何か問題が起きたときの迅速な対応はもちろん、そもそも問題が起きないように仕組みを整えることにも、時間や労力を惜しみません。
会社員であれば最終的な責任は組織が取ってくれますが、独立した場合はすべての責任を自分で負う覚悟があるのです。
特徴3 :魅力的な「クセ」の持ち主
会社に頼らないで稼ぐ人の3つ目の特徴は、どこか魅力的な「クセ」を持っていることです。
好き嫌いがはっきりしていたり、ちょっと頑固な一面があったり。
たとえば、古くて少し壊れかけていても、お気に入りの椅子はいつまでも使い続ける。そんな一面があったりもします。
そうした個性的な「クセ」があるからこそ、組織に縛られず自分の力で道を切り開こうというエネルギーが生まれるのかもしれません。
そして、その「クセ」が人間的な魅力となり、多くの人を惹きつけていることも少なくないのです。
特徴4 :前例に流されない柔軟性
会社に頼らないで稼ぐ人の4つ目の特徴は、前例に安易に流されない柔軟な思考を持っていることです。
これまでの常識や過去のやり方にとらわれていると、新しい価値を生み出すのはむずかしいでしょう。
周りと同じことしかできなければ、収入を大きく伸ばすことも期待できません。
彼らは前例を参考にしつつも、常に新しい可能性に目を向け、果敢に挑戦する姿勢を持っています。
特徴5 :失敗を歓迎し学びに変える力
会社に頼らないで稼ぐ人の5つ目の特徴は、失敗を恐れず、むしろそれを歓迎し学びに変える力を持っていることです。
「歓迎」というと少し大げさかもしれませんが、たとえ転んでもただでは起きません。
どんな失敗からも必ず何かを学び取り、それを次の改善に活かす。 そして、より良い商品やサービスを提供し続けるという、成長サイクルを自然と回しているのです。
これは、困難な状況に直面しても、そこから新たな気づきを得て前向きに進む力とも言えるでしょうね。
会社に頼らない生き方を阻む最初の壁とは
会社に頼らない生き方へ一歩踏み出そうとするとき、多くの人がぶつかる壁があります。
多くの人が感じるその大きなハードルについて、私の経験からお話しします。
最大の関門は「独立を決意するとき」
会社に頼らない生き方を始めようとする人が直面する、最も大きな壁。 それは、「会社に頼らない道を選ぶ」と決断し、最初の一歩を踏み出すこと、そのものかもしれません。
私自身、独立を決意するまでが、実は一番悩んだ時期でした。 この精神的なハードルを越えることが、最初の大きな関門と言えるでしょう。
行動開始後は悩む暇なし!を実感
一度その壁を乗り越え、独立への行動を始めてみると、状況は一変することが多いです。
「どうすればうまくいくか」を常に考え、行動し続けるため、悩んでいる暇がなくなります。
もちろん、さまざまな困難にぶつかることはあります。 でも不思議と、独立を決意するまでの大きな不安に比べれば、乗り越えやすいと感じるものです。
これは、実際にその立場になってみないと、なかなか気づけないことかもしれませんね。
会社に頼らない生き方に失敗する人の特徴
会社に頼らない生き方に挑戦しても、残念ながら思うような結果に繋がらないケースもあります。 そうした方々に共通する特徴がありますね。
次に紹介する3つのいずれかに当てはまる人が多いです。同じ轍(てつ)を踏まないためにも知っておきたい特徴を解説します。
「他人依存」の心理がブレーキに?
会社に頼らない生き方に失敗する人の1つ目の特徴は、他人依存の心理が抜けきっていないことです。
会社員のように仕事を与えられる環境に慣れていると、なかなか自分から積極的に行動を起こせません。
どこかで「誰かが助けてくれるはず」という甘えが残っていると、自立への道のりは険しくなるでしょう。
行動量不足・行動できない人の課題
会社に頼らない生き方に失敗する人の2つ目の特徴は、行動量が絶対的に不足しているか、行動へのためらいが大きいことです。
「まず試してみよう」というチャレンジ精神が持てず、失敗を恐れて考え込んでばかりいては、状況は好転しません。
最初の一歩を踏み出す勇気と、それを継続する行動力が成功には不可欠と言えるでしょう。
インプットだけで終わる人の共通点
会社に頼らない生き方に失敗する人の3つ目の特徴。それは、知識や情報を集めるばかりで、実際のアウトプットが伴わないことです。
学ぶ意欲は素晴らしいですが、それを行動に移さなければ現実はなかなか変わりません。
特に勉強熱心な方ほど、新しい情報を得ることで満足感を覚えてしまうことがあります。すると、実際の行動が止まってしまいがちなので注意が必要ですね。
「知っている」ということと、「実際にできる」ということの間には、実は大きな隔たりが存在します。 この隔たりを埋めるのは、地道な実践と改善の繰り返しにほかなりません。
それはときに、根気のいる作業と感じることもあるでしょう。 インプットは、一時的に不安を軽くしてくれるかもしれませんが、行動が伴わなければ成果には繋がりませんよね。
そのことを心に留めておくのが大切です。
会社に頼らない生き方をする3ステップ
ここで私が実践した「会社に頼らない生き方をする3ステップ」を、詳細に解説します。このステップは、最もリスクを抑えた方法だと思いますよ。
ステップ1:複数の収入源を作る
会社に頼らない生き方への第一歩は、現在の仕事を続けながら、別の収入源を作ることから始まります。
そこで私が選んだ道は、週末にセミナーを開催することでした。平日は通常の仕事をこなしながら、土日を利用して自分の知識やスキルを活かしたセミナー講師の仕事を始めたのです。
最初は、ある会社が主催するセミナーの講師を業務委託として請け負い、そこで、知識もスキルも仕入れました。
これはあくまで一例です。別の方法はいくつもあります。
たとえば、クラウドワークスやランサーズなどのようなクラウドソーシングサイトで仕事を受注する。こうしたことから始められます。
または、趣味で作った手作り雑貨をオンラインで販売するのも良いでしょう。こちらのminne は有名ですね。
- 重要なのは、最初から大きな収入を期待しないことです。
この段階では、収入よりも経験を重視します。小さく始めて、徐々に拡大していくことが、リスクを抑えつつ確実に前進する秘訣です。
ステップ2:スキルを高めて実績を築く
収入源ができたら、次は選んだ分野でのスキルアップと実績作りに集中します。
「ここだけは負けない」という得意分野を築きあげることが重要です。
私の場合、セミナー講師としてのスキルを磨くため、様々な方法で学び続けました。話し方やコンテンツ作りのセミナーを受講したり、関連する書籍を読み漁ったりしました。
同時に、実践を通じた学習も欠かしませんでした。有料・無料を問わず、多くのセミナーやコンサルティングを引き受けて経験を積みました。
さらに、セミナー後の懇親会や講師たちの勉強会にも積極的に参加しました。そうして同じ志を持つ人々とのネットワークを広げていったのです。
こうした活動を通じて、徐々に認知度も高まり、新たな機会にも恵まれるようになりました。このプロセスは決して短期間で完結するものではありません。
私の場合、コツコツと努力を重ねる中で、本を執筆する機会や、コンサルティングの仕事を受注できるようになりました。
スキルが高まり実績を築くにつれ、仕事の選択肢が広がり、徐々に収入もアップしていったのです。
ステップ3:貯金と投資をする
最後のステップは、将来の安定と成長のための貯金と投資をすることです。
私は、ステップ1〜2の当初の3年間、副収入として得たお金に手を付けず、すべて貯金に回しました。同時に、会社の給料からも一定額を貯金に回していました。
この期間は、会社に頼らない生活への完全移行をまだ決意していませんでした。そのため、できるだけ多くの資金を蓄えることに集中したのです。
ある程度の貯金ができたところで、次は投資を始めました。投資信託や株式投資・外貨の購入など小額の投資から始めて、不動産投資に繫げましたね。実践しながら学ぶと、身につきやすいです。
また、収入の一部は自己投資しました。スキルへの投資は、長い目で見れば最も高いリターンを生む投資の一つだと考えたからです。
高額なセミナーも数多く受講しましたね。これが最短でスキルを身につけるには非常に効果的。
こうして、財務面での安定性を確保しながら、徐々に会社に頼らない生活への移行を進めていきました。そして最終的に、すべてがうまく回り始めたタイミングで、会社を辞める決断をしたのです。
- はっきり言います。
これら3つのステップは、一朝一夕に達成できるものではありません。
私の場合、勤務していた会社が父が創業した会社ということもあり、さまざま悩んで10年の歳月を要しました。もちろん、そんなに時間を掛ける必要はないのかもしれない。
しかし、この慎重なアプローチのおかげで、大きなリスクを避けられました。そして、会社に頼らない生き方への移行を実現できたのです。 ここでの教訓ですが、自分のペースを守ることが重要です。
焦れば焦るほどリスクは高まるでしょう。自分自身で稼げるようになるまでの期間には、個人差があるからです。 焦らず、着実に前進することが、最終的な成功への近道となるはずですよ。

要点を以下にまとめました。
ステップ | 要点 | 具体的な行動例 |
---|---|---|
1. 複数の収入源を作る | • 現在の仕事を続けながら副業を始める • 小さく始めて徐々に拡大 • 収入よりも経験を重視 |
• 週末にセミナー講師 • クラウドソーシングで仕事受注 • 手作り雑貨のオンライン販売 |
2. スキルを高めて実績を築く | • 得意分野を確立 • 継続的な学習と実践 • ネットワーク構築 |
• セミナー受講、関連書籍の精読 • 無料・有料問わず多くの仕事を引き受ける • 業界イベントや勉強会に参加 |
3. 貯金と投資をする | • 副収入を貯蓄に回す • 段階的に投資を始める • 自己投資も忘れずに |
• 3年間は副収入に手をつけない • 投資信託、株式、不動産投資へと段階的に挑戦 • スキルアップのための高額セミナー受講 |
重要ポイント:
- リスクを最小限に抑えながら着実に進める
- 自分のペースを守り、焦らない
- 個人差があるため、長期的な視点で取り組む
自分の可能性を解き放つ!無料起業適性診断シート
ここまで「会社に頼らない生き方」について、その重要性や実践方法を詳しく解説してきました。
しかし、ここで多くの方が疑問に思うかもしれませんね。
「私には本当にこの生き方が向いているのだろうか?」
「起業する資質が自分にあるのかどうか、わからない…」
こうした不安は当然のものです。新しい生き方を選択する前に、自己分析をすることは非常に重要です。
そこで、次のステップをサポートするために、特別なツールをご用意しました。
『起業に向いている?向いていない?早わかり診断シート』このシートは、会社に頼らない生き方を真剣に考えている方のために、私が長年の経験とリサーチを基に作成したものです。
特徴としては、70の質問に「はい」「いいえ」で簡単に答えられる形式になっています。客観的な自己分析が可能です。
このシートを活用することで、「会社に頼らない生き方」への第一歩を踏み出す自信が得られるでしょう。
現在、このシートは無料でダウンロードいただけます。ただし、いつまで無料配布を続けられるか分かりません。
この診断シートと、本記事で解説した実践的なステップを組み合わせることで、「会社に頼らない生き方」への道のりがより明確になるはずです。
給料以外の収入を得る体験をしよう
会社に頼らない生き方は、確かに簡単なことばかりではありません。しかし、挑戦する価値は十分にあります。
その第一歩として、まずお勧めしたいのは、給料以外のお金を自分の力で稼いでみる経験です。たとえ1000円や2000円といったわずかな金額でもかまいません。
「自分の体験を話しただけでお金がもらえるなんて!」と、当時は本当に不思議に感じたものです。
それは「お金はつらいことを我慢して得るもの」という、長年の思い込みが崩れた瞬間でもありました。
この小さな成功体験が、背中をそっと押してくれるはずですよ。実体験に勝る刺激はないのですから。
実体験に勝るものはありませんからね。私の詳しい体験談は、こちらの記事に書いてますので気になったらお読みくださいね。
いつもの毎日から抜け出す工夫とは
前にも書きましたけれど、何かをやめない限り、会社に頼らない生き方をする日は来ないです。
私も会社員を続けながら講師の仕事を始めたときは、それまでやっていたトレッキングや車中泊の旅などを殆どしなくなりました。
でも好きなことでもあるので、一旦お休みしている感覚です。まずは同じことの繰り返し生活から抜け出すことを考えましょう。
何でもいいので。繰り返しのリズムを崩すことです。例えばいつもと違う時間に起きるでもいい。毎日同じことを繰り返す生活を脱け出すと変化に慣れます。
変化に慣れてからやめることを決め、会社に頼らない生き方の準備を始めてはいかがでしょうか。会社に頼らない生き方をするには、それなりの準備期間が必要です。

焦らずじっくり参りましょう!
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
会社に頼らない生き方をするには、自分にできることを見極める必要があります。
そのためには、自分の特性を知り尽くす必要性に迫られるでしょう。なぜなら何の仕事を始めていいのかつかめないからです。
そんなときに役立つのが、「自分の見つめ直し完全マニュアル」です。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
実は、この記事との出会いをきっかけに人生を大きく動かした女性がいます。
お勤めしていた会社がニ度の合併に合い、振り回されてしまった経験があります。そこで会社員を卒業したいけれど、何をどうしたらいいかわからず検索していたところこの記事に出会ったそうです。
その後、私の運営する塾の門を叩き、さらに将来独立するスキルを身につけるための転職をしました。彼女のキャリアプランには明確なビジョンがあります。
こちらの動画でその模様を語っていますので、ぜひご覧ください。次に何をすればいいかのヒントをつかめると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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