
「謙虚さ」は、人としての魅力を高め、周りとの関係を深める大切な能力です。
でも、心から謙虚になるのは、想像以上にむずかしいものですよね。
表向きに謙虚な振る舞いをしても、うわべだけと見抜かれてしまったり、場合によっては卑屈と捉えられてしまうこともあります。
ここに、多くの人が気づいていない真実があります。
謙虚さは、必ずしも自分を抑えることではありません。自分も相手も大切にすることです。
これまで15年間2000人以上の生き方やキャリア指導してきた経験から、真の謙虚さを身につける方法や、謙虚な人に共通する特徴を紹介。
さらに、謙虚さが個人の生活や仕事でどのようなメリットをもたらすのかについて解説します。
この記事を読めば、“真の謙虚な人”になるきっかけをつかめるでしょう。
ぜひ最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
謙虚な人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導く自己分析のプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
謙虚な人に共通する5つの特徴
謙虚とは、つつましく控えめで、おごりたかぶらず素直なさまを指します。
つまり、「謙虚な人」とは自分を適切に評価し、傲慢にならずに素直さを保つ人のことです。
ここで重要なのは、謙虚さと卑下を混同しないことです。
謙虚さとは、自分のことをちょうどよく理解し、他の人たちを尊重すること。
一方、自分を卑下することは、自分を必要以上に低くみて、自信をなくしてしまうことを意味します。
では、謙虚な人にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、謙虚に生きるためのお手本となる5つの特徴をご紹介します。
聞き上手で相手を尊重する
謙虚な人に共通する1つ目の特徴は、聞き上手で相手を尊重することです。
彼らは他人の意見や才能を大切にして、自分が常に正しいとは考えません。
たとえば、ミーティングの場面を思い浮かべてみてください。謙虚な人は、自分の意見を述べる前に、まず相手の話を最後まで聞きます。
そして「なるほど、そういう視点もあるのですね」と受け止めてから、自分の考えを伝えます。
- そしてここからが大事。
聞き上手な人は、単に黙っているだけではありません。相手の言葉に耳を傾け、理解しようとする姿勢を持っている。
自分と違う視点から学び、成長する意欲を持っているからこそ、相手を心から尊重できます。
自分の非を素直に認める
謙虚な人に共通する2つ目の特徴は、自分の非を素直に認めることです。これは、自己肯定感が高い証拠でもあります。
多くの人が誤解していることがあります。
逆ですよ。
自分の非を認められる人は、自分に自信があるので、間違いを認めても自分の価値が下がらないことを知っています。
たとえば、仕事でミスをしたとき、謙虚な人は「すみません、私の確認不足でした。すぐに修正します」と言えます。
言い訳をしたり、他人のせいにしたりしません。この姿勢が、周りからの信頼を生むのです。
「おかげさま」と感謝を忘れない
謙虚な人に共通する3つ目の特徴は、「おかげさま」と感謝を忘れないことです。
謙虚な人は、他人からの助けを当然とは思わず、感謝の気持ちを忘れません。
小さな親切にも心から「ありがとうございます」と言えます。
日常の忙しさで感謝の気持ちを忘れがちになるものですが、謙虚な人は違います。
「自分一人では成し遂げられなかった」という謙虚な気持ちが込められているからです。
たとえば、仕事で成果を上げたとき、「私の力だけではなく、みなさんのおかげです」と言える人は、周りからの信頼が厚くなります。
自分の能力を過信しない
謙虚な人に共通する4つ目の特徴は、自分の能力を過信しないことです。
謙虚な人は、自分自身の強みと弱みを正確に理解しています。
過大評価も過小評価もせず、ありのままの自分の能力を評価する力を持っています。
つまり、謙虚な人は、自分の能力を低く見積もっているわけではないのです。
自分の限界を認識し、「まだ学ぶべきことがある」と知っているのです。
たとえば、ある仕事で成功したとしても、「この成功は運が良かっただけかもしれない」「次はさらに準備が必要」と慎重に考えます。
この姿勢が、常に成長し続ける原動力になる。
自分の能力を客観的に評価し、現実を真正面から捉える姿勢を持つことが、謙虚になる上で大切なことなんです。
常に学ぶ姿勢を持っている
謙虚な人に共通する5つ目の特徴は、常に学ぶ姿勢を持っていることです。
謙虚な人は、自分が完璧だとは思わず、常に成長しようとします。失敗しても、成功までに起こり得る出来事として受け入れ、改善するために努力します。
つまり、謙虚な人にとっての失敗は、終わりではなく始まりです。
「この失敗経験をもとに何を変えようか?」と考えることで、次のステップに進むことができます。
チームの中でも、彼らは自分だけでなく他者の貢献も認めて褒め称えます。成功は個人の力だけでなく、周りの支援によるものと理解しているからです。
また、謙虚な人は、目立とうとせず、控えめな態度を保ちます。
その控えめさは自信がないからではありません。自分と他者への深い理解から生まれるものです。
あなたの謙虚度チェック
ここまでの5つの特徴を読んで、「自分はどれくらい当てはまるだろう?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
そこで、今の自分の謙虚度を簡単にチェックできる診断ツールをご用意しました。12個の質問に答えるだけで、客観的に自分の状態を把握できます。
正直に答えることで、より正確な結果が得られますよ。

診断結果はいかがでしたか?
もし当てはまる項目が少なくても、落ち込む必要はありません。
大切なのは「今の自分を知ること」です。
謙虚さは後天的に身につけられる能力なので、これから変わっていけます。
次の章では、謙虚さがもたらす具体的なメリットについて解説します。
謙虚さがもたらす3つの大きなメリット
「謙虚な人が素敵なのはわかるけど、損しないの?」
そう考えてしまう方もいるかもしれませんね。謙虚さは人生においてとても大きなメリットをもたらします。
ここでは、謙虚になることで得られる3つの大きなメリットをご紹介します。読めば、「謙虚にならないと損!」ということが理解できますよ。
周囲から信頼され応援される

謙虚さがもたらす1つ目のメリットは、周囲から信頼され応援されることです。
謙虚な人は、他人の意見を尊重し、感謝の気持ちを忘れません。そのため、周りからの信頼が厚くなり、人間関係が深まります。
いいですか?
人は、自分を尊重してくれる人を応援したくなるものです。
さらに、「類は友を呼ぶ」という原理が働き、謙虚な人の周りには謙虚な人が集まるんですよね。
結果として、人脈に恵まれるようになります。
謙虚な姿勢は、職場での人間関係を良好に保ち、チームの仕事を強化します。そして生産性が高まり、業績が良くなる。
最高のメリットですよね。
素直に学び自己成長が加速する
謙虚さがもたらす2つ目のメリットは、自分自身の成長が早まることです。
謙虚な人は、他人からのフィードバックや指摘を真摯に受け止められるので、自分を深く理解できます。
いいですか?
すると、他人から見た自分自身の行動や性格の側面に気づき、強みと弱みの両方を把握できます。
この生涯学習の姿勢が、個人の成長を促すのです。
他者からの意見やサポートを素直に受け入れられるため、自分では気づきにくい視点や解決策を見つけやすくなります。
また、自分にとって不得意な分野を、周囲の人たちが喜んでカバーしてくれるので、成功しやすくなりますよ。
仕事でもプライベートでも充実する
謙虚さがもたらす3つ目のメリットは、仕事でもプライベートでも充実することです。
前にも書きましたけど、謙虚な人は人間関係がとにかく豊かになります。
自分の能力を過小評価しないので、適切に自己アピールすることができます。
いいですか?
「謙虚=自己主張しない」と思っていませんか?
違います。
謙虚な人は、自分の意見をしっかり持ちながらも、相手の意見も尊重します。これが、良好な人間関係を築く秘訣です。
職場でも、家庭でも、友人関係でも、謙虚な姿勢は信頼関係の土台になります。
これにより、昇進・昇給の機会が増える可能性もありますし、プライベートでも充実した関係を築けるようになります。
なぜ?謙虚になれない人の3つの心理的背景
ここまでお読みになると、「謙虚になりたいけど、なかなかできない…」そう感じる方も多いのではないでしょうか。
それは自然な感情なのでご安心くださいね。
謙虚になれない背景には、いくつかの心理的な理由があります。ここでは、謙虚になれない人の3つの心理的背景を解説します。
過剰なプライドが邪魔をする
謙虚になれない理由の1つ目は、過剰なプライドです。
「自分は正しい」「自分の方が優れている」という思いが強すぎると、他人の意見を受け入れられなくなります。
いいですか?
プライドを持つこと自体は悪いことではありませんよ。問題なのは、「過剰な」プライドです。
たとえば、「自分の意見を否定された」とき、「自分自身を否定された」と感じてしまう人は、過剰なプライドが邪魔をしている可能性がありますね。
謙虚な人は、「意見」と「自分自身」を分けて考えます。意見が否定されても、自分の価値が下がるわけではないと知っている。
過剰なプライドに邪魔されなければ、他人の意見を受け入れやすくなり、謙虚さが育まれます。
他人からの評価を恐れている
謙虚になれない理由の2つ目は、他人から評価を非常に恐れていることです。
「間違いを認めたら、能力がないと思われるかも⋯」
「謙虚にしていたら、なめられるのではないか」
このような不安が、謙虚さを妨げてしまいます。
いいですか?
誠実さを感じるので、間違いを認められる人の方が、周りから信頼されます。
たとえば、ミスをしたときに言い訳をする人と、素直に認めて改善する人、どちらを信頼しますか?
多くの人は、後者を信頼するでしょう。
他人からの評価を恐れすぎると、本当の自分を出せなくなります。
まずは、完璧でなくても大丈夫と自分に言い聞かせることが大切ですね。
自分の弱さと向き合えない
謙虚になれない理由の3つ目は、自分の弱さと向き合えないことです。
自分の弱みや限界を認めることは、勇気が要りますよね。
自分はダメな人間だと思うことを恐れて、弱さを隠そうとしてしまうものです。
いいですか?
弱さを認めること=ダメな人間ではありませんよ。むしろ、弱さを認められる人こそ強い人です。
自分の弱さを知っている人こそ、それを補う方法を考えられるからですよ。
たとえば、「私は人前で話すのが苦手だ」と認めることで、「では、どうすればうまくなるか」を考え、練習したり、アドバイスをもらったりできるでしょう。
自分の弱さと向き合うことが、成長の第一歩を踏み出せます。
謙虚になるには?明日からできる7つの方法
さて、いよいよ本題です。
「謙虚になりたいけど、具体的にどうすればいいの?」と思っている方も多いでしょう。
ここからは、明日からすぐに実践できる7つの方法をご紹介します。
方法1:相手の話を最後まで聞く
謙虚になる方法の1つ目は、相手の話を最後まで聞くことです。
「そんなの簡単」と思うかもしれませんが、多くの人が、相手の話を聞いているようで聞いていません。
相手が話している途中で、「あ、それなら私も…」と自分の話をしたり、「この人が言いたいことはこう」と決めつけてしまったりします。
謙虚な人は違います。
相手の話を最後まで聞き、理解しようとします。
いいですか?
次に誰かと会話するときは、次のことを意識してみてください。
- 相手が話し終わるまで、口を挟まない。「句点(。)」まで聞くようなつもりで。
- 相手の目を見て、うなずきながら聞く。
- 「なるほど」「そうなんですね」と相槌を打つ。
- 自分の意見を言う前に、「あなたの考えは〇〇ということですね」と復唱する。
これだけでも、相手は「この人は私の話を聞いてくれている」と感じ、信頼関係が深まります。
また、自分の振る舞いが相手にどう映るかを考えることも大切です。
たとえば、自慢話をしている自分や、自分の意見ばかりを強調している自分を思い描いてみてください。
そういう振る舞いをする人からは、自然と距離を取りたくなりますよね。
だからこそ、聞き手の視点から自分がどう見えているかを考え、その視点を常に意識するようにしましょう。
自分を客観視するのが苦手な人は、こちらの記事を参考にどうぞ。
参考記事▶自分を客観視できない人の特徴|客観視する方法とそのメリットも解説します
方法2:自分の非を素直に認めて謝る

謙虚になる方法の2つ目は、自分の非を素直に認めて謝ることです。
ここで多くの人が恐れていることがあります。
「間違いを認めたら、無能だと思われるのではないか」
逆です。
間違いを素直に認められる人は、誠実で信頼できる人だと評価されます。
たとえば、仕事でミスをしたとき、次の2つの対応を比べてみてください。
NG例:
「でも、それは〇〇さんの指示が曖昧だったからで…」
「時間がなかったので仕方なかったんです」
OK例:
「申し訳ございません。私の確認不足でした」
「すぐに修正して、再発防止策も考えます」
前者は、言い訳をして責任を逃れようとしています。
後者は、自分の非を認め、改善する意思を示しています。
どちらが信頼されるか、明らかですよね。ここで実践してほしいことがあります。
次にミスをしたとき、次のステップを踏んでみてください。
- 「申し訳ございません」と謝る
- 何がいけなかったのかを説明する
- どう改善するかを伝える
言い訳は一切しないようにしましょう。
これができるようになると、周りからの信頼が一気に高まります。
自己中心的な考えを避け、相手の立場に立って考えることが、謙虚さにつながるのです。
方法3:「おかげさま」を口癖にする
謙虚になる方法の3つ目は、何はともあれ真っ先に「おかげさま」を口癖にすることです。
これはシンプルですが非常に効果があります。
「おかげさま」という言葉には、「自分一人では成し遂げられなかった」という謙虚な気持ちが込められています。
たとえば、次のような場面で使ってみてください。
仕事で成果を上げたとき
「おかげさまで、目標を達成できました」
体調が良いとき
「おかげさまで、元気にしています」
何か助けてもらったとき
「おかげさまで、助かりました」
いいですか?
「おかげさま」という言葉を使うと、自然と感謝の気持ちが湧いてくるのです。なぜなら、言葉が思考を作るからですよ。
日常の忙しさで感謝の気持ちを忘れがちですが、「おかげさま」を口癖にすることで、謙虚な心が育まれます。
他人の親切に対し、「ありがとう」と言うことは、単純ですがとても大切。あたりまえなことかもしれませんが、これが謙虚な人の基本姿勢です。
相手の小さな行為にも感謝を伝えることで、人との関係が深まり、自分自身もポジティブに変わります。
感謝を常に心がけることは、謙虚さにつながる大切なステップです。
方法4:相手の長所を見つけて伝える
謙虚になる方法の4つ目は、相手の長所を見つけて伝えることです。
謙虚な人は、「誰もが何かの達人である」と考えていますよ。人には誰しも必ず強みがありますからね。
意識して、周りの人の良いところを探してみましょう。ポイントは、目に見えるスキルだけではありません。
その人が持つ「目に見えない才能」や「心を動かす特別な能力」にも注意を向けることです。
たとえば、「この人と話すと元気が出るな」「この人がいると場の雰囲気が明るくなるな」と感じたら、それこそがその人の素晴らしい長所です。
大切なのは、お世辞ではなく、心からそう思ったことを伝えることです。
「〇〇さんの説明は、いつも分かりやすいですね」
「その発想、素晴らしいと思います」
相手の長所を見つけて言葉にして伝えることは、相手を尊重する素晴らしい訓練になりますし、きっと喜んでもらえます。
方法5:自分の意見を客観的に見直す
謙虚になる方法の5つ目は、自分の意見を客観的に見直すことです。
多くの人が、自分の意見が正しいと思い込んでいます。
しかし、謙虚な人は違います。
「本当にこの意見は正しいのだろうか?」
「他の視点から見たら、どう見えるだろうか?」
と、常に自問自答します。
実践してほしいことがあります。
何か意見を述べる前に、次のことを自分に問いかけてみてください。
- この意見は、客観的な事実に基づいているか?
- 自分の感情や偏見が入っていないか?
- 相手の立場から見たら、どう感じるか?
これをするだけで、自分の意見がより洗練され、説得力が増します。繰り返し言いますが、私たち以外の人は皆、何かしらの達人です。
どんな人からも学ぶことが必ずあります。
それだけに、相手の役職や地位に惑わされることなく、人と接するべきでしょう。目の前にいる新人も、10年後にはその分野のトップに立っている可能性もあるのです。
人と接するときに損得を抜きにするよう心がけることは、謙虚になるための大切なステップです。
方法6:積極的にフィードバックを求める
謙虚になる方法の6つ目は、積極的にフィードバックを求めることです。
「自分はまだ完璧ではない」「もっと良くなりたい」という姿勢を示しているので、フィードバックを求めること自体が、謙虚さの表れです。
たとえば、次のような場面でフィードバックを求めてみてください。
- 説明の後に:
「わかりにくいところはありましたか?」 - 仕事の進め方について:
「もっと効率的なやり方があれば教えてください」 - 日常のコミュニケーション:
「私の話し方で、気になることはありますか?」
いいですか?
「ありがとうございます。参考にします」と言って、改善する努力をしましょう。
自分自身の限界を認識し、自分の立場や能力、スキル、知識など、大したものではないとわきまえることが大切。
そうしなければ、自分の傲慢さが顔を出してしまうかもしれませんね。
自分の能力や立場を客観的に評価し、現実を直視する姿勢を持つことは、謙虚になる上でとても大切です。
これにより、自分自身の成長の余地を認識し、常に学び続ける姿勢を保つことができます。
方法7:専門外の分野に挑戦してみる
謙虚になる方法の最後は、専門外の分野に挑戦してみることです。
これは、一見関係ないように思えるかもしれませんが、とても効果があります。
自分が初心者になる経験をすることで、謙虚さを実感できるからです。
たとえば、次のようなことに挑戦してみてください。
- まったく知らない趣味を始める
- 専門外の本を読む
- 自分の苦手な分野の勉強をする
ここに大きな気づきがあります。
自分が得意な分野にいると、つい「自分はできる」と思ってしまいます。
しかし、専門外の分野に挑戦すると、「わからない」「できない」という経験をします。
この経験が、謙虚さを育むのです。
初心者として学ぶことで、「教えてもらう」ありがたさや、「知らないことだらけだ」という謙虚な気持ちが生まれます。
また、自己肯定感を高めることも、謙虚になるための大切な方法です。
自己肯定感が高い人は、自分自身の価値を認識しており、そのため他人からの批判や意見を受け入れやすくなります。
これは、自分の完璧さを証明する必要性を感じないため、より柔軟に他人の意見やフィードバックを取り入れることができるからです。
自己肯定感を高めることで、ありのままの自分を受け入れやすくなるのです。
謙虚さの土台は自己肯定感
ここまで7つの方法をご紹介してきましたが、すべての土台になるのが自己肯定感です。
自己肯定感が高い人は、自分自身の価値を認識しているため、他人からの批判や意見を受け入れやすくなります。
これは、自分の完璧さを証明する必要性を感じないため、より柔軟に他人の意見やフィードバックを取り入れることができるからです。
自己肯定感を高めることで、ありのままの自分を受け入れやすくなるのです。
いいですか?
このときにやっかいなのは、成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。
自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
どうしようか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布します。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。
必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
謙虚さを身につける第一歩
ここまで、謙虚になるための方法や、謙虚な人の特徴、メリットなどについて解説してきました。
最後に、この記事の要点を整理しておきましょう。
- 謙虚な人の5つの特徴
- 聞き上手で相手を尊重する
- 自分の非を素直に認める
- 「おかげさま」と感謝を忘れない
- 自分の能力を過信しない
- 常に学ぶ姿勢を持っている
- 謙虚さがもたらす3つのメリット
- 周囲から信頼され応援される
- 素直に学び自己成長が加速する
- 良好な人間関係を築ける
- 明日からできる7つの方法
- 相手の話を最後まで聞く
- 自分の非を素直に認めて謝る
- 「おかげさま」を口癖にする
- 相手の長所を見つけて伝える
- 自分の意見を客観的に見直す
- 積極的にフィードバックを求める
- 専門外の分野に挑戦してみる
大切なことをもう一度お伝えします。
謙虚さは、「自分を抑える」ことではありません。「自分も相手も大切にする」ことです。
そして、謙虚さと卑下は違います。自分の価値を認めつつ、他者も尊重する。これが真の謙虚さなのです。
もっと深く自分を知りたい方へ

「謙虚な人に共通する特徴」のところで解説したように、謙虚な人は、自分自身の強みと弱みを正確に理解しています。
これは、過大評価も過小評価もせずに自分の能力を現実的に評価する力です。そこで、自分を深く理解するための特別なマニュアルをご用意しました。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。

私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
最後に、あなたにお伝えしたい大切なことがあります。
「謙虚な人」というと、自分を押し殺すイメージがありますよね。
でも、それは違います。
謙虚さとは、自分の意見や希望を黙っていることではありません。
自己主張しながらも、欲を巧みにコントロールすることを意味します。
一歩引いた押し【実例】
ここで覚えておいていただきたい大切なお話をしましょう。
本当に謙虚な人には、「一歩引いた押し」があるというお話です。
たとえば、私の知人Aさんのお話をしましょう。
Aさんは、ずっとある先生のもとで見習いとして働いていました。
Aさんは、共に見習いとして働く人たちに対しても、自分にできることは惜しみなくやってあげていました。
自分の時間を犠牲にしてまでです。
最終的に何が起こったかと言うと、Aさんが最も早く先生のお墨付きを勝ち取り、独立することができました。
これが「一歩引いた押し」です。
自分以外の人たちをサポートしていたAさんは、間接的に先生を助けたことになります。
つまり、先生にメリットを与える行為を続けていたことになりますよね。
それはAさんの強力な自己アピールにつながっていたのです。
謙虚な人にしかできない、一歩引いた押しの例です。
よく覚えておきましょう。
謙虚であれ!強くあれ!
謙虚さは、弱さではありません。むしろ、強さです。
自分の価値を知っているからこそ、他人の価値も認められる。
自分に自信があるからこそ、他人の意見を素直に受け入れられる。
これが、真の謙虚さです。
まずは、この記事でご紹介した7つの方法から1つ選んで、実践してみてください。
小さな変化が、やがて大きな変化になります。
そして、周りの人たちとの関係が、少しずつ変わっていくことを実感できるでしょう。
謙虚な人になって、楽しいワークライフをお過ごしくださいね。
それでは、また。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数




コメント