強みが思いつかないことに悩む方は決して少なくありません。しかし、誰にでも必ず活かせる強みは存在します。
後ほど解説する4つの心理的なブロックが原因で見つからないのです。
大切なのは、強みを見つけ出すための正しいアプローチです。
自分の中に眠る強みを見つけるには、過去の具体的な経験(エピソード)を丁寧に掘り起こす必要があります。
この記事では、14年間で2000人以上の強み発掘を指導してきた実績を持つ専門家が、自分の強みを確実に見つけ出すための総計120の質問を厳選して解説します。
<こんな方におすすめ>
- 自分の強みが見つからず、自己PRに悩んでいる方
- 転職活動で自分をアピールできない方
- キャリアの方向性を見直したい方
- 自分の価値に気づけない方
それでは、強みを一緒に見つけていきましょう。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
強みが思いつかない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
はじめに:自分の心理的ブロックをチェック
強みが見つからない原因を探るために、簡単な診断をしてみましょう。以下のチェックリストで、現在の状況を確認しましょう。
あなたの心理的ブロックを診断
結果は自動で表示されます。
いかがでしたか?
チェックが多かった項目は、自分の中で特に強く働いている心理的ブロックかもしれません。では、それぞれの心理的ブロックについて詳しく見ていきましょう。
強みが思いつかない原因|4つの心理的ブロック
強みが見つからない原因は、実は私たちの心の中にある4つのブロック(壁)にあります。この壁を理解することで、強みが見つけやすくなります。
1. 比較することで自己否定してしまう
「あの人の方がすごいから、自分なんて…」と考えてしまうことがあります。多くの人が他人と比較してしまい、その結果として自分を否定するような気持ちを抱きがちです。
たとえば、料理が得意だとしても、一流のシェフと比べて「自分なんてまだまだだ」と思ってしまうかもしれません。また、スポーツや仕事で他人の成果を見ると、自分の力が劣っていると感じてしまうこともあるでしょう。
こうした比較は、成長の機会を逃してしまう原因となります。
2. 完璧を求めすぎてしまう
「これくらいじゃ強みとは言えない」「もっとすごい実績がないとダメかも」と考えてしまうことがあります。完璧を目指すあまり、まだ十分でないと感じてしまうことがよくあります。
完璧を求めすぎると、良いところが見えなくなります。自分がすでに持っている強みや長所を認識できなくなり、自己評価を低くしてしまいます。
完璧を求めることは努力を続けることにもつながりますが、必要以上に高いハードルを設定することで、自分の可能性を見逃してしまう危険もあります。
3. 経験が足りないという不安
「私はまだ経験が少ないから強みなんてない」と感じてしまうことがあります。多くの人は、自分の経験不足を理由に強みを持てないと考えてしまいます。
確かに経験が少ないと感じるかもしれません。しかし、経験不足が必ずしも弱点とは限りません。むしろ、未経験だからこそ学ぶ意欲が高かったり、新しい視点を持つことができたりするのです。
また、経験が少ないからこそ、柔軟に考えられるという強みもあります。このようなポジティブな面に目を向けることが大切です。
4. 謙遜しすぎる
「自分のことを良く言うのは恥ずかしい」「自慢するのは良くない」と思ってしまうことがあります。日本では謙虚さが大事だと教えられて育つことが多く、その結果として自己主張が苦手になる人も多いです。
謙遜は人間関係において大切な要素ですが、それが過剰になると、自分の良いところを伝えられなくなります。
たとえば、面接や自己アピールが必要な場面で、自分の強みをうまく伝えられないことでチャンスを逃してしまうこともあります。謙虚でいることは美徳ですが、自己表現を恐れすぎることは自己成長の妨げになります。
まずはこれらのブロックに自分がどのように影響されているかを見極め、それを乗り越えるための方法を考えることが重要です。
次のセクションでは、この4つのブロックを乗り越えるための具体的な質問リストをご紹介します。一つ一つの質問に向き合うことで、自分の強みが見えてきます。
強みが思いつかない時のための質問70選
先ほどの4つの心理的ブロック(比較癖、完璧主義、経験不足への不安、謙遜の習慣)を乗り越えるため、70の質問をご用意しました。
具体的な質問によって、自分の記憶の中に眠る強みが見えてきます。質問は、記憶の引き出しを開けるカギとなるのです。
以下の70の質問は、4つの心理的ブロックを刺激しないように厳選したものです。一つ一つの質問が強みを呼び起こすきっかけとなるでしょう。
1. 比較を忘れて、自分らしさを見つける質問(20問)
- つらい経験から立ち直った経験やエピソードは?
- ネガティブからポジティブに変えた経験は?
- 人と違う考え方ができた経験は?
- 時間を忘れてやった経験は?
- 新しいことを始めた経験は?
- 他人は苦手でも自分は楽しめたことは?
- 誰かに「そういう見方があったんだ」と
言われた経験は? - ものごとを追求してしまった経験は?
- やり通した実績とエピソードは?
- 我慢強く耐えた経験は?
- 気持ちを切り替えられた経験は?
- 強いストレスに打ち勝った経験は?
- 強くやりたいと思う経験は?
- 好きで学んだ経験は?
- 熱中した経験は?
- 粘り強く取り組んだ経験は?
- 目標をクリアした経験は?
- 役割をまっとうした経験は?
- 練習では失敗したが本番で成功した経験は?
- 短時間でできてしまった経験は?
2. 完璧を求めすぎない、等身大の強みを見つける質問(15問)
- 人に褒められた経験は?
- 「ありがとう」と言われた場面は?
- 人から頼られた経験は?
- 人に教えた経験は?
- 人を励ました経験は?
- 人を笑顔にした経験は?
- 人の相談に乗った経験は?
- 人に見出された経験は?
- 人との約束を守り続けた経験は?
- 人と協力し合った経験は?
- 人と仲良く打ち解けた経験は?
- 人の話をじっくり聞いた経験は?
- 人を喜ばせた経験は?
- 人に配慮した経験は?
- 人から「あなたのおかげで」と言われた経験は?
3. 経験の質に注目する質問(20問)
- ものごとを改良や改善した経験は?
- ものごとの変化に対応できた経験は?
- 実践して成功した経験は?
- 失敗から学んだ経験は?
- チームをまとめた経験は?
- 困っている人を助けた経験は?
- 新しい方法を考え出した経験は?
- 問題を解決した経験は?
- 効率化を実現した経験は?
- 予想を的中させた経験は?
- 期待以上の結果を出した経験は?
- 工夫して取り組んだ経験は?
- 計画を立てて実行した経験は?
- 責任ある立場を任された経験は?
- 難しい課題を達成した経験は?
- 人に影響を与えた経験は?
- 判断を求められた経験は?
- 分析して問題を発見した経験は?
- リーダーシップを発揮した経験は?
- 目標を設定して達成した経験は?
4. 謙遜を乗り越えて、自己表現する質問(15問)
- 自分の意見を主張できた経験は?
- 自分の考えを説明できた経験は?
- プレゼンテーションをした経験は?
- 人前で話をした経験は?
- アイデアを提案した経験は?
- 交渉して成功した経験は?
- 自分の長所を活かせた経験は?
- 周りを巻き込んだ経験は?
- チームを引っ張った経験は?
- 率先して行動した経験は?
- 自分から声をかけた経験は?
- 積極的に参加した経験は?
- 自分の信念を通した経験は?
- 挑戦して成功した経験は?
- 自分の価値観を大切にした経験は?
<質問の活かし方>
- 思いついた経験を具体的に書き出す
- その経験で、どんな行動をとりましたか?
- その行動の結果、どんな良い変化がありましたか?
- その経験からどんな強みが見えてきますか?
いかがでしたか?
エピソード(成功体験)を探すのは、思った以上に難しいものです。
「私には成功体験なんてない」
多くの方がそう感じています。
- ここに2つの大きな落とし穴があります。
1.成功したという自覚がない
毎日の仕事や生活の中で、当たり前のように成し遂げていることでも、それは立派な成功体験かもしれません。でも、慣れてしまうと「これって成功なのかな?」と思えなくなってしまうのです。
2.失敗の記憶が邪魔をする
人は失敗体験を強く記憶する傾向があります(これを心理学では「ネガティブ・バイアス」と呼びます)。その結果、成功の記憶が失敗の影に隠れてしまうことがあるのです。
では、どうすればエピソード(成功体験)を見つけられるのでしょうか?
そこで「自分の棚卸&分析に使える70の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひとまず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。
私は自己PRで他の人たちと差をつけたい。アピールポイントにもっと使える強みを見つけるには?
そんな要望に応える質問集を以下に用意しました。
自己PRで差がつく強みを見つける質問50選
自己PRの作成では、これまでのキャリアや人生経験の中で培ってきた強みを伝えることが求められます。
実は、面接官が最も評価する自己PRには、ある共通点があります。それは、以下の5つの要素をバランスよく含んでいることです。
- 職務経験:具体的な成果や行動
- スキルセット:実践で使える専門知識や技術
- 個人的な特性:自分ならではの考え方や行動特性
- 学習の経験:成長のプロセスや姿勢
- モチベーション:仕事への情熱や価値観
これらの要素が組み合わさることで、「なぜその強みが身についたのか」「その強みをどう活かせるのか」という説得力のある自己PRが完成します。以下に、5つの要素を効果的に含んだ自己PR例文をご紹介します。
「私の強みは、問題解決能力です。前職では、顧客からのクレーム対応において、真摯な傾聴と迅速な解決策の提案により、リピート率を20%向上させました」□ コミュニケーション力の例文
「私の特徴は、多様な立場の人との円滑なコミュニケーション力です。IT企業での経験では、技術者と顧客の間に立ち、専門用語を分かりやすく説明することで、プロジェクトの成功に貢献しました」□ 実行力の例文
「私の長所は、目標に向けた着実な実行力です。営業職として、日々の顧客訪問を欠かさず続け、月間目標を120%達成しました」
それでは、自分の強みを見つけ、効果的な自己PRを作成していきましょう。以下の50の質問は、これら5つの要素を引き出すために厳選したものです。
答えられるものだけしっかり考えればOKです
職務経験の強みに関する10の質問
- 過去の業務で最も誇りに思う成果は?
- 組織の中でどんな改善を達成した?
- 協力者や顧客から最も感謝されたのは?
- どのように目標を達成しましたか?
- 困難を乗り越え解決した経験は?
- リーダーシップのスタイルはある?
- 過去の仕事上の失敗から教訓は?
- 多くの業務中でどう優先順位をつけた?
- 業務変化に対してどのように対応?
- 職場で直面した問題をどう解決した?
スキルと能力の強みに関する10の質問
- 特別なスキルをどうやって身につけた?
- 効率UPにどんな技術やツールを使った?
- チームにどんな専門知識をもたらした?
- どんな言語能力が仕事に役立った?
- 仕事を速くこなす独自の方法はある?
- 独自スキルを仕事でどう活かした?
- 新しいスキルを学ぶ時の取組戦略は?
- 生産性を高めるのにどんなスキルを?
- 緊急時にどのスキルが自分を助けた?
- 仕事上で最も重要だと思うスキルは?
個人的な特性に関する10の質問
- 緊張下でどのように冷静を保ちますか?
- 新しいアイデアにどう反応しましたか?
- 自分の創造力を活かした経験は?
- チームの難問をどのように解決した?
- 困ったときどうチームを鼓舞した?
- 仕事での自己管理のコツは?
- 新しい環境に適応する自分の方法は?
- 自分と他人との違いをどう生かした?
- 人との良好な関係を築く秘訣は?
- 挑戦する時どう自分を奮い立たせた?
学習の経験や成長に関する10の質問
- キャリアで最も価値ある学びは何?
- 過去の失敗からどのような教訓を得た?
- スキルの習得過程で直面した壁は?
- 仕事経験が個人的成長にどう影響した?
- 成長に貢献した指導者はいますか?
- 自己改善のためにどんなツールを活用?
- 目標達成の為にどんな新方法を学んだ?
- キャリアの進路決定に影響した経験は?
- 自己評価で気づいた改善した点は?
- 目標達成のためにどんなスキルを磨く?
やる気や価値観に関する10の質問
- モチベーションが高まる瞬間は?
- 好きな会社の特徴は?
- 大事にする仕事のルールは?
- 一番誇りに思うキャリアの瞬間は?
- 仕事の社会貢献をどう思う?
- 仕事のやりがいを感じる時は?
- 仕事を選ぶ上で何を重視する?
- チームでの成功にどう貢献する?
- 仕事の決断で大切にしていることは?
- 仕事を通じて学んだ大切な価値は?
強みの見つけ方:4つの具体的アプローチ
強みを見つける方法は、大きく4つのアプローチがあります。これらを組み合わせることで、より確実に自分の強みが見えてきます。
1. 過去の成功体験
- うまくいった出来事を掘り下げる
- 小さな成功に注目する
- 他者に当時の話を聞いてもらう
2. 他者からのフィードバック
- 感謝された場面を記録
- 具体的な評価ポイントを確認
- 役立った部分を明確にする
3. 日常行動からの気づき
- 自然な行動を観察する
- 日々の行動を記録する
- 週ごとの振り返りを習慣に
4. 職務経験からの抽出
- 困難を乗り越えた経験を分析
- 評価された成果を確認
- 過去の評価を参考にする
順にわかりやすく解説します。
1. 過去の成功体験からの発見法
誰でも必ず成功体験を持っています。たとえそれが小さな成功でも、その中に強みのヒントが隠れています。「うまくいった出来事」を思い出し、そのときに何をしたのか、どんな行動をとったのかを具体的に掘り下げてみましょう。
例えば、小さな仕事で成果を出したとき、自分がどのように努力したのか、どんな工夫をしたのかを詳しく振り返ることが大切です。その中で、自分が持っている独自のスキルや特質が浮かび上がってきます。
なお、過去の成功体験を思い出すコツは、自分が誇りに思える小さな出来事や、特に印象に残っているエピソードに注目することです。また、友人や家族に当時の話を聞いてもらうことで、自分では見落としていた側面を発見することができます。
2. 他者からのフィードバック活用法
自分では気づきにくい強みでも、周りの人には見えていることがよくあります。日常生活の中で「ありがとう」と言われた場面や、褒められた経験を思い出してみてください。それらの言葉の中に、自分の強みが表れています。
たとえば、同僚から「あなたは本当に話を聞くのが上手だね」と言われたことがあるなら、それはコミュニケーションのスキルが強みである可能性があります。他者からのフィードバックを素直に受け入れ、自分の特長を見つける手がかりにしましょう。
なお、他者からうまくフィードバックをもらうコツは、具体的にどのような点で助けになったかを尋ねることです。また、特定の状況について「自分が役立てた部分はどこだったと思う?」と聞くことで、より具体的なフィードバックを得ることができます。
3. 日常行動からの気づき方
毎日の習慣や行動の中にこそ、本当の強みが隠れています。「つい自然にやってしまうこと」「人と違う視点で考えてしまうこと」、そんな普段の行動に注目してみましょう。
たとえば、何か問題が起きたときに、すぐに解決策を考える癖があるとしたら、それは問題解決能力が強みかもしれません。また、「細かいことに気がつく」など、普段から無意識にしていることも、強みである可能性が高いです。当たり前すぎて自分では見落としていることにこそ、大きな強みが隠れているのです。
なお、見落とさないようにするコツは、日々の行動や習慣を書き留めることです。些細なことでも記録に残すことで、自分が無意識に行っている行動や特長を把握しやすくなります。また、日記をつけることや、気づいたことを週ごとに振り返る習慣を持つのも有効です。
4. 職務経験からの抽出法
仕事での経験は、強みの宝庫です。「困難を乗り越えた経験」「任された仕事」「評価された成果」など、具体的な場面を思い出してください。仕事の中で自分が発揮してきた能力や、解決した課題から、強みを見つけ出すことができます。
例えば、企画の進行が難航したときにリーダーシップを発揮してチームをまとめた経験があれば、それはリーダーシップが強みです。また、細かい作業を正確に行うことが評価されたなら、注意深さや正確さが強みとなります。
なお、これまでの職務経験から強みを抽出するコツは、特に苦労した仕事や達成感を感じた仕事について思い返すことです。どのように工夫したか、どんな結果を出したかを振り返ることで、そこに含まれる強みを見つける手がかりになります。また、過去の評価や同僚からのフィードバックも参考にしましょう。
◎強みを見つける作業をより詳しく知りたい人は、下記に具体的に書いてますので参考にどうぞ。
▶自分の棚卸しのやり方|人生の棚卸しでキャリアに潜む強み発見
自分の強みをムダにしないコツ
多くの人は、なんとなく自分の強みに気づいています。でも、他の誰かと比べて「自分は大したことない」と思ってしまうため、自分の強みを認識できないことが多いです。
たとえば、美味しい料理が作れる人でも、自分を「料理が得意」と思えないことがあります。なぜなら、世界にはもっとすごい料理人がいると感じてしまうからです。これは、他の人と比べすぎてしまうことが原因です。
強みは絶対的なものである必要はありません。仮に誰も料理ができない環境であれば、料理ができることは間違いなく強みになります。
次に、自分の強みをムダにしないための4つのコツを紹介します。
(1)自分を必要としている人を考える
自分の強みをムダにしない1つ目の秘訣は、自分を必要としている人を考えることです。
自分の強みが、他の人にとっては大きな助けになることがあります。誰が自分の能力を必要としているのか、想像してみてください。
たとえば、私の知り合いのA子さんはIT企業で働いています。彼女はプログラマーと顧客の間に立ち、コミュニケーションを助けています。プログラマーの多くは専門用語を使いすぎて顧客にわかりにくくしてしまうことがあり、A子さんがそのギャップを埋めています。つまり、A子さんは他の人が苦手とする部分をサポートしているのです。
自分が当たり前だと思っていることでも、他の人にとっては助けになることがあります。どのように自分の得意なことが他の人の助けになるかを考えてみましょう。
(2)強みを活かせる業界&業種を選択
自分の強みをムダにしない2つ目の秘訣は、強みを活かせる業界や仕事を選ぶことです。
たとえ経験が少なくても、自分の強みを活かせる場所に飛び込むことをおすすめします。誰でも最初は初心者です。少し怖いかもしれませんが、「このままだとモヤモヤが続く」と考えれば、一歩踏み出す勇気が湧くかもしれません。
私自身も、かつて全く異なる業界で働いていましたが、思い切って今の仕事に飛び込みました。強みを見つけたら、それを磨いていくのみです。
(3)「弱み」を掘り下げる
自分の強みをムダにしない3つ目の秘訣は、弱みを掘り下げることです。弱みと思っているものも、見方を変えれば強みになることがあります。
たとえば、バスケットボールを思い浮かべてください。背が高い選手が有利ですが、背が低い選手はその小回りの良さを活かしてボールを奪うことができます。このように、弱みが強みに変わることもあるのです。
▶「強みは弱みの裏返し」ではない。弱みは重要な個性である理由
(4)他人からの褒め言葉を思い出す
自分の強みをムダにしない4つ目の秘訣は、過去に他人からもらった褒め言葉を思い出すことです。
「あなたは○○が上手だね」と言われたことがあれば、それが強みです。その言葉をそのままメモしてください。自分で表現を変えると、控えめになりすぎてしまうことがあるからです。
たとえば、私の塾の受講生で、上司から「君は怖いほど真面目だね」と言われた女性がいます。彼女の真面目さが伝わるその言葉は、彼女の強みを示しているのです。
強みを活かすコツ | 具体的な方法 |
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自分を必要とする人を考える | 自分の当たり前が、誰かの助けになっているはず。例:IT企業でプログラマーと顧客の架け橋となっているA子さんのように、他者の苦手を補える場面を探す。 |
強みを活かせる場所を選ぶ | 経験が少なくても、自分の強みを活かせる業界や職種に挑戦する。最初は誰でも初心者。一歩踏み出す勇気が大切。 |
弱みを掘り下げる | 弱みは視点を変えると強みに。例:バスケットボールで、背が低い選手が小回りの良さを活かしてボールを奪うように。 |
他者からの評価を大切にする | 褒められた言葉をそのままメモする。表現を変えずに記録することで、自己評価を適切に保つことができる。 |
【結論】行動が語る!あなたの強み
自分の強みがわからないと、どうしてもモヤモヤしてしまいますよね。そんなとき、まずは「これが強みかも?」というものをいくつかピックアップすることから始めてみましょう。それが、これからの仕事や生き方を考える大切なきっかけになるはずです。
強みというのは、最初は「思い込み」でもいいのです。
本当に強みなのかどうかは、実際に行動してみて、その結果から判断されるものです。たとえば、私自身、人の能力を見つけ出すことが自分の強みだと信じていました。でも、それはもしかしたら単なる思い込みだったかもしれません。
しかし、浅野塾の運営を10年以上続け、多くの方から書籍出版のお話をいただけるまでになりました。これまでの結果を見ても、やはりこれは私の強みだったのだと確信しています。
もちろん、社会には私よりも優れた女性指導者がたくさんいます。でも、それでも浅野塾の受講生たちは、私を選んでくれたのです。強みというのは、何かを実現するための「手段」に過ぎないのです。
新しい挑戦を始めるきっかけを見つけ、その直感に従って進んでみましょう。私も、自分の強みを認識し、それを活かして自由に働ける環境を10年かけて築き上げてきました。
この記事が、自分が自分を見つめ直すきっかけになれば、とても嬉しいです。
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私との直接のやりとりもできますよ
強みを見つけた人たちのインタビュー
自分の強みを理解した人のインタビュー動画を撮りました。
私の講座の感想を語っている動画なのですが、受講前にどのような問題を抱えていたのか赤裸々に語っています。参考になると思うのでシェアします。
(※各4分くらいです)
☆ファイアンめぐみさん〈フリーランス〉
『オンリーワンになれることが少しずつ形になり始めてきたように思います』
☆大野愛実さん〈データサイエンス職〉
『1年で年収が2倍になりました。自分の強みを見つけて、行き先を決めてよかったです』
☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』
☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラー〉
『人材派遣からフリーに転身して時給は2.5倍になってます。友人が受講して生き生きし始めたので決めました。』
☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』
最後に筆者からの大切なメッセージ
14年間、2000人以上の女性と向き合ってきた中で、強みは決して特別なものではないと気づきました。日々の生活の中で、ごく自然に行っていることこそが、大切な個性なのです。その気づきを共有できる場所で、新しい出会いがあることを、心待ちにしています。最後までお読みいただきありがとうございます。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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