
今の仕事に手応えもやりがいも感じません。
向いてないのかな…。
手応えがない仕事を続けると、どうなるのかな?
そんな疑問に答えます。
本記事は手応がない仕事を続けるとどうなるかについて書いた珍しい内容です。
そもそも「手応えがない仕事とはどのようなものか」も解説しました。
この記事を書いている私は、26年間手応えがない仕事を続けた経験があります。
虚しさを感じましたが、当時を振り返ると無駄な経験ではなかったし、私に必要な時間でした。
後悔しない人生を送るためにも読んで欲しい。実体験に基づくものですので、他では読めない内容だと思います。
今のまま働くべきか、転職すべきか、これからの方向性に迷っている人には必読です。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
手応えを感じない仕事をしていた人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
26年手応えがない仕事を続けて知った3つのこと
この記事を書いている私は、1991年から家業(父が創業者)の設備機器メーカーに26年勤務していました。
設備にも機械にも子どもの頃から興味なし。そんな私が26年もの間、手応えややりがいを感じない仕事を続けて知り得たことをお伝えします。
結論から言うと次の3つです。
- 手応えがない仕事とは、どのようなものなのか。その特徴は?
- 手応えがない仕事を続けると、どうなるのか?
- 手応えがない仕事をして得られたものは何か?
順に解説しますね。
手応えがない仕事とは【特徴】
手応えがない仕事とはどのようなものを言うのでしょう?
冒頭でお伝えしたように、結論から言うと「やりがいのない仕事」「向いてない仕事」と言っていいです。
なぜ言い切れるのか。手応えのない仕事の特徴について、もう少し詳しく解説しますね。
1.仕事そのものに興味がわかない
手応えがない仕事をすると、業界や職種、扱っている商品など全てにおいて興味が湧きません。
そのため仕事に必要な知識を学ぶことも、技術を身につけることも苦痛に感じます。当然楽しくないし忍耐も必要です。
2.「極める」意欲がわかない
手応えがない仕事では、心からあふれ出る「この仕事を極めたい」という意欲が湧きません。
「やらねばならない」という義務感で知識を学び、技術を磨く時間が延々と続きます。
3.いくらやっても充実感がない
手応えがない仕事をすると、義務感だけで働いているので、真面目に長時間働いても充実感はありません。むしろ虚無感に包まれます。
そのためいくら働いても、成長している感覚をつかめない状態になります。
4.人間関係がうまくいかない
手応えがない仕事をすると、共に働く人との人間関係もうまくいきづらくなります。
興味関心も、仕事に対する熱量も周りと温度差を感じてしまうから。
大げさに言うと違う動物のオリの中にいるような状態になります。
5.自分がやる意味を見い出せない
手応えがない仕事では他の人でもできる感覚が生まれます。自分がやる意味を見い出せません。
周りから必要とされている感や、成長している感も得られません。
6.やればやるほどつまらない
手応えがない仕事は、やればやるほどつまらなさを実感します。
仮に仕事ができるようになっても、おもしろさを感じません。すでにクリアしているゲームを繰り返しやっているような感覚に似ています。
- 手応えがない仕事の特徴
- 仕事そのものに興味がわかない
- 「極める」意欲がわかない
- いくらやっても充実感がない
- 人間関係がうまくいかない
- 自分がやる意味を見い出せない
- やればやるほどつまらない
なぜ仕事の手応えがないのか?5つの原因
手応えがない仕事の特徴を理解したところで、次になぜそうなってしまうのかについて解説します。
26年の経験をもとに、手応えがない根本的な原因を5つに分けてお伝えしますね。
1.向いてない仕事をしている
自分に向いてない仕事をしていると、どんなに頑張っても手応えを感じません。
苦手なことを無理やりやっているので、成果が出にくいし時間もかかるからです。さらに、やりがいもなく楽しくないので集中力も続きません。
たとえば、人と話すのが苦手なのに営業をやっていたり、細かい作業が嫌いなのに事務仕事をしていたりなど。
「なんか違う」という感覚がひたすら続き、やる気も出ないし成果も上がりません。
2.会社の考え方が合わない
自分の考え方と会社の方針が違うと、毎日がしんどくなります。
自分が正しいと思うことと、会社から求められることが真逆だからです。自分の気持ちをずっと押し殺して働くことになり、ストレスがたまります。
たとえば、「お客さんを大切にしたい」と思っているのに、会社は売上ばかり気にしていたり。「みんなで協力したい」と思うのに、個人の成績しか見てもらえなかったりとかね。
価値観が合わないと、仕事に意味を感じられなくなります。
3.成長できる環境じゃない
どんなに頑張っても成長を感じられない環境だと、手応えがなくなります。
人は成長している実感があるときに一番やりがいを感じるからです。逆に、同じことの繰り返しばかりだと「自分は進歩していない」と虚しくなります。
新しいことを教えてもらえない、難しい仕事を任せてもらえない、頑張っても褒めてもらえない…。
こんな状況では「何のために働いているんだろう?」と思ってしまいます。
4.人間関係がうまくいかない
上司や同僚との関係がうまくいかないと、仕事内容以前の問題になります。
人間関係の悩みがあると、そのことで頭がいっぱいになって仕事に集中できないからです。また、協力してもらえないので仕事の効率も悪くなります。
たとえば、話しにくい上司、協力してくれない同僚、ギスギスした職場の雰囲気など。
人間関係で悩んでいると、仕事に集中できないし楽しくもありません。
5.将来が不安
今の仕事を続けていても将来が明るく思えないと、手応えを感じにくくなります。
「この先どうなるんだろう?」という不安があると、今の仕事への集中力が落ちるからです。また、「無駄な努力をしているのかも」と思えて、やる気も出なくなるでしょう。
「この業界、大丈夫かな?」「AIに仕事を取られるかも」「このままで食べていけるかな?」
そんな不安があると、目の前の仕事に身が入りません。
- 手応えがない仕事の原因
- 向いてない仕事をしている
- 会社の考え方が合わない
- 成長できる環境じゃない
- 人間関係がうまくいかない
- 将来が不安

手応えがない仕事を続けるとどうなる?
手応えがない仕事を続けるとどうなるか解説します。読めば『手応えのない仕事=(イコール)やりがいがない&向いてない仕事』という方程式になる理由がわかりますよ。
1.将来の見えない不安が続く
手応えのない仕事を続けると、将来の見えない不安が続きます。
どんなに恵まれた環境や待遇であったとしても、将来が明るくなるきざしを感じません。
当の本人も理由がわからない不思議な感覚です。理由がわからない不安は、出口のないトンネルの中にいるような感覚であり、苦しいです。
2.嫉妬心が出る
手応えのない仕事を続けると、楽しそうに働く人を見るのが辛くなります。特に同世代の人や親しい人であったりするといたたまれません。
次第に嫉妬心が湧き上がり、そんな自分を嫌いになります。
3.自信が湧かない
手応えのない仕事を続けると、いくら働いても自信が湧きません。
- 成果が出ていたとしても。
「それが何か?」という感覚であり、もっとデキる人はいくらでもいるという冷めた感覚しか得られません。
4.「明日」が憂鬱
手応えのない仕事を続けると、寝る前に「寝たら明日になってしまう」と憂鬱になります。
そのためダラダラと深夜まで起きてしまいがちになります。
5.孤独感に襲われる
手応えのない仕事を続けると、孤独です。自分だけが苦しんでいるのではないかという気持ちになったりします。
周りに人がいようがいまいが、孤独感は消えないのが特徴です。
6.休日の夕方がしんどい
手応えのない仕事を続けると、休日の夕方がしんどくなります。サザエさん症候群というやつ。
休前日が天国で、休日の夕方が憂鬱という感じ。特に大型連休明けは、この兆候が強く出ます。
7.気力がなくなる
手応えのない仕事を続けると、仕事に対する気力が湧きません。モチベーションの維持に苦しみ、無理やりカラダを動かしているような感じです。
感情の起伏もなくなり、じっとしていたくなります。休日は寝るだけになるパターンが9割と言っていいでしょう。
8.目標が思い浮かばない
手応えのない仕事を続けると、目標が思い浮かばない現象が起こります。将来に期待できないからです。
上司に目標を立てろと言われても、まったく思い浮かびません。
本心ではない目標を立てることになり、目標を立てる意味がないです。
9.自分がわからなくなる
手応えのない仕事を続けると、自分がわからなくなります。常に自分の気持ちを抑えているから。
何が好きなのか、何をしたいのかもわからなくなり無気力・無感動になります。
10.理由もわからず涙が出る
手応えのない仕事を続けると、理由もわからず涙が出ます。
どうしたらいいかわからないモヤモヤが原因なのでしょうけれど、当事者にはわからないのです。
それくらい追い詰められた気持ちになります。
- 手応えがない仕事を続けるとどうなる?
- 将来の見えない不安が続く
- 嫉妬心が出る
- 自信が湧かない
- 「明日」が憂鬱
- 孤独感に襲われる
- 休日の夕方がしんどい
- 気力がなくなる
- 目標が思い浮かばない
- 自分がわからなくなる
- 理由もわからず涙が出る

手応えのない仕事している人
は悲惨ですね(涙)
得られたものはないかしら?

ありますよ。
無意味ではない経験でした。
次にお話します。
手応えがない仕事をして得たもの
ちょっと暗い話が続きましたね。、前にもお伝えしたように私は26年間、手応えを感じない仕事を続けていました。でも、後悔はしていません。なぜなら、得られたこともあるからです。
ここでは、手応えがない仕事をして得られたものを紹介します。
1.本心から望む働き方がわかる
手応えがない仕事をして得たもの1つ目は、本心から望む働き方がわかること。
- やりたくないことがあぶり出される。
仕事が楽しくないだけに、如実にあぶり出されるのだと思いますね。
好きな時に外に出て、仕事で地方に行けるように働きたいという欲望の中で過ごしていることに気づけましたね。
やりたくないことが明確になるだけに、本心から望む働き方がわかります。
2.自分に向いてない仕事がわかる
手応えがない仕事をして得たもの2つ目は、自分に向いてない仕事がわかることです。
向いてる仕事かどうかの見極めは難しいですよね。実際にやってみないことにはわからない。
私の場合は事務、加工&製造などの仕事も毎日やっていたからこそ、自分には合わない業務と明確になりました。
向いてないとハッキリ自覚できたのは、手応えがない仕事を長年続けてきたからこそですね。
3.仕事の価値観がわかる
手応えがない仕事をして得たもの3つ目は、仕事に対する価値観がわかったことです。
「仕事をしなくていいのなら、しないに越したことはない」みたいな感じ。それだけに、業務中は楽しみたい意欲が旺盛であると気づきました。
4.楽しく生きる欲望が湧いた
手応えがない仕事をして得たもの4つ目は、楽しく生きる強い欲望が湧くこと。
それだけに「楽しく生きる」ためならば、何でもやろうという強い欲を得ることができましたね。

手応えがない仕事をして
得たものをまとめます↓
- 本心から望む働き方がわかる
- 自分に向いてない仕事がわかる
- 仕事の価値観がわかる
- 楽しく生きる欲望が湧いた
【結論】手応えがない仕事をしていた26年はムダではない
26年間という膨大な時間を、手応えのない仕事に注ぎ込みましたけれど、ムダな時間とはまったく思ってないです。
- むしろ必要な期間でした。
そして何より、些細なことに幸せを感じられるようになりました。
朝好きな時間に目覚めて、好きな時間に眠る。それだけでも幸せです。
長年、仕事を辞めたい気持ちの中で働き尽くしてきたからこそ得られる感覚ではないかと。
例えるなら、闇夜で長年過ごしていたからこそ、花園がよりきれいに見えるみたいな感じなのかもしれないです。
更に、手応えがない仕事を続けてきたからこそ、同じ境遇の人や仕事を楽しめない人たちをなんとかしてあげたい気持ちが湧くのだと思います。
手応えがない仕事、やりがいのない仕事をしている人に言いたいことは、真正面に本当の気持ちに向き合って欲しいということです。
今のままでも生きていけるかもしれません。でもそれでいいのかと自分に問いかけて欲しい。
- 人生はオセロのようなもの。
オセロは最後の一手により、過去に打った手が一気に裏返ります。今は手応えがない仕事をしていたとしても、人生あきらめないで欲しいです。
これからの仕事の方向性がわからない人は下記の記事も参考にどうぞ。
▶仕事の方向性がわからないときに押さえるべき4つのこと|キャリアや転職の方向が決まる!
仕事に手応えを感じないときの対処法
仕事に手応えを感じないときの対処法として、その仕事を続けている以上、劇的に効果のある対処法はないです。
いろいろ試したのですが、いずれもその場しのぎにしかならなかったです。期待させてしまってごめんなさい。
唯一残された道が、「新しいスキルや知識を学び、できる仕事の幅を広げて、新たな挑戦を試みる」ということでした。
でも、そのためにはまず自分の「自分力」を正しく理解することが必要だと気づいたんです。
- 自分力とは何か?
26年間手応えのない仕事を続けて分かったのは、多くの人が自分の本当の強みや価値を理解していないということ。
自分力とは次の3つの特性のことです。
- あなただけの持ち味(オンリーワンの強み)
- 人生体験から得た知恵(収入を生む力)
- 生まれつきの望み(行動力の源)
私はビジネスセミナーに通い、講師になるきっかけをつかみました。まったく異なる業界・業種へ転身し、活路を見出したのです。
でもそれができたのは、自分の「自分力」を理解できたから。
自分力を見極めることで道が開ける
手応えがない状態から抜け出すには、まず自分の本当の価値を知ることが第一歩。
もしも私と同じことで苦しまれている方がいらしたら、自分力活用講座の受講を検討されてもいいかと思います。これまで14年間続いている少人数セッション式の講座です。濃厚に自分自身を深堀りすることができるので全国から受講生が集まっています。

自分力活用講座
これまでの人生経験を深掘りして、あなただけの強みや仕事に対する価値観を理解し、次のキャリアへの突破口の見つけ方が理解できます。そのときに、私の経験談をより詳しくお話できます。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
最後になりますけれど、自分の見つめ直し完全マニュアルを作りました。
この記事との出会いをきっかけに、自分を見つめ直してはいかがでしょうか。次にどうしたらいいのか、自分の心の中にしか答えはありません。
ここで盛り上がった気持ちを冷ますと、いつもの毎日の繰り返しになる恐れがありますよね。お気をつけください。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からの大切なメッセージ
手応えがない仕事をしている方に伝えたいことがあります。
その状態は確かに辛いものです。でも、同時に今の状態を変えたい・変わろうとする原動力を蓄えていた期間でもあります。
どんなに真面目に働き続けていても、勇気を出して軌道修正しなければ理想の自分の姿になれる日は来ないのです。当事者であれば、薄々気づいていることですよね。
まずは自分の気持ちと向き合い、本当はどう生きたいのかを考えてみてください。人生はまだまだ続きます。遅すぎることはないし、道は開けます。
私の体験が、少しでも参考になれば幸いです
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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