「出産後も仕事を続けたい」「キャリアと育児を両立させたい」と考える女性は増えてます。
しかし、実際には出産後に仕事を辞める人も多く、両立を目指す女性の中には「私は欲張りなのか?」と考え込む人も少なくありません。
この記事では、仕事も子供(育児)も両立しようとするのは欲張りなのか、その答えがわかります。子供のいない既婚者や独身の方々にも参考になる内容です。
この記事を書いている私は男性です。結婚していますが子供は作りませんでした。専業主婦の母に育てられています。
一方、自分らしく生きたい、仕事を続けたいと考える女性を対象にした塾を13年以上続けており、育児中の受講生も多く、さまざまな事例を見てきました。
そんな私だから見える、客観的かつ公平な視点で書いています。
私はこの仕事が好き!自分の❝強み❞を活かして稼ぐ方法(大和出版) という本も出版していますので、ご安心くださいね。
詳しい私のことはこちらです
「仕事も子供も」は欲張り?と考える女性は優秀である件
「仕事も子供も」は欲張りなのかという問題に対して、結論から言うと欲張りではありません。
実際、“出産後”に仕事への意欲を増幅させた女性たちに何度も出会っています。
仕事と子育てを両立しようとする女性は、完璧を求める傾向にあり、その一生懸命さが、仕事への本気の取り組みにつながっているのです。
限られた時間の中で仕事をするからこそ、その必死さが伝わってくるのです。
また、他人に迷惑をかけたくないという気持ちが、集中力を高めている要因かもしれません。
繰り返し言いますが、「仕事も子供も」は欲張りではありませんよ。
現在、フリーランスとしてキャリアカウンセラーをしている村西千恵さんは、出産後にキャリアアップしています。彼女のインタビュー動画も参考にどうぞ。※3分程度の動画です
また、中村和恵さんは、子育てをしつつ歯科衛生士として働き続け、現在は経験を生かして、フリーランスの研修講師としても活躍しています。※3分程度の動画です
ワーキングママの成功法則!両立から「共存」へ
仕事と育児の両立を実現している人たちに共通することを見つけました。
私の見ている限り、ベテランの働く女性(ワーキングママ)たちは、仕事と育児の両立というより、「共存」という感覚を持っています。
「両立」という言葉には、別々のものをバランスとる的な意味がありますよね。ベテランのワーキングママは、ちょっと両立の感覚とニュアンスが違う。
「どちらもあるからこそ今の私がある」というような、アイデンティティー(自己同一性)になっているようですね。
個人の生き方と言いますか、在り方の問題ですので、ご本人がそうといえばそれがすべて。
専業主婦になりたいという人もいれば、結婚や育児しながら働きたいという人もいる。これも生き方の多様性のひとつですよ。
ワーキングママにとっての仕事の意味
ワーキングママにとって、仕事をすることは、自分らしさを取り戻す時間を意味しているようなのです。
家庭では母であり主婦という役割を担っている状態。一方で仕事中は自分自身でいられる状態。そんなお話をワンオペ育児中のワーキングママに聞いたことがあります。
仕事をしているときは、自分らしく生きている時間なのですね。
ワーキングママの手を借りたいニッポン
社会的な視点で今度は考えてみましょう。下記の中小企業庁の統計調査を見てください。
今後の生産年齢人口は急激に下がっていきます。
〔1〕生産年齢人口の変化
我が国の生産年齢人口(15~64歳)は、1995年の約8,700万人をピークに減少に転じており、2015年には約7,700万人まで減少してきている(この間の減少は約1,000万人)。この傾向は将来にわたって継続すると見込まれ、2060年には約4,800万人と、2015年の約6割の水準まで減少すると推計されている
※引用:中小企業庁資料 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/h30/html/b2_1_2_1.html
上記のグラフの示すように、今の日本を客観的にとらえますと、働き手として猫の手も借りたい状態と言ってもいい。
ワーキングママさんたちの存在価値は計り知れません。
子どもは日本の未来をつくる担い手でもありますよね。その担い手を産み出してくれる存在でありつつ、自ら働いてくれるし、すごくないですか?
男性の2倍給料もらわなきゃですね(笑)
- ちょっとここで私の経験談。
私が以前働いていた会社は、小さな会社で地味でした。求人してもなかなか男性が入社してくれませんでした。
そこで現れた救世主がワーキングママさんたち。がっつり弊社を支えてくれた。
お勤めの会社を育休中だった友人の女性に手伝ってもらい、弊社の事務を効率化するシステムを作ってもらったこともありましたね。
働き手が集まらない会社にとって「神」でしたよ
いきいき働くワーキングママたちの特徴
いきいき働くワーキングママたちの特徴について解説します。どうやって両立しているのかわかりますよ。実践する秘訣は、「考え方」にあるようです。
(特徴1)「適当さ」を身につけている
いきいき働くワーキングママたちの特徴1つ目は、「適当さ」を身につけていることです。
「適当」といっても粗雑にという意味ではないです。「適当」の本来の意味は、ほどよくあてはまる状態のことを言います。
「仕事も子供も」は欲張りかと悩んでいた時期を通り過ぎた先に行き着く感覚。それが「適当さ」なのかもしれません。
下記の記事も参考になると思います。
▶真面目に頑張る人へ。適当さを取り入れ程よく頑張る成功の秘訣
(特徴2)使えるものは何でも使う
いきいき働くワーキングママたちの特徴2つ目は、使えるものは何でも使うことです。
ご主人でも親でも保育園でも・・・と、他人の手を借りていますね。
育児も仕事も自分のイメージ通り完璧に全てをこなすのは無理だとわかってくる。そこで使えるものは何でも使おうとマインドセットしている感じです。
(特徴3)粘り強さがある
いきいき働くワーキングママたちの特徴3つ目は、粘り強さがあることです。早い話がキモが座っている感じ。
子育てを通じて精神が鍛えられるようで、粘り強さを持っています。抱えているものを持つ強さなのかもしれません。
下記の記事も参考にどうぞ。
パートナーにより自由度が異なる現実
私の運営している女性塾は運営を始めてから10年以上経っていますので、現役生のときは独身であった女性が、その後結婚⇒出産⇒育児の道を歩む姿を多々見る機会がありました。
そこで知り得た事実をお話すると、パートナーとなった男性により、働く状況に差が出ています。
- 家事・育児に協力的か?
- 妻が働くことに賛成か否か?
- 感謝を口にしているか?
以上によって時間的にも精神的にも差が出る印象です。
「仕事も子供も」は欲張りなのかという問題に悩む女性は、パートナーの存在が大きく関わっている印象です。
協力的&賛成のパートナーをお持ちの方は、のびのび仕事をされている人も多いですね。
但し、家事負担が女性の方が多く、不満を持つ女性も多いけど…。
まだまだ問題山積みではありますが、少なくともこれからの時代、家事や育児に参加する条件の男性がモテる時代になりそうですよ。
子供のいない女性も胸を張って働こう
最近は、結婚しない女性や子供をつくらない女性も増えていますよね。
自分の人生をもっと楽しみたいという人や、子供を生むことに価値を感じない人もいるでしょう。
自分らしく生きるためには、自分の価値観に従う生き方が必要不可欠。
何も後ろめたいものはないですし、胸を張って働いて欲しいなぁと思います。
できるワーキングママが持つ信念
できるワーキングママは「何が自分にとって一番大切か」の優先順位を決めていますね。
バリバリ働くワーキングママさんに一度、相談を受けたことがあります。会社からも今後を期待され、かなり重責な仕事を任されそうな状況になったと言うのです。
ご本人的には「家庭が一番大事」と決めていて、そこまで仕事に尽くす気持ちはない人でした。
彼女はその旨を会社側に伝え、今も仕事をバリバリ続けています。
ご自身が最も大切にしたいものは何かを理解すると、ブレずに働くことができる例ですね。
何にしても、これからの時代に女性が働くことは重宝されますし、無理のない範囲で仕事を楽しむことをおすすめします。
自分の見つめ直し完全マニュアル
「仕事も子供も」は欲張り?と考え始めた人たちは、次のキャリアの方向性を見つめ直すいいタイミングでもあります。
今後どうしようか考える時間が長くなりますからね。これまで2000人以上の女性を指導し、見つめ直すポイントが判明しました。
ご紹介する「自分の見つめ直し完全マニュアル」にて網羅しています。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
但し、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
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私との直接のやりとりもできますよ
「これから自分に何ができるか専門家のサポートを受けながら実行したい」と感じている人は、こちらの受講からスタートしてみるのも一つの方法です。
ただ、私も既に契約しているクライアントの仕事を最優先しているため、いつまで開催を続けるかわかりません。募集を終了していたらごめんないさいね。
それでは仕事と育児を両立して幸せな人生をお過ごしくださいね。
ではまた。
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