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「頭では分かってるけど心がついていかない」主な原因と克服法

「頭では分かってるけど心がついていかない」主な原因と克服法|行動にできない問題を解決します

頭では分かってるけど心がついていかない人
頭では分かってるけど体がついていかないし、行動できないです。その原因は?
克服する方法も知りたいな。

そんな疑問に答えます。

頭ではわかってるけど心がついていかない。行動できない…。 誰しも一度は経験あるのではないでしょうか。

その気持ちもよくわかります。

私自身もかつて、家業の仕事で「やらねばならない」という頭の声と、「本当は違うことがしたい」という心の声のギャップに、26年間も苦しんできた経験があるからです。

でも、安心してください。

この状態は、決して意志が弱いからでも、ダメな人間だからでもありません。

そこには、人間の脳や心に備わっている「ある仕組み」が深く関わっているのです。

そこで本記事では、「頭では分かってるけど心がついていかない」状態に陥る本当の原因や、克服する方法を解説します。

2000人以上の女性の生き方やキャリアを支援してきた専門家としての知識や経験と、私自身の体験に基づいた内容です。

動けない自分を責めるのは、もう終わりにしましょう。 

からまった頭と心の糸を、いっしょにほどいていきましょうね。

追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。

  • 記事を書いている人の専門性と実績

経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。

専門:
頭でわかっていても心が追いつかない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。

メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)

本記事の筆者:浅野ヨシオの詳細プロフィールはこちら

「頭では分かってるけど心がついていかない」とは?

「頭では分かってるけど心がついていかない」とは?

「頭では分かってるけど心がついていかない」とは、本当はやらなければいけないことが分かっていても、行動に移せない状態を指します。

例えば、ダイエットをしなければならないと分かっているけど、つい食べ過ぎる、仕事の締め切りが迫っているけど、やる気が出ない、などが挙げられます。

実際の状態を把握することから始めましょう。以下の簡単な診断ツールで、ご自身の状況をチェックしてみてください。

✧ 自分の心がついていかない度チェック ✧
当てはまる項目にチェックを入れてください。正直に答えることで、より正確な診断結果が得られます。












この診断結果を念頭に置きながら、以降で説明する原因と対処法を読み進めていただくと、より効果的に状況を改善できるでしょう。

心がついていかない5つの原因

心がついていかない主な原因

「頭では分かってるけど心がついていかない」状態になぜ陥るのでしょうか?

心がついていかない理由は人それぞれ異なりますが、主に脳や心の仕組みが深く関わっています。冒頭でお伝えしたように、決して意志が弱いからではないのでご安心くださいね。

ここでは主な5つの原因について説明していきます

本心はやりたくない

心がついてこない原因の1つ目は、本当はその行動をやりたくない、という心の声を無視しているからです。

たとえば、頭で「運動すべきだ」と思っていても、心では「でも楽に過ごしたい」と感じている場合、行動に移すのは難しいものですよね。

頭が考える「〜すべき」「〜ねばならない」という理屈と、心が感じる「〜したい」「〜したくない」という本音がケンカをしている状態です。

現状維持バイアスによる

心がついてこない原因の2つ目は、脳に備わっている「現状維持バイアス」によるものです。

これは、人が無意識に今の状態を保とうとする心理的な作用のこと。

例えば、新しいスポーツジムに通おうと思っても、「通うのが面倒だな」「新しいことを覚えるのは大変そう…」と、つい「今のままでもいいか」と考えてしまう。これが現状維持バイアスです。

そして、この背景には「ホメオスタシス(恒常性)」という、生物としての本能が関わっています。

ホメオスタシスとは、体温を一定に保つのと同じように、環境の変化から身を守ろうとする機能です。脳にとっては「変化=危険」。「いつもの生活が乱れるかもしれない!」と警戒し、新しい行動にブレーキをかけるのです。

つまり、動けないのは脳の安全装置が正常に働いている証拠なんですよ。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

動けないのは脳の安全装置が正常に働いている証拠なんですよ

過去の失敗の経験による

心がついてこない原因の3つ目は、過去の失敗経験によるものです。

過去に失敗した経験が心に残っていると、同じ失敗を繰り返さないように、心は警戒します。そして行動にブレーキをかけてしまう。

たとえば、以前に担当した業務が思うように進まず、失敗した経験があるとしましょう。

今回、新たに重要な業務を任されたとき、頭の中では「このチャンスを活かして、今度こそ成功させたい」と考えるかもしれません。

しかし、本心は「今度もうまくいかなかったらどうしよう?」と警戒し、行動をとるのを躊躇するみたいなことが起こりうる。

この警戒心は心が自分自身を守ろうとしているサインです。心は再び失敗し、傷つくことを避けたいと思っているんです。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

防衛本能ですよね。意志の問題だけじゃないのですよ

やってはいけないという思い込み

心がついてこない原因の4つ目は、「やってはいけない」と思い込んでしまうこと(メンタルブロック)によるものです。これは、子供の頃からの親からの教えや、社会の価値観が大きく影響しています。

たとえば、小さい頃に「わがままを言ってはいけません」「周りに合わせなさい」と教えられて育ったとします。すると、「自分の気持ちを優先してはいけない」という思い込みが心に深く刻まれてしまいます。

大人になって、「自分の意見を主張することが必要だ」と頭では分かっていても、心の奥底にある「やってはいけない」というブレーキがかかり、行動できなくなってしまうのです。

「完璧にやらねば」という思い込み

心がついてこない原因の5つ目は、真面目な人ほど陥りやすい完璧主義です。

「失敗してはいけない」「やるからには完璧な成果を出さなければ」。そんな思いが強すぎると、最初の一歩のハードルがエベレストのように高くなってしまいます。

「まだ準備が足りない」「もっと情報を集めてからでないと動けない」と、準備ばかりに時間を使ってしまい、肝心の行動に移せなくなってしまう。

完璧を目指すこと自体は悪いことではありません。でもそれが行動のじゃまをする重りになっているとしたら、少し考え方を変える必要がありますよね。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

以下に、頭では分かってるけど心がついていかない状態に陥る主な原因をまとめます。

主な原因 簡単な解説
本心はやりたくない 頭の「〜すべき」と、心の「〜したくない」が喧嘩をしている。
脳の安全装置(ホメオスタシス) 変化を「危険」とみなし、脳が現状を維持しようとブレーキをかける。
過去の失敗の経験による 同じ失敗を繰り返さないよう、心が過剰に警戒して体がすくむ。
やってはいけないという思い込み 幼少期の教えなどが「メンタルブロック」となり、行動を制限する。
「完璧にやらねば」という思い込み 失敗を恐れるあまり、行動のハードルを上げすぎて動けなくなる。
うーん
うーん
根深い原因が潜んでいるのですねぇ。克服するにはどうしたらいいの?

心がついていかない状態を克服する方法

心がついていかない状態を克服する方法

次は「どうすれば心がついていかない状態から抜け出せるのか」、具体的な克服方法を解説します。

大切なのは、いきなり大きく変わろうとしないこと。脳の安全装置(ホメオスタシス)を刺激しないよう、小さな一歩から始めるのがコツです。

自分の本当の感情に気づくこと

心がついていかない状態を克服する第一歩としては、どんな感情が自分を動かせないようにしているのか、それを理解することが大切です。

たとえば、婚活にチャレンジしようと思ってはいるものの、なかなか体が動かない状況に陥ったとします。「結婚したら自由に動けなくなるかもしれない。仕事を辞めねばならなくなるかも」と、本心では思っているかもしれませんね。

そこで大事なことは、本心をきちんと理解し、認めてあげることです。そうすることで「どうすればその状態を変えられるだろう?」と、具体策を考えられるようになります。

今感じているモヤモヤをそのまま書き出してみましょう。「不安」「面倒くさい」「やりたくない」。汚い言葉でも構いません。自分の感情を客観的に見るだけでも、心が少し軽くなります。

本当の感情をきちんと理解し、認めてあげることは、心がついていかない状態を突破するために大切なことですよ。

ご自身の本当の感情(本心)がわかりにくくなっている方は、自分の本心を知る10の方法【本音がわからない人の特徴と原因】を参考にどうぞ。

自己受容を実践する

心がついていかない状態を克服する方法の2つ目は、自己受容を実践すること。

自己受容とは、できない自分、ダメな自分も含めて「それが今の私」と受け入れることです。これができると自己否定が減り、行動するエネルギーが湧いてきますよ。

完璧にできなかったときや、ついダラダラしてしまったときに、自分を責める代わりに「ま、いっか。今日はそんな日もある」と口に出して言ってみてください。この言葉が、心の緊張を解きほぐす魔法の呪文になります。

そのほか、自己受容の詳しい実践方法については、自己受容により自己肯定感を高める方法|今すぐできる7ステップに書いてますので、参考にどうぞ、

思考ブロックを外す

心がついていかない状態を克服する方法の3つ目は、思考ブロックを外すこと。

過去の失敗や「やってはいけない」「自分にできない」という思考があるなら、それらのブロックを外すことが必要。

自分の思考を柔軟にすることで、新しい行動をとれるようになります。

思考のブロックを外すには、思い込みに気づき(気づき)、原因を掘り下げ(理解)、できた体験と強みに焦点を戻す(再定義)こと。

具体的な方法については、以下に詳しく書きました。気になる人は参考にするといいでしょう。

思考ブロックの解除方法10選|「自分にはできない」の克服【メンタルブロックの外し方を徹底解説】

小さな目標を立てる

心がついていかない状態を克服する方法の4つ目は、脳が変化だと気づかないくらい小さな目標(スモールステップ)を立てることです。

いきなり大きな目標(例えば「転職する」など)を立てると、脳は抵抗します。高くジャンプするための助走だと思って、ハードルを極限まで下げましょう。

  • ダイエットなら → 「今日のご飯を一口分だけ減らす」
  • 英語学習なら → 「テキストを1日1回だけ開いて眺める」

「そんなのでいいの?」と思うかもしれませんね。しかし、この小ささこそが重要なポイント

一度行動を始めると、脳の「作業興奮」という仕組みが働きます。やっているうちに自然とやる気が出て、行動が続きやすくなります。小さな一歩が、やがて大きな変化へとつながっていくのです。

信頼できる人に伴走してもらう

心がついていかない状態を克服する方法の5つ目は、信頼できる人に伴走してもらうことです。

ここまで読んで、「一人でやるのは難しそう…」と感じた方もいるかもしれませんね。心がついていかない状態を一人で克服するのは、思いのほかハードルが高いものです。

そんなときは、信頼できる友人や家族、あるいは専門家のサポートを受けることで、安心して一歩を踏み出すことができます。

私の主宰する「浅野塾」でも、受講生一人ひとりに寄り添い、その人のペースに合わせて行動変容をサポートしています。誰かに見守られているという安心感は、何よりの推進力になりますよ。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

「頭では分かってるけど心がついていかない」状態を克服する方法の要点をまとめると以下のとおりです。心から納得して行動に移せるようになっていきます。

方法 具体的なアクション例
自分の本当の感情に気づくこと モヤモヤした感情をノートに書き出してみる。
自己受容を実践する できなかった時に「ま、いっか」と口に出して言う。
思考ブロックを外す あえて小さな失敗(例:返信を遅らせる)をしてみる。
小さな目標を立てる 「1分だけ眺める」「着替えるだけ」などハードルを下げる。
信頼できる人に伴走してもらう 友人や専門家に話を聞いてもらい、見守ってもらう。

心がついていかないを脱出した体験談

心がついていかないを脱出した体験談

この記事を書いている私も、頭では分かってるけど心がついていかない状態を経験したことがあります。

父親が会社の経営者であったこともあり、私自身も「立派な経営者にならねばならない」といつのころからか考えるようになっていました。

大学も経営学部に進んでいます。しかし実際のところ、大学ではほとんど勉強しませんでした。

社会に出てからも社員のマネジメントや経営に関することに興味も湧きません。

心がついてこないのです。

今ならわかるのですが、私の本心は『心の底からこの仕事が好きと言えることをしたい。自分らしく働きたい』というものでした。

「親の理想である息子にならねば」という感情が私自身を支配し、動けなかったのです。

実際、親元の仕事を離れ、当時のしがらみを断ち切り、自分でビジネスを立ち上げてからは、とても幸せで毎日楽しいです。

今の仕事を続けるためなら、厳しいことがあってもやり抜く自分がいます。頭よりも身体が動いている感じです。

  • はっきり言います。

自分の本心は、わかっているようでわかっていないものです。本心ではないのに本心と思い込んでいることもある。

私は本心に気づくのに、10年かかりました。この記事を書いたのは、私のように本心をすり替えてしまっている人に気づいて欲しいからです。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

親や周囲の影響を受けていない?

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

本当はどう在りたいの?

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

自分にウソをついてない?

そんな質問を自分に投げかけてみてください。即答できないのであれば、本心に気づいてない可能性があります。

もし、自分の本心がわからなくなっていたり、心がついてこないときは、自分力活用講座のような場も役立つはずです。

これは、私自身の体験と、2000人以上の生き方をガイドしてきた実績を基に作ったものです。

この気づきが、あなたの人生を変えるきっかけになることを願っています。

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「頭では分かってるけど心がついていかない」状態に陥っている人は、そもそも自分の理解が不十分であることが多いです。なぜなら、心が行動に追いつかない背景には、自分が本当に望んでいることや、自分の価値観が明確になっていないことがあるからです。

このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。

制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。

  • 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
  • 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
  • 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
  • やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
  • ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。

私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。

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浅野ヨシオ
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最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

頭と心のギャップに悩む日々は誰にでもあるものです。

そんな時期を経て、私も少しずつ前に進んでいきました。本心と向き合う時間を大切にしながら、小さな一歩を積み重ねていく。

この記事を読んでくれた方と、いつの日か笑顔で語り合える日を楽しみに思いながら、心を込めて記事を書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございます。

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

この記事を書いている人

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数

◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数

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