生き方

「考えすぎて行動できない」原因とその解決法|今すぐ試したいバランスを取る7つの方法

「考えすぎて行動できない」原因とその解決法|今すぐ試したいバランスを取る7つの方法「考えすぎて行動できない」という状態に、日常生活や仕事の中で直面することはありませんか?

そのような経験をお持ちの方は多いと思います。

全く考えずに行動するのも問題ですが、考えすぎると行動に移すタイミングを逃し、せっかくのチャンスを失うこともありますよね。

このような考えすぎる状態は、過去の苦い経験や完璧主義など、さまざまな要因から生じることがあります。

この記事では、「考えすぎて行動できない」原因に焦点を当て、その改善策とともに、考えることと行動することの理想的なバランスを取るための7つの方法についても紹介していきます。

「考える・行動する」の向き合う事柄の難易度に応じた3つの理想バランスも公開しているので、ぜひ最後までお読みくださいね。

  • この記事の信頼性
    ※読み飛ばしOKです

この記事を書いている私は、10年以上かけて、個性を強みに変えるアプローチを開発し、一般的な自己分析を超えて本質的なキャリアの方向性を指南してきました。

考えすぎてしまう人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。

日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。

私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。


詳しい私のことはこちらです

考えてばかりで行動できない人の4つの思考

考えてばかりで行動できない人の4つの思考「考えすぎて行動できない」人たちは、どのような思考パターンがもとになり行動が遅れてしまうのでしょうか。

主に4パターンあります。

1.完璧主義

考えすぎてしまう人の思考パターンの1つ目は、「完璧主義」です。

完璧主義者は、すべてを完璧にしようとするあまり、一つ一つの行動に対して過剰に慎重になりがちです。

ミスを恐れて、何度も見直しをするため、行動に移すのが遅れますね。

2.リスクを極度に恐れる

思考パターンの2つ目は、「リスク回避思考」です。リスクを避けたいという強い思いがあるため、行動する前にあらゆるリスクを考えすぎてしまいます。

その結果、リスクがゼロになるまで待とうとして、なかなか行動に移れません。

3.分析麻痺

思考パターンの3つ目は、「分析麻痺」です。詳細な情報収集や分析に時間をかけすぎてしまい、どの選択肢が適切かを決めかねてしまいます。

これを「分析麻痺」と呼び、情報が多すぎるために決断ができない状態を指します。今は情報をつかみやすい時代なので、この思考パターンに陥りがちです。

4.ネガティブな思考

思考パターンの4つ目は、「ネガティブな思考」です。物事を悪い方に考えてしまいます。

そのため行動することに対して不安や恐怖を感じ、足がすくんでしまう状態が続きます。

うーん
うーん
私、どれも微妙に当てはまります。原因を知りたいわ。
浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

環境による外的なものと、精神的な内的なものがありますよ。

「考えすぎる」よくある原因

「考えすぎる」よくある原因次に、行動が遅れるもとになる「考えすぎる原因」についても深堀りします。

理解すると、適切な対策をするためのヒントをつかめます。

過去の失敗経験の痛み

過去に経験した失敗がトラウマとなり、同じ失敗を繰り返したくないという思いから、行動することに対して慎重になります。

自己効力感の低さ

自己効力感(自分はできると思い込む感覚)が低く、自分の能力や成功する力を信じられないため、行動する前に「どうせうまくいかないだろう」と思い込んでしまいます。

「完璧主義」教育の環境

子どもの頃から完璧な行動を求められる環境で育った場合、失敗が許されないというプレッシャーから、行動する前に十分な準備をしようとする傾向が強くなります。

情報が多すぎる

インターネットやメディアから得られる情報が多すぎて、どの情報が正しいのか判断できず、行動に移すことが難しくなります。

社会的なプレッシャー

周囲からの期待や評価を気にするあまり、自分の行動がどう受け取られるかを過度に気にしてしまいます。これが行動を起こすハードルを高くします。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

誰でも「考えすぎ」は起こりうることなんですよ。

考えることと、行動することのバランスの取り方を教えてください。

バランスを取るための7つの方法

バランスを取るための7つの方法考えることと行動することの理想的なバランスを取る方法を解説します。

短時間で深く考え、直ちに行動に移すにはどうしたらいいのかわかりますよ。

1.ベイビーステップを意識する

1.ベイビーステップを意識する行動するときのハードルが高ければ、躊躇するのは普通です。そこで、ベイビーステップ(小さな一歩という意味です)を意識しましょう。

たとえば、「転職をする」という行動はハードルが高いですが、「今日中に転職エージェントに資料請求する」ならすぐに行動できそうですよね。

このようにすぐに行動できるレベルまで、ハードルを下げて行動を促します。

2.ステップバイステップを書き出す

2.ステップバイステップを書き出す階段を登るかのように、実際に行動に移すためのアクションプランを考えましょう。ゴールまでの道筋が見えてくるため、行動するハードルが下がります。

たとえば「転職をする」ならば、

友人や知人に相談する⇒経験者の話を聞く⇒クリアしなければならない問題を書き出す⇒問題に対処する方法を考える自己分析する⇒転職エージェントに相談する・・・

というようにです。

このように細かく行動ステップを刻むことで、行動しやすくなりますよ。

3.「失敗」の捉え方を考え直す

3.「失敗」の捉え方を考え直す「失敗は悪いこと。不幸なこと」と、もしも捉えているのであれば、新しい視点をもとに考え直してみましょう。

たとえば、

  • 失敗は成長するチャンスである。
  • あきらめなければ失敗ではなく、成功の中継地点でしかない。
  • 「とりあえずやってみる」とは、失敗してもOKという免罪符である。
  • 失敗は新しいアプローチを試すためのフィードバックである。
  • 失敗は自分の強みと弱みを知るための手段である。
  • 失敗は成功へのステップであり、避けられない過程である。
  • 失敗は次回に向けての改善点を示してくれる。
  • 失敗は勇気を持って挑戦した証である。
  • 失敗はクリエイティブな解決策を生み出す機会である。
  • 失敗は経験を積むことで自分をより強くするもの。

以上のように、「失敗」というものは、捉え方ひとつでポジティブな経験に変わるもの。

自分にとって納得感のある失敗の捉え方を考えてみましょう。

4. 自分を許す

4. 自分を許す失敗している自分を許せないと、考えすぎて行動できない人になりがちです。逆にいえば、自分を許せれば考えすぎずに行動できるようになるでしょう。

もしも、「自分を許すことは甘い考え」と捉えているとするなら、それは違いますよ。ノーミスで一生を終える完璧な人はこの世にいませんから。

仮にうまくいかなかったときも、自分を責めずに前向きに考えることが大切。自分を許せると行動を続けるモチベーションが保てます。

自分を許す方法|自分を許せない人に伝えたい究極の自己肯定法【自分を許すとは?それが難しい理由

5. サポートを求める

5. サポートを求める考えすぎてしまう人は、他人の力を積極的に活用することが大切です。

誰かに話すことで新しい視点を得られたり、励ましを受けたりすることで、行動に移す力が湧いてきます。

サポートを受けるのは、自分の弱さを示すものではありませんよ。それはむしろ、強さと本気さの現れですから。

恥ずかしいことはまったくありません。友人や家族、知人、そして専門家のサポートを求めてみましょう。

サポートを受けることで、行動する勇気と力が生まれます。

6. 結果よりも過程を楽しむ

6. 結果よりも過程を楽しむ考えすぎてしまう人は、結果にこだわりすぎていることが多いです。そんな時は、「過程」に注目することを心がけましょう。

行動すること自体を楽しむことが大切。結果がすぐに出ないこともありますが、その過程で学ぶことや発見することがたくさんあるはずです。

行動の中で感じる小さな喜びや驚きを見つけることで、よりポジティブな気持ちで進めることができますよ。

「楽しむなんて無理」と思う人もいるかもしれませんが、これも行動を促すセルフコントロールのひとつ。考えすぎを防ぐ一つの方法と考えればいいでしょう。

7. 自分のペースを絶対視する

7. 自分のペースを絶対視する考えすぎる人は、ついつい周りと自分を比べてしまいがちです。そのような人こそ自分のペースを絶対視しましょう。

気づきにくいですが、他人とは能力の差だけでなく、経験や環境、状況なども異なります。そのため、比べようがないのです。

自分のペースを絶対視することで、ストレスを感じずに前進できます。

周りと比べることなく、自分に合った速度で進むことが、最も自然で持続可能な方法ですよ。

考える・行動する3つの理想バランス

考える・行動する3つの理想バランス考えることと行動することの理想的なバランスについて補足の解説をします。

全体の時間の30%を情報収集や計画を練る時間(考える時間)に割き、残りの70%行動とその結果の反省に使うことを目安にするといいでしょう。

ただ、この比率は状況や目的により変わる可能性があります。

たとえば、転職など複雑でリスクの高いものについては、情報収集や計画を練る時間の比率が高くなる。

一般的には、情報集めや計画の段階では「考える」ことが重要であり、その後の行動の始まりや評価の段階では「行動する」ことが重要になります。具体的な比率の例は以下を参考にしてくださいね。

種類 考える時間 行動する時間
日常的なこと メール返信、買い物、簡単な家事など 20% 80%
中程度の複雑さのこと イベントの準備、簡単なホームページ作成、短期で終わる仕事など 30% 70%
リスクの高いことや複雑なこと 転職、結婚、起業 50% 50%

これらの例をもとに、状況や目的に応じて「考える」時間と「行動する」時間のバランスを調整すれば、効果的に物事を進めることができますよ。

【結論】行動しながら考えよう

【結論】行動しながら考えよう私は起業するまでの10年間を、じっくり考える時間にあてました。

しかし、それを考えすぎだとは思っていません。むしろ、覚悟を決めるために必要な時間でした。それほど重要な問題でしたからね。

父が創業した会社で生涯働くか、自分で事業を起こすか、悩み抜きました。

しかし、ただ考えていただけではありません。行動しながら考えたのです。

自分と妻を食わせる力をつけなければ、自分で事業を起こす選択肢はありませんからね。

前職での仕事を続けながら、今の仕事につながるスキルと経験を積みました。さらに、投資も学び、選択肢を広げた。

もしも考えすぎるのならば、「今できることをやり尽くす」と考えた方がいいですよ。多くの問題は、頭で考えているだけでは答えが出ないと気づきます。

結論として、「始める前に答えはない。前に進みながら探すもの」ですよ。

この記事が参考になれば幸いです。

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それでは考えすぎを卒業して新しいことにどんどん挑戦しましょう!

以上となります。

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