必要以上に心配したり、不要な不安を抱えたりする「考えすぎる性格」は、ときには私たちの幸福感に大きく影響を及ぼすことがあります。
この記事では、考えすぎる性格を効果的に解消するための10の方法を紹介します。さらに、心配性に陥る原因や、その特徴についても詳しく解説します。
「もしも」や「何か悪いことが起こるかもしれない」という思考に囚われがちであるなら、この記事に書いてある解消法は、より穏やかで充実した生活へ向かうための第一歩となります。
役立つツールも紹介していますので、最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
考えすぎる性格の人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
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考えすぎてしまう心理とその原因
そもそもなぜ考えすぎてしまうのでしょうか?その深層心理にある原因をいくつか紹介します。その性格を改善するヒントになりますよ。
予期せぬ出来事への不安
考えすぎる原因の1つ目は、予期せぬ出来事への不安です。
たとえば、仕事の変化、健康の問題、老後の生活など、予測できないことに対するさまざまなシナリオを頭の中で繰り返し考えてしまうなど。
特に、自分の力ではどうにもできない状況にぶつかったとき、この種の不安は強く感じられがち。
これは、不測の事態への対処方法を探ろうとしようとする心理が、考えすぎる状態を引き起こすのです。
完璧主義の性格によるもの
考えすぎる原因の2つ目は、完璧主義の性格によるものです。
自分自身に厳しい基準を設け、その基準に達しないと不安を感じてしまい、細部にわたって何度も考えを巡らせます。
この性格は、小さなミスも許せないというプレッシャーを自分にかけることにより、考えすぎてしまうのですね。
過去の失敗経験
考えすぎる原因の3つ目は、過去の失敗経験によるもの。
同じ過ちを繰り返さないようにと過剰なまでに慎重になります。
この過去の失敗経験は、これからの行動を決断するときに恐怖感が生まれ、不必要に考えすぎる原因になりますね。
情報が多すぎる
考えすぎる原因の4つ目は、情報が多すぎることです。
たとえば、インターネットやSNSなど、膨大な量の情報に触れると、どの情報を優先するべきなのか、何が正しいのかを決めかねてしまいます。
情報が多すぎると、選択肢を絞り込むことがむずかしくなり、決断する前に考えすぎてしまう原因となります。
他人との比較による
考えすぎる原因の5つ目は、他人との比較によるものです。
他人と自分と比較し、他人がうまくいっているのを見て「自分はダメだ」と感じ、自分の評価を下げたり、自信をなくしたりします。
すると、余計なことを心配したり、考えすぎたりするようになってしまいます。
自己肯定感の低さ
考えすぎる原因の6つ目は、自己肯定感の低さです。自分の価値や能力を低く見積もってしまい、常に自分の選択や行動に疑問を持ちがちです。
この自己肯定感の低さは、不安や恐怖の呼び水になり、考えすぎてしまうようになります。
- 考えすぎてしまう心理とその原因
- 予期せぬ出来事への不安
- 完璧主義の性格によるもの
- 過去の失敗経験
- 情報が多すぎる
- 他人との比較による
- 自己肯定感の低さ
考えすぎる人によくある特徴
考えすぎる人には、特定の行動や心理的特徴がよく見られます。ここでは、そのよくある特徴を簡単にわかりやすく解説します。
改善策を考えるために大事なことなので、自分に当てはまるところはないかチェックしながらお読みくださいね。
考えることが好き
考えすぎる人の特徴の1つ目は、何でも深く考えることが好きな点です。
友人との単純な会話や出来事でも、その意味や背後にある理由をじっくりと考え込んでしまうようなタイプですね。
この特徴が顕著に現れる人は、よく以下のような行動パターンを見せます。
感性が豊か
考えすぎる人の特徴の2つ目は、感性が豊かであることです。小さなことにも心を動かされやすく、美術品や音楽、自然の美しさに深く感動することがあります。
しかし、この敏感さが、些細な心配事の原因になることもあります。
この特徴を持つ人は、以下のように感じることが多いです。
傷つきやすい
考えすぎる人の特徴の3つ目は、傷つきやすいことです。
人からの批判や否定的なコメントを深刻に受け止め、それが自分の価値に直結すると感じやすい。
この特徴を持つ人は、以下のような反応を示しやすいですね:
未来の心配
考えすぎる人の特徴の4つ目は、未来の心配を常にしていることです。
これから起こりうる事態に対する不安が強く、その結果を想像しては心配する傾向があります。
この特徴がある人は、以下のように感じます:
自分を厳しく見る
考えすぎる人の特徴の5つ目は、自分自身に対して非常に厳しいことです。
自分の行動や決断を常に疑い、自分が取るべきでなかった選択だったと後悔することがあります。
この特徴を持つ人は、以下のような思いを抱きがちです:
考えすぎる性格を直すための10の解消法
考えすぎる性格を直すための効果的な解消方法を解説します。
これら10の方法を試し、自分に合った解消法を見つけていくことが、考えすぎる性格を直すポイントになります。
それぞれの方法には、具体的な理由と効果があり、実践を通じて自分と向き合うことで改善していくことが可能になりますよ。
お試しくださいね。
一日の終わりに思考日記をつける
考えすぎる性格の解消方法の1つ目は、一日の終わりに思考日記をつけること。
一日の出来事を書き留めると、どれが考えすぎていたのか、どれが適切だったかを区別できる。
思考日記は、自分自身の考え方のパターンを理解し、必要のない考えを手放す手助けになります。
人に話して思考を整理する
考えすぎる性格の解消方法の2番目は、人に話して思考を整理することです。
友人に最近悩んでいることを話したときに、「それは考えすぎだよ」と指摘してもらった経験がありませんか?
人に話して思考を整理すると、自分では気づけない思考のクセやパターンがわかり、改善のヒントを得られます。
「ダメ元」を覚える
考えすぎる性格の解消方法の3番目は、「ダメ元」を覚えることです。
「ダメ元」とは、「失敗しても元の状態に戻るだけだから、試してみる価値はある」という考え方です。
多くの場合、失敗したとしても想像していたほどの損害はなく、この精神は特に、行動を躊躇してしまうときに力を発揮します。
この思考があれば、「とりあえずやってみよう」という気持ちになりやすく、新たな経験や発見につながります。
ダメ元に関する詳しい解説は、下記に具体的に書いてます。
▶ダメ元の意味とやってみる価値|成功者は知っているダメ元精神を覚えないと人生を損する話
自己肯定感を高める
考えすぎる性格の解消方法の4番目は、自己肯定感を高めることです。
自己肯定感を効果的に高めるには、自分の成功体験を思い出したり、過去の実績を振り返ることで、自分の価値を再確認することです。
このときにやっかいなのは、成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
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但し、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
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時間を区切って悩む
考えすぎる性格の解消方法の5番目は、時間を区切って悩むことです。
たとえば、「悩み時間」として毎日15分だけ自分の心配事について考え、それ以外の時間は意識的に悩まないようにする。すると心の負担が軽くなります。
悩みをコントロールすることで、考えすぎる時間を効果的に管理できるのです。
心の声に従ってみる
考えすぎる性格の解消方法の6番目は、心の声に従ってみることです。
心の声は、自分の深層心理からの直感的なメッセージであり、本心と直接つながっています。
理論や過去の経験だけに頼るのではなく、この内なる声を聴くことで、自分自身の真の願いや必要性に気づくことができます。
心の声に従うことは、特に重要な決断を迫られた時や、自分自身が何を本当に望んでいるのか不確かな場面で力を発揮します。
より詳しい解説は、以下に書いてます。
▶自分の心の声に従うと人生はうまくいく|頭に従うと9割後悔する理由【本心に従う生き方
なんとかなる精神を磨く
考えすぎる性格の解消方法の7番目は、なんとかなる精神を磨くことです。
たとえば、過去になんとかなった経験を書き出すと、考えすぎて不安になっている自分を癒やす効果があります。
また、「不安の96%は起きない」というある研究チームの分析結果もあり、本当に大抵のことはなんとかなってしまうのです。
詳しい解説は以下に書いてます。
▶なんとかなる精神の育て方|考えても解決しないことに挑む秘訣【失敗を怖がらない人生】
適切な休息を取る
考えすぎる性格の解消方法の8番目は、適切な休息を取ることです。
たとえば、質の良い睡眠やリラクゼーションの時間を確保することは、心身のバランスを保ち、過剰な思考を抑えるのに役立ちます。
質の良い睡眠をとるためのおすすめなアプリは、「熟睡アラーム」です。睡眠の質を可視化できますし、目覚めのいいタイミングで目覚ましアラームを鳴らす機能もついてます。
休息は考えすぎる性格を和らげるための基本的な要素ですよ。
専門家の助けを求める
考えすぎる性格の解消方法の9番目は、専門家の助けを求めることです。
私の運営する塾では、キャリアや個人的な成長を目指す人々に向けて、専門的なアドバイスや指導を提供します。
これには、過去の成功事例や具体的な戦略が含まれ、受講者が自分の考えすぎる傾向を理解し、それを減らすための具体的な方法を学ぶことができます。
専門家の指導は、自分一人での解決が難しい問題に対して新たな視角を提供し、実践的な解決策を見つけ出すための有効な手段です。
考えるより行動する人と過ごす
考えすぎる性格の解消方法の10番目は、考えるより行動する人と過ごすこと。
たとえば、新しい勉強や趣味の活動に挑戦するときに、行動志向の友人と一緒に参加することで、新たな挑戦に対する不安や迷いを減らし、より積極的に取り組むことが可能になります。
また、行動を通じて得られる即時のフィードバックや成果は、考えすぎるときに見落としがちな、行動する価値や楽しさを再認識させてくれます。
行動志向の人との交流を通じて、考えすぎることのデメリットを実感し、行動の重要性を体感することで、考える時間と行動する時間のバランスをより良いものに調整することができます。
考えすぎる人におすすめのパートナー
考えすぎる性格の人におすすめのパートナーは、あまり考えずに動くタイプの人や楽観的な人。
- 簡単に言えば自分と逆タイプの人。
お互いの強みを活かせるメリットがある。
この記事を書いている私も考えすぎる性格です。カミさんの真逆な性格に救われてますよ。
講師になるときも、出版するときも、起業するときも…。考えすぎて動けなかった私の背中を押してくれましたね。
考えすぎる性格のメリット
考えすぎる性格にもメリットがある。
- 失敗が減る
- 無茶をしなくなる
- 他の人に気づけないことに気づける
- 嫌われにくくなる
などあれこれありますよ。
「考えすぎる」と言うと聞こえが悪いですが、『深く慎重に考える人』でもありますからね。
【結論】考えすぎる性格は強みに化ける
まとめになりますが、考えすぎる性格は決して悪いものではありません。
使い方によっては自分の強みにもなる。
少し考え方を見直すだけでいいのです。自信を持って楽しんじゃいましょう。
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考えすぎる性格の人は、優れた能力や価値が潜んでいても、転職や起業する際の障壁になります。残念な人が非常に多い事実があります。
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この記事を通じて考える時間と行動するタイミングのバランスをとり、人生をお楽しみくださいね。
以上となります。
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