日本の企業は独特で、「会社にいるだけで疲れる」と感じる会社員が少なくありません。
特に、個性の強い人やマイペースな人は、この環境で疲労やストレスを感じやすくなります。
この記事では、会社員がぶつかる、仕事のストレスや疲労の主な5つの原因と、それらを根本から解消する方法を解説。
実践することで、「疲れた」と感じる日々に別れを告げることができるでしょう。何から始めたらいいのか、そのヒントをつかめます。
ご自身の将来に関わることでもあるので、ぜひ最後までお読みくださいね。
会社員が「疲れた」と感じる5つの原因
多くの会社員が、「疲れた」という感覚にぶつかるのは、決して珍しいことではありません。
この疲れにいくつか共通の原因があります。
会社員が「疲れた」と感じる瞬間の背後にある主な原因を、探ってみましょう。
1. 長時間労働【働き過ぎ】
会社員が「疲れた」と感じる原因の1つ目は、働き過ぎによるものです。
ほとんどの会社員は、仕事の量を自分でコントロールできませんよね。与えられた仕事は、すべてやらねばならない前提になっている。
残業が続くと同時に、心身ともにストレスと疲労もたまる方程式ですね。
2. 人間関係のストレス
会社員が「疲れた」と感じる原因の2つ目は、人間関係のストレスです。
上司や同僚との微妙なバランスが、心をざわつかせ、「今日も疲れたなぁ」と感じさせる原因になります。
上司に怒られたり、嫌味を言われたり、同僚との意見の食い違いのときを思い浮かべると疲れを感じる瞬間をイメージできるでしょう。
3. 働くペースの調整がむずかしい
会社員が「疲れた」と感じる原因の3つ目は、働くペースの調整がむずかしいことです。
仕事量だけでなく、働くペースを自分でコントロールしづらいのが、会社員という立場の特徴かもしれません。
フレックスタイムが導入されている会社は、まだまだ少ないですし、多くの職場では、「9時から5時まで」という固定の労働時間に加えて、土日祝の休みが基本ですよね。
しかも、繁忙期には残業が増え、疲弊することも少なくありません。
さらに、会社が新規事業に乗り出すなど、業務のスピードを求められることもありますよね。
働くペースを常に会社に合わせなければならないのは、会社員の避けられない宿命。それが疲れの要因となる感じです。
4. 家庭やプライベートとの両立問題
会社員が「疲れた」と感じる原因の4つ目は、家庭やプライベートとの両立問題にあります。
昔から言われていることですが、仕事とプライベート、そのバランスを取るのはむずかしいもんですよね。
仕事が全てを占めてしまうと、心に余裕がなくなり、自分の時間を楽しむこともおぼつかなくなります。
その結果、どこか満たされない気持ちに陥り、疲れがどっと出る…。このパターンも多いです。
5. 報酬や評価の不満
会社員が「疲れた」と感じる原因の5つ目は、報酬や評価の不満によるものです。
期待していた評価や報酬が得られないとき、心のどこかで「なんのために…」という疑問が湧き、疲れにつながってしまうものです。
「会社員に疲れた」解消する10の方法
「会社員に疲れた」と感じたときに、対処するためには、仕事と私生活の両面へのアプローチが必要になります。
そこで、「会社員に疲れた」を解消するための10の方法をご紹介します。これらを実践することで、心身ともにリフレッシュできるはずですよ。
仕事の手順や環境の見直し
「会社員に疲れた」を解消する方法の1番目は、仕事の手順や環境の見直しをすることです。
ムダな工程とか改善すべき点が潜んでいるかもしれませんよ。それらを考える時間がもったいないと、同じやり方を繰り返していたとしたら…。
たとえば、優先順位を整理するだけでも、効率良く進むことがあります。
「手を抜きながら、生産力をアップしよう」とマインドセットするといい。より効率的に仕事を進めるための一歩と言えますね。
フィードバックを積極的に求めてみる
「会社員に疲れた」を解消する方法の2番目は、自分の仕事について、周りからの意見を聞いてみるのもうまい方法です。
上司や同僚との対話を通じて、自分の成長に繋がるヒントを見つけ出すことが可能です。
いきいきと仕事をしている人たちは、周りからのフィードバックを取り入れるのがとてもうまいです。共に働く人たちとのコミュニケーションの一貫と考えてはいかがでしょう?
より良い方向へと進むきっかけになりますよ。
趣味に没頭してみる時間を
「会社員に疲れた」を解消する方法の3番目は、趣味に没頭してみることです。
休日にゆっくり寝ていたくなる気持ちをぐっとこらえて、心が求めるものに没頭する時間をとってみること。
たとえば、絵を描くことや、楽器を演奏することがその一例ですね。
これらの活動によって、仕事のことを忘れ、自分だけの世界に没入することができる。こうした時間は、自分を再発見する機会にもなりまうし、活力をもたらしてくれますよ。
運動で心を軽く
「会社員に疲れた」を解消する方法の4番目は、運動で心を軽くすることです。
疲れているから休みたい気持ちも痛いほどわかりますよ。そんなにハードなことをする必要はありませんからご安心くださいね。
身体を動かすことで、心も軽くなる瞬間を体験したことがあるでしょう。社長さんが筋トレを好むのは、この作用をうまく利用しているのですよ。
つまり、適度な運動を通じて日々の疲れをかき消す感じです。この本はかなりおもしろいです。
新しい景色を見に旅行へ
「会社員に疲れた」を解消する方法の5番目は、新しい景色を見に旅行すること。
「旅行」と言ってもふらっと出かける感覚で出かける程度でいいのですよ。
新しい場所へ足を運ぶのも、心をリセットするのが狙いなので。日々の疲れから解放されるための一歩になります。
私も会社員のときは、毎週のように出かけていましたよ。(そうしないと心が持たなかったような気がする)
心に新鮮な空気を送り込み、日常生活に彩りを加えてくれます。
心地よい眠りを追求
「会社員に疲れた」を解消する方法の6番目は、心地よい眠りを追求してすることですね。
言うまでもありませんが、質の良い睡眠は、心と体の両方にとって重要。リラックスできる就寝前のルーティンや、心地よい寝室の環境作りを心がけて、ぐっすりと眠りにつく。
深い眠りから目覚めたときに感じる心の軽やかさは、新たな一日を迎えるための最高のスタートとなりますよね。深い眠りのツボは、遮音・遮光・姿勢ですかね。(あくまで私の感覚として)
私は、BOSEのSleepbuds II ワイヤレスイヤホンを使っています。(※メーカーは製造中止しているみたいです)
それからこのような「抱き枕」
さらにアイマスク(※100均で売ってます)
このような安眠グッズを、いろいろ試してみるといいですよ。睡眠の質が明らかにアップし、疲れの取れ方を体感できますよ。
大切な人との繋がりを深める
「会社員に疲れた」を解消する方法の7番目は、大切な人との繋がりを深めること。心の安らぎをもたらしてくれますからね。
心の負担が軽くなります。温かな人とのつながりは、疲れた心を優しく癒してくれるでしょう。
いっしょにいて心地よい人とだけの交流で十分ですよ。
デジタルデバイスから離れる
「会社員に疲れた」を解消する方法の8番目は、スマートフォンのようなデジタルデバイスから離れること。
あっという間に2〜3時間経つし、心がザワつくいらない情報まで入ってきますからね。
精神的な休息を得るための一つの方法です。たまにはスマホやパソコンを遠ざけ、ここまでに書いたことを実践する時間に充ててみましょう。
デジタルデトックスを実践することで、日常の疲れから解放されるきっかけを見つけることができます。
自然の中で過ごす癒しの時間を
「会社員に疲れた」を解消する方法の9番目は、自然の中で過ごす癒しの時間を持つことですね。
私たちも「ヒト」というひとつの動物ですからね。本能的にも自然の中で過ごす時間は、心に深い安らぎを与えてくれますよ。
たとえば、木々の緑に囲まれた公園での散歩や、静かな山道を歩くことで、心が穏やかになり、日々のストレスが和らぐものです。
しかも、お金がほとんどかかりません。
自然とのふれあいは、心身の健康を保つための素晴らしい方法の一つですね。
学びにでかける
「会社員に疲れた」を解消する方法の最後は、外に学びにでかけることです。
私も会社員の頃は、毎週のようにセミナーに出かけていましたよ。
お金をたくさん使いましたが、消費ではなく自己投資なので、その何倍ものリターンを得ました。
外に学びにでかけると、これまで出会うことがなかった職業の人たちや、さまざまな価値観や体験をしている人たちに出会えます。
この刺激が、自分の新しい道を切り開くきっかけになります。「会社員に疲れた」という気持ちになったときこそ、おすすめしますね。
会社員に疲れる人によくある特徴
会社員に疲れやすい人によくある特徴についても解説します。
次の通りです。
- 会社員に疲れる人によくある特徴
- 仕事に自己成長を強く望む
- 意味を感じないことに耐えられない
- 人に指図されるのが嫌い
- 好きなことしか能力を発揮できない
- 人と合わせて働くのが苦手
順に解説しますね。
仕事に自己成長を強く望む
会社員に疲れる人によくある特徴の1つ目は、仕事に自己成長を強く望む傾向にあります。
自己成長への欲求が強く、スキルや能力を高めたいと思うけれど、自己成長の機会が乏しい場合に、強いストレスを感じる特徴がありますね。
このような場合、モチベーションが低下し、仕事に対する取り組みが消極的になる場合が多い。
例えば、新しいプロジェクトに携わる機会が与えられず、退屈なルーチンワークに追われることが多い場合などが挙げられますね。
意味を感じないことに耐えられない
会社員に疲れる人によくある特徴の2つ目は、意味を感じないことに耐えられない傾向にある。
やりがいのない仕事や、価値を感じない仕事をすることがとにかく嫌い。割り切って働けない特徴です。
例えば、社会貢献に繋がる仕事をしたいと思っているのに、単純作業をしている場合などですね。
人に指図されるのが嫌い
会社員に疲れる人によくある特徴の3つ目は、人に指図されるのが嫌いな傾向にあります。
会社員である以上、仕方のないことですが、頭でわかっても心が受け付けない感じです。自分自身で考えたことをやりたい人が多く、上司や同僚からの指示にストレスを感じる特徴ですね。
好きなことしか能力を発揮できない
会社員に疲れる人によくある特徴の4つ目は、好きなことしか能力を発揮できない傾向にある。
好き嫌いがはっきりしていて、好きなことや得意なことしか集中できません。
苦手な分野の仕事に猛烈なストレスを感じたり、能力をまったく発揮できない特徴ですね。
人と合わせて働くのが苦手
会社員に疲れる人によくある特徴の5つ目は、人と合わせて働くのが苦手な傾向にあります。個人的な仕事が好きで、チームでの仕事やコミュニケーションが苦手でストレスを感じる特徴。
会社員は、組織の一員として仕事をする場合がほとんどですから、人と合わせて働くのが苦手な人は会社員疲れを起こしやすいですね。
会社員に疲れたら考えるべきこと
「会社員に疲れた」と思い始めたら、人生の棚卸しをすることをおすすめします。
もしかすると、自分の持ち味を活かせない仕事をしているかもしれないし、心の底からやりたいことから目を背けているかもしれませんよ。
そんな人たちが、私の運営する塾の門を叩くものでよくわかります。ここではいくつか考えるべきポイントをご紹介します。
(ポイント1)会社員に疲れた理由
会社員のどこがイヤなのか原因をハッキリさせましょう。
今の職場で対処できることか、転職で解決できることか、キャリアチェンジが必要なのかなど、原因によって今後とるべき行動が変わります。
慌てる必要はないと思いますので、じっくり考えるといいですよ。
(ポイント2)今の仕事を始めた理由
今の仕事を始めたきっかけや、今の会社を選んだ理由をあらためて考えることも大切です。
初心を忘れていることが多いですからね。もう一度、今の仕事を始めた理由を思い出してみるといいですよ。
(ポイント3)自分の強みは?
「自分に何ができるか?何が得意か?」と自分に問いかけ考えてみましょう。もしも即答できないとなると、現在の仕事に不適当な部分があるかもしれません。
自分の手応えは無視することが重要。特に起業する場合、商品になりうるものですし、転職するのであれば自分のセールスポイントになるところでもあります。
- 表彰されたことがあること
- よく褒められたこと
- 頼られること
- 感心されること
など、他人から高評価を受けた経験から思い出してみましょう。じっくり棚卸しをしたい場合は、下記に具体的な方法を書いてますので参考にどうぞ。
▶強みを発見!自分の棚卸し20の秘訣完全ガイド|転職・起業の武器に役立つ最新ツール公開
(ポイント4)今の仕事の「好き」は?
今の仕事の中でも「好きなこと」もしくは「苦にならないこと」を考えてみましょう。たとえば営業職であれば「お客様と話すのは好き」「企画づくりは苦にならない」みたいなヤツです。
次のキャリアを考えるとき、これらのポイントを外さなければ、幸福度は上がりやすいですからね。
じっくり考えてみ考えてみるといいです。
(ポイント5)今の仕事で「嫌い」は?
今の仕事で嫌いなことを考えてみましょう。たとえば「書類整理が嫌い」みたいな感じのものでOKですよ。
好きなことと同様、次のキャリアを考えるとき、嫌いなポイントが致命的にならない仕事を選んだ方が幸福度は上がりますよね。
(ポイント6)将来どうありたいか?
自分は将来どうありたいかを考えるのも大切。「子どもは2人。海の見える丘の上にマイホームを持ち移住暮らしを満喫していたい」というようなイメージでOK。
思い浮かんだイメージから逆算すると、これからを考えるヒントになります。
自分がそうありたいと思う姿が、会社員を続けると実現するか考えるといいです。
▶参考記事:自分の在り方とは何か?自分の在り方を見つける方法
(ポイント7)やりたいことはあるか?
やりたいことをあらためて考えてみましょう。昔、やりたいと思った仕事だけど、あきらめてしまったものなどを含めてです。
そんな未解決の欲を放置していると「こんなはずではなかった」と思う現象が起きやすくなりますからね。
▶参考記事:興味のあることの見つけ方|やりたいこと探しに困らない5つのポイント
(ポイント8)仕事へのスタンスは?
仕事に対してどのようななスタンスを持っているか考えてみましょう。「仕事が人生のすべて」という人もいれば、「仕事はそこそこでいい」と思う人もいるはずです。
自分なりのどのようなスタンスを持っているか、本音に耳を傾けることが大切です。
仮に「仕事が人生のすべて」という人ならば人生かけるくらい突っ込んだ方が幸せでしょう。一方「仕事はそこそこでOK」のスタンスならそんなにパワフルに仕事する必要もない。
ちなみに、私の仕事に対するスタンスは、人生を楽しむ、私生活を楽しむためにするのが仕事というスタンスです。
人生がつまらない、私生活がつまらなくなるならどんなに高待遇でもその仕事を辞めます。実際にそうしてきました。
自分の本心を見つめ直してみましょう。
- 会社員に疲れたら考えるべきこと
- 会社員に疲れた理由
- 今の仕事を始めた理由
- 自分の強みは?
- 今の仕事で好きなことは?
- 今の仕事で嫌いなことは?
- 将来どうありたいか?
- やりたいことはあるか?
- 仕事のスタンス(姿勢)は?
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。日本の企業環境で「疲れた」と感じるのは、多くの人が経験していることです。その疲れを感じること自体が、真剣に自分の人生を見つめ直し、より良い未来を模索するサインとも言えるでしょう。
この記事で紹介した方法を実践し、自分に合った解決策を見つけてくださいね。焦らずに、自分のペースで進むことが大切です。
どんな選択をするにせよ、前向きに進むことを忘れないでくださいね。心から応援しています。
魂の女性成長支援・浅野塾代表:浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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