「行動する前に考えるべき?」「それとも考える前に行動すべき?」状況に応じた使い分けのコツが知りたいわ
そんな疑問に回答します。
成功への近道と時間効率化の秘訣は、「行動する前に考える」ことと「考える前に行動する」ことを適切に使い分けることにあります。
本記事では、行動する前に考えるべき5つの重要なポイントを詳しく解説します。
これらを理解し、実践することで、どの選択がベストかを決断する力が高まり、成功する確率が飛躍的にアップします。同時に、「考える前に行動すべき」場面についても触れ、状況に応じた最適な判断ができるようガイドします。
使い分けを誤ると、取り返しのつかない失敗や時間の無駄、チャンスの喪失につながる可能性があります。
しかし、適切に使い分けることで、人生はより効率的で成功に満ちたものになるはずです。
この記事は5分程度で読めます。最後まで読むことで、行動そのものや決断する力が改善されるでしょう。
最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
行動する前に考えるタイプの人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
はじめに:行動と思考のバランスが成功を左右する
冒頭でお伝えしたように、成功への近道と時間効率化の秘訣は、「行動する前に考える」ことと「考える前に行動する」ことを適切に使い分けることにあります。
これをマスターすると、時間を無駄にせず、目標達成に向かってスムーズに進むことができるようになります。
たとえば、新しいイタリアンレストランに行きたいと思ったとき、ここで少し考えてみましょう。
- お店は今日やっているだろうか?
- 混んでいないか?
- 車を止める場所はある?
こうしたことを前もって調べておけば、ストレスなくスムーズにお店に行くことができるでしょう。計画を立てることで、無駄な時間やトラブルを避けることができます。
一方、考えずに行動してしまった場合、どうなるでしょう。
お店が休みだったり、混んでいて入れなかったり、駐車場が見つからないといった困った状況に直面するかもしれません。
しかし、今度は「料理がまずかったらどうしよう」や「店の雰囲気が気に入らなかったらどうしよう」と、必要以上に考えすぎたらどうでしょうか?
これ以上考えていても得るものは少なく、むしろ時間を無駄にしてしまうでしょう。こうした場面では、実際に行ってみる方が賢い選択です。
つまり、状況によって「考えるべき時」と「すぐに行動すべき時」があります。
このバランスをうまく取れる人こそが、最短で成功への道を歩むことができるのです。
「行動する前に考える」「考える前に行動する」を使い分ける方法
大事なことなので繰り返し言います。人生では、よく考えてから行動すべきときと、すぐに行動すべきときがあります。ここでは、それをどう見分けるか、簡単に説明します。
状況に応じた適切な判断の重要性
場面によって、最善の選択は変わります。例えば、
・新しい仕事を始めるとき → よく考えてから
・火事が起きたとき → すぐに行動
大切なのは、その時の状況をよく見て、最も良い方法を選ぶことです。
行動する前に考えた方がいいこと5選
行動する前に考えた方がいいことは次のとおりです。
- 本当の目的
- 優先順位
- 準備できるもの
- 全体の流れ
- 戦略と戦術
順に解説しますね。
1.本当の目的を考える
行動する前に考えた方がいいこととして、先ず本当の目的を考えることです。
本当の目的を考えておかないと挫折したり、予期せぬことが起きたときに対処しづらくなったりするからですね。
例えば、英語を勉強しようと思ったとき、英語を勉強して何をしたいのか目的をハッキリさせないと、壁にぶつかったとき挫折しやすくなるでしょう。
行動する本当の目的を考えておくことは大事です。
2.優先順位を考える
次に、優先順位も行動する前に考えた方がいい大切なポイントです。
優先順位を間違えると、目的を達成する前に時間切れになったり、周りに迷惑をかけることもあります。そこで、優先順位は「急ぎか?」「重要か?」を基準に決めると効果的です。
- 重要であり急ぎであること
- 急ぎではないけど重要なこと
- 重要ではないけど急ぎなこと
- 重要でも急ぎではないこと
この順序で行動を進めると、効率的に目標達成が可能になります。
補足すると、よくあるミスは「急ぎではないけど重要なこと」を後回しにしてしまい、結果として大事なことを見失ってしまうことです。この点は特に注意が必要です。
現実には「重要ではないけど急ぎなこと」(たとえば、突発的な依頼や緊急の対応)がしばしば優先されがち。そのため、こういった場合には「本当に重要でないことに時間を割いてしまっていないか?」を意識することが、効果的な行動管理に繋がります。
3.準備できるものを考える
「準備できるもの」も、行動する前に考えた方がいいことのひとつです。物事がスムーズに進むからです。
例えば、料理をするときを考えてみましょう。
- レシピを確認する
- 材料をそろえる
- 必要な道具を出す
このように準備すると、料理中に「あ!これがない!」と慌てることがありません。
ビジネスでも同じです。新商品を出す前に、会社は様々な準備をします。これで成功の可能性が高まります。
ただし、準備しすぎて行動が遅くなるのは良くありません。必要最小限の準備をさっとして、あとは状況に応じて対応するのがコツです。
準備をすると、予想外のことにも落ち着いて対処できます。
4.全体の流れ(計画)を考える
行動する前に考えることとして、目的達成までの全体の流れ(計画)を考えることも大切。
最初は全体像が見えないことも多いですが、大まかでも把握するといいです。
私の塾の受講生の例ですが、サロンの経営を始めた女性がいます。
- 資格を取る(技術と知識の仕入れ)
- 補助金を取る(サロン運営の資金)
- ホームページ&ブログを起ち上げる(集客のため)
という計画を立て、ひとつひとつこなして実現していました。
いきあたりばったりではなく、全体の流れを考え効率よくすすめていましたね。
5.戦略と戦術を考える
行動する前に考えるべき重要なポイントの一つが、戦略と戦術を立てることです。
戦略とは、大きな目標を達成するための全体的な計画です。一方、戦術は、その戦略を実現するための具体的な行動のことを指します。
例えば、「海外で働きたい」という目標がある場合:
戦略:
- 海外拠点のある日本企業に就職する
戦術:
- 海外事業の企画書を上司に提出し続ける
こちらも私の塾の受講生の例ですが、この戦略と戦術を実践しました。
彼女は海外支店のある会社に転職し(戦略)、そして上司に海外での事業企画を何度も提案しました(戦術)。何度か断られましたが、諦めずに続けた結果、2年間の海外勤務を勝ち取りました。
以下がそのプロセスです。
行動と思考のバランスチェックリスト
以下の項目をチェックして、自分の行動と思考のバランスを確認しましょう。
- すぐに行動すべき状況
- 緊急事態や危険な状況(火事、事故など)
- 期限が迫っている重要なタスク
- チャンスや機会が一時的な場合
- 小さな決定や日常的な選択
- 経験を通じてしか学べないこと
- よく考えるべき状況
- 長期的な影響がある重要な決定(キャリア変更、大きな投資など)
- 複雑な問題や多くの要因が関わる状況
- リスクが高い、または取り返しのつかない決定
- 他人に大きな影響を与える決定
- 新しい戦略や計画を立てる際
- バランスを取るためのヒント
- 決定を下す前に、その重要性と緊急性を評価する
- 「完璧」を求めすぎず、「十分に良い」決定を目指す
- 行動後に振り返りの時間を設け、学びを得る
- 小さな一歩から始め、徐々に前進する
- 定期的に自分の行動パターンを見直し、必要に応じて調整する
このチェックリストを定期的に使用することで、状況に応じて適切に行動と思考のバランスを取る習慣を身につけることができます。
【まとめ】行動する前に考えることの重要性と使い分け方
人生では、よく考えてから行動すべきときと、即座に行動すべきときがあります。状況を適切に判断し、最適な方法を選ぶことが成功のポイントになります。
行動する前に考えることで得られる主なメリットは、
- ミスの予防
- 物事のスムーズな進行
- 状況の冷静な把握
これらのメリットを活かすため、以下の5つのポイントを意識しましょう:
- 本当の目的を明確にする
- 優先順位を適切に設定する
- 必要な準備を整える
- 全体の流れ(計画)を把握する
- 戦略と戦術を立てる
ただし、考えすぎて行動が遅れないよう注意が必要です。火事など緊急時には、即座に行動することが重要です。
状況に応じて「考えてから行動する」か「すぐに行動する」かを適切に判断し、バランスよく実践することで、より効果的に目標を達成できるでしょう。
日々の生活や仕事で、この「考える」と「行動する」のバランスを意識してみてください。より充実した成果を得られるはずです。
行動する前に考えた方がいいことを理解したら、次は具体的に『行動する方法』について知りましょう。より詳細な実践方法については、こちらの記事をご覧ください。
➡️ 考えるより行動が成功しやすい理由と無理のない実践方法10選
行動派?思考派?判断するための自己診断ツール
自分が行動派か思考派かを知ることは、自分自身の理解を深める第一歩です。以下の診断ツールを使って、自分自身の傾向を確認してみましょう。この結果を念頭に置きながら、記事を読み進めることで、効果が高まります。
使い方:各質問に対して、最もあなたに当てはまる選択肢を選んでください。
この診断結果はあくまで傾向を示すものです。実際の場面では、状況に応じて行動と思考のバランスを取ることが重要です。
次のセクションでは、どのようなときに考えるべきか、また、どのようなときにすぐ行動すべきかについて、具体的なポイントを詳しく解説します
行動する前に考えてはいけないこと
行動する前に考えてはいけないことは、最終的な結果です。
結果を考えると、「失敗したらどうしよう?」「不測の事態が起こるかも!」など起こっていないことに悩むことになります。
その結果、決断できなくなる。結果はそのときになってみなければわからないことですからね。
【重要】行動する前に考えるデメリット
ちなみに行動する前に考え過ぎると…
- おっくうになることがある
- 不安が増す場合がある
- チャンスを失うことがある
などのようなことが起こります。
思い返してください。準備や全体の流れを考えているうちにおっくうになったり、不安が増すような経験をしたことがありませんか?
考える時間が長すぎると、他の人に先を越されるなどチャンスを失うこともあるので注意が必要です。
「考え過ぎ」はよくないということですよ
考えるより行動した方がいいとき
ちなみに、
考えるより行動した方がいいときは、考えても答えがないときです。
私が浅野塾を立ち上げたときの体験談ですが、14年以上前に、男性が女性限定のセミナーをしている人はほとんど見当たらなかったです。
当時、どうしようか迷いました。でも、「うまくいくかどうかいくら考えても答えは出ない」と気づき、「やってダメならやめればいい」と思い直し、行動を始めました。
行動しないと「すべき行動」がわからない
何から始めればいいかわからない時、多くの人は立ち止まってしまいます。しかし、そんな時こそ「何からでもいいから」行動を起こすことが大切です。その理由は、行動することで以下のことが明らかになるからです。
- 自分に何が不足しているか
- 何を優先すべきか
- 調べただけではわからない情報
私自身、バイクレースを始めたいと思った時、どこから手をつければいいか見当もつきませんでした。しかし、とにかくバイクレースをしているショップに足を運んでみることにしました。
最初のお店では断られましたが、別のショップを紹介してもらえました。その紹介先で温かく迎えられ、結果的にバイクレースへの参戦が実現しました。
この経験から学んだことは、知らないことについていくら考えても答えは出ないということです。行動することで初めて見えてくる道があります。
ですから、わからないことがあれば、まずは一歩を踏み出してみることが大切です。その一歩が、次の行動への指針となり、目標達成への道を開いてくれるのです。
自分がすべき行動がわからないときは、何でもいいから行動してみるといいですよ
行動する人だけにチャンスが訪れる
「考える」行為は、準備でしかありません。いくら考えても何も起こらない。つまり、うまくいく可能性はゼロ%以下ということです。
ところが行動するとうまくいく可能性が1%以上あります。もちろん失敗するリスクもあります。
しかし、失敗も考えようです。
ベタなお話ですが、「うまくいかない方法がわかった」という次の行動に繋がる経験値が得られます。
行動する前に考えた方がいいことを考えたら、さっさと動く。以上を心がけて前に進んでいきましょうね。行動力を高めることで、成功のチャンスが必ず広がります。
とはいえ、「わかっているけど、なかなか行動に移せない」という方も多いでしょう。そんなときは、自分自身を深く見つめ直すことが突破口になります。なぜなら、自分を深く理解することで、本当にやるべき行動が見えてくるからです。
行動に移せない原因は、今後の方向性や自分の強みが明確でない可能性が高いのです。自分を深く見つめ直すことで、何をすべきかがはっきりし、行動に移す勇気が湧いてきます。私が開催している自分力活用講座では、参加者の方々が自分の強みを再発見し、新たな行動のきっかけを見出すチャンスをつかめます。
仕事や人生の方向性に迷ったとき、自分自身を見つめ直す機会を持つことで、思わぬ発見があるかもしれません。
失敗したり行動するのが怖い方は、以下も参考にどうぞ
迷わず行動するための自己理解ガイド【無料配布】
この記事を読んで、自分の行動パターンや思考プロセスを見直したいと感じた方も多いのではないでしょうか。
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考え過ぎ vs 即行動の比較表
考え過ぎることと即座に行動することには、それぞれメリットとデメリットがあります。以下の表で、両者を比較してみましょう。
側面 | 考え過ぎ | 即行動 |
---|---|---|
メリット | ・リスクを最小限に抑えられる ・複雑な問題を深く分析できる ・長期的な影響を考慮できる |
・迅速に結果を得られる ・機会を逃さない ・経験から学べる |
デメリット | ・決断が遅れる ・機会を逃す可能性がある ・不安や心配が増大する |
・リスクが高くなる可能性がある ・不十分な情報で判断する可能性がある ・長期的な影響を見落とす可能性がある |
適している状況 | ・複雑で重要な決定 ・長期的な計画立案 ・リスクの高い状況 |
・緊急事態 ・日常的な小さな決定 ・経験を通じてしか学べないこと |
リスク | ・分析麻痺に陥る ・完璧主義に囚われる ・現状維持バイアスに影響される |
・衝動的な決定をする ・重要な詳細を見逃す ・後悔する可能性が高い決定をする |
克服のコツ | ・時間制限を設ける ・決定の重要性を客観的に評価する ・小さな一歩から始める |
・簡単なチェックリストを使う ・重要な決定前に少し時間を置く ・行動後に振り返りの時間を持つ |
この表から分かるように、状況に応じて考えることと行動することのバランスを取ることが重要です。自分の傾向を認識し、必要に応じて調整することで、より効果的な意思決定と行動が可能になります。
最後に筆者からの大切なメッセージ
行動することと考えることのバランスを探る過程には、さまざまな発見が潜んでいるものです。一歩ずつ前に進むことで、これまで想像もできなかった新たな可能性が開けますよ。悩みや迷いも、大切な経験となります。この記事が、前を向く勇気の一助となれば幸いです。共に成長し、輝く未来へと歩んでいきましょうね。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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