そんな疑問に答えます。
いきなり結論ですが、負けず嫌いには、成長を促す「本物」と、自分自身を苦しめる「ニセ物」の2種類が存在します。
ニセ物の負けず嫌いは、劣等感の裏返しや妙なプライドが原因であることが多く、口先ばかりで結果が伴わないのが特徴です。
負けず嫌いの性格の人は長所も短所も持ち合わせています。使い方を誤ると能力を発揮できません。
しかし、適切に活用すれば大きな成長につながる可能性を秘めています。
本記事では「負けず嫌い」について詳しく解説し、この性格を活かす方法を探ります。
- 本記事の主な内容:
- 負けず嫌いの意味と心理的な背景
- 負けず嫌いになる原因と発達の過程
- 本物&ニセ物の負けず嫌いの特徴
- 負けず嫌いな性格の長所・短所
- 負けず嫌いを強みに変える活用法
- 負けず嫌いを仕事の自己PRに活かす方法
この記事を読むことで、負けず嫌いな性格の心理を深く理解し、前向きに活用する方法を学べます。負けず嫌いな一面を、自分の強みへと変える手がかりが見つかるでしょう。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
負けず嫌いな人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
負けず嫌いの意味と心理的な背景
負けず嫌いとは、他人に負けることを極端に嫌う性格のことです。スポーツや仕事、勉強など、さまざまな場面で他人との競争に勝ちたい、あるいは自分自身が定めた目標を達成したいという気持ちが、人一倍強いのが特徴です。
この感情の根底にある心理は、単に「勝ちたい」というポジティブなものだけではありません。主に以下のような心理が複雑に関係しています。
- 向上心・成長意欲: 「もっと上達したい」「自分自身が成長したい 」という強い思いが、負けたくないという原動力 になっている心理状態です。
- 他者との比較・競争心: 他人よりも優位に立ちたい、周囲からの評価 を得て自分を認めさせたい、という心理が強く働く状態です。
- プライド・自己防衛:「負けること=自分の価値が下がる」と感じたり、プライド が傷つくことを恐れたりする防衛的な心理から、負けを極端に避ける状態です。
このように、負けず嫌いは「長所」にも「短所」にもなり得る両面性を持っています。
負けず嫌いになる3つの心理的な原因
負けず嫌いな性格になる主な原因として、心理的には以下の3つの背景が考えられます。
原因1. 子ども時代の環境と自己肯定感
子どもの頃に、競争を強く意識させられたり、他人と比較されたりする環境で育つと、負けず嫌いになりやすい傾向があります。
例えば:
- 勝つと褒められ、負けると厳しく叱られる経験を繰り返す
- 兄弟や友人との比較を頻繁にされる
- 成績や結果ばかりを重視される
このような環境では、子どもは「勝つこと」や「一番であること」に価値を見出すようになり、負けることへの恐れや嫌悪感が強くなります。また、過度に高いプライドが形成されることもあります。
原因2. 生まれ持った性格(完璧主義など)
生まれ持った性格も負けず嫌いになる一因となります。
- 完璧主義的な傾向がある
- 競争心が強い
- 自尊心が高い
特に完璧主義 な傾向がある人は、物事を0か100かで判断しがち。負けは完全な失敗を意味するため、それを受け入れられません。
また、一見強気に見えても、心の根底に劣等感を抱えている場合、それを隠すための反応として、勝ちにこだわることがあります(これは後の「ニセモノの負けず嫌い」に繋がります)。
原因3. 能力の高さと成功体験
意外に思われるかもしれませんが、もともと能力が高い人や、新しいことを身につけるのが得意な人も負けず嫌いになりやすいです。
- 理由は以下の通りです
- 他人より上達が早く、優位な立場に慣れている
- 負けや遅れに慣れていない。直面すると強い違和感
- 自分の能力を自覚していて負けを受け入れにくい
これらが重なり合って、負けず嫌いな性格が生まれます。
負けず嫌いの長所(メリット)と短所(デメリット)
負けず嫌いな性格には、良い面と悪い面があります。原因が同じでも、それがどう表れるかで長所にも短所にもなりますよ。
負けず嫌いな性格の長所(強み)
まずは、負けず嫌いな性格が良い方向に働いた場合の長所を3つ解説します。
1. 周囲と高め合える
負けず嫌いな人の熱意は、周りに伝わります。 お互いに競い合うことで、個人だけでなくチーム全体の成長につながることがあります。その一生懸命な姿が、周りの信頼を得るきっかけにもなりますね。
2. 逆境にもくじけない
ピンチの場面に遭遇しても、それを乗り越えるべき壁と前向きに捉える力を持っています。 「このままでは終われない」という強い気持ちが、前に進む原動力になります。
3. 粘り強く挑戦を続ける
一度や二度の失敗ではあきらめません。 自分が納得する結果が出るまで、何度も挑戦を重ねる粘り強さがあります。この力は、新しい技術を身につけるときなどに役立ちます。
負けず嫌いな性格の短所(弱点)
次に、負けず嫌いな性格が悪い方向に働いた場合の短所を3つ解説します。
1. 近寄りがたく見られがち
目標達成に集中するため自分に厳しくなりがち。 その真剣さが、周りから「話しかけにくい」「厳しそう」と見られてとっつきにくくなり、人が離れることがありますね。
2. 弱みを見せられず本心が言えない
プライドが邪魔して、困っている姿や弱っている姿を人に見せられません。 「助けてほしい」と言えず、負けたときの悔しさも発散できません。そのため精神的に追い詰められてしまうことがあります。
3. 他人にも同じレベルを求めてしまう
自分だけではなく、周りの人にも同じ基準(レベル)を求めてしまいがちです。 本人に悪気はなくても、その厳しさが相手を追い詰めプレッシャーを与えて、チームの輪を乱してしまうことがあります。

負けず嫌いの性格は、強みにも弱みにもなるんですよね。
「本物」と「ニセ物」の負けず嫌い【心理の違い】
多くの方が、ご存知ないのですが、負けず嫌いには成長につながる「本物」と、伸び悩む「ニセ物」の2種類が存在します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
「本物」の負けず嫌い(成長志向)の心理と特徴
本物の負けず嫌いな人は、そのエネルギーを「自分自身の成長」に向けます。
- 負けた経験を糧にする:負けた時の悔しさや、過去の失敗、叱られた経験をいつまでも忘れませんね。その悔しさが「次こそは」というバネになり、努力を続ける原動力となります。
- 結果にこだわる:やり方やプロセスだけでなく、「勝つ」という結果にこだわります。勝つため、あるいは目標を達成するためなら、新しい挑戦や努力を惜しみません。
- 自分の責任として受け止める:負けた時、運や環境のせいにしません。どんな状況であれ、負けたのは自分の力不足だと受け止めます。そして、なぜ負けたかを分析し、次勝つための行動に移します。
- 相手を尊重する:たとえ負けた相手であっても、相手も同じように努力したことを理解し、尊敬の気持ちを持ちます。
「ニセ物」の負けず嫌い(他者比較志向)の心理と特徴
ニセ物の負けず嫌いな人は、そのエネルギーを「他人からの評価」や「自分をよく見せること」に向けます。
- 負けた痛みをすぐに忘れる:負けた直後は悔しがりますが、その悔しさは長続きしません。プライドが傷ついただけなので、反省して努力を続けることにはつながりません。
- 他人や環境のせいにする:負けた原因を、自分以外のもの(環境、運、他人のせい)に求めます。「自分は悪くない」と思い込み、やり方を変えようとしないため、成長がありません。
- 結果が伴わない:口では「悔しい」と言い、勝ちたいそぶりを見せますが行動が伴いませんね。そのため、同じ失敗を何度も繰り返します。
- 他人を批判する:自分より優れている人を見ると、素直に認められません。相手の欠点を探して批判することで、「自分の方が上だ」と思おうとします。これは、自分の劣等感を隠すための防衛的な行動です。
決定的な違いは「自分を変える勇気」
本物とニセ物の決定的な違いは、自分を変える勇気があるかどうかです。
ニセ物の人は、自信のなさの裏返しから、今の自分を否定されることを極度に恐れます。そのため、今までのやり方や考え方を変えられません。
一方、本物の人は、自分自身を信じています。だからこそ、負けた時には「今の自分ではダメだ」と素直に認め、勝つために自分自身をためらわずに変えていけます。
自信がない人ほど、自分を守るためにニセ物の負けず嫌いになりやすいので、注意が必要です。
本物とニセ物の「負けず嫌い」比較表
| 特徴 | 本物の負けず嫌い | ニセ物の負けず嫌い |
| 負けた経験 | 痛みを長く覚えている | すぐに忘れる |
| 責任の所在 | 自分の責任だと考える | 他人や環境のせいにする |
| 結果へのこだわり | 強い | 弱い |
| 行動の変化 | 負けた後、努力する | 特に変化しない |
| 相手への態度 | 尊重する | 批判的になりがち |
| 新しい挑戦 | 積極的に挑戦する | 避ける傾向がある |
| 自己分析 | 詳細に行う | あまり行わない |
| 自信の源 | 努力と結果 | プライドや見せかけ |
あなたの負けず嫌いレベルをチェック!
これまでの解説で、負けず嫌いには2つのタイプがあることがお分かりいただけたかと思います。 では、ご自身はどちらの傾向が強いのでしょう?
ここで、記事の内容に基づいた簡単な診断チェックをご用意しました。 いくつかの質問に答えて、自身の傾向を確認してみましょう。 (※結果はあくまで目安の一つとして、楽しみながら試してみてください)
診断結果はどうだったでしょう?
この結果は、今の心理状態の目安。 「本物」の傾向が強かった場合は、その素晴らしい力をさらに伸ばす活用法へ進んでください。
もし「ニセ物」の傾向が出たとしても、心配は不要。 それはプライドや自己肯定感が関係しているだけで、原因が分かれば変えていけます。
次の活用法や直し方のセクションが、そのヒントになるはずですよ。
負けず嫌いを強みに変える活用法
負けず嫌いな性格は、うまく使えば大きく成長するチャンスになりますよ。
ただし、間違った使い方をすると、ストレスがたまったり、人間関係が悪くなったりする可能性もあります。
そこで、この性格を良い方向に活かす方法を6つ紹介します。
1. 負けず嫌いの発動パターンを記録
負けず嫌いを強みに変える1つ目の活用法は、負けず嫌いが発動するパターンを記録することです。
自分がどんな時に負けず嫌いになるのか、そのときどんな気持ちになるのかをよく観察しましょう。
負けず嫌いは、すべての場面で発動するわけではないはずです。
特定の状況や相手に対してだけ強く反応することが多いでしょう。
たとえば、上司の前では過剰に頑張るのに同僚の前では平気だったり、仕事では負けず嫌いだが趣味では気にしなかったり⋯。
このようなパターンが分かれば、感情をコントロールしやすくなります。
そこで、1週間でいいので負けず嫌いが発動した場面を記録してみましょう。
- いつ負けず嫌いが発動したか
- 誰と比較していたか
- どんな感情になったか
- どう行動したか
以上を記録します。記録を見返すと、自分の傾向が見えてきます。
パターンが分かれば、「あ、今また例のパターンだな」と客観視できるようになります。すると、自分の気持ちをうまくコントロールできるようになります。
自分を客観視する詳細方法は以下に詳しく書いてあります。
●自分を客観視できない人の特徴|客観視する方法とそのメリットも解説します
2.自分の成長を見る物差しを持つ
負けず嫌いを強みに変える2つ目の活用法は、自分の成長を見る物差しを持つことです。
誰かに勝つではなく、「自分がどれだけ上手になったか」を大切にしましょう。負けず嫌いな人は、常に他人と自分を比較しています。
しかし、この比較には終わりがありません。なぜなら、必ず自分より上の人が存在するからです。
- 比較の対象を変えましょう。
たとえば、「A先輩は営業成績5件、私は3件。負けたわ」ではなく、「先月は2件だったけど、今月は3件。私は成長してる」という視点です。
この視点転換だけでも、ストレスが軽減し、しかも自分自身の成長につながります。
- 新しいスキルをいくつ習得したか
- 失敗から何を学んだか
- 苦手なことができるようになったか
- 自己記録をどれだけ更新したか
など、自分の成長が分かる物差しを持つと良いでしょう。
月に1回、「今月できるようになったこと」を3つ書き出してみましょう。3ヶ月後には成長を実感できるはずです。
3. ライバルは過去の自分
負けず嫌いを強みに変える3つ目の活用法は、ライバルは過去の自分にすることです。
他の人と比べるのではなく、昨日の自分と今日の自分を比べてみましょう。
他人には勝てないこともありますが、過去の自分には努力次第で必ず勝てます。
誰も傷つけず、誰とも争わず、自分だけが成長できます。
他人のペースに振り回されず、無理なく成長できます。
毎週日曜に「今週の私 vs 先週の私」を比較してみましょう。
- 今週できるようになったこと
- 先週より改善できたこと
- 来週挑戦したいこと
これらをノートやスマホのメモに記録します。
記録が積み重なると、成長の軌跡が見えて自信につながります。そうすれば、無理なストレスを感じずに少しずつ成長していけるはずですよ。
4. 一緒に頑張る仲間を作る
負けず嫌いを強みに変える4つ目の活用法は、一緒に頑張る仲間を作ることです。
同じ目標を持つ友達と一緒に頑張れる環境を作りましょう。負けず嫌いな人は、一人で頑張りすぎて孤立しがちです。
同じ目標に向かう仲間がいる安心感も大きいでしょう。
一人で勝ち負けにこだわるより、仲間と一緒に成長する方が、より大きく成長できます。
お互いに励まし合える仲間がいれば、健康的に競争心を育てられます。
お金を払っている分、本気の人が集まります。同じ目標を持つ人に出会いやすいです。オンラインコミュニティや資格取得の勉強グループも良いでしょう。
その他の出会い方については以下を参考にどうぞ。
●人脈を広げる効果的な7つの方法|仕事に活かす人脈作りの秘訣
5.短期の勝ち負けより長期の成功を優先
負けず嫌いを強みに変える5つ目の活用法は、短期の勝ち負けより長期の成功を優先することです。
目の前の勝ち負けだけでなく、将来の自分のことを考えましょう。負けず嫌いな人は、目の前の小さな勝ち負けに一喜一憂しがちです。
自分の意見が通らなくて一日中落ち込んだり、友人が先に結婚して焦ったり、SNSでのいいね数が少なくて自己否定したり⋯。
これらは本当に重要でしょうか?
3年後、5年後に覚えていますか?
次の質問を自分に投げかけてみてください。
- 今日の勝ち負けは、3年後も重要ですか?
- 目の前の競争に勝つために大事なものを犠牲にしていませんか?
- 本当に達成したいゴールは何ですか?
1年後、3年後、5年後の自分の姿を具体的に書き出してみてください。
そうすると、今日の小さな勝ち負けが気にならなくなりますよ。エネルギーを本当に大事なことに注げるようになります。
長い目で見て成長することが、本当に成功につながります。
6. 自己肯定感を高める
負けず嫌いを強みに変える6つ目の活用法は、自己肯定感を高めることです。
負けず嫌いが強すぎる人は、自分の価値を他人との比較でしか測れません。
負けず嫌いが強すぎる人の心理は「勝たないと自分に価値がない、認められない」という不安があります。
一方、自己肯定感が高い人は「負けても自分に価値はある、次頑張ればいい」と前向きです。
つまり、自己肯定感が低いと、勝ち負けに自分の価値を全て預けてしまうのです。これでは、負けるたびに自己否定の連続になってしまいます。
ただし、ここに大きな落とし穴があります。
このときにやっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
「これは成功のうちに入らない」と過小評価してしまったり、失敗体験ばかりが記憶に残って成功体験が思い出せなかったり。
特に負けず嫌いな人は、このネガティブ・バイアスが強く働きます。負けた記憶は鮮明なのに、勝った記憶は「当然のこと」として流してしまうのです。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
一人で考えていると同じ視点からしか見られませんが、多角的な質問によって、自分でも忘れていた成功体験や強みに気づくことができます。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
※こちらは、読者さんが講座に持参された質問集の実際の画像です。ご自身の振り返りにしっかり活用されていました。
↓

有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布します。
但し、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記からどうぞ。
自己肯定感が高まると、負けず嫌いの性質が変わります。
「勝たないと自分に価値がない」という過度な競争やストレスから、「負けても自分に価値はある」という意識に変わるはずです。
自己肯定感を土台に、負けず嫌いを成長のエネルギーに変えていきましょう。
負けず嫌いの性格を自己PRに活用する方法
これまで、負けず嫌いな性格を成長に活かす方法を見てきました。では、この性格特性を就職や転職の際にどう活用できるでしょうか?
負けず嫌いな性格は、上手に使えば「努力できる人」「結果を出せる人」として伝わる、最強のアピールポイントになります。
大事なのは、ただ「負けず嫌いです」と言うのではなく、どう行動に変えてきたかを語ることです。
たとえば、面接でこう切り出してみましょう。

私は負けず嫌いの性格なのですが…
このあとに続ける内容で、印象は大きく変わります。
1. 成長意欲としてアピールする
「負けたくない」という気持ちは、裏を返せば「もっと成長したい」というエネルギーです。
例:「新しいことを学ぶのが好きで、常に前よりも成長することを意識しています。」
2. 粘り強さとして伝える
負けず嫌いな人は、途中で投げ出さない粘り強さがあります。
例:「難しい課題でも、あきらめずに取り組んだことで成果を出せました。」
3. チームを前に進める力として見せる
「自分が勝ちたい」ではなく「みんなで結果を出したい」に変えると、印象がぐっと良くなります。
例:「チームの成果を上げるために、自分の競争心をプラスに使っています。」
4. 自己管理能力として表現する
負けず嫌いな人は、日々の努力をコツコツ積み上げるのが得意です。
例:「自分の目標を細かく管理し、常に更新できるようにしています。」
5. 成功体験を具体的に語る
過去の経験に「努力→結果→学び」の流れを添えると、説得力が増します。
例:「営業成績で一度悔しい思いをしてから、分析と改善を重ね、半年後にトップ成績を取りました。」
6. 自分の弱点も理解していると伝える
“負けず嫌い”の裏には「頑張りすぎる」傾向もあります。そこを客観的に話すと、自己認識の深さが伝わります。
例:「時々頑張りすぎることがありますが、最近はチームのペースも意識するようにしています。」
こうして「負けず嫌い=努力の原動力」として語ることで、印象は「扱いにくい人」から「信頼できる成長人材」に変わります。
負けず嫌いは短所ではなく、使い方次第で武器になるのです。
自己PRは、どんな気持ちで努力してきたかを言葉にする場です。これらの方法を使えば、負けず嫌いという性格を前向きに表現できます。
大切なのは、この性格が会社にどのような価値をもたらすかを具体的に伝えることです。
自己PRは自分自身を深く理解することから始まります。次のセクションでは、自己理解を深めるための強力なツールをご紹介します。
これを活用すれば負けず嫌いな性格の新たな一面を発見し、より効果的な自己PRにつなげられるでしょう。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】

負けず嫌いの性格を自己PRに活用する方法をご紹介しましたが、これらを効果的に使うには、自分自身をよく知ることが大切です。
自分の強みや弱み、そして負けず嫌いな性格がどのように形成されてきたかを理解することで、よりパワフルな自己PRが可能になります。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
負けず嫌いの直し方【心理的な改善法】
どうしても負けず嫌いな性格を直したい、あるいは和らげたいと感じる人もいるでしょう。
ここで最も大切なことは、無理に直そうとしないことです。 性格を無理やり消そうとすると、かえってその部分を強く意識してしまい、逆効果になることがあります。
負けず嫌いの問題点は、性格そのものではなく、それが「ニセ物」の短所(他人への嫉妬、焦り、攻撃性)として表れてしまう点にあります。
この「直し方」とは、性格を消すことではなく、そのエネルギーの向け先を変えるという心理的なアプローチです。
負けず嫌いが短所として表れる時、意識は常に他人に向いています。 しかし、他人がどのような結果を出すかは、自分ではコントロールできません。
コントロールできないことに意識を向けても、それは心のノイズ(雑音)にしかなりません。
例えば、緊張しすぎたり、冷静さを失ったり、嫉妬心が湧いたりするのは、すべて意識が他人に向いている状態です。
そこで、意識を「他人」から「自分自身の行動」へと切り替えます。
これは「活用法」のセクションで触れた「ライバルは過去の自分にする」という考え方と同じですが、こちらは短所を抑えるための重要なアプローチです。
結果はその瞬間までコントロールできませんが、結果に至るまでの「自分の行動」はコントロールできます。 他人への意識というノイズを減らし、今すべきことだけに集中する。
これが、負けず嫌いという性格を無理に直すのではなく、その短所が気にならなくなる状態に持っていく最も効果的な方法ですね。
負けず嫌いじゃなくてもいい話

負けず嫌いの性格を、良しとする人もいれば直そうとする人もいますよね。
- 結論から言うとどっちでもいい。
勝ち負けにこだわらない人もいますよね。そもそも競争が好きじゃないとか。
自分の好きなことを突き詰めた方が幸せになれるタイプ。競争するおりも、好きなことに時間も労力もつぎ込む自己充実タイプですね。
どちらにせよ自分の性格を素直に受け入れた方がお得です。
負けず嫌いじゃない人は、下記の記事を参考にどうぞ。
▶負けず嫌いじゃない人の正しい生き方|ライバルは”自分”でいい!ニセ負けず嫌いにも注意

自分にできることを追求する
ことが大事ですね。
最後に:負けず嫌いは強みです
負けず嫌いな性格は、決してマイナスではありませんよ。適切に活用すれば、大きな成長と成功をもたらす強力な武器になります。
ライバルは他人ではなく、過去の自分です。この視点を持つことで、不必要なストレスを減らし、持続的な成長を実現できます。
負けず嫌いな性格を持つ人たちは、自信を持ってくださいね。その向上心と競争心は、大きな可能性を秘めています。
それを活かして、自分らしい輝かしい人生を築いてくださいね。
もし、自分自身や自分の人生をより深く掘り下げて理解したいと感じたら、私の運営している浅野塾で開催しているセミナーも一つの選択肢かもしれません。
ここでは、これまでの人生経験を丁寧に振り返り、新たな気づきを得るお手伝いをしています。
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私との直接のやりとりもできますよ

浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数









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