起業・副業

起業したい女性が急増中。その理由と知っておきたい起業後のデータ

起業したい女性が急増中。その理由と知っておきたい起業後のデータ

起業したい理由を知りたい女性
起業したい女性は、どうして起業したいと思うのでしょうか?
その理由が知りたいです。

そんな疑問に答えます。

 

本記事では、起業したいと思う女性の起業したい理由と、起業した女性たちのソノサキの現実もご紹介します。

また、今後の働き方にモヤモヤしたときの対策についても書きました。

3分ほどで読めます。

最後までお読みくださいね。

 

この記事を書いている私は現在まで9年間、幸せに働きたいと願う女性のためのセミナーを開催してきました。

いつかは起業したいと自分の見つめ直しにやってくる方の受講が年々増えています。

私自身も26年間の会社員⇒副業・週末起業⇒起業 というキャリアを経てまして、その経験から見えたものも加えて書いた記事です。

 

起業したい理由ランキングTOP10

起業したい理由ランキングTOP10

会社員を辞めて起業したいという女性の理由を調べてみました。

日本政策金融公庫の開業した女性への統計調査によると下記のようになっています。

起業したい理由1位:自由に仕事がしたかった (47.6%)

起業したい理由2位:仕事の経験・知識や資格を生かしたかった (44.8%)

起業したい理由3位:収入を増やしたかった (38.5 %)

起業したい理由4位:自分の技術やアイデアを事業化したかった (31.4%)

起業したい理由5位:年齢や性別に関係なく仕事がしたかった (30.1%)

起業したい理由6位:社会の役に立つ仕事がしたかった (28.4%)

起業したい理由7位:事業経営という仕事に興味があった (20.3%)

起業したい理由8位:時間や気持ちにゆとりが欲しかった (17.0%)

起業したい理由9位:趣味や特技を生かしたかった (12.4%)

起業したい理由10位:適当な勤め先がなかった (8.4%)

引用元:日本政策金融公庫論集 第23号(2014年5月)https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/ronbun1405_02.pdf

 

約半数の女性が自由に仕事がしたいとか、これまでの経験や知識などを活かしたかったと解答していますね。

私の講座に来る女性の大半が「自分を活かしたい」という言葉を使って相談に来ますが、この統計データを見ると深くうなずくことができます。

理解できる人も多いのではないでしょうか。

このデータからしても多くの女性達が「自由に仕事ができていない」「自分を活かしている感覚を持てていない」ということがわかります。

 

「自由に仕事ができない」「自分を活かしている感覚を持てない」理由

多くの女性が「自由に仕事ができない」「自分を活かしている感覚を持てない」という気持を持っている理由は、他人に仕事の舵(かじ)取りをされていることが本質にあります。

会社員としての宿命でもあるのですが、会社員である以上は最終的に会社の意向に沿った行動をしなければなりません。

浅野塾に来る女性の中には上場企業の会社員や年収1千万くらいあったリーダー職の女性も門を叩いてきます。

恵まれた環境にいたのに辞めてしまう人も多く、その理由を聞いてみると、会社員としての自由度に限界が来ているようでした。

まぁ確かに好きな時間に出社して、好きなときに仕事していいよというわけには会社としてもいかないとか、彼女たちだけガンガン給料を上げるわけにもいかない大人の事情もよくわかるのですが・・・。

 

起業する女性は最近5年で1.5倍に増えている

「東京商工リサーチ、「全国女性社長」調査の結果を発表」という日本経済新聞の記事があります。

2018年の女性社長は全国で45万4,961人と、前年(41万1,969人)から10.4%増加した。
2014年(31万55人)と比べると5年間で1.5倍に増えた。
構成比でも2014年の11.5%から2018年は13.4%に1.9ポイントアップした。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP524984_Z01C19A2000000/

統計データにもあるようにすごい勢いで起業する女性が増えているのですね。

昔に比べるとインターネットの発達により起業をするハードルが下がっているように思います。

情報がつかみやすくなりましたし、SNSのおかげで個人が発信できるようになっているからですね。

私自身もインターネットが無かったら起業できずに、くすぶり続けていたと思うので理解できます。

 

起業した女性のソノサキ(時給700円フリーターより年収低いです)

起業した女性のソノサキ(時給700円フリーターより年収低いです)

ただ女性の起業の現実的なデータもご紹介しておきます。

平成19年の総務省の調査結果です。

女性の起業家の約70%の年収平均は93.1万円という現実です

10人のうち7人は年収100万円以下なんですね。

一方、フリーターの年収の調査によると、時給700円のフリーターの平均年収は100万8000円ということですので、大半の女性起業家よりもフリーターの方がお金は稼げているという現実もあります。 

●時給700円の場合の年収は?

週給:21000円

月給:84000円

年収:100万8000円

引用:平均年収.JP https://heikinnenshu.jp/tokushu/freeter.html#chapter3

また、女性の会社員の平均年収は386万円(※2018年9月~2019年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収データ) ということです。

女性の起業家で年収400万円以上稼げているのは5%弱ですので、100人のうち95人の女性起業家は、会社員であったほうが年収は高かったかもしれないということになります。

 

女性の起業はうまくいかないということ?

女性の起業はうまくいかないということ?

さて、これまでのデータによって「女性の起業はうまくいかないのね」「女性に起業はおすすめではないのね」と思いがちですが、あながちそうとは言えないのではないでしょうか?

というのも先ほどの女性の起業したい理由ランキングを見ての通り、起業したい理由として女性の場合、「収入を増やしたかった (38.5 %)」は3位です。起業した女性の60%は、「収入増」を起業の意義・意味とはしていないとも言えますよね。

ここは私の想像ですが、そもそもお金を稼ごうという気持ちを最優先にして起業しているわけではないと思われます。

やりたいことがやりたいとか、旦那さんの収入があるのでそこまで収入にこだわらなくて良いとか、子育てが一息ついたからガツガツしなくても良いという方も含まれているはずですので。

起業したい理由は人それぞれ。

起業したい理由が「自由に仕事がしたかった (47.6%)」「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった(44.8%)」という女性の場合は、もしも起業することで叶っているのであれば「うまくいっている」ということになるのではないでしょうか。

 

これからの働き方でモヤモヤしたときの対策

起業というものは、ひとつの働き方の手段でしかありません。

人によってはアルバイトの方がいい場合もあるでしょうし、会社員であったほうがいい場合もあります。

とは言え、今よりも収入をアップさせたいという気持ちは多くの女性が持っていると思います。

もしも「もっと自分らしく働きたい。そのためにはどうすればいいのか?」というモヤモヤが生まれたときは、自分の見つめ直しを体系的に行うことが必要です。

自分の本当にやりたいことやなりたい姿をイメージした後に、起業なのか、それ以外の道もあるかなどを判断すると良いでしょう。

これまでのデータでわかるように、「自分で稼ぐ」という言葉がありますが、稼ぐのはお金だけでは満足できないのが女性です。

自由な時間を稼ぐ、気持ちのゆとりを稼ぐなど人それぞれ必要な「稼ぎ」が変わるということをよく覚えておきましょう。

 

自分を見つめ直す方法

自分らしく働くためのポイントは、自分の中にある稼ぎにつながる強みを見つけていくことです。

自分の見つめ直しは3つのステップに分かれます。

ステップ1:自分の棚卸し

生まれてから現在にいたるまでの経験や身につけた知識・技術の棚卸し。

ステップ2:自分の分析

あなた「固有の個性(自分らしさ)」「 性格を含めた持ち味」「他の人と比べて優れている点(強み)」などの特性を自分史の中から分析

ステップ3:自分の活用

これまでの経験、知識、特性をスキルに変えます。そのスキルを必要としている人を見極め、仕事や収入につながる能力に引き上げていきます。

 

という3ステップですね。

詳しくは「仕事につながる強みがない」と悩むビジネスパーソン向け自分探しの方法 をお読みください。

自分の中にある稼ぎにつながる強みを見つける方法も合わせて読むと理解が深まります。

 

あなたが成りうる最高の私になっていこう

起業したい理由は、さまざまあることが本記事でわかったと思います。

人それぞれ起業したい理由は自由であり、他人にとやかく言われるものではないということをお伝えしようと思いこの記事を書きました。

私自身は経営者の親の理想の息子になろうと、もがいていた時代がありまして、そこに「自分らしさがない」と気づくまでに26年かかっています。

あなたが成りうる最高の私になっていこう (Be All You Can be)が私の塾の理念ですが、多くの女性が最高の私になっていただくことを心より祈っております。

 

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