自分の強みを分析して自己PRに活かす裏ワザ
今日は、自分なりに強みを分析したり、自己PRに活かそうと考えたりしたけれど、「うまくいかない」「挫折したわ」という人に向けて語ろうと思います。
今回の記事の信頼性
自分の強みをつくりプロフィールにする講座講師を3年やっていました。
さらに、同業者との差を明確にするパーソナルトレーナー向けのプロフィールづくりを2年間行い続け、その後は、業界問わずプロフィール作成の依頼をよくいただいてます。(ほとんど口コミ)
強み作り専門で通算11年やってます。
その経験をもとにした情報をお話しますね。
自分の強みがなんとなくわかったとしても自己PRまで持っていけない。挫折している人が多い理由は?
理由は3つあると思います。
・「自己分析」「強み診断」「自己PR方法」などが記載されているホームページが出回り、他人との差が出ないから。
・他者との違いを明確にするほどの、深い人生の棚卸しをしていないから。
・「強みと長所の違い」を理解していないから。
の3つです。
そこで今日のテーマは「裏ワザ」なので、ありきたりの解説は他のホームページを見ていただき、他にはない切り口でお話をしたいと思います。
強みと長所の違いは?
強みと長所の違いを簡単にいえば、「強みは客観的なもの。長所は主観的なもの」という感じです。
もしも長所を尋ねられたら、「なにごともあきらめずにやり抜けることです」というような、
主観的なイメージを話せばよいのですが、
強みとなると、「これまで○年間××をやって参りました。実績はあーでこーで・・・」
など相手の評価に値するポイントを示してこそ強みと理解されます。
このお話をすると、「そんな誇れるような強みなんてない!」と拒絶反応を示す人がいるかもしれませんよね。
しかし客観的なものでよいということは、極論すると、自分に自信がなくてもいいということですよ。
あなたのやってきたことが自分にとってなんでもないことでも相手が評価してくれるならそれが強みとして認定されるということです
ここ重要。
よ~く覚えておいてください。
自分の強みを分析して自己PRに活かすまでのステップ1 《人生経験の棚卸し》
ステップ1は「自分史を書く」です。
生まれてから現在まで人生の棚卸しを徹底的に行うのです。メンドクサ~と思うかもしれませんが、さきほども申しあげたように、ググれば強み診断だの自己分析だのウンチクがたくさん出回っていて他者との差別化の精度上げなきゃならないんです。
がんばってやりましょうね!
やり方の流れとしては、
(1)人生の節目を基準に目次を書く。
1、小学生のころ
2、中学生のころ
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4、A社に就職したとき
5、結婚したとき
6、出産したとき
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7、B社に復職したとき
(2)書き出した目次ごとに自分史を書く。
という流れです。時系列順に書くことを意識してください。
なぜ全部自分の歴史なんて書きださなければならないかと言うと、すべて書き出さないと見落としが発生するからです。強みを発揮しているときは、自覚症状(?)がほとんどありません。
なので漠然と人生を思い出しているだけでは見落としが、ほぼ確実に起こります。
一人でするのが大変でしたら、目次だけ自分でつくり、誰かに質問してもらい答えていくようにするのも良い方法です。
自分の強みを分析して自己PRに活かすまでの ステップ2 (自己PRする相手の分析)
自己PRする相手が求める人物像イメージの要素を3~4つ書き出すことです。
例えば
・粘り強い人を求めていそう。
・クリエイト出来るを求めていそう。
・チームワークを大切にする人を求めていそう。
などです。
ここで「え!自分じゃなくて、相手の分析が必要なの?」と思う人もいるかもしれませんね。
はい。相手の分析なんです。強みの価値は客観的な評価で決まるからです。相手が価値と認めるものは何かによって、自己PRするポイントが変わるのです。
ここのツボを外すと、たとえ自分では強みだと信じて相手にPRしても相手の求める像にかすっていないとしたら自己PRにならないです。
自分の強みを分析して自己PRに活かすまでのステップ3 (エピソード結合)
ステップ2のときに分析した相手から求められる人物像に対し、その人物は、まさに自分のことだよと相手の頭に思い浮かぶようなエピソードをあなたの人生史から探してセールスポイントに仕立て上げることです。
こんなことをする理由は、長所として自分語りしても「ほんとかよそれ?」と相手に思われておしまいだから。
自分のエピソードを使ってアピールすることで、「この人ならやってくれそう」「こんな長所ありそうだな」というイメージを相手の頭の中に思い浮かべてもらった方が、強みとして認識してもらえるからです。
強みを自己PRするノウハウをもう少し詳しく説明します【事例】
わかりやすく例でお話すると、自己PRする相手が「粘り強い人」を求めているのであれば、
「ぼくは粘り強いです」と長所を語るよりも、「マラソン3年やってます」「祖母の介護を5年目です」の方が、粘り強そうとイメージしてもらうことができますよね。
イメージはけっこう相手の頭の中で独り歩きするものです。
仮にまだ自分の実力が相手のイメージより劣っていたとしても、自分の将来性(ポテンシャル)
を買ってくれるかもしれません。
自分の強みを自己PRにつなげていくのであれば、ポテンシャルを意識して相手に伝えるように意識しましょう!
自分の強みを分析して自己PRに活かす裏ワザのまとめ
- 自分の強みを分析して自己PRに活かす3ステップ
ステップ1:人生経験の棚卸し
ステップ2:自己PRする相手の分析
ステップ3:エピソードの結合
- 長所は主観。強みは客観。
- 自分の将来性(ポテンシャル)を意識して、相手の求める人物像に関連するエピソードを相手に伝える。
以上です。
編 集 後 記
家業の会社に勤務しているとき、私は役員の一人でしたので応募して来る方の求人面接を何度もやりました。
そのときに集まる方々の自己PRがすさまじくひどかったです。
採用の立場になるとわかるんですけど、求職サイトなどで読んだ情報をもとに面接に挑んでくる人たちって、みな同じような自己PRするんですよね。
ウソくささを感じて、完全にバレます。
おそらく身振り・手振り・視線など、言葉以外(ノンバーバルというやつ)でわかってしまうのでしょうね。
やはり自分の強みを、ご自身の中でハッキリとつかんでおかないと、相手に伝わる自己PR
はできないのではないかなぁと思いますよ
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